JPS61117805A - Ni―Zn系ソフトフェライト及びその製造方法 - Google Patents

Ni―Zn系ソフトフェライト及びその製造方法

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JPS61117805A
JPS61117805A JP59239889A JP23988984A JPS61117805A JP S61117805 A JPS61117805 A JP S61117805A JP 59239889 A JP59239889 A JP 59239889A JP 23988984 A JP23988984 A JP 23988984A JP S61117805 A JPS61117805 A JP S61117805A
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Shigeru Kawahara
茂 河原
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Sumitomo Special Metals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 、コノ発明は、Ni−2n系の多結晶ソフト7エライト
の熱間静水圧プレス成形方法の改良に係り、密度が理論
密度の99.9%以上あるソフトフェライト及びその製
造方法に関する。
従来の技術 ソフトフェライトで最も重要なことは初透磁率であり、
高透磁率を得る1こは結晶粒子を大きく、原料を高純度
にすると共に焼結密度を高゛くする必要がある。
そのため、近年、ソフトフェライトを高密度化するのに
熱間静水圧プレス(以下HIP処理と称す)成形法が採
用されるよう1ζなり、磁気ヘッド用ンフトフエライト
を初めとする電子部品材料が製造されている(例えば特
公昭58−14050号)。
発明が解決しようとする問題点 通常、HIP処理された材料の特徴は、■ 密度が理論
密度にほぼ同じ、 ■ 密度が高いにもかかわらず、結晶の大きさが小さく
、フェライトでは数μm〜数十μmである、ことにある
。そのため、HIP処理して製造されたフェライトを磁
気ヘッド用材料として使用した場合、加工性が良好で、
磁気ヘッドとして磁気媒体である磁気テープ、磁気ディ
スクと接触走行した場合、結晶脱落による磁気ヘッドの
劣化媒体への悪影響がない長所がある。
しかしながら、近年1(IF処理材の接触走行において
、磁気ヘッドを媒体の相対速度が10 m7sec以上
で使用する用途への適用が検討されているが、このよう
に速度が太き(なると、もはやHIP処理材といえども
結晶の脱落が免れなくなる。
上εのごとく、相対速度の大きい接触走行をする用途に
適用できる材料としては、高密度で結晶粒度が50μm
以上の大きいものが適している。このような材料を製造
する方法としては、従来から常圧、あるいは真空処理を
組合せ、高温で焼結する方法が行れていた。しかし、こ
の方法によれば、密度は理論密度の99.6%以上で高
密度化することはできるが、第2図の写真に見られるよ
うに、結晶粒内には残留気孔が存在し、満足できる品質
のものが得られない。
この発明は、かかる現状lこかんがみ、Nj−Zn系ソ
フトフェライトにおいて、密度が理論密度の99.9%
以上の高密度で、かつ大きな結晶粒度の組織を有する材
料をH[’処理を施して製造するものであり、予備焼結
条件及びHI?処理条件の組合せにより、理論密度にほ
ぼ近い高密度材料で、大結晶粒組織のソフトプエライト
が得られるという知見1こ基づくものである。
問題点を解決するための手段 この発明は、Fe、0.49〜50モル%、NiO15
〜25モル%、ZnO25〜35モル%の組成からなり
、密度が理論密度の99.9%以上、平均結晶粒径が1
00μm以上で、透磁率2300以上、保磁力0.05
0e以下の磁気特性を有するNi−Zn系ソ7トプエフ
イト、及び上記組成が得られるよう配合した原料の成形
体を1050〜1200°Cに加熱して予備焼結し、密
度が理論密度の95%以上、平均結晶粒度が10μm以
下としたのち、r!tI記焼結体を昇温速度150°C
/Hr以下で加熱し1200〜1400°Cの温度範囲
で前記予備焼結温度より100 ’C以上高い温度に保
持して熱間静水圧プレス処理し、密度が理論密度の99
.9%以上、平均結晶粒径が100μm以上の成品が得
られるNi−Zn系ソフトフェライトの製造方法を要旨
とする。この発明のNi −Zn系ソフトフェライトに
は1〜2.5μmの微細孔は10個7100μ−以下、
2.5μm以上の微細孔は5個/100μ−以下含有す
ることが重要であり、微細孔が前記限定以上になると、
気孔に磁粉が付着し、磁気ヘッドとしての性能を劣化す
るので好ましくない。
なお、この発明における透磁率は100kHzにて測定
したときの値である。
この発明において成分組成を限定した理由について説明
する。
F 6.O,は主原料であり、49モル%未満ではZo
Oが析出して組織が2相となり50モル%を超えると電
気抵抗値が10’Ω−1以下となるので49〜50モル
%とした。
NiOは15モル%未満ではキュリ一温度が室温以下と
なり、25モル%を超えると透磁率が2000以下とな
るので15〜25モル%とした。
ZnOは25モル%未満では透磁率が2000以下とな
り、35モル%を超えるとキュリ一温度が室温以下とな
るので25〜35モル%とした。
又、密度は理論密度の99.9%以上としたのは、それ
未満では精密加工後の加工面に微細孔が露出し、磁気特
性が劣化すると共に、薄膜パターンの断線等を生ずるの
で望ましくない。
平均結晶粒径は100μm以下では、磁気ヘッドにして
10m/sec以上の速度で摺動させた場合、結晶脱落
が完全にな(ならないので好ましくない。
透磁率は2300未満では、磁気ヘッドにした場合、十
分な再生出力が得られず、又保磁力は0.050、を超
えると、残留磁気により、磁気媒体の信号が減少するの
で好ましくない。
さらに製造方法において予備焼結、HIP処理等を限定
したのは次の理由による。
予(II焼焼塩温度、1050”C未満では焼結密度が
理論密度の95%以上とならず、1200°Cを超える
と後工程のHIPI理において結晶粒径が100μm9
1上とならないから1050〜1200°Cとした。
なお、予備焼結晶の密度を理論密度の95%、平均結晶
粒度を10μm以下としたのは、後工程のHIPI理に
おいて密度が理論密度の99.9%以上、平均結晶粒径
が100μm以上を得るために必要な中間品質である。
HIPI理温度は、1200°C未満では100 tt
m以上の結晶粒径が得られず、1400°Cを超えると
媒体であるArガスによるフェライトの還元が顕著にな
り品質が劣化するので1200〜1400℃とした。
又、HIPI理温度に加熱する際の昇温速度は、150
℃/Hrを超えると大きな結晶粒は得られるものの結晶
粒内に気孔を含んだものとなるため、150℃/Hr以
下で昇温することが望ましい。
HIPI理圧力は、500 kF/−未満ではHIPI
理による高密度化が十分行われず残留気孔が生じ、逆1
こ2000kf/aIを超え高圧化しても作用、効果上
意味がないので500〜2000 kf/iとした。
そして、この発明におけるHIPI理温度は、前記12
00〜1400°Cの温度範囲に詔いて、予備焼結時に
保持した温度より100’C以上高い温度に保持するこ
とを条件としているが、これは大きな結晶粒を得るため
に必要なことであり、前記温度より100℃以下の高い
温度では粒径100μm以上の結晶粒は得られない。
実   施   例 原料としてFetas 49.7モル%、Ni017,
7モル%、Zno 32.6モル%を秤量しボールミル
で十分に混合したのち、空気中で900℃の仮焼結を行
い、さらにボールミルで粉砕し、平均粒径0.8μmと
した。この原料粉末にパイングーとしてPvA1重量%
を添加し造粒したのち、金型に装入し、圧力2000呻
/−で加圧成型して寸法30 X 30 X121i1
の成型体を作った。
この成型体を酸素ガス雰囲気中で1125°CX5時間
の予備焼結を行い、密度5.17 f/cd (理論密
度の97%)、平均結晶粒度5 pmで、磁気特性とし
て透磁率1300、保磁力0.230eの焼結体を得た
次いで、この焼結体を高密度磁器容器に装入し、空隙を
同一組成の粉体で充填し、HIFI理装置で昇温速度1
00°C/Hr、保持温度1250〜1300℃、保持
時間3時間、圧力1500kv/−の条件で処理した。
又比較のため、昇温速度1oo℃/Hr、保持温度11
00〜1200°C1保持時間3時間、圧力1500 
k?/−の条件で処理した。そして密度、結晶粒度、磁
気特性について試験した。その結果を第1表に示す。
(以下余白) 第   1   表 ただし:密度5.35?/cdは理論密度の99.9%
以上の値である。
上ε結果より、この発明の実施によるものは密度、平均
結晶粒径、及び磁気特性すべてが所望範囲内にあって磁
気ヘッド用ソフトフェライトとして優れていることがわ
かる。
又、上記発明法1の試料について組織試験をした結果、
第1図の顕微鏡写真に示すように、結晶粒内の気孔は比
較例のものに比べ著しく少ないことがわかる。
発明の効果 この発明は上記のごとく、Ni  Zn系ソフトフェラ
イトの製造1ζおいて、予備焼結条件及び)IIP処理
条件を組合せて規制することにより、理論密度に近い高
密度で大結晶粒の組織を有し、結晶粒内に残留気孔が少
なく磁気特性に優れ磁気ヘッド用として最適のンプト7
エフィトを生産できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施によるNi−Zn系ソフトプエ
ライトの組織を示す顕微鏡写真、第2図は従来の方法に
より作られたNi  Zn系ソフトフェライトの組織を
示す顕微鏡写真である。 第1図 り ソ117.−″゛・、+ 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Fe_2O_349〜50モル%、NiO15〜2
    5モル%、ZnO25〜35モル%の組成からなり、密
    度が理論密度の99.9%以上、平均結晶粒径が100
    μm以上で、透磁率2300以上、保磁力0.050e
    以下の磁気特性を有することを特徴とするNi−Zn系
    ソフトフェライト。 2 Fe_2O_349〜50モル%、NiO15〜2
    5モル%、ZnO25〜35モル%の組成が得られるよ
    う配合した原料の成形体を1050〜1200℃に加熱
    して予備焼結し、密度が理論密度の95%以上、平均結
    晶粒度が10μm以下としたのち、前記焼結体を昇温速
    度150℃/Hr以下で加熱し1200〜1400℃の
    温度範囲で前記予備焼結温度より100℃以上高い温度
    に保持して熱間静水圧プレス処理し、密度が理論密度の
    99.9%以上、平均結晶粒径が100μm以上の成品
    が得られることを特徴とするNi−Zn系ソフトフェラ
    イトの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0222130A (ja) * 1988-07-09 1990-01-25 Fuji Elelctrochem Co Ltd 電波吸収体用ニッケル−亜鉛系フェライト材
US7387847B2 (en) 2003-06-09 2008-06-17 Tdk Corporation Ferrite substrate, thin-film common mode filter using the substrate, thin-film common mode filter array using the substrate and manufacturing method of the substrate

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