JPS6111534Y2 - - Google Patents

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JPS6111534Y2
JPS6111534Y2 JP18570380U JP18570380U JPS6111534Y2 JP S6111534 Y2 JPS6111534 Y2 JP S6111534Y2 JP 18570380 U JP18570380 U JP 18570380U JP 18570380 U JP18570380 U JP 18570380U JP S6111534 Y2 JPS6111534 Y2 JP S6111534Y2
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JP
Japan
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thin plate
leg
legs
thin
fixture
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JP18570380U
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JPS57107011U (ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば発泡コンクリートや各種断
熱材に用いる開脚式の固定具に関するものであ
る。
木材などのように、復元力を備えた部材に打込
む釘は、脚部がストレートに形成されていても、
部分材自身の収縮力によつて充分な固定と抜止め
が得られるものである。
しかし、発泡コンクリートや発泡断熱材のよう
に、それ自体が全く復元弾性を有しない部材であ
る場合、釘に対する固定や抜止め効果は接触部分
における摩擦力のみとなり、従つて、耐引抜強度
の向上を図るには、専用の釘が必要になる。
従来、発泡コンクリート専用の釘としては、特
開昭49−95070号によつて、脚部を軸方向に沿つ
て分割し、打込みを行なうと発泡コンクリート内
で先端が拡開して抜止効果を生じるようにした開
脚釘や、実公昭46−12124号や実公昭45−30412号
で知られるように、打込み途中から完了までの間
で脚部に折曲りが生じ、この折曲り部分で抜止を
得るようにした脚折曲り釘が提案されている。
ところで、前者の開脚釘は、脚部の先端が発泡
コンクリートの内部で拡開するだけであるので、
引抜力が加わると軸部が打込孔の形状に沿つて抜
出ることになり、十分な抜止効果を得ることがで
きないものである。
また、後者の脚折曲り釘は、発泡コンクリート
内において脚部を強制的に折曲げるため、打込み
抵抗が極めて大きく、実際に脚部を発泡コンクリ
ート内で大きく折り曲げることができないため、
耐引抜強度が弱いという問題がある。
この考案は、上記のような問題点を解消するた
めに成されたものであり、部材内で脚体が大きく
確実に開脚し、抜止効果の優れた釘を提供するの
が目的である。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
図示のように、固定具本体1は、軸状の脚部2
と、この脚部2の基端に設けた頭部3とで形成さ
れ、脚部2は先端部から軸方向に沿つて施された
切目4によつて脚片2aと2bに分割され、両脚
片2a,2bの先端部で対応する内面に開脚用の
傾斜面5が設けられている。
前記脚部2の脚片2aと2b間に介在させる薄
板6は、金属板や合成樹脂板を用い、脚片2a,
2bの幅に等しいかそれよりも狭幅の帯状に形成
され、その途中の適当な位置に可曲部7が設けら
れている。
上記可曲部7は第3図に示す第1の例の場合、
薄板6の両側に施した切欠8による小幅部によつ
て形成し、第4図に示す第2の例では薄板6の両
端を互に同じ側へ折返して重ね合わせ、両側端部
間に設けた隙間による薄肉厚部分で形成したもの
である。
前記薄板6は一枚だけ脚片2a,2b間に介在
させてもよいが、図示のように複数枚を重ねて使
用する場合は、可曲部7の位置が異なるものを組
合せるようにする。
なお、固定具本体1は図示の場合、有頭釘の構
造を示したが、頭部にボルトが設けられたり、ワ
イヤー等の取付孔を備えた頭部などの構造を採用
することができる。
この考案の釘は上記のような構成であり、固定
具本体1の脚片2a,2b間に必要枚数の薄板6
(図示の場合三枚)を介在させた状態で、発泡コ
ンクリートや発泡断熱材A等に、普通の釘と同様
頭部3を打撃して脚部2の打込みを行なう。
断熱材A内に進入した脚片2aと2bは先端に
施された傾斜面5により開脚しながら進み、脚片
2aと2b間に挾み込んだ薄板6は切目4の内端
と断熱材Aの間で圧縮を受ける。このため薄板6
は強度的に弱い部分、即ち可曲部7の部分で先ず
折曲がる。これを理解しやすくするため、第5図
では、各薄板6が可曲部7で折曲つた途中の状態
を示しているが、固定具本体1が完全に打込まれ
とき、可曲部7で抵抗の少ない方向へ任意に折曲
つた各薄板6は更に切目4の内端側へ圧縮され、
両脚片2aと2b間でかたまりのようになる。
従つて、変形した各薄板6群は、脚片2aと2
b間における先端間の断熱材を圧縮すると同時
に、脚片2aと2b間にくい込み、脚片2a,2
bに強固な抜止力を付与するものである。
以上のように、この考案によると、打込みによ
つて先端が開脚する釘本体の脚片間に薄板を挾み
込み、この薄板の途中に可曲部を設けたので、打
込後に脚片間で薄板が圧縮を受けて変形し、脚片
先端間の部材を圧縮すると共に脚片間の頭部側に
食込み、脚片の復元を完全に阻止することができ
引抜強度が大幅に向上する。
また、薄板は可曲部を備えているので、変形の
ため折曲りが確実に発生し、有効な抜止めが得ら
れると共に、可曲部の位置が異なる薄板を組合せ
て用いると、一段と有効な変形による抜止めが得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る固定具の正面図、第2
図は同上の拡大縦断面図、第3図は同上に組込む
薄板の第1の例を示す斜視図、第4図は同第2の
例を示す斜視図、第5図は固定具の打込状態を示
す縦断面図である。 1は固定具本体、2は脚部、2a,2bは脚
片、3は頭部、4は切目、5は傾斜面、6は薄
板、7は可曲部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 脚部が軸方向に沿つて分割された固定具本体
    と、前記脚部の分割部分間に介在させる薄板と
    で構成され、前記薄板の途中に可曲部が設けら
    れていることを特徴とする固定具。 (2) 可曲部が薄板に設けた小幅部分で形成されて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の固定具。 (3) 可曲部が薄板に設けた薄肉厚部分で形成され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の固定具。 (4) 薄板は複数枚が重ね合わされ、各薄板に設け
    た可曲部が異なつた位置に設けられている実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の固定具。
JP18570380U 1980-12-23 1980-12-23 Expired JPS6111534Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18570380U JPS6111534Y2 (ja) 1980-12-23 1980-12-23

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JP18570380U JPS6111534Y2 (ja) 1980-12-23 1980-12-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57107011U JPS57107011U (ja) 1982-07-01
JPS6111534Y2 true JPS6111534Y2 (ja) 1986-04-11

Family

ID=29986990

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JP18570380U Expired JPS6111534Y2 (ja) 1980-12-23 1980-12-23

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