JP2918439B2 - 連結釘のテープ - Google Patents

連結釘のテープ

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JP2918439B2
JP2918439B2 JP33111393A JP33111393A JP2918439B2 JP 2918439 B2 JP2918439 B2 JP 2918439B2 JP 33111393 A JP33111393 A JP 33111393A JP 33111393 A JP33111393 A JP 33111393A JP 2918439 B2 JP2918439 B2 JP 2918439B2
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nail
hole
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synthetic resin
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一彦 清水
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Wakai and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連結釘のテープ、更
に詳しくは、空気圧などを利用した釘打機を用いて釘を
連続的に打ち込めるよう、多数本の釘を一定間隔に並べ
て保持するテープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の釘打機に用いる連結釘は、図4
(A)、(B)に示すように、長尺のテープ1で多数本
の釘2を一定間隔の並列状に保持した構造になってい
る。
【0003】従来のテープは合成樹脂製の薄板を用い、
帯状側壁3の上下に対向状に折り曲げた釘保持翼4、5
を設けて断面コの字状に形成し、上部釘保持翼4と下部
釘保持翼5の対向位置に、それぞれの保持翼の側縁で開
口し、開口部が少し狭くなったほぼ円形の切り込み6、
6’を、長さ方向に一定間隔の配置で設けた構造になっ
ている。
【0004】釘2は胴部7の頭部側を上部釘保持翼4の
切り込み6に、また先端側を下部釘保持翼5の切り込み
6’に少し狭くなった開口の部分から押し込んで挿入
し、挿入直後に合成樹脂の弾性によってほぼ元の状態に
復元した開口部および切り込みの周壁との接触摩擦によ
って、保持されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のテー
プは、合成樹脂の帯状薄板を折り曲げて形成され、上下
釘保持翼4、5のそれぞれに、開口部が少し狭くなった
切り込み6、6’を設けて釘2の胴部7を支持する構造
であり、釘の挿入時には狭くなった開口部を押し広げる
ようにして釘の胴部が挿入される。
【0006】このため、図5のように、釘2の胴部7が
切り込み6、6’の大きさに比べて、かなり太い場合
は、釘2が挿入できないか、あるいは大きな押圧力で挿
入できても、無理な挿入過程において弾性限界を超えて
拡開変形した開口部が復元できず保持力が得られなくな
るという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1の発明は、側壁の上下に、釘保持用
切り込みを有する釘保持翼を対向状に折り曲げた合成
樹脂製の連結釘のテープにおいて、少なくとも一方の釘
保持翼の切り込みと側壁の間に、切り込みと別に独立し
穴を設け、この穴と切り込みの間に合成樹脂のブリッ
ジ部を形成した構成を採用したものである。請求項2の
発明は、請求項1の発明において、釘保持翼に設けた穴
が、丸穴、角穴、長孔の何れかの単数もしくは複数の貫
通穴である構成を採用したものである。 請求項3の発明
は、請求項1又は2の発明において、釘保持翼に設けた
穴が、テーパ穴である構成を採用したものである。 請求
項4の発明は、側壁の上下に、釘保持用の切り込みを有
する釘保持翼を対向状に折り曲げた合成樹脂製の連結釘
のテープにおいて、少なくとも一方の釘保持翼の切り込
みと側壁の間に、切り込みと別に独立した単数又は複数
の切り溝を設け、この切り溝と切り込みの間に合成樹脂
のブリッジ部を形成した構成を採用したものである。
求項5の発明は、請求項1乃至4の発明において、釘保
持翼に設けた穴または切り溝が釘保持翼を貫通しない窪
み状に形成されている構成を採用したものである。
【0008】
【作用】かなり太い胴部を有する釘の挿入時に、まず開
口部が押し広げられる。この時、切り込みと、独立した
穴もしくは切り溝の間に残る合成樹脂のブリッジ部が、
その弾性によって延びる。このブリッジ状に残された合
成樹脂から得られる柔軟な伸縮性によって、ブリッジ部
が弾性限界の範囲内にわずかに延びると、変形動作の終
端側に位置する開口部はさらに大きく開口し、開口部に
弾性限界を超える無理な変形が生じない状態で釘の挿入
がおこなわれる。釘の胴部が挿入された直後にブリッジ
部の弾性復元動作によって開口部は元の位置に復元しよ
うとして釘の胴部を保持することにより、充分な釘の保
持力が得られる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1乃
至図3に基づいて説明する。
【0010】図1のように、テープ1は、合成樹脂の帯
状薄板を用い、側壁3の上下に上部釘保持翼4と下部釘
保持翼5を対向状に折り曲げ、側壁3に任意の形状の送
り機械用の穴8を一定の間隔で設け、上下両釘保持翼
4、5に開口部から少し狭くなった切り込み6、6’が
形成されている。
【0011】上記上下釘保持翼4、5には、切り込み
6、6’と側壁3の間に、切り込み6、6’と別に独立
した貫通する穴11(図3(a)乃至(d))や切り溝
12(図3(e))もしくは窪み13(図3(g))の
何れかが設けられ、これらの穴11や、切り溝12及び
窪み13と切り込み6、6’の間にはブリッジ部14、
14’が形成される。
【0012】上下釘保持翼4、5に設ける貫通する穴1
1は、図3(a)の如き丸穴、図3(b)の如き角穴、
図3(c)の如き長孔を例示することができ、これらの
各穴11は、図3(d)の如く、複数個を並べたり、異
なる形状のものを組合わせて設けてもよく、更に、図3
(f)のようにこれらの各穴11をテーパ状の穴に形成
してもよい。
【0013】また、上記の各パターンの穴11や切り溝
12は、図3(g)の如く、窪み13に形成してもよ
く、更に、切り溝12は図3(e)の如き弧状だけでな
く直線状等や複数を施すこともできる。
【0014】上記の穴11や切り溝12、窪み13は、
図示の場合、上下両釘保持翼4、5に設けたが、何れか
一方の釘保持翼にのみ施すようにしてもよく、切り込み
6、6’と独立した穴4または切り溝12によって形成
されるブリッジ部14、14’の幅と形状は、合成樹脂
の有する弾性、あるいは挿入する釘2の胴部7の径に応
じて適宜選択することができる。
【0015】この発明のテープは上記のような構成であ
り、テープ1に釘2をセットする場合、図2の如く、か
なり太い胴部7を有する釘2の挿入時に、まず切り込み
6、6’の開口部が押し広げられる。この時、切り込み
6、6’と、独立した丸穴11の間に残る合成樹脂のブ
リッジ部14、14’が、その弾性によって延びる。こ
のブリッジ状に残された合成樹脂から得られる柔軟な伸
縮性によって、ブリッジ部14、14’が弾性限界の範
囲内でわずかに伸びると、変形動作の終端側に位置する
切り込み6、6’開口部はさらに大きく開口し、開口部
に弾性限界を超える無理な変形が生じない状態で釘2の
胴部7の挿入が行なわれる。釘2の胴部7が挿入された
直後にブリッジ部14、14’の弾性復元動作によって
切り込み6、6’の開口部は元の位置に復元しようとし
て釘2の胴部7を保持することにより、充分な釘の保持
力が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、側壁
の上下に対向状に折り曲げた釘保持翼に設けた切り込み
の側壁寄りに、独立した穴や切り溝又は窪みを設けたの
で、胴部の径の大きい釘の挿入時にも、切り込みと独立
した穴や切り溝又は窪みの間に残る合成樹脂のブリッジ
部が弾性限界内においてわずかに伸びることにより、直
接的に変形動作の終端側に位置する開口部、さらに釘保
持翼全体に合成樹脂の復元力を超える無理な変形が生じ
ず、釘の胴部が切り込みに挿入された直後に開口部とブ
リッジ部は元の状態に復元しようとして、釘の胴部を充
分に保持し、必要な保持力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るテープと釘の分解斜視図
【図2】同上における釘の挿入状態を示す拡大横断面図
【図3】(a)乃至(d)は穴の異なった形状を示す平
面図、(e)は切り溝の例を示す平面図、(f)はテー
パ穴の例を示す縦断面図、(g)は窪みの例を示す縦断
面図
【図4】(A)は従来のテープを示す正面図、(B)は
同上の斜視図
【図5】従来のテープにおける釘の挿入状態を示す拡大
横断面図
【符号の説明】
1 テープ 2 釘 3 側壁 4、5 釘保持翼 6、6’ 切り込み 7 胴部 11 穴 12 切り溝 13 窪み 14 ブリッジ部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁の上下に、釘保持用の切り込みを有
    する釘保持翼を対向状に折り曲げた合成樹脂製の連結釘
    のテープにおいて、少なくとも一方の釘保持翼の切り込
    みと側壁の間に、切り込みと別に独立した穴を設け、こ
    の穴と切り込みの間に合成樹脂のブリッジ部を形成した
    ことを特徴とする連結釘のテープ。
  2. 【請求項2】 釘保持翼に設けた穴が、丸穴、角穴、長
    孔の何れかの単数もしくは複数の貫通穴である請求項1
    に記載の連結釘のテープ。
  3. 【請求項3】 釘保持翼に設けた穴が、テーパ穴である
    請求項1又は2に記載の連結釘のテープ。
  4. 【請求項4】 側壁の上下に、釘保持用の切り込みを有
    する釘保持翼を対向状に折り曲げた合成樹脂製の連結釘
    のテープにおいて、少なくとも一方の釘保持翼の切り込
    みと側壁の間に、切り込みと別に独立した単数又は複数
    の切り溝を設け、この切り溝と切り込みの間に合成樹脂
    のブリッジ部を形成したことを特徴とする連結釘のテー
    プ。
  5. 【請求項5】 釘保持翼に設けた穴または切り溝釘保
    持翼を貫通しない窪み状に形成されていることを特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の連結釘のテープ。
JP33111393A 1993-12-27 1993-12-27 連結釘のテープ Expired - Lifetime JP2918439B2 (ja)

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JPH07190026A JPH07190026A (ja) 1995-07-28
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