JP2905387B2 - 連結釘のテープ - Google Patents

連結釘のテープ

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JP2905387B2
JP2905387B2 JP3992294A JP3992294A JP2905387B2 JP 2905387 B2 JP2905387 B2 JP 2905387B2 JP 3992294 A JP3992294 A JP 3992294A JP 3992294 A JP3992294 A JP 3992294A JP 2905387 B2 JP2905387 B2 JP 2905387B2
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一彦 清水
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Wakai and Co Ltd
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Wakai and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連結釘のテープ、更
に詳しくは、空気圧などを利用した釘打機を用いて釘を
連続的に打ち込めるよう、多数本の釘を一定間隔に並べ
て保持するテープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の釘打機に用いる連結釘は、図6
(A)、(B)に示すように、長尺のテープ1で多数本
の釘2を一定間隔の並列状に保持した構造になってい
る。
【0003】従来のテープは合成樹脂製の薄板を用い、
帯状側壁3の上下に対向状に折り曲げた釘保持翼4、5
を設けて断面コの字状に形成し、上部釘保持翼4と下部
釘保持翼5の対向位置に、それぞれの保持翼の側縁で開
口し、開口部が少し狭くなったほぼ円形の切り込み6、
6’を、長さ方向に一定間隔の配置で設けた構造になっ
ている。
【0004】釘2は胴部7の頭部側を上部釘保持翼4の
切り込み6に、また先端側を下部釘保持翼5の切り込み
6’に少し狭くなった開口の部分から押し込んで挿入
し、挿入直後に合成樹脂の弾性によってほぼ元の状態に
復元した開口部および切り込みの周壁との接触摩擦によ
って、保持されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のテー
プは、合成樹脂の帯状薄板を折り曲げて形成され、上下
釘保持翼4、5のそれぞれに、開口部が少し狭くなった
切り込み6、6’を設けて釘2の胴部7を支持する構造
であり、釘の挿入時には狭くなった開口部を押し広げる
ようにして釘の胴部が挿入される。
【0006】このため、図7のように、釘2の胴部7が
切り込み6、6’の大きさに比べて、かなり太い場合
は、釘2が挿入できないか、あるいは大きな押圧力で挿
入できても、無理な挿入過程において弾性限界を超えて
拡開変形した開口部が復元できず保持力が得られなくな
るという問題がある。
【0007】そこで、この発明の課題は、釘保持翼の拡
開弾性を向上させ、無理な挿入過程においても釘の確実
な保持力が得られる連結釘のテープを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1の発明は、合成樹脂を用い、側壁の
上下に、釘保持用の切り込みを有する釘保持翼を対向状
に折り曲げて形成した連結釘のテープにおいて、少なく
とも一方の釘保持翼の切り込みと側壁の間に、該釘保持
翼の少なくとも一面側に施した溝による薄肉厚部を切り
込みに達するように設けた構成を採用したものである。
【0009】請求項2の発明は、釘保持翼の切り込みと
側壁の間に、切り込みと独立した穴を設け、切り込みと
穴の間に薄肉厚部を該切り込みと穴に達するように設け
た構成を採用したものである。 また、請求項3の発明
は、釘保持翼の切り込みと側壁の間に、切り込みと独立
した切り溝を設け、切り込みと穴の間に薄肉厚部を該切
り込みと切り溝に達するように設けた構成を採用したも
のである。
【0010】
【作用】かなり太い胴部を有する釘の挿入時に、まず開
口部が押し広げられる。この時、切り込みと、この切り
込みと連なる薄肉厚部がその弾性によって延びる。この
薄肉厚部によって得られる柔軟な伸縮性によって、薄肉
厚部が弾性限界の範囲内にわずかに延びると、変形動作
の終端側に位置する開口部はさらに大きく開口し、開口
部に弾性限界を超える無理な変形が生じない状態で釘の
挿入がおこなわれる。釘の胴部が挿入された直後に薄肉
厚部の弾性復元動作によって開口部は元の位置に復元し
ようとして釘の胴部を保持することにより、十分な釘の
保持力が得られる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1乃
至図5に基づいて説明する。
【0012】図示のように、テープ1は、合成樹脂の帯
状薄板を用い、側壁3の上下に上部釘保持翼4と下部釘
保持翼5を対向状に折り曲げ、側壁3に任意の形状の送
り機械用の穴8を一定の間隔で設け、上下両釘保持翼
4、5に開口部から少し狭くなった切り込み6、6’が
形成されている。
【0013】図1乃至図3に示す第1の実施例におい
て、上記した上下の釘保持翼4、5には、切り込み6、
6’と側壁3の間に、薄肉厚部11が切り込み6、6’
から側壁3に向かい、かつ、切り込み6、6’に達する
ように設けられている。
【0014】上記薄肉厚部11は、図示の場合、釘保持
翼4、5の一面側に施した溝によって形成し、切り込み
6、6’と側壁3間の全長にわたって設けたが、この薄
肉厚部11は釘保持翼4、5の上下両面に溝を施すこと
によって形成してもよい。
【0015】また、薄肉厚部11は、切り込み6、6’
から側壁3に向けて途中で終るように施してもよく、溝
の断面形状は、断面U字状以外に、V字状や凹凸が交互
に連続する蛇腹状であってもよい。
【0016】図4に示す第2の実施例は、釘保持翼4、
5の切り込み6、6’と側壁3の間に、切り込み6、
6’と別に独立した穴12を設け、この穴12と切り込
み6、6’の間に薄肉厚部11を設けたものである。
【0017】上記の穴12は図示の円形貫通穴以外に、
長穴や角穴、これらの各穴をテーパ状にしたり窪み状に
したものでもよい。
【0018】図5に示す第3の実施例は、釘保持翼4、
5の切り込み6、6’と側壁3の間に、切り込み6、
6’と別に独立した切り溝13を側壁3と平行する直線
又は円弧状に設け、この切り溝13と切り込み6、6’
の間に薄肉厚部11を設けたものである。
【0019】なお、何れの実施例においても、薄肉厚部
11は上下保持翼4、5の何れか一方にのみ設けるよう
にしてもよい。
【0020】この発明のテープは上記のような構成であ
り、テープ1に釘2をセットする場合、図3の如く、か
なり太い胴部7を有する釘2の挿入時に、まず切り込み
6、6’の開口部6aが押し広げられる。この時、切り
込み6、6’と連なる合成樹脂の薄肉厚部11が、その
弾性によって延びる。この薄肉厚部11の合成樹脂から
得られる柔軟な伸縮性によって、弾性限界の範囲内でわ
ずかに伸びると、変形動作の終端側に位置する切り込み
6、6’開口部6aはさらに大きく開口し、開口部6a
に弾性限界を超える無理な変形が生じない状態で釘2の
胴部7の挿入が行なわれる。釘2の胴部7が挿入された
直後に薄肉厚部11の弾性復元動作によって切り込み
6、6’の開口部6aは元の位置に復元しようとして釘
2の胴部7を保持することにより、十分な釘の保持力が
得られる。
【0021】なお、第2実施例と第3実施例のように、
切り込み6、6’と側壁3の間に穴12や切り溝13を
設け、切り込み6、6’と穴12や切り溝13の間に薄
肉厚部11を設けると、切り込み6、6’の拡開弾性は
一段と向上することになる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、側壁
の上下に対向状に折り曲げた釘保持翼に設けた切り込み
と側壁間に、切り込みに達する薄肉厚部を設けたので、
胴部の径の大きい釘の挿入時にも、切り込みと連通する
合成樹脂の薄肉厚部が弾性限界内において伸びることに
より、直接的に変形動作の終端側に位置する開口部、さ
らに釘保持翼全体に合成樹脂の復元力を超える無理な変
形が生じず、釘の胴部が切り込みに挿入された直後に開
口部と薄肉厚部は元の状態に復元しようとして、釘の胴
部を充分に保持し、必要な保持力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1の実施例のテープと釘の分
解斜視図
【図2】同上の要部を拡大した斜視図
【図3】同上における釘の挿入状態を示す拡大横断面図
【図4】テープの第2の実施例を示す要部の斜視図
【図5】テープの第3の実施例を示す要部の斜視図
【図6】(A)は従来のテープを示す正面図、(B)は
同上の斜視図
【図7】従来のテープにおける釘の挿入状態を示す拡大
横断面図
【符号の説明】
1 テープ 2 釘 3 側壁 4、5 釘保持翼 6、6’ 切り込み 7 胴部 11 薄肉厚部 12 穴 13 切り溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 15/00 - 15/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂を用い、側壁の上下に、釘保持
    用の切り込みを有する釘保持翼を対向状に折り曲げて形
    成した連結釘のテープにおいて、少なくとも一方の釘保
    持翼の切り込みと側壁の間に、該釘保持翼の少なくとも
    一面側に施した溝による薄肉厚部を切り込みに達するよ
    うに設けたことを特徴とする連結釘のテープ。
  2. 【請求項2】 釘保持翼の切り込みと側壁の間に、切り
    込みと独立した穴を設け、切り込みと穴の間に薄肉厚部
    該切り込みと穴に達するように設けた請求項1に記載
    の連結釘のテープ。
  3. 【請求項3】 釘保持翼の切り込みと側壁の間に、切り
    込みと独立した切り溝を設け、切り込みと穴の間に薄肉
    厚部を該切り込みと切り溝に達するように設けた請求項
    1に記載の連結釘のテープ。
JP3992294A 1994-03-10 1994-03-10 連結釘のテープ Expired - Lifetime JP2905387B2 (ja)

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JPH07248010A JPH07248010A (ja) 1995-09-26
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