JP3850572B2 - スプリング性戸当たり材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドア枠材に取り付けられる戸当たり材に関するものであり、詳しくはドア枠材との組立作業を簡易かつ迅速に行うためのスプリング性戸当たり材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ドア枠材に戸当たり部を設ける技術としては、図5に示すような戸当たり材90(実公昭63−159081号)を用いる方式があった。この戸当たり材90は合成樹脂にて形成され、鋸歯状脚部91を二条の細長凹溝92が設けられたドア枠材本体93に嵌入して用いることにより、ドア枠材本体を切削加工して戸当たり凸部を形成する方式や、戸当たり部材となるべき細木をドア枠材本体に釘止めする方式に比べて、ドア枠を容易にかつ寸法精度高く施工できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、木材および木質系材料にて形成されたドア枠材本体に二条の細長凹溝を精度良く形成することは困難であり、そのため、しばしばこの二条の細長凹溝と戸当たり材における脚部間の幅とが一致せず、ドア枠材本体に戸当たり材を組み立てる施工作業が非能率的であった。また、戸当たり材を施工後、長期間使用するにつれてドア枠材本体の二条の細長凹溝の寸法に狂いが生じるとともに、細長凹溝が劣化するため、戸当たり材の抜け落ち、ぐらつきの原因となった。
【0004】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、ドア枠材の溝切り作業が簡略化でき、ドア枠材との組立施工作業効率を向上させるともに、長期間の使用においても強固に固定し得るスプリング性戸当たり材を提供することを課題とする
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0006】
まず、本願の請求項1に記載の発明は、ドア枠材に取り付けられたときに、中空の矩形状となる頭部下面に対して垂直に形成された2つの両鉤状脚部を有するスプリング性戸当たり材において、ドア枠材に取り付けられていない状態では頭部下面中央部が開口した八の字状となっており、頭部の片側側面に嵌合部を有していることを特徴とする。
【0007】
次に、請求項2に記載の発明は、ドア枠材に取り付けられたときに、中空の矩形状となる頭部下面に対して垂直に形成された2つの両鉤状脚部を有するスプリング性戸当たり材において、ドア枠材に取り付けられていない状態では頭部下面中央部が開口した八の字状となっており、頭部の片側側面にクッション性凸部を有していることを特徴とする。
【0008】
次に、請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載のスプリング性戸当たり材において、クッション性凸部は、軟質樹脂にて形成したことを特徴とする。
【0009】
次に、請求項4に記載の発明は、上記請求項1または請求項2記載のスプリング性戸当たり材において、両鉤状脚部の先端部は、内側に向かって屈曲し、前記屈曲内角は鈍角であることを特徴とする。
【0010】
次に請求項5に記載の発明は、上記請求項1または請求項2記載のスプリング性戸当たり材において、頭部の上面と左右の側面との屈曲部の内壁が、肉厚の一部を切り欠いたスリット溝を有することを特徴とする。
【0011】
次に、請求項6に記載の発明は、上記請求項1または請求項2記載のスプリング性戸当たり材において、両鉤状脚部の外側に鋸歯状突起を配設したことを特徴とする。
【0012】
次に、請求項7に記載の発明は、上記請求項1に記載のスプリング性戸当たり材において、頭部と嵌合部と鉤状脚部は、樹脂で一体成形したことを特徴とする。
【0013】
次に、請求項8に記載の発明は、上記請求項2に記載のスプリング性戸当たり材において、頭部とクッション性凸部と鉤状脚部は、樹脂で一体成形したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1から図4において、1(51)はスプリング性戸当たり材、2(52)は頭部、3(53)は鉤状脚部、3a(53)は鋸歯状突起、4は嵌合部、5(55)は開口部、6(56)は底辺、7(57)はスリット溝、8(58)は先端部、59はクッション性凸部である。図1は、スプリング性戸当たり材における第一の実施例における要部斜視図を示し、図2はその断面図を示している。さらに、図2はこのスプリング性戸当たり材のドア枠材への取付形態をドア枠材と共に断面図にて示している。
【0015】
スプリング性戸当たり材1は、底部略中央が開口した矩形状中空の頭部2と、この頭部2の片側側面に具備した嵌合部4と、頭部2の開口部5を挟んだ左右底辺6に対して垂直に形成した2つの鉤状脚部3とから構成している。
【0016】
本発明による頭部2と鉤状脚部3と嵌合部4について、詳細に説明する。頭部2は、底部略中央が開口した矩形状中空であり、かつ八の字状に開口した形状にて形成し、さらに、両上端屈曲部の内壁に、肉厚の一部を切り欠いたスリット溝7を有していることから、スプリング性を持って左右に自在に開閉することを容易にしている。
【0017】
したがって、このスプリング性戸当たり材1をドア枠材21へ取り付ける際は、頭部2の両側面から押圧し、開口部5を閉じながら鉤状脚部3をドア枠材21の凹溝22に挿入し、挿入後に押圧力を解放すると、頭部2に再び開口しようとする反発力が作用するため、しっかり固定される。
【0018】
また、ドア枠材21における凹溝22の幅の、寸法誤差や長期使用による寸法の狂いを気にすることなく、さらに、ドア枠材21への敷設がより簡便な一条の凹溝22の場合においても強固に固定することを可能にしている。したがって、図2に示すように、ドア枠材21に取り付けたスプリング性戸当たり材1の形状は、ドア枠材21に敷設した凹溝22の幅に規整された矩形状を呈する。
【0019】
次に、鉤状脚部3について説明する。鉤状脚部3は、頭部2の開口部5を挟んだ左右底辺に対して垂直に、かつその先端部8が開口部5に向かって鈍角の角度をもって屈曲させて形成している。したがって、頭部2の両側面を押圧して開口部5を閉じると左右底辺6に形成した両鉤状脚部3が接近し、両先端部8の間の距離がドア枠材21に敷設された凹溝22における幅寸法より小さくなった時点で、凹溝22への挿入を開始すると、先端部8が鉤状脚部3全体の挿入を促し、取り付け作業を容易にする。
【0020】
なお、両鉤状脚部3の外側に配設した鋸歯状突起3が、スプリング性戸当たり材1をドア枠材21に装着した際に、ぐらつきや脱落を防止する機能を果たす。
【0021】
次に嵌合部4について説明する。嵌合部4は、頭部2の片側側面に配設され、ドア材(図示せず)が接したときの衝撃を緩衝する部材、例えば、軟質材料あるいは繊維材料にて形成された緩衝消音材(図示せず)を装着可能とする構造であればよい。このため、図1・図2に示す第一の実施例の他に、取り付ける消音材に応じて図3に示した第二の実施例を適応することも可能である。すなわち、第一の実施例における嵌合部4は、雄型の嵌合部を有する緩衝消音材を装着することが可能であり、一方、第二の実施例では雌型の嵌合部を有する緩衝消音材を装着することが可能となる。
【0022】
さらに、上述した頭部2と鉤状脚部3と嵌合部4は、樹脂にて一体成形することでスプリング性戸当たり材1の加工を容易にしている。
【0023】
図4は、本発明のスプリング性戸当たり材51における第三の実施例であるドア枠材への取付形態をドア枠材と共に断面図にて示している。スプリング性戸当たり材51は、底部略中央が開口した矩形中空の頭部52と頭部52の片側側面に具備したクッション性凸部59と、頭部52の開口部55を挟んだ左右底辺56に対して垂直に形成した2つの鉤状脚部53とから構成している。
【0024】
本発明による頭部52と鉤状脚部53に対する詳細な説明は、上述した本発明による請求項1記載のスプリング性戸当たり材1における頭部2と鉤状脚部3の説明と同様であり、したがって、同等の効果を奏する。
【0025】
次に、クッション性凸部59について説明する。クッション性凸部59は、頭部52の片側側面に配設され、空隙もしくは充填構造とし、ドア材が接したときの衝撃を緩衝する軟質樹脂にて形成している。
【0026】
また、上述した頭部52と鉤状脚部53とクッション性凸部59は、樹脂にて一体成形することでスプリング性戸当たり材51の加工を容易にしている。
【0027】
【発明の効果】
上述したように、本発明によるスプリング性戸当たり材によれば、頭部を底部略中央が開口した矩形中空、かつ八の字状に開口した形状を有し、さらに、両上端屈曲部の内壁に、肉厚の一部を切り欠いたスリット溝を設けたことにより、スプリング性を持って左右に自由に開口可能となる。したがって、両側面を押圧しながらスプリング性戸当たり材をドア枠材へ挿入することにより、ドア枠材の溝幅を気にすることなく容易に取り付けられ、さらにその反発力によって強固に固定できる。また、鉤状脚部の先端部を開口部に向かって鈍角の角度をもって屈曲させることによって、ドア枠材に敷設された凹溝への挿入を促し、スプリング性戸当たり材の取り付け作業を容易に行うことが可能になる。さらに、両鉤状脚部の外側に鋸歯状突起を配設することによって、ぐらつきや脱落を防止する効果が大きくなる。このように、本発明によるスプリング性戸当たり材は、ドア枠材の溝切り作業を簡略化でき、ドア枠材との組み立て施工における作業効率を向上させるとともに、長期間の使用においても強固な固定力を保持する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における第一の実施例であるスプリング性戸当たり材の要部斜視図。
【図2】 本発明における第一の実施例の断面図。
(a)図1の断面図。
(b)ドア枠材に装着したときの断面図。
【図3】 本発明における第二の実施例であるスプリング性戸当たり材の断面図。
【図4】 本発明における第三の実施例であるスプリング性戸当たり材の断面図。
【図5】 従来技術による戸当たり材の要部斜視図。
【符号の説明】
1、51 スプリング性戸当たり材
2、52 頭部
3、53 鉤状脚部
3a、53a 鋸歯状突起
4 嵌合部
5、55 開口部
6、56 底辺
7、57 スリット溝
8、58 先端部
59 クッション性凸部
21 ドア枠材
22 凹溝

Claims (8)

  1. ドア枠材に取り付けられたときに、中空の矩形状となる頭部下面に対して垂直に形成された2つの両鉤状脚部を有するスプリング性戸当たり材において、ドア枠材に取り付けられていない状態では頭部下面中央部が開口した八の字状となっており、頭部の片側側面に嵌合部を有しているスプリング性戸当たり材。
  2. ドア枠材に取り付けられたときに、中空の矩形状となる頭部下面に対して垂直に形成された2つの両鉤状脚部を有するスプリング性戸当たり材において、ドア枠材に取り付けられていない状態では頭部下面中央部が開口した八の字状となっており、頭部の片側側面にクッション性凸部を有しているスプリング性戸当たり材。
  3. 前記クッション性凸部は、軟質樹脂にて形成したことを特徴とする請求項2記載のスプリング性戸当たり材。
  4. 前記両鉤状脚部の先端部は、内側に向かって屈曲し、前記屈曲内角は鈍角であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のスプリング性戸当たり材。
  5. 前記頭部の上面と左右の側面との屈曲部の内壁が、肉厚の一部を切り欠いたスリット溝を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のスプリング性戸当たり材。
  6. 前記両鉤状脚部の外側に鋸歯状突起を配設したことを特徴とする請求項1請求項2記載のスプリング性戸当たり材。
  7. 前記頭部と嵌合部と鉤状脚部は、樹脂で一体成形したことを特徴とする請求項1記載のスプリング性戸当たり材。
  8. 前記頭部とクッション性凸部と鉤状脚部は、樹脂で一体成形したことを特徴とする請求項2記載のスプリング性戸当たり材。
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