JPS61112012A - 持続放出性製剤の製造法 - Google Patents

持続放出性製剤の製造法

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JPS61112012A
JPS61112012A JP23250584A JP23250584A JPS61112012A JP S61112012 A JPS61112012 A JP S61112012A JP 23250584 A JP23250584 A JP 23250584A JP 23250584 A JP23250584 A JP 23250584A JP S61112012 A JPS61112012 A JP S61112012A
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JP
Japan
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fatty acid
sucrose
higher fatty
water
acid ester
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Pending
Application number
JP23250584A
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English (en)
Inventor
Yosuke Miyamoto
宮本 陽右
Yukiya Yamaguchi
山口 幸也
Takao Ooko
大古 高尾
Hiroshi Sato
宏 佐藤
Masao Iijima
飯島 昌夫
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Zeria Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Zeria Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、医薬活性成分の血中濃度を長時間一定水準に
維持する、持続放出性製剤に関するものである。
[従来の技術] 一般に医薬活性成分の血中濃度は、投与後に急激に吸収
されて著しく高まることにより副作用を発現したり、ま
た代謝排泄が速いため短時間で低下することにより、満
足すべき治療効果が得られないものがある。
これらの意味で医薬活性成分の血中濃度を一定水準に長
時間維持する製剤が好ましい。このため多くの持続放出
性製剤が製剤化されている。薬剤学、Vol、25.9
. (1964)には、シヨ糖の高級脂肪酸エステルに
少量のエタノールを加え、加熱溶解したのち医薬活性成
分を分散せしめ、冷却してマトリックスとする方法が記
載されている。しかし、この方法によるマトリックスは
、ワックス、油脂類のマトリックスと同様に加熱処理を
必要とするため、適用できる医薬活性成分に制限があり
、操作が煩雑であるという欠点を有する。
特開昭55−49312号公報には、即時崩壊性の粒を
ワックス類、 水溶性高分子及び非イオン性界面活性剤
よりなる被覆剤により被覆したのち、圧縮成形する徐枚
性製剤について記載されている。しかし、当該公報の方
法は、コーチング処理を必要とするため製造工程が多く
、操作が煩雑になるという欠点を有する。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、持続放出性製剤の製造法において、シヨ糖の
高級脂肪酸エステル、及び水溶性高分子物質を配合する
ことにより、加熱処理、コーチング処理等の煩雑な処理
をおこなうことなく適用する医薬活性成分に制限のない
、持続放出性製剤を供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、上記の放出制御の目的を容易かつ簡単に
達成する手段を種々検討した結果、シヨ糖の高級脂肪酸
エステル、及び水溶性高分子物質を配合し、圧縮成形す
ることにより、医薬活性成分が零次に近い溶出を示すこ
とを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は持続放出性製剤において、シヨ糖の
高級脂肪酸エステル、及び水溶性高分子物質を配合する
ことを特徴とする製造法の改良された持続放出性製剤に
かかるものである。
ここで、シヨ糖の高級脂肪酸エステルは、シヨ糖と8〜
20個の炭素原子を有する高級脂肪酸、例えば、パルミ
チン酸、ステアリン酸等のエステルであり、モノエステ
ル、ジエステル、及びトリエステル、或はこれらのエス
テルの混合物である。
そのHLB価は5以上のもの、好ましくは、7から!l
のものが適当である。また、その使用量は含有する医薬
活性成分の種類により異なるが、一般に20〜70重員
%、好ましくは、30〜60重量%である。
水溶性高分子物質としては、例えば、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、プルラン、
デキストリン、ポリエチレングリコール、アラビアガム
、トラガントガム、グアガム 等が、単独又は配合して
用いられる。
その使用量は、10〜50重量%である。
また公知の添加剤である結晶セルロース、乳糖、デンプ
ン等が適宜添加される。
本発明に適用される医薬活性成分としては、例えば、 
インドメタシン、ジクロツェナフナトリウム、イブプロ
フェン、ジアゼパム、ニトラゼバム、臭化ブチルスコポ
ラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、テオフィリン
、ジゴキシン、塩酸イソプロテレノール、塩酸プロプラ
ノロール、ニフェジピン、ニカルジピン、塩酸クロルプ
ロマジン等があげられる。
[作用] 本発明により零次に近い溶出速度をもつ持続放出性製剤
が容易、かつ、簡単に得ることができる。また本発明の
製剤を用いることにより、医薬活性成分の血中濃度を所
定の水準で長時間維持することができ、 服用回数を削
減することができる。 さらに、シヨ糖の高級脂肪酸エ
ステルは、経口投与された場合、消化管で消化吸収され
るため、水に難溶な医薬活性成分でも利用率が低下する
ことはない。
[実施例] 以下、本発明の実施例を更に具体的に説明するが、本発
明は、これらの実施例に限定されるものではない。
本発明の製剤を製造するには、主剤としての医薬活性成
分に、シ″3sMの高級脂肪酸エステル、及び水溶性高
分子物質を配合し均一に混合する。また所望により、適
宜、公知の賦形剤、結合剤、滑沢剤及びその他の補助物
質を添加する。次いて、この混合物を直接粉末圧縮法、
乾式顆粒圧縮法、湿式顆粒圧縮法等の手段を利用して、
錠剤の剤形に製剤化することができる。
実施例!。
マレイン酸クロルフェニラミン     8gシヨ糖脂
肪酸エステル 下記II     55gヒドロキシプ
ロピルセルロース     20g結晶セルロース  
          12gタルク         
         5gネl  )ILB値が5である
もの 前記成分を混合し、直接打錠法により1錠100mg 
 (マレイン酸りロルフエラミン8mg )の錠剤とす
る。
実施例2゜ dl−塩酸イソプロテレノール     25gシヨ糖
脂肪酸エステル  下記零2   100gシヨ糖脂肪
酸エステル  下記$3   250gポリエチレング
リコール       50g乳糖         
        70gステアリン酸マグネシウム  
     58ネ2  HLB値が7であるもの ネ3  HLB値が15であるもの 前記成分を混合し、直接打錠法により1錠300mg 
(di−塩酸イソプロテレノール 15mg )  の
錠剤とする。
実施例3゜ インドメタシン            75gシヨ糖
脂肪酸エステル  下記ネ4   129gヒドロキシ
プロピルメチルセルロース 60gメチルセルロース 
          30gステアリン酸マグネシウム
       6gネ4  HLB値が5であるもの 前記成分を混合し、直接打錠法により1錠200mg 
 (インドメタシン50mg )の錠剤とする。
実施例4゜ インドメタシン           125gシヨ糖
脂肪酸エステル  下記*5   220gヒドロキシ
プロピルセルロース    50g結晶セルロース  
         loogネ5HLBltiが7であ
るもの 前5記成分を混合し、75%エタノールt(2180m
l を添加し、スピード・ニーダ−を用いて練合造粒す
る。造粒物を乾燥したのち、顆粒とする。  この顆粒
にステアリン酸マグネシウム5g混合し、打    1
錠機により1錠200mg  (インドメタシン50m
g)の錠剤とする。
実施例5゜ ニフェジピン            40gシヨ糖脂
肪酸エステル  下記零6   276gポリビニルピ
ロリドン         132g乳糖      
          108g結晶セルロース    
        42gネ6  )ILB値が7である
もの 前記成分を混合し、イソプロピルアルコール中の5%ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース溶液180m1を加
えスピードニーダ−で、練合造粒する。造粒物を乾燥し
たのち顆粒とする。この顆粒にステアリン酸マグネシウ
ム2gを混合し、打錠機により1錠150mg にフェ
ンピン10mg)の錠剤とする。
実施例6゜ ニフェジピン            25gシヨ糖脂
肪酸エステル  下記ネ7   275gプルラン  
             75g結晶セルロース  
         llogネT  HLB値がIIで
あるもの 前記成分を混合し、イソプロピルアルコール中の5%ヒ
ドロキシプロピルセルロース溶液100m1を加えスピ
ードニーダ−て練合造粒する。この造粒物を乾燥したの
ち顆粒とする。この顆粒にステアリン酸マグネシウム+
ogを混合し、打錠機により1錠200mg  にフェ
リビン10mg)の錠剤とする。
試験例1゜ 日本薬局方(10局)溶出試験法の項、第1法の回転バ
スケット法により、溶出量を調べた。溶出液として、精
製水9001を用い液温を37℃に1呆ちながら一定時
間ごとに吸光度法により定量して、溶出量を求めた。そ
の結果を第1図に示す。
図中の線1は、比較例としての公知速溶性錠剤に関する
もので、この錠剤は1錠中にマレイン酸クロルフェニラ
ミン8mg 、乳糖45mg、結晶セルロース30mg
、ポリエチレングリコール15mgステアリン酸マグネ
シウム2mgを含有する。線2は実施例1により得られ
た1錠100mg  (マレイン酸クロルフェニラミン
含有f18mg)の錠剤、線3は実施例2により得られ
た1錠300mg  (塩酸イソプロテレノール含有j
l 15wg)の錠剤の場合を示す。
試験例2 日本薬局方(10局)溶出試験法の項、第2法のパドル
法により、溶出液として精製水9001を用い液温を3
7℃に保ちながら、一定時間ごとに吸光度法で定量して
、溶出量を求めた。その結果を第2図に示す。
図中の線4は、実施例4により得られた1錠200mg
  (インドメタシン含有量50mg)の錠剤、線5は
実施例6により得られた1錠り00n+g  にフエジ
ピン含有量10mg)の錠剤の場合を示す。
【図面の簡単な説明】
図面は、錠剤の溶出試験の結果を示すグラフで、第1図
の線lは比較例、線2は本発明のマレイン酸クロルフェ
ニラミン製剤、線3は本発明のd+−塩酸イソプロテレ
ノール製剤を示す、第2図の線4は本発明のインドメタ
シン製剤、線5は本発明のニフェジピン製剤の場合を示
す。 [発明の効果] 以上述べたとうり、本発明の錠剤は、零次に近い溶出を
示すことが知られる。したがって、本発明の持続放出性
製剤において、シヨ糖の高級脂肪酸エステル、及び水溶
性高分子物質を配合することにより、容易かつ簡単に零
次に近い溶出を示す持続放出性製剤を得ることができ、
その効果は従来のものに比へ優れており、極めて有用で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)主剤としての医薬活性成分のほかに、シヨ糖と8〜
    20個の炭素原子を有する高級脂肪酸とのモノエステル
    、ジエステル、及びトリエステル、或はこれらのエステ
    ルの混合物、及び水溶性高分子物質を含有し、圧縮成形
    してなる持続放出性製剤。 2)シヨ糖の高級脂肪酸エステルのHLB価が5以上の
    ものより選ばれる1種、及び/又は2種以上の混合物で
    あり、かつ、その含有量が20〜70重量%であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製剤 3)水溶性高分子物質の含有量が10〜50重量%であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製剤
JP23250584A 1984-11-06 1984-11-06 持続放出性製剤の製造法 Pending JPS61112012A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4927636A (en) * 1986-11-11 1990-05-22 501 Kabushiki Kaisha Hayashibara Kagaku Kenkyujo Association complex comprising pullulan and polyethylene glycol, and preparation and uses of the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4927636A (en) * 1986-11-11 1990-05-22 501 Kabushiki Kaisha Hayashibara Kagaku Kenkyujo Association complex comprising pullulan and polyethylene glycol, and preparation and uses of the same

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