JPS61111325A - 複合導電性組成物の製造方法 - Google Patents

複合導電性組成物の製造方法

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JPS61111325A
JPS61111325A JP23115884A JP23115884A JPS61111325A JP S61111325 A JPS61111325 A JP S61111325A JP 23115884 A JP23115884 A JP 23115884A JP 23115884 A JP23115884 A JP 23115884A JP S61111325 A JPS61111325 A JP S61111325A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
stirring
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heterocyclic compound
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Ryuichi Sugimoto
隆一 杉本
Yukako Takahashi
由佳子 高橋
Tadashi Asanuma
正 浅沼
Shinryu Uchikawa
進隆 内川
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複合導電性組成物の製造法に関する。
詳しくは、熱可塑性樹脂と複素五員環式化合物重合体か
らなる複合導電性組成物の製造法に関する。
〔従来の技術〕
複素五員環式化合物が、酸化剤によって不溶不融の重合
体を生成することはすでに知られているう例えば、ピロ
ール及びその誘導体は、無機酸、塩化秩、ベンゾキノン
、オゾンなどにより酸化され、ピロール黒、ピロール赤
などの重合体になることがアドバンシズ イン へテロ
サイクリック ケミストリー(Advances  i
n HeterocyclicChemistry) 
15巻67ページ(1973)に示されている。
また、フランやチオフェンそれらの誘導体も同様の反応
で重合体が得られる。
〔発明が解決すべき問題点〕
しかしながら、上述の反応で得られる重合体は不溶不弛
の粉末又は塊りであり、有効な利用ができないという問
題があった。又電解重合によって粉末状担体均質の存在
下にピロールの重合体を製造する方法(例えば特開昭5
9−168010 )も知られているが、電解重合では
特別な装置、電解質を使用する必要がちるなどの問題が
あった。
本発明は成形可能な、電気伝導性の良好な、複合導電性
組成物を製造する簡便な方法を提供することにある。
〔問題点を解決する手段〕
本発明者らは、上記問題を解決して簡単な装置で成形可
能な複合導電性組成物を製造する方法について鋭意検討
した結果、特定の方法で複素五員環式化合物重合体を製
造することで1角単に複合導電性組成物を製造すること
ができることを見い出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、熱可塑性樹脂粒子を分散した酸化剤含
有溶液に撹拌下に複素五員環式化合物を添加して重合す
ることを特徴とする複合導電性組成物の製造方法である
本発明において使用する酸化剤としては、無機酸、金属
化合物が有効であり、硫酸、塩酸、硝酸。
クロルスルホン酸などが無機酸の具体例として挙げられ
る。金属化合物としてはルイス酸として知られる化合物
が好ましく用いられ、アルミニウム、錫、チタン、ジル
コニウム、クロム、マンガン、鉄、銅、モリブデン、タ
ングステン、ルテニウム。
パラジウム、白金等の金属の塩化物、硫酸塩、硝酸塩、
アセチルアセトナート化合物などが具体例として挙げら
れる。その他の酸化剤としてベンゾキノン、ジアゾニウ
ム塩などの有機化合物も使用1      できる。こ
れらの酸化剤は1種あるいは2種以上混合して用いるこ
とも可能である。
本発明において上述の酸化剤は適当な溶媒に溶解して用
いられる。溶媒としては上記酸化剤を溶解し、しかも使
用する下記の熱可塑性樹脂粒子を実質的に溶解せずしか
も使用する酸化剤と実質的に反応しないものであれば良
く、酸化剤と熱可塑性樹脂の組み合せによって適当な溶
媒が選択される。安価な溶媒として水を採用することも
可能であるが、熱可塑性樹脂が疎水性のものであるとき
には、界面活性剤を併用すると酸化剤溶液が熱可塑性樹
脂に曳く侵透し効果的である。
本発明において熱可塑性樹脂粒子としては公知のどのよ
うなものも使用でき、ペレット、パウダー、ビーズなど
どのような形状であっても良い。
好ましくは、酸化剤溶液が侵透しやすい形状のものであ
る。熱可塑性樹脂としては例えば、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、スチレン
−アクリロニトリル共重合体、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリアミド、ポリイソプレンなど工業的に入
手できるものが挙げられる。
本発明において使用する複素五員環式化合物としては、
ピロール、フラン、チオフェン及びそれらの誘導体が挙
げられる。
本発明においては上記複素五員環式化合物を添加する際
には、熱可塑性樹脂粒子の酸化剤含有溶液スラリーは攪
拌されている必要がある。この攪拌の方法については、
特に限定はな(、スラIJ−が均一に分散する程度の攪
拌が行えればよく、通常の攪拌羽根による方法或いは、
ポンプによってスラリーを循環する方法でもよい。要は
複素五員環式化合物の反応中、継続して攪拌してお(こ
とである。
反応温度についても特に制限はなく室温で充分反応は進
行する。通常はO℃〜溶媒の沸点程度で行えトイ充分で
ある。
熱可塑性樹脂と複素五員環式化合物の量比は酸化剤量、
添加複素五員環式化合物の量によって制御可能であり、
所望の導電性となるよ5K、添加量を変えれば良い。
本発明の方法で得られた複合体は、ろ過などの方法で分
離可能であり、必要に応じ酸化剤を洗浄除去することも
可能である。
〔作用〕
本発明の方法を実施することによって熱可塑性樹脂に対
して比較的多い量比の複素五員環式化合物重合体を分散
させることが可能であり、電気電導塵の高い複合導電性
組成物が得ら跣ると考えられる。
〔実施例〕
以下に実施例により本発明を説明する。
実施例1 容量100−のビーカーに蒸留水50−を入れ、三塩化
鉄0.89を溶解したあと、ポリプロピレンパウダー0
.2099、ラウリン酸ナトリウムO9:1を加え、窒
素ガスで置換したあと、窒素中で長さ2儂のスターラー
チノプで10Orpmで攪拌しながらピロール0.4−
を加え、さらに攪拌しながら反応させた。2.5時間後
、攪拌を止めた。生成物はポリプロピレン粒子にポリピ
ロールが結合した黒色の複合体であった。この生成物を
濾過し、蒸留水で洗浄した後、メ夛ノールで洗浄し、減
圧下で乾燥した。得られた複合体の重量は0.5979
であった。この値から試料中に65.0%のポリピロー
ルが含まれていることになる。
この試料0.1gを加熱溶融成形して厚さ 0.16m
mのフィルム状としたのち、比抵抗を測定したところ4
,3X10A−偏であった。
実施例2 実施例1と同様にして、ポリプロピレンの量を0.47
1 ’7に変えたところ、生成試料中のポリピロール含
量が 38.1%の複合体が得られた。この生成物を加
熱溶融成形して比抵抗を測定したところ、2.1A−儂
であった。
実施例3 容量100−のビーカーにメタノール50−を入れ三塩
化鉄0.5gを溶解したあとアクリロニトリル系熱可塑
性樹脂・・バレノクス210レジン“(商1     
品名ソハイオ・ケミカルズ社製) 1.4619を加え
攪拌しながらビロール0.44を加え、さらに攪拌しな
がら反応させた。4時間後、攪拌を止めた。
生成物は、バレツクス210レジンにポリピロールが結
合した黒色の複合体であった。この生成物をメタノール
で洗浄し、減圧下で乾燥した。生成した複合体の重量は
1,471 gであった。この値から試料中に0.66
 %のポリピロールが含まれていることになる。この試
料0.159を加熱溶融成形して厚さ0.421111
のフィルム状としたのち比抵抗を測定したところ9.9
 X 10 n−rynであった。
実施例4 イ( 実施例1のビロールをフラン知変えた他は同様に重合を
行った。同様に成形したフィルムの比抵抗を測定したと
ころ1.2 X 10’A−1であった。
実施例5 実施例1のビロールにかえてチオフェンを用いた他は同
様に重合し成形したフィルムの比抵抗を測定したところ
3,2 X 103A−αであった。
〔発明の効果〕
本発明の方法を実施することによって成形可能な導電性
組成物を製造することが可能となり工業的に極めて価値
がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、熱可塑性樹脂粒子を分散した酸化剤含有溶液に、撹
    拌下に、複素五員環式化合物を添加して重合することを
    特徴とする複合導電性組成物の製造方法。
JP23115884A 1984-11-05 1984-11-05 複合導電性組成物の製造方法 Granted JPS61111325A (ja)

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JPS61111325A true JPS61111325A (ja) 1986-05-29
JPH0369366B2 JPH0369366B2 (ja) 1991-10-31

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63193926A (ja) * 1987-02-09 1988-08-11 Sumitomo Chem Co Ltd ポリピロ−ル類水分散液の製造方法
FR2616790A1 (fr) * 1987-06-22 1988-12-23 Rhone Poulenc Chimie Dispersions de particules composites a base d'un polymere electroconducteur et leur procede de preparation
US5916627A (en) * 1997-12-31 1999-06-29 Kemet Electronics Corp. Conductive polymer using self-regenerating oxidant

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598723A (ja) * 1982-06-24 1984-01-18 バスフ アクチェン ゲゼルシャフト ピロ−ルの導電性共重合体及びその製法
JPS59172539A (ja) * 1983-03-22 1984-09-29 Showa Denko Kk 高電導性重合体組成物の製造法

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JPH0369366B2 (ja) 1991-10-31

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