JPH01261471A - 改善された溶解性を持つ導電性重合体 - Google Patents

改善された溶解性を持つ導電性重合体

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JPH01261471A
JPH01261471A JP1030074A JP3007489A JPH01261471A JP H01261471 A JPH01261471 A JP H01261471A JP 1030074 A JP1030074 A JP 1030074A JP 3007489 A JP3007489 A JP 3007489A JP H01261471 A JPH01261471 A JP H01261471A
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carbon atoms
mol
polymer
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JP1030074A
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Michael Feldhues
ミヒャエル・フェルトヒュース
Guenther Kaempf
ギュンテル・ケンプ
Thomas Mecklenburg
トーマス・メックレンブルク
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B1/00Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
    • H01B1/06Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances
    • H01B1/12Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances organic substances
    • H01B1/124Intrinsically conductive polymers
    • H01B1/127Intrinsically conductive polymers comprising five-membered aromatic rings in the main chain, e.g. polypyrroles, polythiophenes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G61/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/12Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/122Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule derived from five- or six-membered heterocyclic compounds, other than imides
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野〕 本発明は、内因的に導電性の重合体、その製造方法およ
びその用途に関する。
[従来技術] ヘテロ芳香族化合物が酸化、例えばアノード酸化によっ
て重合され、その際に半導体成分、スイッチ、遮蔽材料
、太陽電池において電気工学的におよび電気化学的合成
におけるおよび可逆電荷蓄電池における電極材料として
興味の持たれる導電性重合体が生じることは公知である
[′例えば、IBM J、Res、 Develop、
 27.330 (I983)参照1゜ 大抵の従来公知の導電性重合体の大きな欠点は、溶融性
せず熱可塑的加工ができずそして二三の例外を除いて一
般的な有機溶剤の一種類に溶解しないことである。
添加物含有状態で僅かに部分的に溶解する導電性重合体
は、その溶解性、導電性の長時間安定性、熱安定性およ
び造膜特性に関して未だ満足されていない[Chen+
、Soc、、Chen、Commun、1985.90
および5ynthetic Metals15.169
 (I986)参照1更に、溶解した中性の(添加物不
含の)重合体に化学的添加することによって製造される
置換されたチオフェンの導電性重合体の溶液も公知であ
る(ヨーロッパ特許出願公開第203,438号参照1
゜しかしこの溶液は、このものから製造される導電性製
品が添加物またはそれの反応生成物の強制的な混入によ
って汚染されそして上述の用途の際に悪影響が生じると
いう欠点を有している。
本発明者は、上記の要求を既に充分に満足する可溶性の
導電性重合体を既に提案している(ヨーロッパ特許出願
公開第257,573号明細書参照)。しかしそのヨー
ロッパ特許出願公開明細書に記載された双極性非プロト
ン性溶剤は上記の用途の若干のものにしかばあまり適し
ていない。
[発明が解決しようとする問題点1 それ故に本発明の課題は、少なくとも通例に用いられる
有機系溶剤の若干のものに均一に溶解し、良好な造膜特
性および高い熱安定性を持つ純粋な状態の導電性材料を
提供することである。
[発明の構成1 従って本発明は、2−位および/または5−位で互いに
連結することによって結合されている統計的平均で下記
の各構造単位より成り、中性状態(非導電性)および酸
化状態(添加物含有)状態の内因的に導電性の重合体: 60〜100モルχの、式(I) [式中、R1は直鎖状または分枝状の炭素原子数6〜3
0のアルコキシ基でありそして R2は水素原子または炭素原子数1〜30のアルコキシ
基である。1 で表される単量体の少なくとも一種類から誘導される構
造単位; 0〜40モル2の式(IT) [式中、R4およびR5は互いに無関係に水素原子、ハ
ロゲン原子、炭素原子数1〜12のアルキル基、アルフ
キジアルキル基、アリールメチル基、アリール基、炭素
原子数1〜4のアルコキシ基または−0(CH□CHz
O)fiCH3(但し、n= 1〜4)を意味するかま
たはこれらが結合している炭素原子と一緒に成って芳香
族環を形成し、 R3およびR6は互いに無関係に水素原子を意味するか
またはR3はR4およびこれらが結合している炭素原子
と一緒に成ってまたはR5はRhおよびこれらが結合し
ている炭素原子と一緒に成ってそれぞれ芳香族環を形成
し、 Xは酸素原子、硫黄原子、NH−4、N−アルキル基ま
たはN−アリール基を意味する。1で表される単量体の
少なくとも一種類から誘導される構造単位; 0〜40モルχの、式(III) [式中、R7、R8、R9および RIGは互いに無関
係に水素原子、炭素原子数1〜12のアルキル基、アリ
ール基または炭素原子数1〜30のアルコキシ基を意味
し、 YおよびZは互いに無関係に酸素原子、硫黄原子、NH
−基、N−アルキル基またはN−アリール基を意味し、 R1+ はアリーレン基、ヘテロアリーレン基または式
(−CI・CI−)p(但し、pは0.1.2または3
である。)の共役系を意味する。17表される少なくと
も一種類の単量体から誘導される構造単位; 0〜40モルχの式(IV)、 [式中、RIZおよびRI3は互いに無関係に水素原子
、ハロゲン原子、炭素原子数1〜12のアルキル基、炭
素原子数1〜30のアルコキシ基、炭素原子数1〜12
のアシルアミノ基または炭素原子数1〜12のアシルオ
キシ基を意味し、 R14はハロゲン原子、炭素原子数1〜12のアルキル
基、炭素原子数IT−30のアルコキシ基、炭素原子数
1〜12のアシルアミノ基、炭素原子数1〜12のアシ
ル基または炭素原子数1〜12のアシルオキう・基を意
味し、 Xは上記の意味を有する。] で表される少なくとも一種類の化合物から誘導される構
造単位。
更に本発明は、式(I)の単量体の少なくとも一種類を
場合によっては式(II) 、(III)または(IV
)の一種または複数種の共重合性単量体と一緒に化学的
酸化−または電気化学的酸化重合することによって内因
的に導電性の重合体を製造する方法に関する。
本発明の重合体は、式(I) [式中、)71は直鎖状または分枝状の炭素原子数6〜
30、殊に8〜22、特に10〜16のアルコキシ基で
あり、 R2は特に水素原子または炭素原子数1〜30、殊に1
〜22、特に6〜12のアルコキシ基である。1 で表される単量体の少なくとも一種類を2−位および/
または5−位で連結することによって誘導される構造学
位を含有している。
式(I)の代表例には以下のものがある=3−へキシル
オキシチオフェン、3−へブチルオキジチオフェン、3
−オクチルオキシチオフェン、3−ノニルオキシチオフ
ェン、3−デシルオキシチオフェン、3−ウンデシルオ
キシチオフェン、3−ドデシルオキシチオフェン、3−
テトラデシルオキシチオフェン、3−ペンタデシルオキ
シチオフェン、3−ヘキサデシルオキシチオフェン、3
−オクタデシルオキシチオフェン、3〜エイコシルオキ
シチオフエン、3−トコシルオキシチオフェン、3−(
2’−エチルへキシルオキシ)−チオフェン、3−(2
’、4’、4’−1−リメチルベンチルオキシ)−チオ
フェン、3.4−ジヘキシルオキシチオフェン、3,4
−ジオクチルオキシチオフェン、3,4−ジノニルオキ
シチオフェン、3.4−ジドデシルオキシチオフェン、
3−メトキシ−4−ペンチルオキシチオフェン、3−へ
キシルオキシ−4−メトキシチオフェン、3−メトキシ
−4−ノニルオキシチオフェン、3−ドデシルオキシ−
4−メトキシチオフェン、3−トコシルオキシ−4−メ
トキシチオフェン、3−エトキシ−4−ペンチルオキシ
チオフェン、3−エトキシ−4−ヘキシルオキシチオフ
ェン、3−ブトキシ−4−ドデシルオキシチオフェン、
3− (2’−エチルへキシルオキシ)−4−メトキシ
チオフェン。
本発明の重合体は、好ましくは8〜150、特に10〜
100の構造単位を有している。式(I)の単量体の少
なくとも一種類から誘導される構造単位の量は、添加物
の無い重合体に存在する構造単位を基準として統計平均
で60〜100モルχ、殊に90〜100モルχ、特に
95〜100モルχである。
式(I)の単量体に対する共重合性単量体としては式(
I[)、(I[[)および(TV)で表される単量体が
殊に適している。
式(II)の化合物の例としては、液式(II)[式中
、R4およびR5は互いに無関係に水素原子;ハロゲン
原子;炭素原子数1〜12、殊に1〜4のアルキル基;
アルコキシアルキル基、殊にアルコキシメチル基;アリ
ールメチル基、殊にベンジル基またはチエニルメチル基
;アリール基、殊にフェニル基またはチエニル基;炭素
原子数1〜4、殊に1〜2のアルコキシ基;または−〇
(CHzCHtO)、、CHs (但し、n= 1〜4
、殊に1または2))を意味するがまたはこれらが結合
している炭素原子と一緒に成って芳香族環、殊にベンゼ
ン環、チオフェン環またはピロール環を形成し、 R3およびR6は互いに無関係に水素原子を意味するか
またはそれぞれR4またはR5と一緒にこれらが結合し
ている炭素原子と一緒に成って芳香族環、殊にベンゼン
環、チオフェン環またはピロール環を形成し、 Xは酸素原子、硫黄原子、NH−基、N−アルキル基、
殊にN−C+〜C4−アルキル基またはN−アリール基
、殊にN−フェニル基を意味する。1で表される化合物
が挙げられる。
適するものは、ピロール、3−クロロピロール、3−メ
チルビロール、3,4−ジメチルピロール、N−メチル
ピロール、チェノ[3,2−bj  ピロール、カルバ
ゾール、チオフェン、3−メチルチオフェン、3−オク
チルチオフェン、3,4−ジメチルチオフェン、3,4
−ジエチルチオフェン、3−(メトキシエトキシメチル
)−チオフェン、3−(メトキシエトキシエトキシメチ
ル)チオフェン、3−メトキシチオフェン、3−エトキ
シチオフェン、3−プロポキシチオフェン、3−ブトキ
シチオフェン、3−(メトキシエトキシ)チオフェン、
3−(メトキシエトキシエトキシ)−チオフェン、3−
メトキシ−4−メチルチオフェン、3−エトキシ−4−
メチルチオフェン、3−ブトキシ−4−メチルチオフェ
ン、3−エチル−4−メトキシチオフェン、3−ブチル
−4−メトキシチオフェン、3−ドデシル−4−メトキ
シチオフェン、3,4−ジメトキシチオフェンおよびチ
ェノ[3,2−bj チオフェン、ジチェノ[3,2−
b’、2’、3″−dl チオフェン、ジベンソチオフ
ェン、イソチアナフテンがある。
更に式(I)の単量体に対する共重合性単量体としては
、式(I[[) [式中、R7、R1,R9および RIoは互いに無関
係に水素原子;炭素原子数1〜12、殊に1〜4のアル
キル基;アリール基、殊にフェニル基またはチエニル基
:または炭素原子数1〜30、殊に1〜12のアルコキ
シ基を意味し、YおよびZは互いに無関係に酸素原子、
硫黄原子、Nト基、N−アルキル基、殊にN−C+〜C
6−アルキル基またはN−アリール基、殊にN−フェニ
ル基を意味し、 R1+ はアリーレン基、殊にフェニレン基;ヘテロア
リーレン基、殊にチェニレン基、フェニレン基、ピロー
リレン基:または式(−CH=CH−)p(但し、pは
0.1.2または3である。)の共役系を意味する。1 で表される化合物が該当する。
適するものには、特に1,2−ジー(2−チエニル)−
エテノ、1,2−ジー(3−メチルナエン−2−イル)
−エテノ、1,2−ジー(2−フラニル)−エテノ、1
−(2−フラニル)−2−(2−チエニル)−エテノ、
1,4−ジー(2−チエニル)−ブタ−1,3−ジエン
、1,4−ジー(2−チエニル)−ベンゼン、2,5−
ジー(2−チエニル)−チオフェン(チルチエニル”)
 、2.5−ジー(2−チエニル)−ピロール、2.2
゛−ジチオフェン、3.3゛−ジメチル−2,2”−ビ
チオフェン、3,3′−ジメトキシ−2,2゜−ビチオ
フェン、3,4′−ジメトキシ−2,2゛−ビチオフェ
ン、4,4″−ジメトキシ−2,2゛−ビチオフェン、
3.3’−ジドデシルオキシ−2,2”−ビチオフエン
、4.4’−ジドデシルオキシ−2,2゛−ビチオフェ
ン、3−ドデシルオキシ−4゛−メトキシ−2,2゛−
ビチオフェンがある。
式(n)の単量体から誘導される構造単位の量は、統計
的平均で0〜40モル2、殊に0〜10モ゛ルχである
。弐帽)の単量体から誘導される構造単位は統計的平均
で0〜40モルχ、殊に0〜10モルχ存在する。
更に本発明の重合体の末端基は式(IV)の単量体の構
造単位で形成されていてもよく、この単量体は重合度お
よび物理的性質を変える為に式(I)の単量体に添加す
ることができる。
この単量体は、式(IV) [式中、RI2およびR13は互いに無関係に水素原子
;ハロゲン原子、殊に塩素−または臭素原子;炭素原子
数1〜12、殊に1〜4のアルキル基;炭素原子数1〜
30、殊に1〜12のアルコキシ基;炭素原子数1〜1
2のアシルアミノ基、殊にアセチルアミノ基;または炭
素原子数1〜12のアシルオキシ基、殊にアセチルオキ
シ基を意味し、 RI4はハロゲン原子、殊に塩素−または臭素原子:炭
素原子数1〜12、殊に1〜4のアルキル基、炭素原子
数1〜30、殊に1〜12のアルコキシ基、炭素原子数
1〜12のアシルアミノ基、殊にアセチルアミノ基;炭
素原子数1〜12のアシル基、殊にアセチル基;または
炭素原子数1〜12のアシルオキシ基、殊にアセチルオ
キシ基を意味し、 Xは上記の意味を有する。1 で表される。
弐(IV)の化合物の例には、2−ブロモチオフェン、
2−クロロチオフェン、2−メチルチオフェン、2−ド
デシルチオフェン、2−メトキシチオフェン、2−へキ
シルオキシチオフェン、2−ドデシルオキシチオフェン
、2−アセチルアミノチオフェン、2−フロモー3−メ
トキシチオフェン、2−ブロモ−4−メトキシチオフェ
ン、2−クロロ−3−メチルチオフェン、2.3−ジメ
チルチオフェン、2゜4−ジメチルチオフェン、2,3
−ジメトキシチオフェン、2.4−ジメトキシチオフェ
ン、3−メトキシ−2−メチルチオフェン、3−へキシ
ルオキシ−2−メチルチオフェン、2−メトキシ−3−
メチルチオフェン、4−メトキシ−2−メチルチオフェ
ン、2−アセチルアミノ−3−メトキシチオフェン、2
−アセチルアミノ−4−メトキシチオフェン、2,3.
4−トリメチルチオフェン、3.4−ジメチル−2−メ
トキシチオフェン、2.4−ジメチル−3−メトキシチ
オフェン、3,4−ジメチル−2−ドデシルオキシチオ
フェン、3,4−ジメトキシ−2−メチルチオフェン、
2,3.4−1−ジメトキシチオフェン、2−アセチル
−3,4−ジメトキシチオフェン、2−ブロモピロール
、2−クロロピロール、2−アセチルピロール、2−ク
ロロ−3−メチルピロール、2−ブロモ−3,4−ジメ
チルピロール、2−メチルフラン、2−メトキシフラン
、2,3.4−トリメチルフランがある。
2−位に置換基がある為に式(IV)の化合物は連鎖停
止作用をする。この化合物の割合は一般に0〜40モル
χ、殊に10モルχより少ない。
式(I[)、(I[)および(IV)の上記共重合性単
量体は互いに混合状態でも使用することができる。式(
I)の単量体および式(n)、(I[[)および(IV
)の単量体の製造は従来技術から公知であるかまたはド
イツ特許出願第P 3804522.2号に開示されて
いる。
可溶性の導電性重合体は正の電荷を相殺する為に酸化さ
れた状態で相応する数のアニオンを含有している。この
場合には、伝導塩あるいは、製法において使用された酸
化剤のアニオンが殊に適している。適するアニオンの例
としては以下のものが挙げられる: BFa−1PF、
−、PO,’−1AsF&−、SbCE b−、S04
”−1H3O,−、アルキル−5O3−、ベルフルオル
アルキル−3O3−、アリール−5Off−、F−、C
1l−1Is−、FeCl4−5Fe [(CN) &
] 3−0熱安定性を諦める場合いは、010m−、l
0A−およびNO3−も適している。本発明では特にB
Fa’−、PFb−、CF3SO3−およびp−トルエ
ンスルホナートが適している0重合体に導入される上記
のアニオンは混合状態で存在していてもよい。このアニ
オンの数は単量体単位の数を基準として大抵は10〜3
0χ、殊に15〜25χである。
゛本発明の重合体の製造は、単量体を酸化重合、殊に電
気化学的に(アノード)重合することによって行う。
本発明の重合体は例えば、式(I)の単量体に、場合に
よっては式(I[)、(I[[)または(TV)の共重
合性単量体ど一緒に電子受容体を作用させることによっ
て製造できる。同時に重合体の為の添加剤(dopin
g agents)として役立つ適する酸化剤には、例
えば■2、AsF、、5bcz、、MoCj!5 、F
eCff1s 、Fe(CI!、04)s、Fe(BF
a) s、  ・Fe(CF3SOs)s 、Fe−(
III) p−トルエンスルホナートおよびNo”−お
よびNot”−塩、例えばN0BF4、N0PF& 、
N0AsFa、N0SbF b、N0CF3SO3、N
O,BF、、NO□PF、およびアリールジアゾニウム
塩、例えばベンゼンジアゾニウムテトラフルオル硼酸塩
がある。
酸化剤と単量体とのモル比は大抵の場合2:1〜5:1
である。溶液状態で使用する場合には、酸化剤の濃度は
一般にldm’の溶剤当たり0.1〜1.5  mol
である。
生じる導電性重合体の性質を変える為に、別の不活性の
塩を重合の際に存在させるのが有利であり得る。何故な
らば、この塩の中に含まれるアニオンが導電性重合体中
に組入れられ得るからである。ここでは、例えばテトラ
フルオル5[[、ヘキサフルオル燐酸塩、ヘキ’t 7
 /L/オル砒素酸塩、ヘキサフルオルアンチモン酸塩
、ヘキサクロロアンチモン酸塩、硫酸水素酸塩、ベルフ
ルオルアルキルスルホナート、p−トルエンスルホナー
ト、過塩素酸塩を挙げる。この場合、テトラフルオル硼
酸塩、ヘキサフルオル燐酸塩およびトリフルオルメタン
スルホナートが特に有利である。これらの塩の混合物も
使用できる。これらの塩のカチオンとしてはアルカリ土
類金属カチオンおよびH′″の他に特にアルカリ金属カ
チオン、殊にLi0およびNa”が適している。l?4
N“あるいはR4P” (式中、Rは互いに無関係に水
素原子、炭素原子数1−12のアルキル基、脂環式−ま
たは芳香族残基を意味する。
)のタイプのカチオンが特に有利であることが判′って
いる。塩によって導入されるアニオン当量と酸化剤によ
って導入されるアニオン当量との比は0.1〜100で
ある。
化学的重合は単量体の気相または液相で並びに乳化状態
または懸濁状態で行うことができる。
しかし大抵の場合には、単量体の為の非プロトン性有機
溶剤、例えばアセトニトリル、ニトロメタン、プロピレ
ンカルボナート、スルホラン、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、テトラヒドロフランを使用するのが有利である
。これは必要ないのであるが、酸化剤を同様に溶剤に溶
解する場合には有益である。
化学的重合法の一つの変法は、酸化剤を重合体マトリッ
クス中に溶解するかまたは懸濁させそして単量体を気相
から供給するものである。
その際この重合は重合体マトリックスの上または重合体
マトリックス中で行われる。重合体マトリンクスとして
は大抵は可溶性の造膜性単一一および共重合体、例えば
ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリメ
チルメタクリレート、エチレン−ビニルアセテート共重
合体が適している。マトリックス重合体中の酸化剤の含
有量は一般に5〜50重量%である。
化学的重合は室温で実施するのが有利である。
しかしながら勿論この温度は、下限が固化温度でそして
上限が成分の内の一つの成分の沸点または分解温度によ
って決められる広い範囲で変更できる。大抵は−60〜
80°C1殊に一20〜50°Cの範囲にある。最大の
収率は一般に一10〜40°Cの温度で達成される。
本発明の重合体の電気化学的製造は、式(■)の単量体
を場合によっては式(II)、(■)または式(IV)
の共重合性単量体と一緒に伝導塩の存在下に電解質溶剤
中でアノード重合することによって行うのが特に有利に
である。
アノードは、アノード重合の条件のもとで安定している
一般的材料、殊に貴金属、特に白金および金、または炭
素、特に熱処理炭素より成る。アノード材料の他に使用
するアノードの表面積および形状も重要である。何故な
らばこれら゛によって重合度および生じる生成物の性質
が相当な程度、決められるからである。沢山の空隙を持
つ大きな表面積を提供する形状の電極を選択するのが有
利である。本発明の目的にとって、その形状から大きな
内部容積を包み込んでいる電極、例えばネット状−、ス
ポンジ状−5m5状−、ハニカム状−およびフェルト状
構造物が特に有利であることが判っている。これらは生
じた生成物をその空隙部に良好に析出させることができ
る。これらのものの例には、白金または白金−ロジウム
合金より成る一層および多層ネット構造物、硬質または
軟質のフェルト並びに炭素繊維より成る一層および多層
織物が挙げられる。アノードはカソードに平行に一列に
配置されているのが好ましい。二つのアノードを用いる
場合には、これらをカソードの前後に等間隔で存在させ
る。
カソードは普通の電極材料、例えば白金、金、ニッケル
、銅、銀、グラファイトまたはガラス様炭素の一つ、好
ましくはステンレスより成る。
これらは仮、薄板またはネットの形で使用し、−Mにア
ノードに平行に配列する。二つのカソードを用いる場合
には、これらカソードをアノードの前後に等間隔で存在
させる。短絡を防止する為に、カソードを例えば不活性
の炭素製ネットより成るスペーサーによってアノードか
ら分離してもよい。
高収率で本発明の可溶性の導電性重合体をアノードの上
に析出させる為には、通例の電解条件と反対に激しく攪
拌したりまたは激しく流したりしてわならない。電解質
の不連続的撹拌あるいは電解質のゆっくりした連続的ま
たは不連続的流れまたは電極のゆっくりした連続的また
は不連続的運動によって、別の方法で拡散制御されてい
るアノードの所での単量体の物質運搬が助けられ得る。
電解質のアノード方向への流速は一般に1cllI1分
より小さく選択する。電解質の大きな容積を包み込む上
記の嵩張ったアノードは、拡散路が短い為に物質運搬に
特に有利であり且つ場合によっては攪拌あるいは流動な
し゛に完全に反応させることを可能とする。
単量体あるいは単量体混合物の電気化学的重合は、電気
化学的重合の条件のもとで安定しており且つ単量体およ
び伝導塩に対して充分な溶解性を示すべき通例の電解質
−溶剤系の一つにおいて実施する。双掻性非プロトン性
溶剤、例えばアセトニトリル、ベンゾニトリル、プロピ
レンカルボナート、ニトロメタンおよび二酸化硫黄並び
にこれら溶剤の混合物を、場合によっては、電気化学的
重合の条件のもとて安定な他の溶剤、例えばジメチルホ
ルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキ
シド、ジクロロメタンおよびテトラヒドロフランと一緒
に使用するのが有利である。5χより少ない極性プロト
ン性溶剤、例えば水、メタノールまたは、伝導塩の基礎
となる酸を用いるのも時には有利であり得る。
電気化学的重合の間に電荷の運搬に役立ち、アニオンと
して重合体中に組み入れられそして熱安定性、溶解性お
よび導電性の如き重合体の性質に影古を及ぼし得る伝導
塩として、一般に用いられる化合物を使用できる。か−
る化合物の例としては以下のものがある:テトラフルオ
ル硼酸塩、ヘキサフルオル燐酸塩、ヘキサフルオル砒素
酸塩、ヘキサフルオルアンチモン酸塩、ヘキサクロロア
ンチモン酸塩、硫酸水素酸塩、ベルフルオルアルキルス
ルホナート、p−トルエンスルホナート、過塩素酸塩。
この場合、テトラフルオル硼酸塩、ヘキサフルオル燐酸
塩およびトリフルオルメタンスルホン酸塩が特に有利で
ある。これらの伝導塩の混合物も使用できる。
伝導塩の為のカチオンとしてはアルカリ土類金属カチオ
ンおよびH4の他にアルカリ金属カチオン、殊にLi″
″およびNa”が適している。
R,N”あるいはR4P”″(式中、Rは互いに無関係
に水素原子、炭素原子数1〜12のアルキル基、脂環式
−または芳香族基を意味する。)の種類のカチオンが特
に有利であることが判っている。
伝導塩の量は一般にIdm3の溶剤当たり0.01〜1
mo1.殊に0.05〜0.5 molである。
本発明の重合体の重合度にとって重要である単量体の濃
度は、ldm!の電解質−溶剤基当たり0.01〜5m
o1、殊に0.05〜1molである。共重合性単量体
の混合物の場合、式(I)の単量体の割合は一般に、単
量体全量を基準として60モルχより多い、殊に80モ
ルχより多い、特に95モルχより多い。
電気化学的重合は室温で実施するのが有利である。勿論
温度は、下限が固化温度でそして上限が電解質−溶剤系
の沸点によって決められる広い範囲で変更できる。大抵
は−60〜80°C1殊に一20〜50°Cの範囲にあ
る。最大の枚重は一般に一10〜40°Cの温度で達成
される。
電解期間は用いる電解質系、それぞれの電解条件および
特に単量体の使用量に依存しており、−Cに1〜12時
間、殊に2〜8時間である。
電気化学的重合は一般的なセルまたは電解装置において
実施することができる。例えば非分離型セル、二個また
はそれ以上の電極および外部電流−電圧源より成る筒車
な電解装置が適している。しかしながら隔膜またはイオ
ン交換膜を持った分離型セルまたは、電位を正確に測定
する為に基準電極を備えたものも使用することができる
。電流消費量の測定は、既に消費された単量体の量を評
価することができるので、行うのが有利である。カソー
ドが底の近くに平らに形成されておりそしてアノードが
ベルト状であり一定の送り速度で電解質を通して案内さ
れているかまたは電解質中に漬かっている一部分だけ円
筒状で、それがゆっくり回転する電解装置は、連続的に
実施することを可能とする。
本発明の方法を実施する電解セルを運転する為の電流−
電圧源としては、充分に高い電圧を出すあらゆる直流電
圧源が適している。一般には0.1〜100ボルト、殊
に1.5〜30ボルトの電圧で電気化学的重合を実施す
る。電流密度については0.0002〜50 mA/c
m2(比アノード面積)の範囲、殊に0.001〜10
mA/cm!(比アノード面積)の範囲の値が特に有利
であることが判った。
可溶性重合体の単離および精製の為には、化学的あるい
は電気化学的重合の粗生成物(場合によっては、担体と
して使用するアノードと一緒に)を溶剤、例えば水、メ
タノール、エタノール、場合によってはアセトニトリル
またはペンタンの如きそれぞれの重合体を溶解しない溶
剤にて洗浄することによって伝導塩、単量体および付着
性不純物を除く。次いで予備精製されたこの生成物(場
合によっては担体と一緒に)を、本発明の導電性重合体
を溶解する溶剤中で浸出処理する。この溶液中に場合に
よっては懸濁している不純物を公知の方法、例えば濾過
、遠心分離およびデカンテーションによって分離除去し
、純粋な重合体を溶剤の留去によって得る。本発明の方
法によって約50〜80χの枚重が可能である。
置換されたチオフェン誘導体の化学的あるいは電気化学
的酸化によって得られる粉末状またはフィルム状の導電
性重合体と反対に、本発明の重合体は特に酸化状態にお
いて−即ち、少なくとも10χの添加物混入度の導電性
の状態において□も多くの溶剤に完全にまた可逆的に溶
解し、その構造、その性質並びにその用途分野範囲にお
いて従来公知の導電性重合体と相違している。
本発明の重合体の為の溶剤としては、Hansenによ
る溶剤パラメーター[Barton 、“Handbo
okof 5olubility Parameter
s and other CohesionParam
eters、 CRCPress 1983、第153
〜161頁参照1 として8.5(cal/ccm) 
””より小さいδ2−値およびおよび6.5(cal/
ccm) ””より小さいδ、−値を持つ通例の溶剤ま
たは溶剤混合物、例えばトルエン、キシレン、テトラヒ
ドロナフタリン、クロロベンゼン、ジクロロメタン、ク
ロロホル、ム、1.2−ジクロロエタン、1.Ll−)
ジクロロエタン、トリクロロエタン、テトラヒロロエテ
ン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、第三
−ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メ
チルテトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、ジエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソプロピルケ
トン、ジイソブチルケトン、ジエチルアミン、ジイソプ
ロピルアミン、ブチルアセテート、殊にトルエン、0−
キシレン、ジクロロメタン、第三ブチルメチルエーテル
、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン
、メチルイソブチルケトンおよびジイソブチルケトンが
適する。非溶剤を含有していてもよい溶剤混合物の場合
には、得られるδ−値を文献に記載された方法で算出す
る。5.5(cal/ccm) ””より小さいδ、−
値および5.0(cal/ccm) ””より小さいδ
、−値を持つ溶剤または溶剤混合物を用いるのが特に有
利である。以下に適する若干の溶剤のこれらの値(δ−
値はBarton、“Handbook of 5ol
ubility Para−meters and o
ther Cohesion Parameters。
CRCPress 1983、第153〜161頁に記
載されている)を示す: トルエン        0.7        1.
00−キシレン       0.5        
 1.5ジクロロメタン     3.13.01.1
.1−トリクロロエタン 2.11.0ジエチルエーテ
ル    1.4         2.5テトラヒド
ロフラン   2.8         3.9メチル
イソブチルケトン 3.0         2.0ジ
イソブチルケトン   1.8         2.
0ブチルアセテート     1.83.1溶剤次第で
少なくとも0.1 g 、殊に少なくとも1.0 gの
導電性重合体が100cm’の溶剤に溶解し得る。
この可溶性重合体の導電性は10−4〜100 S/c
m、殊に10−’〜10 S/cmである。
重合体(7)UV/VIS/NIR−スヘクトルは、4
00〜3200 n+* 、殊に500〜1800iI
11の範囲に強い吸収を示す。本発明の重合体は高い熱
安定性を持つ。このことは例えば、200°C以上ので
初めて重量が10χ程低下することから判る。
本発明の重合体が公知の導電性重合体と相違する特別な
性質は、溶解性およびそれ故の加工性を必要とするかま
たはこれらの性質が有利である用途において使用するこ
とを可能とする。
市販の重合体に混入できることまたは導電性層を゛導電
性又は非導電性材料に場合によっては制限された厚みで
塗布できることを挙げることができる。この方法によっ
て触媒、電気的スイッチ、半導体構造要素、太陽電池、
遮蔽材料、カモフラージ用塗料、パネルヒーターの導体
、特殊電極、導電性あるいは帯電防止処理したフィルム
および繊維の製造を可能とするか又は容易にすることが
できる。
本発明を以下の実施例によって更に詳細に説明する。実
施例に記載の部およびχは、他に表示がない限り、重量
に関する。比導電性は圧縮成形物について四点測定法に
よって測定した。
熱分解挙動は示差熱重量分析(DTG)および走査示差
熱分析(DSC)によって測定した。実施例中おいて得
られる精製された重合体は、テトラフルオルエチレン中
に25°Cで100 cmff当たり1.0gより多量
に溶解する。テトラフルオルエチレンに溶解した溶液は
UV/V Is/N IR−スペクトルにおいて500
〜1800nmの所に強い吸収を示す。本発明の重合体
の平均分子N(重量平均)は、例えば0.3 V(Ag
/AgC/! ニ対シテ)テノ白金カソードの所で電気
化学的に還元することによって得ることができる中性の
状態(添加物不合)において、基準としてのポリスチレ
ンに対するゲルバーミッションクロマトグラフィー(G
PC)によって測定した。
1施撚」 4.34部のテトラエチルアンモニウムテトラフルオル
硼酸塩、4.53部の3−ノニルオキシチオフェンおよ
び200部のアセトニトリルを冷却用ジャケットを備え
た非分離型電解セル中に導入する。カソードハロ0I1
1ノ長さ、551の幅(7) V2A−鋼鉄製薄板より
成る。アノードとしては60mmの長さ、55mmの幅
、4mmの厚さの炭素製フェルト(面積重量0.4kg
/m” 、比表面積(BET)約1.5m”/g)を使
用する。アノードはカソードから2cmの間隔を置いて
平行に固定し、ポリプロピレン製ネットより成るスペー
サーによって分離する。
20°Cの電解温度および100mAのアノード電流の
もとで3〜6ボルトのセル電圧が得られる。理論的に必
要とされる電流量の半分を消費した後に、重合体が付着
したアノードを新しいものに交換し、理論電流量が消費
された後に電解を終了する。粗生成物が付着したアノー
ドを乾燥後にヘキサンの入った浴中に入れ、そこでこれ
を比較的に長時間の間数回浸漬処理する。乾燥後に重合
体が付着した炭素製フリースを、テトラヒドロフランの
入った浴中で、重合体が実質的に完全に溶液に成るまで
浸漬処理する。この溶液を孔の大きさG3のガラス製る
つぼ状フィルター(glass filter cru
sible)を通して濾過し、濾液を回転式蒸発器で乾
燥するまで濃縮する。
この粗生成物を機械的に粉砕し、水で洗浄し、乾燥し、
ペンタンで洗浄しそして再び乾燥する。
1.52部の暗青色の光沢のある固体が得られる。
元素分析にて以下の値が得られる: 64.3χc 、 8.4Z H,13,8zS 、 
5.4X F。
粉砕した生成物の粉末圧縮物は4.8X10−3S/c
mの導電率を有している。DTGの際に220’Cまで
に10χより少ない重量損失が認められる。添加物を混
入していない状態でのGPCは約4500の平均分子量
(重量平均)を示した。
1五M」 4.34部のテトラエチルアンモニウム−テトラフルオ
ル硼酸塩、5.36部の3−ドデシルオキシチオフェン
および200部のアセトニトリルを、冷却用ジャケット
を備えた非分離型電解セル中に入れる。カソードは、6
0mmの長さ、55mmの幅のV2A−鋼鉄製薄板より
成る。アノードとしては6゜IIIII+の長さ、55
1の幅の白金製薄板を使用する。
20°Cの電解温度および50mAのアノード電流のも
とて3〜6ボルトのセル電圧が得られる。理論的に必要
とされる電流量の174を消費した後に、アノード上に
析出した重合体を機械的にアノードから分離し、このア
ノードを再び使用する。この方法を理論的に必要とされ
る電流量が消費されるまで繰り返す。集めた粗生成物を
機械的に粉砕し、水で洗浄し、乾燥し、ペンタンおよび
アセトニトリルで洗浄しそして再び乾燥する。この精製
をテトラヒドロフランに溶解し、G3’の孔大きさのガ
ラス製るつぼ状フィルターに通して濾過しそして回転式
蒸発器で濾液を乾燥するまで濃縮する。1.88部の青
黒色の光沢のある固体が得られる。元素分析にて以下の
値が得られる: 65.72 C,9,0X l(,11,1$ S 、
5.3X F。
粉砕した生成物の圧縮物はi、5xto−” 37cm
の導電率を示す。DTGでは255″Cまで10χより
少ない重量損失が観察された。DSCは350°C(I
30J/g)の所で極大を示した。添加物の混入されて
いない状態のGPCは約5400の平均分子量を明らか
にした。
実画L[Lu 4.34部のテトラエチルアンモニウムテトラフルオル
硼酸塩、5.96部の3−テトラデシルオキシチオフェ
ンおよび200部のアセトニトリルを、冷却用ジャケッ
トを備えた非分離型電解セル中に導入する。カソードは
60mmの長さ、55mmの幅のV2A−鋼鉄製薄板よ
り成る。アノードとしては60mmの長さ、55mmの
幅の白金製薄板を使用する。
20’Cの電解温度および50 mAのアノード電流の
もとて3〜6ボルトのセル電圧が得られる。理論的に必
要とされる電流量の174を消費した後に、アノードに
付着した重合体を機械的に分離し、そのアノードを再度
使用する。この方法を、理論的に必要とされる電流量が
消費されるまで繰り返す。集めた粗生成物を機械的に粉
砕し、水で洗浄し、乾燥し、ベンクンおよびアセトニト
リルで洗浄しそして再び乾燥する。この粗生成物をテト
ラヒドロフランに溶解し、孔の大きさG3のガラス製る
つぼ状フィルターを通して濾過し、濾液を回転式蒸発器
で乾燥するまで濃縮する。2.04部の暗青色の光沢の
ある固体が得られる。元素分析にて以下の値が得られる
=67.5χc 、 io、oχH,10,1χS 、
4.8χF。
粉砕した生成物の粉末圧縮物は1.0X10−2S/c
mの導電率を有している。
裏庭±」 3.0部の鉄(I[I)クロライド(水不含)を100
部のアセトニトリルに溶解する。攪拌下に1゜oial
Kの3−ドデシルオキシチオフェンを添加する。
室温で6時間攪拌した後に重合体を完全に沈澱させ、濾
過しそしてアセトニトリルで洗浄する。
この粗生成物をTHFに溶解し、G3の孔の大きさのガ
ラス製るつぼ状フィルターで濾過し、濾液を回転式蒸発
器で乾燥するまで濃縮する。残渣をペンタンおよび水で
洗浄しそして乾燥する。
0.7部の暗青色の光沢のある固体が得られる。
元素分析にて以下の値が得られる: 61.4X C,8,1X H,9,9X S 、10
.1Ef、4゜4χFeおよびGPCの上にある(添加
物不合状態の)重合体はその90%以上が10〜40の
単量体単位数である。粉砕した生成物の粉末圧縮物は4
X 10−’S/cmの導電率を有している。DTGで
は200°Cまで10より少ない重量損失が観察される
実1順り針づ− 4,34部のテトラエチルアンモニウム−テトラフルオ
ル硼酸塩、3−アルコキシチオフェンおよび200部の
アセトニトリルを、冷却用ジャケットを備えた非分離型
電解セル中に入れる。カソードは、60ml1の長さ、
55mmの幅のV2A−鋼鉄製薄板より成る。アノード
としては60mmの長さ、55IIIff+の幅そして
直径0.07 armの白金/ロジウム(95:5)−
線を使用する。20°Cの電解温度および100mへの
アノード電流のもとて3〜6ボルトのセル電圧が得られ
る。理論的に必要とされる電流量を消費した後に、アノ
ードの上に析出した重合体をジクロロメタンにて熔解し
てアノードから分離する。この溶液を63の孔の大きさ
のガラス製るつぼ状フィルターを通して濾過しそして濾
液を回転式蒸発器で乾燥するまで濃縮する。
この粗生成物を機械的に粉砕し、水で洗浄し、乾燥し、
アセトニトリルおよびヘキサンに浸漬処理し、次いで濾
過しそして乾燥する。
これらの重合体は酸化状態(添加物含有状態)で殊にジ
クロロメタン、テトラヒド口フランおよびトルエンに溶
解する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)2−位および/または5−位で互いに連結すること
    によって結合されている統計的平均で下記の各構造単位
    より成り、中性状態(非導電性)および酸化状態(添加
    物含有)状態の内因的に導電性の重合体: 60〜100モル%の、式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1は直鎖状または分枝状の炭素原子数6〜
    30のアルコキシ基であり、 R^2は水素原子または炭素原子数1〜30のアルコキ
    シ基である。] で表される単量体の少なくとも一種類から誘導される構
    造単位; 0〜40モル%の式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、R^4およびR^5は互いに無関係に水素原子
    、ハロゲン原子、炭素原子数1〜12のアルキル基、ア
    ルコキシアルキル基、アリールメチル基、アリール基、
    炭素原子数1〜4のアルコキシ基または−O(CH_2
    CH_2O)_nCH_3(但し、、n=1〜4)を意
    味するかまたはこれらが結合している炭素原子と一緒に
    成って芳香族環を形成し、 R^3およびR^6は互いに無関係に水素原子を意味す
    るかまたはR^3はR^4およびこれらが結合している
    炭素原子と一緒に成ってまたはR^5はR^6およびそ
    れらが結合している炭素原子と一緒に成ってそれぞれ芳
    香族環を形成し、 Xは酸素原子、硫黄原子、NH−基、N−アルキル基ま
    たはN−アリール基を意味する。] で表される単量体の少なくとも一種類から誘導される構
    造単位; 0〜40モル%の、式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) [式中、R^7、R^8、R^9およびR^1^0は互
    いに無関係に水素原子、炭素原子数1〜12のアルキル
    基、アリール基または炭素原子数1〜30のアルコキシ
    基を意味し、 YおよびZは互いに無関係に酸素原子、硫黄原子、NH
    −基、N−アルキル基またはN−アリール基を意味し、 R^1^1はアリーレン基、ヘテロアリーレン基または
    式(−CH=CH−)_p(但し、pは0、1、2また
    は3である。)の共役系を意味する。]で表される少な
    くとも一種類の単量体から誘導される構造単位; 0〜40モル%の式(IV)、 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) [式中、R^1^2およびR^1^3は互いに無関係に
    水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜12のアルキ
    ル基、炭素原子数1〜30のアルコキシ基、炭素原子数
    1〜12のアシルアミノ基または炭素原子数1〜12の
    アシルオキシ基を意味し、 R^1^4はハロゲン原子、炭素原子数1〜12のアル
    キル基、炭素原子数1〜30のアルコキシ基、炭素原子
    数1〜12のアシルアミノ基、炭素原子数1〜12のア
    シル基または炭素原子数1〜12のアシルオキシ基を意
    味し、 Xは上記の意味を有する。] で表される少なくとも一種類の化合物から誘導される構
    造単位。 2)統計的平均で90〜100モル%の、式( I )の
    単量体から誘導される構造単位より成る請求項1に記載
    の内因的に導電性の重合体。 3)重合体が酸化状態で、Hansenによる溶剤パラ
    メーターとして8.5(cal/ccm)^1^/^2
    より小さいδ_P_^−値および6.5(cal/cc
    m)^1^/^2より小さいδ_M値を持つ有機溶剤中
    で25℃で完全に溶解しそして100cm^3の該溶剤
    当たり少なくとも0.1gの重合体を含有する溶液を2
    5℃で得ることができる請求項1に記載の内因的に導電
    性の重合体。 4)Hansenによる溶剤パラメーターとして5.5
    (cal/ccm)^1^/^2より小さいδ_P_^
    _−値および5.0(cal/ccm)^1^/^2よ
    り小さいδ_M_^_−値を持つ有機溶剤100cm^
    3当たり少なくとも1g(重合体)の濃度を有する溶液
    を25℃で得ることができる請求項1に記載の内因的に
    導電性の重合体。 5)8〜150の構造単位より成る請求項1に記載の内
    因的に導電性の重合体。 6)両方の末端基の少なくとも一方が、式(IV)▲数式
    、化学式、表等があります▼(IV) [式中、R^1^2およびR^1^3は互いに無関係に
    水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜12のアルキ
    ル基または炭素原子数1〜12のアルコキシ基を意味し
    、 R^1^4はハロゲン原子、炭素原子数1〜12のアシ
    ル基、炭素原子数1〜12のアシルオキシ基または炭素
    原子数1〜12のアルコキシ基を意味しそして Xは請求項1に記載の意味を有する。] で表される化合物から誘導される構造単位より成る請求
    項1に記載の内因的に導電性の重合体。 7)式( I )中のR^1が直鎖状または分枝状の炭素
    8〜22のアルコキシ基であり、R^2が水素原子であ
    る請求項1に記載の内因的に導電性の重合体。 8)請求項1に記載の内因的に導電性の重合体を製造す
    るに当たって、式( I )の単量体の少なくとも一種類
    を場合によっては式(II)、(III)または(IV)の一
    種または複数種の共重合性単量体と一緒に酸化重合する
    ことを特徴とする、上記内因的に導電性の重合体の製造
    方法。 9)化学的酸化剤を使用する請求項8に記載の方法。 10)酸化剤としてFe^3^+−塩を、テトラフルオ
    ル硼酸塩、ヘキサフルオル燐酸塩およびトリフルオルメ
    タンスルホナートの群から選ばれた別の塩の存在下に使
    用する請求項8に記載の方法。 11)酸化剤として重合体マトリックス中に溶解または
    懸濁したFe^3^+−塩を使用しそして単量体を気相
    で酸化剤と接触させる請求項8に記載の方法。 12)重合を電解質溶剤中で伝導塩の存在下にアノード
    酸化によって電気化学的に行う請求項8に記載の方法。 13)電気化学的重合の際のアノードが貴金属または炭
    素より成りそしてネット状−、スポンジ状−、織物状−
    、ハニカム状−またはフェルト状構造を持つ、請求項8
    に記載の方法。 14)電気化学的重合の際に伝導塩としてテトラフルオ
    ル硼酸塩、ヘキサフルオル燐酸塩またはトリフルオルメ
    タンスルホナートを使用する請求項8に記載の方法。 15)請求項1に記載の内因的に導電性の重合体を触媒
    、電気的スイッチ、半導体成分、太陽電池、遮蔽材料、
    カムフラージ用塗料、パネルヒーター用導体、特殊電極
    並びに並びに帯電防止性フィルムまたは繊維の製造の目
    的で合成樹脂に混合するかまたは導電性または非導電性
    材料に塗布するのに用いる方法。
JP1030074A 1988-02-13 1989-02-10 改善された溶解性を持つ導電性重合体 Pending JPH01261471A (ja)

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