JPS61109834A - 便所装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 （発明の技術分野） 本発明は電算機室や半導体素子の製造工場等のクリーン
ルーム用便所装置に関するものである。

（従来の技術とその問題点） 従来、電算機室等のクリーンルームには便所が設けられ
ておらず、極めて不便であった。クリーンルーム内に便
所を設けていない理由は、従来の便所装置では便器を洗
浄１”る際便器洗浄装置の水栓を手動操作するため、水
栓の操作部に手垢が付着し、その手垢がチリとなってク
リーンルーム内に浮遊すると共に、用便後に紙を使用す
るためその紙の細・かい繊維がホコリとしてクリーンル
ーム内に浮遊し、クリーンルーム内の雰囲気を清浄に維
持できないからである。

しかして、クリーンルーム用便所装置の開発に際して解
決づべき課題は、水栓器具等に一切手を触れずしかも紙
を使用せずに用を足せるようにすることである。この様
な課題の解決手段として、人体を感知部でや知してその
感知信号により便器洗浄装置を作動させるようにすると
共に、用便後において局部を洗）ｐする局部洗浄装置と
、同局部を乾燥する局部乾燥装置とを具備することが考
えられる。前記局部洗浄装置及び局部乾燥装置の作動は
必然的に操作部によって電気的に制御するようにするが
、該操作部の操作を押ボタンスイッチで行うようにした
場合、該スイッチに手垢が付着し好ましくない。

従って、前記操作部を便器洗浄用の感知部と同様に人体
を感知してスイッチ機能を果すようにすることが考えら
れるが、この操作部が感知部と連動せず単独で作動可能
な構造であると、用便時以外の時例えば人が便器の前に
立っただけの場合においても、操作部が人体を感知しそ
の信号によって局部洗浄装置又は局部乾燥装置が作動し
てしまい、特に局部洗浄装置が作動した場合には局部洗
浄用の洗浄水が便器から飛び出して便器の周囲を汚す恐
れがある。

（発明が解決しようとする技術的課題）本発明が解決し
ようとする技術的課題は、操作部を感知部と連動させ、
局部洗浄装置及び局部乾燥装置の用便時以外の作動を禁
止することにある。

「発明の構成」 （技術的課題を解決するための技術手段）上記課題を解
決すべく本発明が５８じた技術手段は、 便器と、便器を洗浄する便器洗浄！＆置と、人体を感知
して感知信号を出力する感知部と、使用者の局部を洗浄
する局部洗浄装置と、同局部を乾燥する局部乾燥装置と
、人体を感知して前記局部洗浄装置及び局部乾燥装置を
作動させる信号を出力する操作部と、前記感知部及び操
作部からの信号を受けて前記各装置の作動を制御１？Ｊ
。

る制御部とを備え、上記感知部の感知信号出力時におい
て操作部の信号の出力を許容し、同感知信号の出力停止
時においては操作部の信号の出力を禁止したものである
。

（技術手段の作用） 上記手段によれば、用便時において感知部が人体を感知
して感知信号を制御部へ送り、且つその感知信号の出力
によって操作部が信号の出力を許容され、前記感知信号
を受けた制御部からの指令によって便器洗浄装置が作動
し、便器内の洗浄が自動的に行われると共に、用便後に
おいて操作部に人体を人為的に感知させることにより、
操作部が信号を出力してその信号を制御部へ送り、該制
御部からの指令によって局部洗浄装置及び局部乾燥装置
が順次作動し、局部の洗浄及び乾燥が行われるものであ
る。

一方、用便時以外の時には感知部の感知信号の出力が停
止していることにより、操作部が信号の出力を禁止され
、局部洗浄装置及び局部乾燥装置は停止状態を維持する
。

「発明の効果」 以上の様な本発明の構成によれば、操作部が感知部連動
しているので、用便時においてのみ局部洗浄装置及び局
部乾燥装置が作動し、用便時以外の時の局部洗浄装置及
び局部乾燥装置の誤作動を防止することができ、特に局
部洗浄装置の誤作動に伴い便器の外部へ局部洗浄用の洗
浄水が飛び出すといった不具合を生じることがなく、便
器周囲を清浄な状態に維持できるものである。

「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面により説明する。

本実施例の便所装置は第１図乃至第４図に示す如くクリ
ーンルームに設置したユニットルーム（Ａ）内に設置さ
れ、便器（ａ　）と、便器＜ａ　＞を洗浄する便器洗浄
装置と、使用者の局部を洗浄する局部洗浄装置と、同局
部を乾燥する局部乾燥装置と、便器（ａ　）内の臭気を
排出する排気装置と、人体を感知する感知部（５）から
の感知信号及び操作部（９）からの信号を受けて前記各
装置の作動を制御１１する制御部（６）とを備えている
。

ユニットルーム（Ａ＞はその床（Ａ１）内部から側壁（
Ａ２）内部及び天井（Ａ３）内部に連なるエア通路（２
５）が形成され、且つ床面全面に多数の通気孔を有した
グレイチング（２６）が敷設される一方、天井檗全面に
エアフィルタ（２７）が設けられており、前記エア通路
（２５）の中途部に設けた循環送風１（２８）で内気が
強制循環されることにより、エアフィルタ（２７）を通
して常に清浄な空気が供給され雰囲気が清浄に維持され
るようになっている。前記エアフィルタ（２７）は極く
微粒子のチリやホコリを捕集できる高性能なものが使用
され、その捕集効率は９９．９７％以上である。

便器洗浄装置は便器＜ａ　＞外周部に通水路（１ａ）を
形成して該通水路（１ａ）に給水管（１ｂ）を接続し、
且つ同給水管（１ｂ）に電磁弁（１ｃ）を設けると共に
、前記電磁弁（１ｃ）を制御部（６）に電気的に接続し
てなり、制御部（６）からの指令で電磁弁（１Ｃ）が所
定時間開いて給水管（１ｂ）より通水路（１ａ）に洗浄
水が供給され、且つ同通水路（１ａ）の底壁に開口する
多数の流水孔（’Ｉｄ）より便器＜ａ　＞内壁に沿って
洗浄水が流れ、便器（ａ　）を洗浄するものである。

前記給水管（１ｂ）及び電磁弁（１ｃ）はユニットルー
ム（Ａ）内の清浄空気の流れを妨げないようにユニット
ルーム（Ａ＞外へ導出され、給水源に接続されているつ 上記洗浄装置からの洗浄水と便器（ａ　）内の汚物は、
排水］−ラップ（７ａ）とそれに接続する排出管（７ｂ
）を介してユニットルーム（△）外へ排出されるように
なっている。　　　　　゛局部洗浄装置は便座（ａｌ）
内に洗浄水噴射ノズル（２ａ）を設け、該ノズル（２ａ
）を温水である洗浄水の給水源に給水管（２ｂ）及び電
磁弁（２Ｃ）を介して接続し、且つ前記電磁弁（２Ｃ）
を制御部（６）に電気的に接続してなり、制御部（６）
からの指令で電磁弁（２ｃ）が開いて所定温度の洗浄水
が給水管（２ｂ）を介して洗浄水噴射ノズル（２ａ）へ
供給され、該ノズル（２ａ）が使用者の一局部へ向って
洗浄水を噴射し、同局部を洗浄するものである。前記洗
浄水噴射ノズル（２ａ）は便座（ａ＋）の開口部（８）
に対して出没可能とされ、且つ同開口部（８）への突出
量が肛門洗浄時とどデ洗浄時とで夫々異なるように設定
されている。また、給水管（２ｂ）及び電磁弁（２０）
は前記便器洗浄装置の場合ど同様の理由でユニットルー
ム（Ａ）外へ導出されている。

局部乾燥装置は便座（ａｌ）の内側に温風通路（３ａ）
を区画形成し、該通路（３ａ）をユニットルーム（Ａ＞
外へ導出する送風管（３ｂ）を介して温風発生１（３ｃ
）に接続し、且つ前記温風発生［（３Ｇ）を制御部（６
）に電気的に接続してなり、制御部（６）からの指令で
温風発生機（３Ｃ）が作動して温風を温風通路（３ａ）
に供給し、同通路（３ａ）の前端壁に開口する吹出し口
（３ｄ）より使用者の局部へ向って温風が吹出し、使用
者の局部を乾燥するものである。前記温風発生機（３ｃ
）はユニットルーム（Ａ）外にあって、吸気管（３１ｃ
）が接続するケース　（３２Ｃ）内にその上流側より順
次送風ファン（３３ｃ）と、高性能な捕集効率を有した
エアフィルタ（３４Ｃ）と、酸化物の発生のないセラミ
ックヒータ（３５ｃ）とを配置してなり、熱ロスが少な
くしかもユニットルーム（Ａ）内を汚さないよう清浄な
温風を供給できるようになっている。

排気装置は便座（ａ＋）の外周部に排気通路（４ａ）を
区画形成し、該通路（４ａ）をユニットルーム（Ａ）外
へ導出する排気管（４ｂ）を介（）て強制排気用ファン
（４Ｃ）に連絡し、且つ同ファン〈４Ｇ）を制御部（６
）に電気的に接続してなり、制御部（６）からの指令で
強制排気用ファン（４Ｃ）が駆動し、排気通路（４ａ）
の底壁に開口する吸込口（４ｄ）からＩｆ！鼎（ａ）内
の臭気を吸引してユニットルーム（Ａ）外へ排出するも
のである。

感知部（５）は光電センサーからなり、ユニットルーム
（Ａ）の後壁（Ａ４）において（！！！器（ａ　）の後
部上方位置に取付けられ、制御部（６）と電気的に接続
されており、用便時において人体を感知しその感知信号
を制御部（６）へ送り、制御部（６）に用便の開始を認
識させるものである。また、感知部（５）は第５図に示
す如く投光及び受光素子（５ａ）が前方へ向って下向き
に傾斜して設けられ、感知ダ１域を便器（ａ　）の近傍
に限定し、用便時以外例えば甲に人が便器（ａ　）の前
を通り過ぎただけの場合など人体を感知しないようにし
て、該動作を防止しである。

操作部（９）は前記局部洗浄装置及び局部乾燥装置の作
動を人為的に切換操作するためのもので、第６図に示す
如く操作パネル（９ｂ）に光電センサー（９ａ）を組込
んでなり、ユニットルーム（Ａ）の側壁（Ａ２）におい
て便器（ａ）の側部上方位置に設けられ、制御部（６）
と電気的に接続されてＪ３す、光電センサー（９ａ）が
切換操作時における使用者の手を感知し、その感知信号
を制御部（６）へ送るようになっている。即ち、使用者
が光電センサー（９ａ）の前に手をかざす度に局部洗浄
、ごデ洗浄、乾燥、停止へと局部洗浄装置及び局部乾燥
ｉ置の作動が切換わるものである。この操作部（９）の
作動は前記感知部（５）の作動時においてのみ許容され
、感知部（５）が人体を感知している用便時以外の時の
作動を禁止されており、用便時以外の時に局部洗浄装置
の洗浄水噴射ノズル（２ａ）から不用意に洗浄水が噴射
してユニットルーム（Ａ）内を汚すことがないようにし
である。

また、操作部（９）から制御部（６）への信号の受付け
は信号の出力時間が所定時間例えば０．５秒以内の場合
キレンヒルされ、［ｔつ化月の７出力間隔が所定時間例
えば１秒以内の場合も後行する信号がキャンセルされ、
局部洗浄装置及び局部乾燥装置の作動がむやみに切換わ
らないようになっている。

前記操作パネル（９ｂ）は電源の入力の有無及び前記洗
浄から停止までの作動状態を示す表示と、その表示の近
傍に作動の実行を示す発光ダイオード（９Ｃ）が設けら
れている。尚、操作パネル（９ｂ）の近傍位置には局部
洗浄装置における洗浄水噴射ノズル（２ａ）からの水勢
を調節するための水勢調節操作パネル（１０）が設けら
れている。

この操作パネル（１０）は第７図に示ず如く水勢の強弱
調節用スイッチ（１０ａ　）　　（１０ｂ　）を備えて
いる。前記スイッチ（１０ａ　）　　（１０ｂ　）は手
で触れて操作する所謂タッチスイッチであるが、使用頻
度が比較的少なくしかも触れるのは指先だけであるから
、手垢筈の付着は僅かであり問題はない。

以上の様な本実施例における便所装置の作動は第８図乃
至第１０図のタイムチャート及びフローチャートに示す
通りである。

［１１１ち、使用者が便座（ａｌ）に腰掛けることによ
り感知部（５）が人体を感知してその感知信号を制御部
（６）へ送る。Ｃの感知信号は出力が所定時間例えば３
秒以内の場合キャンセルされ、便器洗浄装置、局部洗浄
装置及び局部乾燥装置の無用な作動が防止されている。

前記感知信号が３秒以上制御部（６）に入力すると、同
制御部（６）からの指令により便器洗浄装置の電磁弁（
１Ｃ）が開いて便器（ａ　）の予Ｎ洗浄が行われると共
に、操作部（９）の電源が入る。また、感知部（５）が
人体を感知すると同時に排気装置の強制排気用ファン（
４Ｃ）が作動し、吸込口（４ｄ）からの吸引作用にょっ
て臭気の排気が開始される。

上記予備洗浄を行う理由は、用便前に便器（ａ　）の内
壁面に予め水膜を形成しておき、用便優における汚れを
落ち易（するためである。

また、排気は臭気を残留させることなく排出できるよう
に用便中は勿論、使用者が用便と局部の洗浄及び乾燥が
終了して便器＜ａ）から離れ感知部（５）の感知信号の
出力が停止しても、その信号の出力停止後所定時間例え
ば１５秒間続行されるようになっている。

用便終了後は使用者が操作部（９）の光電センサー（９
ａ）の前に手をがざして同センナ−（９ａ）に感知させ
ることにより、この１回目の感知信号の出力で局部洗浄
装置が作動を開始し、洗浄水噴射ノズル（２ａ）から噴
射する洗浄水で局部の洗浄が行われる。

局部洗浄後は再び手で操作部（９）の光電センサー（９
ａ）に２回目の感知信号を出力させることによりビデ洗
浄が行われる。

ビデ゛洗浄接又はビデ洗浄が不要な場合は続いて操作部
（９）の光電センサー（９ａ）に３回目の感知信号を出
力さじることにより、局部乾燥装置が作動を開始し、吹
出し口（３ｄ）から温度風が吹出して局部が乾燥される
ものである。

前記局部乾燥装置のセラミックヒータ（３５ｃ）は前記
感知部（５）の感知信号出力時に加熱を開始されており
、乾燥開始時に送風ファン（３３ｃ）とにより即座に＠
風を送、れるようになっている。

乾燥終了後は操作部（９）の光電センサー（９ａ）に４
回目の感知信号を出力させることにより、局部乾燥装置
の作動が停止し、且つ操作パネル（９ｂ）における停止
表示の発行ダイオード（９Ｃ）が約１秒点灯する。

しかして、上記の様にして用便後の洗浄及び乾燥が終了
した後使用者が便器（ａ　）から離れると、感知部（５
）から制御部（６）への感知信号の入力が停止して操作
部（９）の電源が切れると共に、前記信号の入力停止後
所定時間例えば２秒の間隔をおいて制御部（６）からの
指令により便器洗浄装置の電磁弁（１Ｇ）が再び所定時
間開き、便器＜ａ　＞内の本洗浄が行われ、汚物が便器
＜ａ　＞外へ排出される。そして、感知部（５）からの
感知信号の入力停止後所定時間例えば１５秒間経過した
後排気装置の作動が停止し、全ての作動が停止するもの
である。

この様に全ての作動が停止した状態即ち用便時以外の時
には操作部（９）の電源が切れているので、感知部（５
）が感知信号を出力しない限り操作部（９）が人体を感
知して信号を出力することはなく、局部洗浄装置及び局
部乾燥装置の誤作動を防止できるものである。

尚、局部洗浄装置及び局部乾燥装置は作動中において操
作部（８）が新たな感知信号を出力するまで制御部（４
）に設定された設定時間内作動を継続し、その設定時間
経過後自動的に作動を停止づるようになっている。前記
設定時間は局部洗浄及びビデ洗浄の場合例えば５分間に
設定され、局部乾燥の場合例えば１０分に設定されてい
る。

設定時間経過後においては局部洗浄′ＪＡ署及び局部乾
燥装置が停止した後警報装置が作動し、警報を発するよ
うになっている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明便所装置の一実施例を示す断面斜視図、
第２図は同拡大斜視図、第３図は縦断側面図、第４図は
横断平面図、第５図は感知部を拡大して示す一部切欠側
面図、第６図は操作部の拡大正面図、第７図は水勢調節
パネルの拡大正面図、第８図は便器洗浄のタイムチャー
１・、第９図は局部洗浄及び乾燥のタイムチャート、第
１０図は便器洗浄と局部洗浄及び乾燥のフローチャート
である。 尚図中 （ａ）・・・便　器　（５）・・・感知部（６）・・・
制御部　（９）・・・操作部手続補正書 昭和６０年１０月７８［１ （特許庁審査官　　　　　　　　　　　　　　殿）１、
事件の表示 昭和　５９　年　特　　許　　願　第　２３０８５３　
　号２、発明の名称 クリーンルーム用便所装置 ３、補正をする者 事件との関係　　　　　特　ＰＦ　　出　願　人氏名（
名称）　　　　　（ＡＯ８）東陶機器株式会社４、代理
人 住　所　　東京都文京区白山５丁目１４７１１７号早川
ビル電用東京９４６−０５３１番（代表）６、補正の対
象 （１）明細ｅ；の発明の詳細な説明の欄７、補正の内容

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 便器と、便器を洗浄する便器洗浄装置と、人体を感知し
   て感知信号を出力する感知部と、使用者の局部を洗浄す
   る局部洗浄装置と、同局部を乾燥する局部乾燥装置と、
   人体を感知して前記局部洗浄装置及び局部乾燥装置を作
   動させる信号を出力する操作部と、前記感知部及び操作
   部からの信号を受けて前記各装置の作動を制御する制御
   部とを備え、上記感知部の感知信号出力時において操作
   部の信号の出力を許容し、同感知信号の出力停止時にお
   いては操作部の信号の出力を禁止したクリーンルーム用
   便所装置。