JPS6110897Y2 - - Google Patents

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JPS6110897Y2
JPS6110897Y2 JP6153679U JP6153679U JPS6110897Y2 JP S6110897 Y2 JPS6110897 Y2 JP S6110897Y2 JP 6153679 U JP6153679 U JP 6153679U JP 6153679 U JP6153679 U JP 6153679U JP S6110897 Y2 JPS6110897 Y2 JP S6110897Y2
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JP
Japan
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axis direction
chip
sliding surface
saddle
receiving part
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JP6153679U
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JPS55160745U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は工作機械の加工物テーブルの改良に関
する。
従来の工作機械の加工物テーブルは、例えば、
フライス盤のテーブルにおいては、テーブル本体
にX軸方向に沿う複数の切粉収容溝が設けられ、
それらの間の堤部に逆T字溝が設けられ、この溝
に加工物取付治具が摺動自在に嵌合され、これに
よつて加工物がテーブル上に固定されていた。従
つて加工物の切削に伴う切粉が前記切粉収容溝内
にたまつてそれらを取り除くことがむずかしく、
又、高速重切削の場合すぐにテーブル上に多量の
切粉がたまり、それらをいちいち人手によつて取
り除かねばならず、連続した切削作業ができなか
つた。特に広いテーブルに切削量の多い加工物を
取付けて高速重切削する場合には、切粉の除去作
業に大へんな労力を費やしていた。
また、実開昭50−83673号で公知の如く、加工
物テーブルの上面および側面に夫々開口部を設
け、これらテーブル上面の開口部とテーブル側面
の開口部とを側面開口部に対して下り勾配の貫通
路で連通させ、この貫通路から切粉を機械側方に
排出させる方式のものがあつた。併しこの方式に
よると、油のついた複雑な形状の切粉が貫通路の
途中にひつかかり、堆積するので、これを防ぐた
め圧力流体を吹きつける強利排出装置を設けなけ
ればならず、構造が極めて複雑高価となる。ま
た、除去された切粉を排出するためのコンベアも
設けなければならぬのみでなく、吹き飛ばされた
切粉片が機械周辺に飛散するので、作業環境が悪
化し、作業性を低下させる原因ともなつていた。
本考案は前記問題を解決し、テーブル上の切粉
が自然に下方に落下して、テーブル上に切粉がた
まらず、作業性の高い加工物テーブルを提供する
ことを目的とする。
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。X軸方向(第1図横方向)に長い加工物テー
ブル10は次の如く構成される。本体11はX軸
方向に長く、その下面にはX軸方向に沿う鳩尾状
の摺動部12が設けられ、又、X軸方向に沿う中
心線上の下面に上半円柱状空胴となつた送りねじ
収容部13が設けられる。本体11の上面にはX
軸方向に沿う複数の切粉収容溝14aが設けら
れ、又これらの溝のX軸方向両端部で互いに連続
したY軸方向(第1図たて方向)切粉収容溝14
bが設けられる。そして、X軸方向溝14aの溝
底14cは後記切粉排出孔17に向つて低くなる
ように傾斜している。
前記X軸方向溝14aによつて残された堤部1
5aがX軸方向に沿つて複数本形成されて、その
うちのX軸方向に沿う中央部に位置する堤部15
cは前記ねじ収容部13の直上部に位置してい
る。又、堤部15aのY軸方向両端上部には位置
決め肩15dが設けられている。前記Y軸方向溝
14bによつて残されたX軸方向両端部にはY軸
方向堤部15bが形成される。前記堤部15には
X軸方向に沿う逆T字溝16が設けられ、これに
加工物取付け治具(図示せず)が摺動可能に嵌合
する。
前記X軸方向切粉収容溝14aの溝底14cに
はX軸中心部を含んでテーブルのX軸方向長さの
約1/2の範囲で、複数個の切粉排出孔17が設け
られる。これらの孔のY軸方向前後端部に位置す
るもののX軸方向に沿う孔側壁17aは、第4図
示の如く、前記摺動部12に切粉がかからないよ
うに、その上側をおおうように傾斜している。
また前記X軸方向に沿う中央堤部15cのY軸
方向両側の側壁17bは上半中空円筒状体の外円
周面を構成する。前記排出孔17の互いにとなり
合う孔との間には補強リブ18が設けられ、その
上面は円孤状となつて切粉のスムーズな落下を許
す。
前記テーブル10をX軸方向に摺動支持するた
めのサドル20は次の如く構成される。テーブル
10をX軸方向に摺動案内する互に平行なるX軸
方向に沿う2本のX軸方向摺動面受部21が設け
られる。前記受部21を互いに結合し、かつ、テ
ーブル10をY軸方向に移動させるためのY軸方
向摺動面部22が設けられ、これらは互いにY軸
方向に沿つて平行であり、前記X軸方向摺動面受
部21の両端から等距離だけ中央部によつた位置
にある。また前記受部21の結合部材を兼ねたY
軸方向送りねじ収容部23が設けられ、これはX
軸方向受け部21の中央部を連結して、前記摺動
面部22の間の中央に位置し、Y軸方向に沿う中
空円筒体を構成する。そしてこれらの収容部23
と受部21、摺動面部22とで囲まれる空間は上
下に貫通した矩形状の切粉落下空間24a,24
bとなる。
前記サドル20をY軸方向に摺動方向に摺動支
持するベツド30は次の如く構成される。本体3
1の上部にサドル摺動面受部32が設けられ、該
受け部はサドル20をY軸方向に摺動案内する互
いに平行なるY軸方向に沿う2本からなる。前記
2本のサドル受部32の間には、切粉中央受部3
3が設けられる。該切粉受部33は上側が開口し
また切粉の手前側えのかき出しを許容するように
前側が開口した空間を構成する。そして、Y軸方
向に沿う左右の側壁33aは上向きに傾斜し、X
軸方向に沿う後側壁33bも上向きに傾斜し、切
粉のスムーズな外部への排出が可能となる。又底
部33cは水平面をなす。
またサドル摺動面受け部32で囲まれる部分の
左右前側外周を囲むように切粉周囲受け部34が
設けられる。該受け部34の前側には切粉出口3
4aが設けられると共に、該出口を含む前端部分
は切粉の手前へのかき出しに便利なように、か
つ、切削油の溢出を阻止するように上方に傾斜し
ている。また周囲受部34の左側端には切削油出
口34bが設けられ、その下方には金網フイルタ
ー40と油溜50とが設けられる。
また、サドル20のX軸方向両端部分の下面に
は、シユート状切粉案内60が設けられる。該案
内60はテーブルが左右限位置に在るとき、切粉
排出孔17から落下する切粉と切削油とを受け
て、ベツド30の切粉周囲受部34に落下させる
ように構成され、X軸方向両端から内方に向つて
低くなるように傾斜し、該内方端と摺動面受部2
2との間には切粉落下空間60aが残される。該
切粉落下空間は切粉周囲受部34上に開口され
る。
なお、前記サドル20に切粉排出空間を設け
ず、ベツド30に切粉受部を設けずに、テーブル
10自体の直下にシユート状の切粉受部を設けて
もよい。またサドル自体の直下にシユート状の切
粉受部を設けてもよい。また。テーブル10はZ
軸方向に移動するものであつてもよい。
以上において作動状態について説明する。切削
作業において生じた切粉及び切削油はテーブルの
切粉排出孔17を通つてサドルの空間24を通過
し、直接ベツド中央切粉受部33に落下して、後
側壁33bおよび左右側壁33aの傾斜に沿つて
前側の底部33cから順次たまり、或いは案内6
0を経て周囲受部34にたまる。そして、たまつ
た切粉は切粉出口34aから容易にかき出され、
切削油は、切削油出口34bからフイルタ40を
通して油溜50に自然に排出される。
以上のように本考案によれば、 (1) 水平面内X、Y軸方向に移動するテーブルに
複数の切粉排出孔が設けられ、前記テーブルを
案内する2本の平行なX軸方向摺動面受部およ
びY軸方向摺動面部が設けられ、これら摺動面
受部および摺動面部で囲まれる空間を切粉落下
空間部としたので、切削された切粉は、これら
切粉排出孔および切粉落下空間部を経て、テー
ブル上にとどまることなしにただちにかつ円滑
に自然落下する。
(2) 前記切粉落下空間の下方には、中央受部と周
囲受部とからなる切粉受部が形成されるので落
下切粉は機械周辺に飛散することなく確実に切
粉受部上に堆積する。
(3) そして、中央受部は2本のサドル摺動面受部
の間に設けられ、上側および前側を開口し、Y
軸方向に沿う左右の側壁およびX軸方向に沿う
後側壁が後方に向つて上向きに傾斜し、底部が
水平面となつているので、切削油を含む切粉は
水平面底部から順次溜められ、切削油が下方へ
分離される。
(4) また、周囲受部は、サドル摺動面受部で囲ま
れる部分の左右前側外周を囲むように設けら
れ、前側に切粉出口を有し、該出口を含む前端
部分が手前に向つて僅かに傾斜しているので、
受部に溜つた切削油が受部外へ溢流することが
なく、受部上に溜つた切粉は出口の傾斜に沿つ
て掻き出すことにより容易にとり出せる。
(5) サドルのX軸方向両端部分の下面には内方に
沿つて低くなるよう傾斜したシユート切粉案内
が設けられ、該切粉案内には、前記切粉周囲受
部の上方に開口される落下空間が設けられてい
るので、テーブルが左右限位置にあるとき切粉
排出孔から落下する切粉と切削油とを受けて、
これらを確実に切粉周囲受部に落下させる。従
つてテーブルの位置にかかわらず切粉や切削油
が周囲に飛散することがない。
(6) 更に、前記周囲受部の一方端側には切削油出
口が設けられ、その下方に金網フイルタと油溜
が設けられるので、前記切粉受部に落下した切
削油は、分離されて油溜に溜められ、処理が容
易である。
(7) このように本考案によると、加工物テーブル
の切粉や切削油は、流体吹払い装置やコンベア
等複雑な設備を必要とせず、自然落下して確実
に切粉受部や油溜に溜められ、機械周辺に飛散
したり溢出することがない。また、溜つた切粉
や切削油は容易にとり出せるなど、構造簡単で
コストダウンが計られ、作業性が格段に向上し
た。そのうえ、機械周辺の作業環境も向上し、
機械のコストダウンにも寄与できることとなつ
た。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は平面
図、第2図は右側面図、第3図は正面図、第4図
は第1図−断面図、第5図は第1図−断
面図である。 10……テーブル、11……本体、14……切
粉収容溝、15……堤部、16……逆T溝、17
……切粉排出孔、20……サドル、21……X軸
方向摺動面受部、22……Y軸方向摺動面部、2
4……切粉落下空間、30……ベツド、31……
本体、32……サドル摺動面受部、33……切粉
中央受部、34……切粉周囲受部、60……切粉
ガイド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 加工物取付治具の嵌合部と複数の切粉排出孔を
    持ち、水平面内長さ方向に沿うX軸方向、およ
    び、X軸と直交する水平面内Y軸方向に移動する
    テーブルと、 該テーブルを摺動案内するため2本の平行なX
    軸方向摺動面受部および該受部を互いに結合し、
    Y軸方向に沿つて平行なY軸方向摺動面部が設け
    られ、これら摺動面受部、摺動面部で囲まれる空
    間を切粉落下空間部としたサドルと、 上部に、サドルをY軸方向に摺動案内するよう
    互いに平行し、Y軸方向に沿う2本のサドル摺動
    面受部が設けられたベツドと、 前記テーブルの切粉排出孔から切粉落下空間部
    を経て落下する切粉を受ける切粉受部とを含み 前記切粉受部は、前記2本のサドル摺動面受部
    の間に設けられ、上側および前側を開口し、Y軸
    方向に沿う左右の側壁およびX軸方向に沿う後側
    壁が外方に向かつて上向きに傾斜し、底部が水平
    面となつた中央受部と、 前記サドル摺動面受部で囲まれる部分の左右前
    側外周を囲むよう設けられ、前側に切粉出口を有
    し、該出口を含む前端部分が手前に向かつて僅か
    に上方に傾斜した周囲受部とからなり、 該周囲受部の上方には、前記サドルのX軸方向
    両端部分の下面に設けられ、X軸方向両端から内
    方に向かつて低くなるよう傾斜したシユート切粉
    案内の内方端に設けられた落下空間が開口され、
    また周囲受部の一方側端には切削油出口が設けら
    れ、その下方に金網フイルタと油溜とが設けられ
    たことを特徴とする工作機械の加工物テーブル。
JP6153679U 1979-05-08 1979-05-08 Expired JPS6110897Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6153679U JPS6110897Y2 (ja) 1979-05-08 1979-05-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6153679U JPS6110897Y2 (ja) 1979-05-08 1979-05-08

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Publication Number Publication Date
JPS55160745U JPS55160745U (ja) 1980-11-18
JPS6110897Y2 true JPS6110897Y2 (ja) 1986-04-07

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ID=29295503

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JP6153679U Expired JPS6110897Y2 (ja) 1979-05-08 1979-05-08

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59100544U (ja) * 1982-12-27 1984-07-06 株式会社アマダ 工作機械の被加工物テ−ブル
JP4650923B2 (ja) * 2003-09-30 2011-03-16 株式会社森精機製作所 工作機械
CN101444828B (zh) * 2008-12-30 2011-11-23 机械科学研究总院先进制造技术研究中心 一种大中型砂型的数字化加工方法及其设备
WO2022219771A1 (ja) 2021-04-15 2022-10-20 Dmg森精機株式会社 工作機械

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JPS55160745U (ja) 1980-11-18

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