JPS61107977A - 薄膜状シリコ−ン硬化物の製造方法 - Google Patents

薄膜状シリコ−ン硬化物の製造方法

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JPS61107977A
JPS61107977A JP23090684A JP23090684A JPS61107977A JP S61107977 A JPS61107977 A JP S61107977A JP 23090684 A JP23090684 A JP 23090684A JP 23090684 A JP23090684 A JP 23090684A JP S61107977 A JPS61107977 A JP S61107977A
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JP
Japan
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silicone
less
film
group
thin film
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Pending
Application number
JP23090684A
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English (en)
Inventor
Hisashi Aoki
青木 寿
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は薄膜状シリコーン硬化物の製造方法。
特には基材表面に塗布されたシリコーン組成物塗膜に紫
外線を照射して、剥離紙用として有用とされる薄膜状シ
リコーン硬化物を製造する方法に関するものである。
(従来の技術) 基材表面に塗布されたシリコーン組成物を物化させて基
材表面に剥離性の薄膜状シリコーン硬化物を形成させて
なる剥離紙は公知であり、この種の用途には従来から熱
硬化型のシリコーン組成物が用いられている。
最近、熱可塑性樹脂フィルムの表面を、シリコーンで非
粘着性とする加工技術が検討されているが、この場合に
はフィルムの熱収縮、溶融が起らないような低温1例え
ば室温でシリコーンを硬化させることが必要とされるた
めに、熱硬化型と同様の生産性を有する放射線硬化型の
もの、特には装置が簡単である紫外線硬化型のシリコー
ン組成物のこの分野への適用が検討されている。
しかし、剥離紙の製造は通常シリコーン組成物を基材表
面に10μm以下、好ましくはo、oos〜3μ乳とい
う薄膜状に塗布してから硬化させて一二一に非粘着性の
皮膜を形成させるという方法で行なわれており、この非
粘着1fIKよって粘N剤層との剥Jt欠行なわせるの
であるが、この硬化膜が完全K11i!化していないと
インキや塗料と異な墨)この非硬化部のシリコーンまた
は硬化に関与しなかった液状シリコーンが粘着剤后に移
行するために。
これを粘着しようとするときに粘着不良となった11、
粘着はするが時間経過後に自然に剥離するようKなると
いう不都合が生じるので一完全硬化が困難である紫外線
硬化型のシリコーン組成物による剥離紙の製造に当って
はこの点の解決が問題とされている。
(発明の構成) 本発明は紫外線硬化型のシリコーン組成物の完全硬化に
よる薄膜状シリコーン硬化物の製造方法に関するもので
あり、これは紫外線硬化性官能基を含有するシリコーン
組成物を基材に10μrrL以下の厚さに塗布し、Q温
浸度が1o、o o、o ppm以下である不活性ガス
雰囲気中で紫外線を照射してその塗膜tf硬化させるこ
とを特徴とするもσ)であるすなわち1本発明者らは剥
離紙製造用に便用する紫外+1316Qi化型のシリコ
ーン組成物の完全硬化方法について種々検討しにところ
1反応基としてα、β不飽和基を有するものが熱硬化型
シリコーンと同様の硬化性を示すけれども、このものは
厚さが100μm’y数顛という比較的厚いものでない
と硬化性がわるく、剥離紙などのように10μm以下と
いう薄膜では硬化が充分でなく、シロキサン成分の移行
が起るということが判った。しかし。
このlOμrrLa下の薄膜についてはこの紫外線照射
を0温浸度がl O,000ppm以下、好ましくは3
.000 ppm以下である雰囲気で行なうと、紫外線
照射でも完全に硬化するし、このシリコーンがsh基な
どを含むものである場合にも空気中におけるような著し
い発臭を伴なわずに完全硬化させることができることを
見出した。
本発明の方法において始発材とされるシリコーン組成物
は紫外線硬化性官能基としての不飽和基を金員するもの
とする必要があり、この不飽和基としてはビニル基、ア
リル基、プロペニル基、ブチニル基などのα、β不飽和
基を宜する炭素数2〜6の1価炭化水素基、シクロヘキ
セニル基−アセチレン基、アクリロイル基、メタクリロ
イル基。
アリロキシアルキル基、メタクリロキシアルキル基など
がfl+示され、この種の不飽和基と反応する異種官能
基としてはH3i基、 I(S(CH,)rnSi基−
)12N−R−8i基などが例示される。また、このシ
リコーン組成物には通常の紫外線照射工程に使用される
アセトフェノン、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベ
ンゾインエーテル、ベンジルケタール、ベンジルミヒラ
ケトンなどの光開始剤−増感剤、また各種のカルボニル
化合物、アミン化合物などの促進剤を添加してもよく、
さらにはチオキサントン、アゾ化合物、リン化合物、尿
温。
ニトリル類が適宜添加されたものであってもよい。
なお、このものは基材に塗布して使用されるので塗工用
に溶剤を含むものとしてもよいが、この塗膜は密着性、
防臭の面から紫外線照射域では溶剤を完全に除いたもの
とすることが好ましい。
このシリコーン組成物の基材への塗布は常法にしたがっ
て例え+f>ロールコータ−、グラビアコーター、エア
ーコーター、グラビアオフセットなどで行えばよいが、
この塗膜の厚さは10prrL以上のコーティングはコ
スト面および剥離特性で問題があるし−この硬化膜は柔
軟性に乏しく、亀裂。
すべ!】性、密碧性(硬化時の収縮)にも問題があり一
均−塗工が可能であれば0,5μrn以下のシリコーン
膜で十分機能が発揮できるので、10μm以下、好まし
くは0.05〜3 pmの範囲とすることが好ましい。
また、この知膜に紫外線を照射するための光源としては
キセノンランプ−中圧水銀灯、高圧水銀灯などが例示さ
れ、この照射時間は0.1秒〜5.0秒の範囲とするこ
とが好ましい。
本発明の方法は上記のよ5Kして作った厚さ10μm以
下の塗膜に上記の光源から紫外線照射をするのであるが
、このときの雰囲気はrlR累濃度が1.0. OOO
ppmJ2L下のものとする必要がある。
この酸素濃度の制御法は特に限定されるもの7ではない
が1便宜な方法としてはサンプルを紫外線通過性のプラ
スチック製の容器中に入れ、窒素ガスを吹き込む窒素置
換法で酸素濃度を低下させて紫外線を照射するようにす
ればよい。なお、この酸素濃度低下法については例えば
嫌気性の紫外線硬化型インクや塗料の硬化法のように酸
素遮断膜を使用することも考えられるが、この方法はl
)酸素遮断フィルムが必要とされるために著しいコスト
高となる。2〕未硬化のシリコーン皮膜はフィルムにぬ
れ易く、接着しやすいので、硬化後遮断フィルムとの剥
離が困難となる。3)シリコーン硬化膜と剥離した遮断
フィルムはシリコーンの移行があるために再使用ができ
ない、4】遮断フィルムの面がシリコーンの面を規定す
るので塗工技術を生かしたシリコーン離型面が得られな
い、という不利があるので、好ましいものではない。
本発明の方法は上gしたように基材表面に紫外線便化性
官能基を含有するシリコーン組成物を10μm以下の厚
さで蝋布し、これに酸素濃度10.000 ppm以下
の雰囲気で紫外線を照射するのであるが、これによれば
10部m以下というシリコーン組成物薄膜が迅速に、か
つ完全に硬化されるので、薄膜状シリコーン便化物な離
型膜とする剥離紙が容易にかつ確実に取得されるという
有利性が与えられる。
つぎに本発明の実施例をあげるが1例中の部はMfi部
を、また粘度は25℃での測定値を示したものである。
実施例 ルシロキサン単位3モル%からなる。粘度が1.000
cSのメチルビニルポリシロキサン100部に1分子鎖
両末端がジメチルメトキシ基で封鎖された。粘度50c
Sのメルカプトプロピル(メチル)シロキサン10部を
加え、均一に混合してシリコーン処理浴Aを作った。
また、上述におけるメチルビニルボリシ覧キサ100モ
ル%で粘度が30cSのメチルハイドロジエンポリシロ
キサン5部を加え、均一に混合してシリコーン処理浴B
を作り、さらに分子鎖両末端カド1ツメチルシロキシ基
で封鎖されたジメチルシロキチン単位95モル%、r−
アクリロイルプロピルメチルシロキチン単位5モル%か
らなる、粘度が2.0OOc8のr−アクリロイルプロ
ピルメチルシロキチン100部からなるシリコン処理浴
Cを作った。
つぎに、これらの処理浴A、B%c too部に増感剤
としてのベンゾインイソプロピルエーテル2部を加えて
均一に混合してから、これらをポリエチレンラミネート
紙にシリコーン塗工膜が厚さ2μm、10μmとなるよ
うに塗布してから、これに$1−第2表に示したような
種々の酸素濃度において高圧水銀ランプ・Hニー2ON
(日本電池社製商品名]からの紫外線をこのテープから
8α隔てたところから5.0秒照射して塗膜を硬化させ
たところ、第1表、多42表に示したとおりの結果が得
られた。
また、上記において増感剤としてのベンゾインイソプロ
ピルエーテルに代えて′!J438に示したとおI】の
各種の増感剤2部を添加して同様の実験を行ったところ
、この場合には第3表に併記したとおりの結果が得られ
た。
第   1   次 (注) 1)硬化性 X・・・硬化しない (×]・・・少しくもりあり O・・・くもり全くなし く0)・・・ごくわずかにくもりあり 2部移行性 O・・・全く移行は認められない△・・・
シリコーンの移行少しあり ×・・・シリコーンの移行あり 3)酸素濃度測定法 ・・・三菱化成工業(株)製、微量酸素分析装置・TA
I  311型使用 ≠  トリエタノールアミン添加!  2部器条トルエ
ン可溶分測定法 ・・・シリコーン塗工紙をキュアー後、トルエン中に一
昼夜浸漬し、翌日取1)出して溶剤を風乾し1重量減少
量を測定する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、紫外線硬化性官能基を含有するシリコーン組成物を
    基材に10μm以下の厚さに塗布し、酸素濃度が10,
    000ppm以下である不活性ガス雰囲気中で紫外線を
    照射してその塗膜を硬化させることを特徴とする薄膜状
    シリコーン硬化物の製造方法。
JP23090684A 1984-11-01 1984-11-01 薄膜状シリコ−ン硬化物の製造方法 Pending JPS61107977A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61276824A (ja) * 1985-05-02 1986-12-06 レイケム・コ−ポレイシヨン オルガノポリシロキサンの放射線グラフト
JPS63233807A (ja) * 1987-03-20 1988-09-29 Furukawa Electric Co Ltd:The 紫外線硬化樹脂の硬化方法
US7296489B2 (en) 2002-04-26 2007-11-20 Denso Corporation Starting apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61276824A (ja) * 1985-05-02 1986-12-06 レイケム・コ−ポレイシヨン オルガノポリシロキサンの放射線グラフト
JPS63233807A (ja) * 1987-03-20 1988-09-29 Furukawa Electric Co Ltd:The 紫外線硬化樹脂の硬化方法
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