JPS61106755A - ラジエ−タ−フイン用銅合金の製造方法 - Google Patents
ラジエ−タ−フイン用銅合金の製造方法Info
- Publication number
- JPS61106755A JPS61106755A JP22672284A JP22672284A JPS61106755A JP S61106755 A JPS61106755 A JP S61106755A JP 22672284 A JP22672284 A JP 22672284A JP 22672284 A JP22672284 A JP 22672284A JP S61106755 A JPS61106755 A JP S61106755A
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- JP
- Japan
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- alloy
- copper alloy
- radiator
- ppm
- heat
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、自動車のラジェーターフィンに用いて好適な
銅合金の製造方法に関し、特に耐熱性及び熱伝導性に優
れ、たフィン用銅合金に関するものである。
銅合金の製造方法に関し、特に耐熱性及び熱伝導性に優
れ、たフィン用銅合金に関するものである。
周知の如く、自動車のラジェーターフィンには耐熱性、
熱伝導性、強度、加工性などに優れた金属材料が要求さ
れる。このうち、耐熱性は、ラジェーターを組立て加工
する際半田付をするときの加熱によりて金属材料が軟化
しないように、強度の点と合わせて考慮されるべき性質
であり、極めて重要である。また、熱伝導性は、近年に
おける自動車の軽量化の傾向に伴い、フィン材の単位体
積当りの放熱性の向上が強く望まれてきているので、や
はり重要な性質である。具体的には、耐熱性は、半軟化
温度即ち圧延のような塑性加工を施した金属材料の焼鈍
軟化曲線において上記塑性加工直後の硬度と完全焼鈍後
の硬度の平均値の硬度を与える焼鈍温度が400℃以上
、熱伝導性は、導電率95 % I 、A、C,8,程
度もしくはそれ以上という条件を満足する材料が好適で
ある。
熱伝導性、強度、加工性などに優れた金属材料が要求さ
れる。このうち、耐熱性は、ラジェーターを組立て加工
する際半田付をするときの加熱によりて金属材料が軟化
しないように、強度の点と合わせて考慮されるべき性質
であり、極めて重要である。また、熱伝導性は、近年に
おける自動車の軽量化の傾向に伴い、フィン材の単位体
積当りの放熱性の向上が強く望まれてきているので、や
はり重要な性質である。具体的には、耐熱性は、半軟化
温度即ち圧延のような塑性加工を施した金属材料の焼鈍
軟化曲線において上記塑性加工直後の硬度と完全焼鈍後
の硬度の平均値の硬度を与える焼鈍温度が400℃以上
、熱伝導性は、導電率95 % I 、A、C,8,程
度もしくはそれ以上という条件を満足する材料が好適で
ある。
従来、ラジェーターフィン材として、銅に錫、燐、ニッ
ケル、銀、カドミウム、マンガン、亜鉛などのいずれか
1種又は2種を1重量%以下もしくは数重量%程度添加
した合金が実用に供されているか提案されている。しか
しながら、これらの合金材はいずれも前記耐熱性及び熱
伝導性の条件を共に満足するものではない。
ケル、銀、カドミウム、マンガン、亜鉛などのいずれか
1種又は2種を1重量%以下もしくは数重量%程度添加
した合金が実用に供されているか提案されている。しか
しながら、これらの合金材はいずれも前記耐熱性及び熱
伝導性の条件を共に満足するものではない。
以上の点から耐熱性及び熱伝導性のいずれにも優れた銅
合金の開発が望まれていた0 本発明者等は上記の事情に鑑み、純銅に前記以外の元素
を微量添加することにより、耐熱性及び熱伝導性を向上
させてこの問題を解決せんとして種々研究を行なりた結
果、50重ftppmを超えるスカンジウムと20重量
ppm以下の酸素を含み残部鋼及び不可避不純物からな
る銅合金は耐熱性は向上するが熱伝導性が純銅のそれよ
り低下する傾向を示すという知見を得た(特願昭59−
169948号)0 〔発明が解決しようとする問題点〕 その後、引続いて、本発明者等は、上記スカンジウムを
50重fkpprnを超えて含有する銅合金の熱伝導性
が低下するのがスカンジウムが鋼中に過飽和に固溶され
ているためでおれば、この過飽和のスカンジウムを析出
させることにより、耐熱性))1 及び熱伝導性のい
ずれにも優れた銅合金を製造することができるのではな
いかと考え、鋭意研究を行なりた。
合金の開発が望まれていた0 本発明者等は上記の事情に鑑み、純銅に前記以外の元素
を微量添加することにより、耐熱性及び熱伝導性を向上
させてこの問題を解決せんとして種々研究を行なりた結
果、50重ftppmを超えるスカンジウムと20重量
ppm以下の酸素を含み残部鋼及び不可避不純物からな
る銅合金は耐熱性は向上するが熱伝導性が純銅のそれよ
り低下する傾向を示すという知見を得た(特願昭59−
169948号)0 〔発明が解決しようとする問題点〕 その後、引続いて、本発明者等は、上記スカンジウムを
50重fkpprnを超えて含有する銅合金の熱伝導性
が低下するのがスカンジウムが鋼中に過飽和に固溶され
ているためでおれば、この過飽和のスカンジウムを析出
させることにより、耐熱性))1 及び熱伝導性のい
ずれにも優れた銅合金を製造することができるのではな
いかと考え、鋭意研究を行なりた。
その結果、80〜550重量ppmのスカンジウムと2
0重量ppm以下の酸素を含み残部銅及び不可避不純物
からなる銅合金を350〜400℃で2〜10時間熱処
理することによりて、前記目的が達成され得ることを見
出したものである○〔作 用〕 以下、本発明を更に説明する0本発明方法において熱処
理する銅合金中のスカンジウム含有量を80〜550重
量ppmに限定したのは、80重景ppm未満ではスカ
ンジウムの添加による耐熱性の純銅のそれよりの向上が
充分でないばかりか、むしろ低下する現象が見られ、一
方550重量ppmを超えると耐熱性は向上するが熱伝
導性が低下し95%工藷、C,S、程度を下回るからで
ある0また、熱処理する銅合金中の酸素含有量を20重
量ppm以下に限定したのは、20重量ppmを超える
と耐熱性におけるスカンジウムの添加結果が減少する
tlからである。
0重量ppm以下の酸素を含み残部銅及び不可避不純物
からなる銅合金を350〜400℃で2〜10時間熱処
理することによりて、前記目的が達成され得ることを見
出したものである○〔作 用〕 以下、本発明を更に説明する0本発明方法において熱処
理する銅合金中のスカンジウム含有量を80〜550重
量ppmに限定したのは、80重景ppm未満ではスカ
ンジウムの添加による耐熱性の純銅のそれよりの向上が
充分でないばかりか、むしろ低下する現象が見られ、一
方550重量ppmを超えると耐熱性は向上するが熱伝
導性が低下し95%工藷、C,S、程度を下回るからで
ある0また、熱処理する銅合金中の酸素含有量を20重
量ppm以下に限定したのは、20重量ppmを超える
と耐熱性におけるスカンジウムの添加結果が減少する
tlからである。
熱処理する前の銅合金を製造するに際して、スカンジウ
ムは銅−スカンジウム母合金で添加するのが望ましい。
ムは銅−スカンジウム母合金で添加するのが望ましい。
そして、該銅合金中の酸素含有量t20重量ppm以下
にするためには、使用する純銅としては電気′iR(J
I8 )] 2121 )を適用すればよく、また溶解
及び鋳造の雰囲気としては非酸化性雰囲気や真空雰囲気
などが採用できる。
にするためには、使用する純銅としては電気′iR(J
I8 )] 2121 )を適用すればよく、また溶解
及び鋳造の雰囲気としては非酸化性雰囲気や真空雰囲気
などが採用できる。
このようにして得た銅合金は、適宜機械加工や塑性加工
などを与えた後熱処理することが必要である。この際、
熱処理温度を350〜400℃、熱処理時間を2〜10
時間に限定したのは、熱処理温度が350e未満または
熱処理時間が2時間未満では耐熱性は満足するが熱伝導
性は純銅のそれよりまだ充分向上せず、一方熱処理温度
が400℃を超えまたは熱処理時間が10時間を超える
と熱伝導性は満足するが耐熱性が低下する現象が見られ
るからである。
などを与えた後熱処理することが必要である。この際、
熱処理温度を350〜400℃、熱処理時間を2〜10
時間に限定したのは、熱処理温度が350e未満または
熱処理時間が2時間未満では耐熱性は満足するが熱伝導
性は純銅のそれよりまだ充分向上せず、一方熱処理温度
が400℃を超えまたは熱処理時間が10時間を超える
と熱伝導性は満足するが耐熱性が低下する現象が見られ
るからである。
このような熱処理をした銅合金は、適宜機械加工、塑性
加工、焼鈍など通常の加工工程を経て市場に供すること
ができる。
加工、焼鈍など通常の加工工程を経て市場に供すること
ができる。
次に本発明の実施例を比較例と共に説明する。
実施例
電気銅(JIS H2121)と鋼−スカンジウム母合
金とを所望量のスカンジウムが添加されるように配合し
、黒鉛ルツボを使用した高局波廖解炉で、所望の酸素含
有量になるように真空度を調整することによりs解した
後、該溶解と同一の条件で金型に鋳造して厚さ35mm
5幅105 mmz長さ240 mmの鋳塊を製造した
0得られた鋳塊の組成は第1表のようであった0 次に、これらの鋳塊表面を両側面削して板厚25 mm
とした後、板厚12mmtで熱間圧延、同10mmまで
両側面削および同1.0 mmまで冷間圧延した。得ら
れた冷間圧延材から一辺25 tnmの正方形の試料片
を、裁断して作成した後、アルゴン雰囲気下、330〜
440℃で2〜10時間熱処理した。熱処理条件の詳細
を第1表に示す。
金とを所望量のスカンジウムが添加されるように配合し
、黒鉛ルツボを使用した高局波廖解炉で、所望の酸素含
有量になるように真空度を調整することによりs解した
後、該溶解と同一の条件で金型に鋳造して厚さ35mm
5幅105 mmz長さ240 mmの鋳塊を製造した
0得られた鋳塊の組成は第1表のようであった0 次に、これらの鋳塊表面を両側面削して板厚25 mm
とした後、板厚12mmtで熱間圧延、同10mmまで
両側面削および同1.0 mmまで冷間圧延した。得ら
れた冷間圧延材から一辺25 tnmの正方形の試料片
を、裁断して作成した後、アルゴン雰囲気下、330〜
440℃で2〜10時間熱処理した。熱処理条件の詳細
を第1表に示す。
を有する導電率を磁気感応型測定器を使用して測定する
ことにより行なりた0また、耐熱性の測定は、300.
350.400.450、SOOおよび550℃に設定
したソルトパス申に30分浸漬加熱した試料のビッカー
ス硬度?、測定し半軟化温度を求めることにより行なり
た0得られた結果を嘴t1表に示す。
ことにより行なりた0また、耐熱性の測定は、300.
350.400.450、SOOおよび550℃に設定
したソルトパス申に30分浸漬加熱した試料のビッカー
ス硬度?、測定し半軟化温度を求めることにより行なり
た0得られた結果を嘴t1表に示す。
第1表から明らかなように、電気鋼にスカンジウムを8
0〜550重量ppm添加し、酸素含有量を20重量p
pm以下に抑えた鋼合金を350〜400℃で2〜lO
時間熱処理したものは、いずれも導電率が959b1.
人、C,L以上であり、且つ半軟化温度が400℃以上
である。一方、酸素含有量が20重ftppmを超える
か、スカンジウム含有賞が550重ikppmを超える
か、またはスカンジウム及び酸tA含有量が共に本発明
の対象とする銅合金の組成範囲内におりても熱処理温度
が350〜400℃から外れるかすると、いずれも上記
導電率と半軟化温度のどちらかが満足されないことが判
ろう 〔発明の効果〕 以上から明らかなように、本発明によれば、酸素及び第
二添加元素としてのスカンジウムの含有量を規制した鋼
合金t−熱処垣することによって、耐熱性、熱伝導性共
に浸れた自動車のラジェーターフィンに用いて好適な銅
合金を提供しうるものである。
0〜550重量ppm添加し、酸素含有量を20重量p
pm以下に抑えた鋼合金を350〜400℃で2〜lO
時間熱処理したものは、いずれも導電率が959b1.
人、C,L以上であり、且つ半軟化温度が400℃以上
である。一方、酸素含有量が20重ftppmを超える
か、スカンジウム含有賞が550重ikppmを超える
か、またはスカンジウム及び酸tA含有量が共に本発明
の対象とする銅合金の組成範囲内におりても熱処理温度
が350〜400℃から外れるかすると、いずれも上記
導電率と半軟化温度のどちらかが満足されないことが判
ろう 〔発明の効果〕 以上から明らかなように、本発明によれば、酸素及び第
二添加元素としてのスカンジウムの含有量を規制した鋼
合金t−熱処垣することによって、耐熱性、熱伝導性共
に浸れた自動車のラジェーターフィンに用いて好適な銅
合金を提供しうるものである。
Claims (1)
- (1)80〜550重量ppmのスカンジウムと20重
量ppm以下の酸素を含み残部銅及び不可避不純物から
なる銅合金を350〜400℃で2〜10時間熱処理す
ることを特徴とするラジエーターフィン用銅合金の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22672284A JPS61106755A (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | ラジエ−タ−フイン用銅合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22672284A JPS61106755A (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | ラジエ−タ−フイン用銅合金の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61106755A true JPS61106755A (ja) | 1986-05-24 |
Family
ID=16849598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22672284A Pending JPS61106755A (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | ラジエ−タ−フイン用銅合金の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61106755A (ja) |
-
1984
- 1984-10-30 JP JP22672284A patent/JPS61106755A/ja active Pending
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