JPS61103624A - プレスブレ−キの材料追従方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はプレスブレーキの材料折曲げ作業時にあける
材料のはね上りに対して、材料支持テーブルを上方に追
従回動させることにより、曲げ材料の腰折れ、撓みを防
止するプレスブレーキの材料追従方法に関するものであ
る。

〔従来の技術と、その問題点〕

従来、この種の材料追従方法しては実開昭５５−１６５
６１６号の公開公報に記載のものが知られているが、こ
の従来の材料追従方法はテーブル作動用シリンダをプレ
スブレーキのラム作動と同期して作動させているので、
前記テーブルが材料の折曲げによるはね上りに対して正
確に追従できない問題があること、即ちプレスブレーキ
のラム作動速度は一定であっても、材料のプレス折曲げ
によるはね上り速度は材料押し込み爾に従って刻々と変
化するので、ラム作動とシリンダ作動を同期させても前
記テーブルを材料折曲げのはね上りに正しく追従させる
ことはできず、材料支持が不完全になる問題があった。

しかも、前記従来法の場合には、プレスブレーキのラム
軸に追従開始用のスイッチドグと、追従終了用のスイッ
チドグを設置して、このスイッチドグが追従開始用のリ
ミットスイッチと追従終了用のリミットスイッチを操作
することにより、前記テーブルの追従開始位置と追従終
了位置を検出するようになっているものと考えられる（
前記公開公報の明４１１＆ｉには具体的に記載されてい
ないが、このような検出を行なうのが普通の方法である
）ので、工程毎に曲げ角度が違う場合に追従終了位置用
ドグを、その都度位置調整する必要があり、また追従開
始位置用ドグについても金型を交換する毎に位置調整す
る必要があって、プレス作業に際する操作性が悪い問題
もあった。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は前記従来の操作性の問題と、材料折曲げのは
ね上りに対して材料支持テーブルが正確に追従しない問
題を解決するために、材料支持テーブルの上に設置した
スイッチ（テーブル支持材料の当接状態でｏＨとなって
おり、前記材料が下金型に対する押込みにより少しはね
上るとｏｎの状態になるリミットスイッチ）により前記
テーブルの追従開始位置を検出してテーブル作動を開始
させるようにしたこと、この作動開始後のテーブル作動
をマイクロコンピュータの指令制御により該テーブルが
材料のはね上りに対して正確に追従すべく作動させるよ
うにしたこと、プレスブレーキの下限到達信号により前
記テーブルの追従終了位置を検出して、この位置に前記
テーブルを作動停止させるようにしたことを特徴とする
ものである。

〔発明の実施例〕

第１図は本発明の方法に適用される材料追従装置の側面
図、第２図は同装置の一部切欠した平面図、第３図は材
料支持テーブルの追従終了状態を示す作用説明図であっ
て、図中１はプレスブレーキＰの下金型２が取付けられ
るベッド３の前側位置に昇降及び前後動調整可能に設置
された台車フレームで、この台車フレーム１は移動台車
４（車輪５で走行し、ジヤツキ６で持上げられてベッド
３の前側位置に設置される移動台車）の昇降台７に前後
動可能に装備されている。

８は前記台車フレーム１の上方に下金型２の上面と面一
になるようにリンク癲構９で支持された材料支持テーブ
ルで、下金型２側に位置する前端支持点８ａと、該支持
点より後方に位置する中間後方支持点８ｂを有している
。

前記リンク様構９は材料支持テーブル８を下金型肩部２
ａを中心として上方に起伏回動させる平行リンクであっ
て、駆動レバー１０と第１リンク１１゜第２リンク１２
及び第３リンク１３とから構成される。

前記駆動レバー１０は材料支持テーブル８の前記支持点
８ａ、　８ｂを結ぶ支点間結線４里と平行で、前端を台
車フレーム１のテーブル前端支持点８ａの斜め下方位置
に枢軸１４（この枢軸は軸受１４ａ　、　１４ｂでフレ
ーム１に横架支承されている）で支持した左右一対のレ
バ一対で構成され、前記枢軸１４の長さ方向中間部に駆
動レバー１０と９０度の角度をもって固着された回動レ
バー１５をパワーシリンダ１６の退入動作で回動させる
ことにより、前記枢軸１４を支点として一定角度範囲（
０〜７５度の角度範囲）を起倒回動されるようになって
いる。

前記第１リンク１１は駆動レバー１０と平行で、下金型
肩部２ａとレバー枢軸１４の中心とを結ぶ斜行線β２の
延長上となる位置において前端部を台車フレーム１にビ
ン１１ａで枢支している。前記第２リンク１２は前述し
た斜行延長線ｅ２と平行で、上端をテーブル前端支持点
８ａに、中間を駆動レバー１０の枢軸寄り中間支点１０
ａに、下端を第１リンク１１の後端部に、それぞれ枢支
した左右一対のリンク対からなり、また第３リンク１３
は第２リンク１２と平行で、上端を前記テーブル後方支
持点８ｂに枢支し下端を駆動レバー１０の後端部に枢支
した左右一対のリンク対からなる。　′ 前記パワーシリンダ１６はサーボモータ（可逆回転可能
な直流モータ）１７の減速機１８を介した回転運動を伸
縮ロッド１６ａの直線運動に変換するもので、台車フレ
ーム１のシリンダ取付体１９にビン２０で上下回動可能
に枢支されている。

前記サーボモータ１７は材料支持テーブル８が材料Ｗの
プレス折曲げによるはね上りに対して正確に追従回動す
るようにマイクロコンピュータ２１の指令によりパワー
シリンダ１６を制御作動させるもので、マイクロコンピ
ュータ２１に第３図に示す曲げ角度決定パラメータ（上
金型曲率Ｒ＋１＋１下金型率Ｒ２、開口幅■、開口角度
α、板厚Ｔなど）と、プレスブレーキＰのラム下降速度
等を入力し、該コンピュータ２１で前記材料Ｗのプレス
折曲げによるはね上り速度（材料押し込み１０に従って
刻々と変化するはね上り速度）を算出して、このコンピ
ュータ指令により材料はね上り速度と一致する回転駆動
でパワーシリンダ１６を制御作動させることにより、前
記テーブル８を材料押し込み１０に従って刻々と変化す
る材料折曲げ角度θに合わせた追従角度θ１になるよう
に追従回動させる。

なお、前記サーボモータ１７の最初の作動（追従開始作
動）は材料支持テーブル８の上に設置したリミットスイ
ッチ２３によって行われるもので、このリミットスイッ
チ２３はプレスブレーキＰのラム２２の位置が材料Ｗに
達する前はテーブル支持材料の当接で第５図（Ａ）のよ
うにｏｆｆの状態となっており、前記ラム２２（下金型
）の材料押込みで材料Ｗが第５図（８）のように少しは
ね上り、この材料Ｗとテーブル８との間に若干の隙間が
発生した時にｏｎとなる。

第１図及び第３図に示す符号２５はプレスブレーキＰの
ベッド３後側に上下動調整可能に設けられた、ビン支部
２５ａを支点としてシリンダ２６の作動により上下回動
される材料ストッパで、このストッパ２５は材料Ｗの折
曲げ作業時には下金型２の上面後方に第１図の如く引込
んでおり、前記テーブル８が第３図の如く回動起伏した
追従終了時点でシリンダ２６の作動により材料折曲げ縁
部を支持する位置に突出作動されて、曲げ材料Ｗの滑り
落ちを防止するように作用する。

以上のように構成された材料追従装置は下金型２の交換
に際する金型高さの変化に対しても、台車昇降台７（リ
フター）の高さ調整によって、前記テーブル８の回動中
心を下金型層２ａに合わせることが可能である。

次に、この発明のプレスブレーキにおける材料追従方法
を第６図の材料追従動作シーケンスに従って説明する。

第６図は材料支持テーブル８の追従制御位置と、プレス
ブレーキＰのラム作動位置と、材料ストッパ２５の制御
位置を上から順に示しており、横軸は時間を表わし、前
半は追従前と追従状態、後半は材料下降伏態である。

前記テーブル８の追従開始位置については、第２図及び
第５図（Ａ）に示す追従開始用スイッチ２３（リミット
スイッチ）によって検出される。このスイッチ２３はラ
ム位置が材料に達する前は第５図（Ａ）のようにｏｆｆ
となっている。前記ラムが材料Ｗを押込むと、材料Ｗが
少しはね上りテーブル８との間に若干の隙間が発生して
、前記スイッチ２３は第５図（Ｂ）のようにＯｎとなる
。そして、このスイッチ信号をトリガにして第６図■の
ように追従状態へと移行する。

この事により金型の交換箸で金型高さが変っても、テー
ブル８の高さのみリフトの上下動作により調整すれば、
追従開始位置については無調整でよいことになる。

前記テーブル８の材料追従状態においては前述したよう
なコンピュータ制御で前記テーブル８を材料曲げ角度（
材料はね上り速度）に追従するように作動制御する。

前記テーブル８の追従終了位置についてはプレスブレー
キ制御盤からの第６図■に示す下限到達信号（一般にど
のようなプレスブレーキでも出力可能）を受けとること
により追従終了位置を認識し、その位置に作動停止する
。この事により各工程毎に最終曲げ角度が異なっていて
も、材料追従制御装置に関しては何等の調整も設定も必
要としない。

前記テーブル８が第３図の如く回動起伏した追従終了時
にはプレスブレーキＰのベッド後面に設けられている材
料ストッパ２５が材料折曲げ縁部を支持する位置に突出
して、曲げ材料が滑り落ちるのを防止する。このストッ
パ２５は材料Ｗがアルミであろうと鋼板であろうと特に
問題はない。

その後、前記テーブル８の状態は第６図の材料下降伏態
へと移り、折曲げ材料を静かに下降させて第１図に示す
水平位置（第６図■で示す位置）へ戻り、テーブル下限
用リミットスイッチ２４（第１図明示）により水平戻り
位置に作動停止する。

この時点で、材料ストッパ２５は第６図のように引込み
、この引込み状態のまま次のストッパ突出時点まで特撮
している。

ここまでの動作が材料追従の一連の流れであり、この材
料追従方法に本発明の要旨が存する。

〔発明の効果〕

この発明の材料追従方法は前記°のようなものであって
、材料支持テーブルの上に設置したスイッチにより前記
テーブルの追従開始位置を検出してテーブル作動を開始
させ、この作動開始後のテーブル作動をマイクロコンピ
ュータの指令制御により該テーブルが材料のはね上りに
対して正確に追従するように作動させると共に、このテ
ーブルの追従終了位置をプレスブレーキの下限到達信号
により検出して、この追従終了位置に前記テーブルを作
動停止させることを特徴とするものであるから、材料折
曲げ作業時における材料のはね上りに対して、材料支持
テーブルを正確に追従させることができ、材料の支持が
常に確実に行なえる効果がある。しかも、従来法の欠点
であったドグ調整による操作性の問題も、前記テーブル
に作動開始用スイッチを設置すること、前記テーブルの
追従終了位置をプレスブレーキの下限到達信号により検
出することによって、簡単に解消することができる効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の方法に適用される材料追従装置の側
面図、第２図は同装置の一部切断した平面図、第３図は
材料支持テーブルの追従終了状態を示す作用説明図、第
４図は材料曲げ角度決定パラメータの説明図、第５図（
Ａ）はテーブル追従開始前の追従開始用リミットスイッ
チの動作説明図、第５図（Ｂ）はテーブル追従開始状態
の追従開始用リミットスイッチの動作説明図、第６図は
本発明の詳細な説明するための材料追従動作シーケンス
図である。 Ｐ・・・プレスブレーキ、２・・・下金型、２ａ・・・
下金型　　　）肩部、３・・・ベッド、Ｗ・・・材料、
８・・・材料支持テーブル、９・・・リンクＩＮｆｌ１
１１６・・・パワーシリンダ、１７・・・サーボモータ
、２１・・・マイクロコンピュータ、２２・・・ラム、
２３・・・前記テーブルに設置した追従開始用のリミッ
トスイッチ、２５・・・材料ストッパ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プレスブレーキの材料折曲げ作業時における材料のはね
   上りに対して、材料支持テーブルを下金型肩部を中心と
   して上方に追従回動させる材料追従方法であって、材料
   支持テーブルの上に設置したスイッチにより前記テーブ
   ルの追従開始位置を検出してテーブル作動を開始させる
   こと、この作動開始後のテーブル作動をマイクロコンピ
   ュータの指令制御により該テーブルが材料のはね上りに
   対して正確に追従するように作動させること、このテー
   ブルの追従終了位置をプレスブレーキの下限到達信号に
   より検出して、この追従終了位置に前記テーブルを作動
   停止させることを特徴とするプレスブレーキの材料追従
   方法。