JPS61100224A - 回転式掃除具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、床のカーペットや畳、壁面や天井面等に押し
付けて埃やゴミ等を付着させる回転式掃除具に関する。

（従来の技術） 従来、粘着剤層面を外側にして巻かれた粘着テープが回
転自在に備えられた回転式の掃除具は知られている。例
えば、実公昭４２−１１８５号公報、実開昭５４−９２
０６５号公報、実開昭５４−１１６５５５号公報、実開
昭５’４−６９１５７号公報等に示された考案である。

（発明が解決しようとする問題点） このように、従来知られた回転式掃除具は、粘着テープ
の粘着剤層が平滑で固いため１次のような種々の問題点
があった。

■　掃除の対象物がタイルや壁面等のようにフラットな
場合、粘着テープと対象物との密着力が大き過ぎて、掃
除具を前後に回転させている時に粘着テープが対象物に
巻戻されることがある。

■　掃除の対象物の凹凸になじまず、充分に埃やゴミを
付着させることができない。

■　埃やゴミが付着した場合、吸収能力が小さく。

接着力がすぐに低下する。

■　掃除をする人が疲れ易い。

（問題点を解決するための手段） 本発明回転式掃除具は、粘着剤層面が外側にムるように
逆巻きに巻装した粘着テープを回転自在に備えた回転式
掃除具において、粘着テープが。

テープ基材と、気体を内包した球状の熱膨張性マイクロ
カプセルを混在させた粘着剤層もしくは下地剤層とから
なり、該粘着剤層もしくは下地剤層は前記マイクロカプ
セルが加熱により膨張されることにより発泡されている
ものである。

（作用） 発泡された粘着剤層もしくは下地剤層は中に膨張したマ
イクロカプセルが混在されているため。

粘着テープに適当な弾力性と支持力が付与される。

（実施例） 第１図は本発明に係る回転式掃除具の一実施例を示す断
面図であり、１は粘着剤層面が外側になるように円筒状
芯体２に逆巻きに巻装された粘着テープ、３は粘着テー
プの該円筒状芯体２が遊嵌される回転芯体である。該回
転芯体３は軸受部４１　　　　　を有する中空円筒体５
で構成されている。該中空ジ 円筒体５の一端部は軸方向に突設され、該突設部が弾性
機能を発揮できるように例えば一対または３条の支持片
６に分割され、粘着テープの円筒状芯体２は該支持片６
の側から回転芯体３に着脱する。

前記回転芯体の軸受部４に回転軸９が嵌挿され。

その先端を螺子１０で係止して１回転芯体３を回転自在
に保持している。該回転軸９は支持体７を介して把持部
８に連接されている。

粘着テープ１は、テープ基材１１と、気体を内包した球
状の熱膨張性マイクロカプセル１２・・・を混在させた
粘着剤層１３もしくは下地剤層１４とからなり、加熱に
よってマイクロカプセル１２・・・が膨張されて、該粘
着剤層１３もしくは下地剤層１４が発泡されているもの
である。なお、テープ基材１１と粘着剤層１３もしくは
下地剤層１４を密着させるため５通常の粘着テープに用
いられているプライマ一層を設けてもよい。

次に粘着テープ１を構成する２つの実施例について説明
する。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
！〔実施例１〕 本実施例は第２図に示す。

この実施例の粘着テープｌは、テープ基材１１の裏面に
気体を内包した球体の熱膨張性マイクロカプセル１２・
・・を混在させた粘着剤層１３を設け。

加熱によってマイクロカプセル１２・・・が膨張され。

該粘着剤層１３が発泡されているものである。

テープ基材１１はクラフト紙、布、不織布等が用いられ
る。該テープ基材１１の表面は剥離剤にて剥離処理がな
されていることが望ましい。

粘着剤層１３を形成する粘着剤として、ゴム系粘着剤、
アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤。

シリコン系粘着剤、ビニルエーテル系粘着剤等が用いら
れる。気体を内包した球体の熱膨張性マイクロカプセル
１２・・・を混ぜ入れた粘着剤層の溶液をテープ基材１
１の裏面に塗布して粘着剤層１３を形成する。このよう
に熱膨張性マイクロカプセル１２・・・を混在させた粘
着剤層１３は乾燥の際に加熱することにより発泡せられ
る。

熱膨張性マイクロカプセル１２として、松木油脂製薬株
式会社製のマツモトマイクロスフェア−Ｆ２Ｏが用いら
れる。該熱膨張性マイクロカプセルには、塩化ビニリデ
ン−アクリロニトリル共重合体を殻壁として、揮発性ガ
スの炭化水素を内包する粒径が１０〜２０ミクロンの微
小球であり。

加熱によって、最高膨張倍率（体積）が約７０倍にもな
り、粘着剤層１３の内部に多数の独立孔を形成すること
ができるものである。

なお、前記乾燥は８０℃くらいの温度で約５分間行われ
１発泡は８０℃〜２００℃の温度で約０．２分〜３分間
加熱処理される。

この実施例１の具体的構成を次に示す。

・テープ基材 ７３ｇ／ｍ”クラフト紙に２０ｐＰＥ層を設け。

シリコン系剥離剤にて処理したもの ・粘着剤 ゴム系粘着剤２５％溶液　　　　　１００ｇ熱膨張性マ
イクロカプセル　　　２．５ｇ（松本油脂製薬株式会社
製 マツモトマイクロスフェア−Ｆ２Ｏ） 塗布量　　　１００　ｇ／ｍ” 乾燥　　　　８０℃×５分間 発泡　　　　１４０Ｘ１分間 この実施例１で作成した粘着テープと、テープ基材の上
にゴム系粘着剤のみを塗工した粘着テープ（比較例）と
の性能を比較して次の第１表に示す。

この比較に用いる粘着テープの寸法は、紙芯３８１１（
内径）１幅１９５ｍｍ、長さ１２ｍである。

第１表 〔実施例２〕 本実施例は第３図に示す。

この実施例の粘着テープ１は、テープ基材１１の裏面に
気体を内包した球状の熱膨張性マイクロカプセル１２・
・・を混在させた下地剤層１４を設けるとともに該下地
剤層１４の上に粘着剤層１３を設け、加熱によって前記
マイクロカプセル１２・・・が膨張され、下地剤ＩＪ１
４が発泡されているものである。

この実施例の場合、粘着剤層１３とテープ基材１１との
間に下地剤層１４を介在させ、該下地剤層１４の中に熱
膨張性マイクロカプセル１２・・・を混ぜ入れ、加熱し
て、下地剤層１４が発泡されているとともに、マイクロ
カプセル１２・・・が膨張さているものである。

下地剤層としては酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、ウレ
タン樹脂等が用いられる。

テープ基材１１．粘着剤および熱膨張性マイクロカプセ
ル１２は、前記〔実施例１〕で述べたものと同じである
。

次にこの実施例２の具体的構成を示す。

・テープ基材 ７３ｇ／ｍクラフト紙に２０μＰＲ層を設け。

シリコン系剥離剤にて処理したもの ・下地剤 酢酸ビニルエマルジョン　　　　１００ｇ（固型分３７
％） 炭酸カルシウム　　　　　　　　　４０ｇ熱膨張性マイ
クロカプセル （松木油脂製薬株式会社製 マツモトマイクロスフェア−Ｆ２Ｏ）　　　　８ｇ塗ニ ブレードコーターにてテープ基村上に厚さ５μに塗布乾
燥 ・粘着剤 ＳＩＳ樹脂　　　　　　　　１００重量部（シェル化学
社製ＫＲＡＴＯＮ　ＴＲ１１０７）石油樹脂　　　　　
　　　　１００重量部（日本ゼオン社製りイントンＡ−
１００）ポリブテン　　　　　　　　　３０重量部（８
石化学社製ポリブテン３００） ン容融温度　　　　１６０　℃ 塗　　布　　溶融押出塗工機にて２０μ厚発　　泡　　
粘着剤のもつ熱容量により下地剤層が発泡 この実施例２で作成した粘着テープと、テープ基材の上
に発泡しない下地剤層と粘着剤層を設けた粘着テープ（
比較例）の性能を比較して次の第２表に示す。

この比較に用いる粘着テープの寸法は、紙芯３８ｍｍ　
（内径）１幅１９５ｍ、長さ１２ｍである。

第２表 （発明の効果） 本発明に係る回転式掃除具は、掃除の対象物が床タイル
や壁面等のように平滑な面であっても。

粘着剤層が巻戻しされるという不都合は生じない。

また、粘着テープが掃除の対象の凹凸になじみ。

埃やゴミの付着能力が増すとともに、新たな埃やゴミを
拾う能力が増大する。そして、掃除をする人の疲れが少
なくなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は回転式掃
除具の断面図、第２図は実施例１の粘着テープの断面図
、第３図は実施例２の粘着テープの断面図である。 １・・・粘着テープ　　　１１・・・テープ基材１２・
・・熱膨張性マイクロカプセル １３・・・粘着テープ　　１４・・・下地剤層特許出願
人　積水化学工業株式会社 代表者　勝沼基利 夷７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）粘着剤層面が外側になるように逆巻きに巻装した粘
   着テープを回転自在に備えた回転式掃除具において、 粘着テープが、テープ基材と、気体を内包 した球状の熱膨張性マイクロカプセルを混在させた粘着
   剤層もしくは下地剤層とからなり、加熱によって前記マ
   イクロカプセルが膨張されて、前記粘着剤層もしくは下
   地剤層が発泡されていることを特徴とする回転式掃除具
   。