JPS6099290A - 成形チップ材からなるパッド材の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 更に詳細に説明すると、比較的軟質の成形チップ層と比
較的硬質の成形チップ層等の如く、全体として異なる硬
度を有する成形チップ層を平面から見て複数層に一体に
形成した成形チップ材からなるパソド拐に関する。

従来のパッド材は成形型の下型と上型間に成形チップ材
、例えばウレタンチップ、粗毛、クズ、及びバインダー
等を入れ、下型と上型とを型合わせする事により所望形
状に成形されたバンド材を得るようになされている。従
って従来のバンド材の硬度は比較的均一な一定の硬度と
なっている。

また車両用のシート笠に用いられるバンド材においては
平面から見て外周部が比較的硬質で中火部が軟質の成形
チップ層により形成されたバンド材が望まれるが、この
場合には外周部と中央部とを別個形成し、これらを接合
させる等の手段により形成しなければならず、作業が煩
雑で実用性に欠けるものであった。特に別個形成１−だ
成形チップ層を接着剤を用いて接合させる場合には、接
合部が接着剤の硬化により部分的に著しく硬くなり、着
座者に部分的な肖り感を与え、クソンヨン性及び感触を
悪化させる欠点を有する。

本発明の目的は異なる硬度を有する成形チップ材を平面
から見て複数層に形成し、各層が荷重に応じて最適の撓
み量を呈するように構成し、然も製造作業を簡易迅速に
行え、然もクッション性の優れた成形チップ材からなる
パッド材を提供するもので、以下図面を参照して詳述す
る。

第１図及び第２図には本発明に係る成形チップ材からな
るパッド材の第１実施例の概略が夫々示すしてお９、第
１図に示すパッド材１はシートバックのパッド材に本発
明を適用したもので、左下りの斜線で示す上部層１ａは
全体と１−て比較的軟質の成形チップ層であシ、右下り
の斜線で示す下部層１ｂは全体として比較的硬質の成形
チップ層よシ形成され、上部層１ａ及、び下部層、１ｂ
は一体に成形されて形成されている。ｉ水弟２図に示す
パッド材１は両側部層１ｂが比較的硬質の成形チノグ材
により形成され、中央、層１ａ’が比較的軟質の成形チ
ップ材により形成され、両側部層１ｂ及び中央層１ａは
一体に成形されて形成されている。

前記パッド材ｌは第３図に示す成形型１１によシ成形さ
れる。この成形型１１は下型１２と、この下型１２に型
合わせされる上型２１とからなる。下型１２の底部１３
には、第２図に示すパッド材１を成形する場合には、中
央層１ａと両側部層１ｂとの境界線に対応する位置にス
リット１４が形成され、このスリット１４の下部より仕
切壁１５が挿入されている。

この仕切壁１５は下型１２の底部１３に設けられた受け
部材１６に上下動可能に支持されている。仕切壁１５の
上下方向の途中にはフランジ１５ａが形成され、受は部
材１６の底部１６ａとフランジ１５ａ間に介挿されたス
プリング材１７によシ、仕切壁１５が通常時上方向に付
勢され、仕切壁１５のフランジ１５ａが下型１２の底部
１３に密接している。

この一対の仕切壁１５により下型１２は複数、本実施例
では３つの小室１２ａ、　１２ｂ　、　１２ｃ　Ｋ仕切
られた状態となっている。尚仕切壁１５とスリット１４
間には適宜防水用のバッキングを取付けるのが好ましい
。

上型２１の前記仕切壁１５の上端縁と対向する位置には
仕切壁１５の押圧部材２２が夫々形成されている。

この抑圧部材２２の先端はビン状に形成され、上型２１
−を前記下型１２に型合わせした際に下型１２の仕切壁
１５に係合し、この仕切壁１５を下型１２の底部１３に
設けた受け部材１６側に押圧するように形成されている
。

成形型１１の上型２１を型開きした状態で下型１２の中
央の小室１２ｂに比較的軟質のチップウレタン等からな
るパッド材１の中央層１ａを形成する第１のチップ材料
１′ａを所定量入れ５両側の小室１２ａ。

Ｌ２ｃに比較的硬質のチップウレタン等からなるパッド
＠１の両側部層１ｂを形成する第２のチップ材料１’ｂ
を所定量夫々式れる。同第１及び第２のチップ材料１１
　ａ　、ｉ　／　ｂには接着用のバインダーが混合され
ている。このバインダーの一例としては、ポリエーテル
グリコールとトリレンジイソシアネートから生成され、
且つ遊離のインシアネートを１〜１０慢含むプレポリマ
ーが用いられている。この状態で上型２１を下降させて
型合わせすれば上型２１の押圧部材２２が下型１２内に
突出する仕切壁１５の上端縁と係合し、上型２１の下降
に応じて順次仕切壁■５が下方に押圧されて行き、仕切
壁１５によシ複数の小室１２ａ　、　Ｌ２ｂ　、　１２
ｃに仕切られていた第１及び第２のチップ材料１　／　
ａ　、　１　／　ｂは下型１・２の上部よシ徐々−襄一
体化さ九る。第１及び第２のチップ材料１′ａ、１′ｂ
は流動性が大きくなく、従って比較的軟質の中央層１ａ
と、比較的硬質の両側部層１ｂとが一体化した第２図に
示す如きパッド材１が得られる。

第４図には本発明に係る成形チップ材からなるパッド材
の第２実施例の概略が示されておシ、この第２実施例に
おいてはシートクッションのパッド材に本発明を適用し
たものである。このパッド材３１は平面より見て前端部
より後端部に亘って多層に形成したものであり、本実施
例では一例としてＡ層〜Ｊ／Ｗまでの１Ｏ層を前述せる
成形型１１と同様の成形型１１で、且つ仕切壁１５が９
枚の下型１２を用いて形成したものである。

このパッド材３１は、第５図Ａに示す如く、着座者が着
座した状態で、身体を最適な状態に保持し得るようＫＡ
層〜Ｊ層までの各層の硬度が設定され、第５図Ｂに示す
如く、着座者が着座した状態で身体の前後方向の荷重Ｘ
に対応する撓み量Ｙが撓み曲線Ｐで示されるように設定
されている。この撓み曲線Ｐは第５図Ａに想像線で示す
着座者の７−トクノンヨン当接面に対応させである。

第６図Ａ及びＢには第２実施例におけるパッド拐３１を
多量に生産する場合の一実施例の概略が示されており、
捷ず、第６図Ａに示す如く、複数個ノハッド拐３１の厚
さに相当する高さＨのパッド材ノフロック３１′を形成
し、このパッド拐のブロック３１′を第６図Ｂに示す如
く、個々のパッド材３１の厚さ）〕に切断して複数個の
パッド材３］を形成するものである。パッド材３１は前
述と同様に平面より見て多層に形成されている。

尚上述ぜる第２実施例においては、平面より見て前端部
より後端部に亘って多層に形成した場合につき説明した
が、平面より見て両側部間を多層に形成し、両外側部を
比較的硬質の成形チップ層により形成［〜、サイドサポ
ート感を持たせるようにしてもよい。

第７図Ａ、Ｂ及びＣには本発明の第３実施例の概略が夫
々示されており、この実施例においては、車両用ドアの
内張ｐＫ用いられるパッド材に本発明を適用したもので
ある。このバッド拐旧は略四角形状に形成された一対の
中央部４２と、中央部Ｉ２の外周を囲むように形成され
た中間部１３と、この中間部４３の外周を囲むように形
成された外側部・１．１とから構成され、中火部４２は
強度全必要とする部分に適した成形チップ層から形成さ
れ、１ブこ中間部４３は平面を形成するに適した成形チ
ップ層から形成され、外側部４４は成形性を必要とする
部分に適した成形チップ層から形成され、中央部４２、
中間部４３及び外側部１１４は前述せる成形型１１に」
：リ一体に成形される。

第７図ＡＩＣ示す如く、中央部４２、中間部４３及び外
側部４４が第６図Ａに示すと同様に複数個のバンド材４
１の厚さに相当する高さＩ−Ｉで、旧つセミキュア状態
のパッド拐のブロック４１′を形成（−１このパッド材
のブロック旧′を第７図Ｂに示す如くリノ断じ、扁平な
セミキュア状態の個々のパット月利を複数形成し、次い
で第７図Ｃに示す如く、このセミキュア状態のバンド材
４１を車両用ドアのドアケーシング用の成形型５１によ
り加熱成形し、ドアの形状に対応する凹凸部を有するド
アケーシング４０が成形される。

尚前記第２実施例のシートクッション用の・くラド）ｌ
′Ａ３１も、第３実施例におけるパッド拐４１と同様に
、セミキュア状態のバンド材のブロック３１′を形成し
、このブロック３１′を切断１〜、扁平状のセミキュア
状態のパッド材３１を形成し、次いでシート゛クツ／ヨ
ン用の成形型（図示せず）により加熱成形し、第４図に
示すと同様の凹凸部を有するパッド拐３１を形成する事
が出来る。尚更に、図示しないが７−トクソンヨン用の
パッド材３１を平面より見て環状の成形チップ層より形
成し、中央部のチップ層に比較（７て外側部のチップ層
を形状保持性、成形性を有する成形チップ拐により形成
する’Ｊｉも出来る。

以」二か不発ヅ］に係る成形チップ拐からなるパッド（
」の一実施例の構成であるが、斯る構成に依れば、バッ
ト材の使用目的に応じて各部の硬度を著しく容易に設定
する事が出来、硬度の異なる各部が一体に成形されるの
で各部を接合させる等の作業を行う必要がなく、作業能
率を名しく向上させる事が出来、また個々のチップ層を
接着剤を用いて接合させるものに比較し著しくクツ／コ
ン性を向上させる事が出来、史にパッド材の表面の一端
より他端に亘って多層に形成され、或いは同心円状の多
層に形成されているのでパッド拐の使用目的に応じてパ
ッド制を最適な状態で使用する事が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に係る成形チップ材からなる
パッド材の第１実施例の概略を夫々示す正面説明図、第
３図は本発明に係るパッド拐を成形するための成形型の
一実施例を示す断面説りＩ（ン］、第４図は本発明の第
２実施例の概略を丞す斜視図、第５図Ａ及びＢは第４図
のパッド拐の側面説明図及び撓み曲線図、第６図Ａ及び
Ｂは第２実施例のパッド材を多量に生産する場合の一実
施例の斜視図であり、第６図Ａは複数個のパッド桐に和
尚する高さを有するパッド制のブロックの斜視図、第６
図Ｂは第６図Ａのパッド材のブロックを切断して個々の
パッド材を形成する状態を示す斜視図、第７図Ａ、Ｂ及
びＣは本発明をドアケーシングに適用した第３実施例の
概略を夫々示すもので、第７図Ａはセミキュア状態のパ
ッド材のブロックの斜視図、第７図Ｂは第７図Ａのパッ
ド材のブロックを切断して個々のパッド材を形成する状
態を示す斜視図、第７図Ｃはドアケーシングを加熱成形
した状態の斜視図である。 図中、１，３１・・・パッド材、４０・・・ドアケーシ
ング、４１・・・ドアケーシング用のパッド材、ｉ　／
　ａ　、　１　／　’ｂ・・・第１及び第２のチップ材
料、３１’、４１’・・・複数個のバンド材の大きさに
相当するパッド材のブロック。 特許出願人　池田物産株式会社 第１図　第２図 第３図 １ 第４１」 第５図Ａ 第５１」Ｂ 第６図Ａ　第６図Ｂ 第７図Ａ　領７図Ｂ ２ 第７図Ｃ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 成形チップ材を成形型により成形して形成される成形チ
   ップ材からなるパッド材において、硬度の異なる成形チ
   ップ層を平面よシ見て複数層に形成すると共に、複数個
   のパッド材に相当する大きさの上下方向に連続するブロ
   ックより、個々のバンド材の大きさに切断する事により
   得られ、平面より見て硬度の異なる複数の成形チップ層
   が一体に形成されている事を特徴とする成形チップ材か
   らなるパッド材。