JPH0342880Y2 - - Google Patents

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JPH0342880Y2
JPH0342880Y2 JP10013286U JP10013286U JPH0342880Y2 JP H0342880 Y2 JPH0342880 Y2 JP H0342880Y2 JP 10013286 U JP10013286 U JP 10013286U JP 10013286 U JP10013286 U JP 10013286U JP H0342880 Y2 JPH0342880 Y2 JP H0342880Y2
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JP
Japan
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cushion material
slab
grooves
slit
deep
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JP10013286U
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JPS635896U (ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用シートに関する。更に詳述す
ると、本考案は、当りの柔らかいスラブウレタン
と硬めのモールドウレタンとを重ねた二層構造
で、その表面に装飾用の深溝を有する自動車用シ
ートに関する。
(従来の技術) 従来、座りここちを向上させるため、上述の二
層構造のシートが開示されている。そして、この
二層構造のシートの場合、シート表面にデザイン
上、装飾上の理由からスラブクツシヨン材の所定
箇所に狭く深溝が設けられてる。例えばバケツト
シートの場合、第4図に示すように、シートの外
形形状に成形したモールドクツシヨン材101の
上に隙間をあけて二枚のスラブクツシヨン材10
2,102を接着しその間に深い溝103を形成
し、この深い溝103に表皮104を喰い込ませ
て接着することより、シートの表面に装飾用の深
溝を形成している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、スラブクツシヨン材102,1
02は平板状でモールドクツシヨン材101の上
面に沿つて接着するため、スラブクツシヨン材1
02の表面は引張られ変形して前記溝103の間
隔を広げてしまう問題を有する。しかも、その溝
103の開きはモールドの形状等に左右され、不
規則になるため、表皮をこれらに被せ、表皮の一
部を溝103に喰い込ませて深溝を形成すると、
シートの外観を著しく損ねる。この現象は特に、
乗員の体を包みこむようなシート形状をとるバケ
ツトシートの場合特に溝103の両端部分におい
て顕著に現われる。しかも、溝103を形成する
ため複数枚のスラブクツシヨン材102を必要と
しかつそれを所定箇所に位置決めしつつ接着する
手間が必要となるので作業が煩わしいものとなる
不利がある。
そこで、本考案は、一枚のスラブクツシヨン材
を使用して、表面に均一な幅および形状の装飾用
の深溝を形成することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するため、本考案の自動車用
シートは、両端を残してスリツト部をあらかじめ
穿設した一枚のスラブクツシヨン材をモールドク
ツシヨン材に接着してモールドクツシヨン材の形
状に沿わせることにより、前記深溝が蛇行した
り、或いは開口の間隔を一定に形成するようにし
ている。
(実施例) 以下本考案の構成を図面に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。
本考案のシートは、第1図に示すスラブクツシ
ヨン材1を使用する。即ち、スラブクツシヨン材
1はモールドクツシヨン材4の前面及び頂部から
背部上部まで被う大きさの平板状(肉厚10〜40mm
程度)に形成され、その横方向(左右方向)に、
あらかじめ少なくとも両端3,3を切断しないよ
うに、換言すればスラブクツシヨン材1を分断し
ないようにスリツト2を設けたものであり、この
スリツト材1はモールドクツシヨン材4上に接着
剤で接着して成る。
なお、モールドクツシヨン材4はシートバツク
の外形形状にモールドで発泡成形したウレタンフ
オームである。
以上のスリツト2はスラブクツシヨン材1上下
に完全に貫通するように、両端3を残して入れら
れる。
しかして、シートの組立は、まず以上のように
スリツト2を所望とする位置にあらかじめ入れた
スラブクツシヨン材1をモールドクツシヨン材4
上に接着する。これによつて、スラブクツシヨン
材1はモールドクツシヨン材4の形状に沿つて変
形しシートの外形形状を呈する。
次にこのモールドクツシヨン材4に接着したス
ラブクツシヨン材1を表皮5を被覆し、スラブク
ツシヨン材1の表面に接着剤で接着させると共に
前記スリツト2に表皮5の一部を喰い込ませて接
着すると、そのスリツト2に喰い込ませた部分
が、深溝イとなつてシートの表面に現われる(第
3図)。
そして、その深溝イはスラブクツシヨン材1の
スリツト2の端末部分は広がらないので、薄形状
は均一なものとなる。
(効果) 以上の説明より明らかなように本考案の自動車
用シートは、両端を残してスリツトをあらかじめ
穿設した一枚のスラブクツシヨン材をモールドク
ツシヨン材に接着して装飾用の深溝形成用の溝を
形成するようにしたので、スラブクツシヨン材の
成形と同時に前記溝を形成することができ、作業
の手間が省ける。しかも、溝の両端のクツシヨン
材が分断されていないので、モールドクツシヨン
材の形状に沿わせて接着したときも、溝端末が開
かずに済み均一な幅の溝を形成できる。そのた
め、表面に薄形状が一定の装飾用深溝を有する自
動車用シートを提供できる。また、二枚のスラブ
クツシヨン材を組合わせて溝を形成していた従来
のものと異なり、一枚のスラブクツシヨン材の接
着で足りるので、接着作業が手間のかからない簡
単なものとできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を構成するスラブクツシヨン材
の一例を示す斜視図、第2図はモールドクツシヨ
ン材にスラブクツシヨン材を接着した状態の斜視
図、第3図は本考案に係る自動車用シートの斜視
図、第4図は従来のスラブクツシヨン材をモール
ドクツシヨン材に接着した状態の斜視図である。 図中、1……スラブクツシヨン材、2……スリ
ツト、3……スリツトの両端、4……モールドク
ツシヨン材を夫々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モールドクツシヨン材の上に横方向に溝を有す
    るスラブクツシヨン材を接着し、表皮をスラブク
    ツシヨン材の溝に喰い込ませることにより、表面
    に装飾用の深溝を有する自動車用シートにおい
    て、深溝を必要とする箇所に両端を残してスリツ
    トをあらかじめ穿設したスリツト材をモールドク
    ツシヨン材に接着したことを特徴とする表面に深
    溝を有する自動車用シート。
JP10013286U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0342880Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10013286U JPH0342880Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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JP10013286U JPH0342880Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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Publication Number Publication Date
JPS635896U JPS635896U (ja) 1988-01-14
JPH0342880Y2 true JPH0342880Y2 (ja) 1991-09-09

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JPS635896U (ja) 1988-01-14

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