JPS609743Y2 - 防水時計ケ−スのガラス部の係止構造 - Google Patents

防水時計ケ−スのガラス部の係止構造

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JPS609743Y2
JPS609743Y2 JP1979157091U JP15709179U JPS609743Y2 JP S609743 Y2 JPS609743 Y2 JP S609743Y2 JP 1979157091 U JP1979157091 U JP 1979157091U JP 15709179 U JP15709179 U JP 15709179U JP S609743 Y2 JPS609743 Y2 JP S609743Y2
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JP
Japan
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glass
packing
waterproof
edge
glass edge
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JP1979157091U
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JPS5674384U (ja
Inventor
伍一 山岡
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
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Application filed by セイコーエプソン株式会社 filed Critical セイコーエプソン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は縁付防水時計ケースのガラス、およびガラス縁
の係止構造、特に小型、薄型の非円形見切形状の時計ケ
ースに対応できるガラスおよびガラス縁の固定構造に関
する。
従来、縁付防水時計ケースのガラス、おむびガラス縁の
固定は、例えば、第1図に示すように、2段プラ直構造
(ガラスおよび縁を2ケのプラスチックパツキンにより
固定する構造)等が利用されて来たが、近年においては
、より小型で細いガラス縁が要求されると共に、より薄
い防水ケースが要求されつつある。
しかし、前記第1図に示す構成においては、プラ直の必
要寸度(例えばC=1.277L/ m D = 1
ml m=)があり、寸法Aは最低でも3rrLIr
rL以上は必要となり、時計体の総厚が5〜6rrL/
rrLである薄型防水用ケースにあっては適用が不向と
なる。
さらに第1図の従来構造では、ガラス防水リング8、お
よび縁防水リング13は、締代を持ってガラスあるいは
縁を固定しているため、ガラス縁は第1図に示す矢印の
様な応力がかかり、縁に対して複雑な変形を生じさせる
これは、ガラス縁が小型化、薄型化されると、より著し
くなり、この点からも使用ができなくなる。
以上のように時計ケースの小型化、薄型化に対しては、
材料強度上あるいは寸度上より、従来構造が適用出来に
くくなり、新たに小型化、薄型化に対応できる構造が必
要となる。
第2図は非防水構造の従来例を示すが、この構造におい
ては、ガラス2は外周下面により接着されガラス縁はカ
シメと接着10が併用された構造であるが、防水効果は
ほとんどなく、シたがって非防水専用の構造であり、本
考案のように、防水としての力学的、寸共的追求はなさ
れていないものである。
本考案は材料強度上、あるいは寸度上の諸問題を解消し
た、小型、薄型化が図れる時計外装構造を提供するもの
である。
以下、図面に示す実施例により本考案をより詳細に説明
する。
本考案の構成は第3図に示す如く、金属、硬質プラスチ
ックよりなるガラス縁1、無機材料のガラス2、胴3、
裏ブタ6、プラスチックのガラス防水リング8、合成ゴ
ムなど弾性部材であるパツキン9により構成される。
この場合、前記ガラス防水リング8とパツキン9とは平
面的にずれた位置に配置され、両者が断面的に重なるこ
とがないので、ガラス縁の高さを低くすることができる
胴3にその内側上面部に平面形状が非円形のパツキン溝
3aが構成され、ガラス縁の外周下面1bと側面1cに
よりパツキンボックスが形成される。
胴の前記パツキン溝3aはその深さよりもその幅が広く
形成され、組込み前の状態においては第3図の鎖線の如
く断面円形のパツキン9の径に対し前記パツキン溝3a
の深さは小さくその幅は大きく形成されている。
更にガラス縁は最下底面外周にカシメ突起部7が全周に
わたり設けられ、第4図に示すように部分的なカシメが
全周にわたり数ケ所から十数ケ所なされ、ガラス縁と胴
が固定される。
この際、前記パツキンボックスにはパツキン9が配置さ
れパツキン9が胴3と縁1との間で上下方向につぶされ
、防水処置がなされる。
尚、組立手順はまず、ガラス縁の平面形状が非円形の前
記側面1cにパツキンを巻きつけ、この状態で胴1にセ
ットし、次にカシメ作業の順となる。
この場合、パツキン9はガラス縁の前記側面1cに巻き
付けられるのでむやみに抜は出たり保持されることがな
く、とかく非円形の溝の中に載置される場合のようにカ
シメ作業中に抜は出てしまうことがない。
又、パツキン9の径よりもパツキン溝3aの幅が長いの
でガラス縁を胴にセットする時、パツキン9が確実にパ
ツキン溝3aの内に挿入され、カシメによりパツキン9
が押圧されて防水性を有することとなる。
又、パツキンボックス形状が非円形であるが、断面が円
形のリング状パツキンを縁に巻きつけて使用する時多少
引張力をパツキンに与えるがこの引張力によりコーナ一
部のパツキン断面径が小さくなり、防水不良の原因とな
りやすいため、この点を考慮し、パツキンボックスの体
積(■ν)に対するパツキンの体積(Vp)の比Vp/
Vνを1.1〜1.3に設定し、(ガラス縁と胴のスキ
F=Oの状態で)、カシメ後にF =0.05〜0.1
m、7m、のスキを持たせるよう構成することが本構造
での有利な構成となる。
以上のように組立てられた縁付の胴は次にガラスがセッ
トされる。
ガラス縁は上部内周側壁1aが構成され、テフロン、テ
フゼル、あるいはその他のプラスチックからなる防水リ
ング8を介して、径方向の締代を持ってガラスが圧入固
定され、いわゆるフラ直構造が構成される。
この際、特に薄肉のガラス縁については第3矢印の様な
力により変形を生ずるが、ガラス縁と胴のスキを当初よ
り設定しておくことにより、胴の変形を防ぐ緩衝的役割
を持たせ得る。
このようにして組立てられた胴と縁、ガラスは最後に裏
ブタが組まれてケースとして完成する。
本実施例においては裏ブタは最も一般的なダボ喰付によ
り行なわれ、胴と裏ブタのダボの締代gにより係止され
る。
又、ガラス縁の胴へのカシメについては、通常は適宜の
間隔で6〜1筬所により行なわれるが、本実施例におい
てはカシメ位置の選択については特に考慮されている。
すなわち、本考案の一実施例である第4図に示す如く、
コーナ一部(コーナー付近を含む)にカシメ部分を位置
させることにより、カシメをより安定させ、又パツキン
のつぶしを確実に行ない、より安定した防水性能を得て
いる。
もちろん、本考案のすべてにおいて、コーナ一部にカシ
メ位置を配設する必要はないが、特にガラス縁が薄く、
強度的に不利の場合は、コーナ一部でのカシメが大きな
効果を生じて来るものである。
以上が本考案の構成であり、本考案の実施により、次の
ような優れた効果を生ずる。
■ 第1は本構造により、小型化、薄型化が容易に実用
化できる。
すなわち、第1図に示すようにプラ直構造においては接
触方向が上下方向であるため、寸法Cを短かくすること
ができず必然的に寸法Aが長く必要であり、薄くするこ
とが不可であるのに対し、本考案は、パツキン溝がその
深さより幅方向を大きくしてあり、パツキン9により、
径方向に接触長さを取るため、寸度Gを短かくでき、寸
度Bを短縮化でき、したがってケース厚さを薄くできる
更にガラス防水リング8とパツキン9が平面的にずれて
いることからも、ガラス縁を一層薄くすることができる
又、本考案の構成は、プラ直部がガラス固定部1ケ所で
あり、ガラス縁にかかる力が第3図に示す矢印の力のみ
であり、第1図に示す力関係より単純であるため、ガラ
ス繰出Hは少なくできる効果があり、ガラス縁の小型化
、薄型化に対して大きな優位性を生ずる。
■ パツキンボックスを形成する溝は胴3のパツキン溝
3aのみでガラス縁側には溝が存在しないので高さ寸法
精度が高くなりパツキン9の押圧力が定まり、防水性が
向上する。
■ 前記パツキン溝3aは組込み前の状態においてパツ
キン9の断面寸法に対し幅が広いので、パツキン9をガ
ラス縁に巻き付けてから胴に挿入する際、パツキン9が
前記パッキン溝3a内に確実に挿入されることから組込
み性がよく、且つパツキン溝3aの深さがパツキン9の
断面寸法より小さいのでパツキンが横長に変形させられ
、防水性を良好とする。
以上の如く、本考案により非円形で小型、薄型の防水時
計ケースが容易に実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来構造を示す部分断面荷造図、第3
図、第4図は本考案の実施例を示し、第3図は部分断面
構造図、第4図はガラス縁のカシメ状態を示す裏面側か
らの斜視図である。 1・・・・・・ガラス縁、2・・・・・・ガラス、3・
・・・・・胴、4・・・・・仏−ブメント、5・・・・
・・文字板受リング、6・・・・・・裏ブタ、7・・・
・・・カシメ突起部、8・・・・・・ガラス防水リング
、9・・・・・・パツキン、10・・・・・・接着面、
12・・・・・・文字板、13・・・・・・ガラス縁防
水リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラス縁下底部に設けたカシメ突起部によりガラス縁を
    胴にカシメ固定して威る防水時計ケースのガラス部の係
    止構造において、ガラス縁上部内周壁1aにプラスチッ
    クからなるガラス防水リング8を介してガラス2を径方
    向締代により固定し、ガラス縁の外周下面1bと対向す
    る胴内側上面部のみに平面形状非円形に設けたパツキン
    溝3aにパツキン9を挿入してガラス縁を胴にカシメ固
    定し、その場合前記パツキン溝3aはパツキン9の組込
    み前の断面寸法に対しその深さを小さくその幅を大きく
    形成してなり、しかも前記ガラス防水リング8と前記パ
    ツキン9とを平面的にずらせて配置したことを特徴とす
    る防水時計ケースのガラス部の係止構造。
JP1979157091U 1979-11-13 1979-11-13 防水時計ケ−スのガラス部の係止構造 Expired JPS609743Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979157091U JPS609743Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13 防水時計ケ−スのガラス部の係止構造

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Publication Number Publication Date
JPS5674384U JPS5674384U (ja) 1981-06-18
JPS609743Y2 true JPS609743Y2 (ja) 1985-04-05

Family

ID=29668427

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JP1979157091U Expired JPS609743Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13 防水時計ケ−スのガラス部の係止構造

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5027502A (ja) * 1973-03-27 1975-03-20
JPS5327662A (en) * 1976-08-27 1978-03-15 Waieru Kougiyou Kk Method for caulking plastic boss under warm atmosphere

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5027502A (ja) * 1973-03-27 1975-03-20
JPS5327662A (en) * 1976-08-27 1978-03-15 Waieru Kougiyou Kk Method for caulking plastic boss under warm atmosphere

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JPS5674384U (ja) 1981-06-18

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