JPS609731B2 - 含フツ素脂肪族不飽和化合物又は含フツ素芳香族化合物の製造方法 - Google Patents

含フツ素脂肪族不飽和化合物又は含フツ素芳香族化合物の製造方法

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JPS609731B2
JPS609731B2 JP56189458A JP18945881A JPS609731B2 JP S609731 B2 JPS609731 B2 JP S609731B2 JP 56189458 A JP56189458 A JP 56189458A JP 18945881 A JP18945881 A JP 18945881A JP S609731 B2 JPS609731 B2 JP S609731B2
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  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は含フッ素脂肪族不飽和化合物又は含フッ素芳香
族化合物の製造方法に関するものである。
有機金属化合物と有機ハロゲン化物とをクロスカップリ
ング(Cross−coupling)させることは、
有機合成における興味ある反応の1つである。
この反応に関し、ベルフルオロアルキル金属化合物を用
い、そのベルフルオロアルキル基を有機化合物の分子中
に導入するクロスカップリング反応によって、生理活性
作用等の有用な性質を示す含フッ素有機化合物が得られ
ることが期待できる。しかしながら、そうしたベルフル
オロアルキル化反応については有効な方法が殆んど知ら
れていないのが実情である。本発明者は、例えばトリフ
ルオロメチル亜鉛ョウ化物とカルボニル化合物とを超音
波の作用下で反応させることによって、トリフルオロメ
チル基を導入したQ−トリフルオロメチルカルビノール
等の含フッ素カルビノールを収率良く得る方法を既に見
出し、本出願人による特願昭56−14310少号にお
いて既に提案した。
本発明者は更に、この種のベルフルオロアルキル基を有
機化合物に導入する方法について検討を重ねた結果、ベ
ルフルオロアルキル基等の含フッ素脂肪族基をハロゲン
化脂肪族不飽和化合物又はハロゲン化芳香族化合物に効
果的に導入し得る方法を見出し、本発明に到達したもの
である。
即ち、本発明は、一般式: Rfl (但、Rfはベルフルオロアルキル基を示す。
)で表わされる含フッ素脂肪族ョウ化物と、一般式: RICH=CHCH2×1又はR2CH=CHX1(但
、RIはアルキル基、フェニル基又はアルキル置換フェ
ニル基、R2はフェニル基又はアルキル置換フェニル基
、XIはBr、1、CI等のハロゲン原子を示す。
)で表わされるハ。
ゲン置換脂肪族不飽和化合物、又は一般式: R3×2 (但、R3はフェニル基又はアルキル置換フェニル基、
X2はハロゲン原子を示す。
)で表わされるハロゲン置換芳香族化合物とを亜鉛粉末
及びパラジウム系触媒の存在下にて超音波の作用下で反
応させ、これによって、前記炭素間一重結合又はベンゼ
ン核に前記Rfが導入されかつ前記ハロゲンが脱離され
た脂肪族不飽和化合物は芳香族化合物を得ることを特徴
とする、含フッ素脂肪族不飽和化合物又は含フッ素芳香
族化合の製造方法に係るものである。
本発明によれば、出発物質であるRHとハロゲン置換脂
肪族不飽和化合物又はハロゲン置換芳香族化合物とを反
応させるに際し、亜鉛粉末の存在下でパラジウム系触媒
と接触させながら超音波を作用させると、超音波のエネ
ルギーで反応分子間の相互作用が密ならしめられ、これ
によって前記した二重結合位置又はベンゼン核の炭素原
子にRflを効率的にクロスカップリングさせ、脱ハロ
ゲン下に含フッ素脂肪族基(Rf)が導入された生成物
を収率良く得ることができる。
この場合、Zn粉末がまずRflと反応して安定なRf
Znlが生成し、かつパラジウム系触媒の作用で活性化
されたハロゲン置換脂肪族不飽和化合物又は芳香族化合
物と充分に相互作用をもちながら反応する。これに対し
、上記の如くにパラジウム系触媒を用いず、超音波も作
用させなければ、反応が全く進行しないことが確認され
ている。本発明による反応は、上記ハロゲン化脂肪族不
飽和化合物としてハロゲン化アリルを使用した場合、次
のように進行するものと考えられる即ち、RflとZn
との反応で中間生成物1(例えばョゥ化ベルフルオロア
ルキル亜鉛)が生成し、更に同溶媒中(jnsitu)
でパラジウム系触媒との接触下でハロゲン化アリル2(
但、R′は例えばアルキル基、Xはハロゲン)と中間生
成物1とがスムーズに反応し、ハロゲン化アリルのベル
フルオロアルキル化物3が生成する。
このベルフルオロァルキル茎は脱ハロゲン(X)下に、
ハロゲン化アリル2のQ−位に対して例えば95%以上
の確率で位置選択的に導入され、このためにy−位にR
fが選択的に結合した目的物3を収率良く得ることがで
きる。この反応で使用するパラジウム系触媒として種々
のものが試用されたが、例えばョウ化トリフルオロメチ
ル亜鉛(上記1に相当)とシンナミルブロミド(上記2
に相当)との反応において種々のパラジウム系触媒を適
用した結果、下記表一1に示すように特に酢酸パラジウ
ム(Pd(OAc)2)が生成物の収率面で好適である
ことが分つた。
表−1 (*1):PhCF3を比較物質とした19F NMR
による測定値。
(*2):ビスートリフエニルホスフインーパラジウム
ジクロリド。
(*3):ビス−ペンゾニトリルーパラジウムジクロリ
ド。
本発明の方法において、使用可能なRflとして一般式
:CF3(CF2)nl又は(CF3)2CF(CF2
)nlで表わされる含フッ素脂肪族ョゥ化物が挙げられ
る。
これには、CF31、CF3CF21、CF3(CF2
)21、CF3(CF2)31、CF3(CF2)4L
CF3(CF2)51、(CF3)2CF1、(CF
3)2CFCF21、(CF3)2CF(CF2)21
、(CF3)2CF(CF2)31等がある。但、使用
する含フッ素脂肪族ョゥ化物の炭素原子数は、溶媒に対
する溶解性を考慮すれば10以下であるのが望ましい。
また、上記含フッ素脂肪族ョウ化物は、上記に列記した
ベルフルオロアルキル基だけでなく、ニョウ化物、例え
ばI(CF2CF2)nlも使用可能である。
ここで、上記一般式中のR′としてメチル基、エチル基
、プロピル基、ィソプロピル基、ブチル基、ィソブチル
基等のアルキル基が適用できるが、炭素原子数を10以
下とするのが望ましい。
また、上記の置換されたフェニル基に導入される置換基
としては、上記の脱ハロゲン化反応の進行に実質的に影
響を与えないものを用いる。こうした置換基はアルキル
基であり(上記のR2の場合も同様)「その炭素原子数
は5以下とするのがよい。また、使用するハロゲン置換
脂肪族不飽和化合物が上記一般式のハロゲン化ビニル化
合物である場合、そのQ−位(vinylic pos
;tion)に対し、脱ハロゲン(X)下にRfが次の
ように選択的に導入される。使用するパラジウム系触媒
はテトラキス(トリフエニルホスフイン)パラジウムで
あってよい。そこで、種々のRfl及びハロゲン化アリ
ル又は′ビニル化合物の誘導体を用いて、本発明による
方法に従ってそのベルフルオロアルキル化を行なったと
ころ、下記表−2に示す結果が得られた。
×1):生成物の構造はIR、NMR、マススベクトル
分析で同定した。×2):新規を化合物であって、その
元素分析結果は計算値と充分に一致した(0,日,:士
0.4)。
失3):融点(℃)を示す。
上記の新規化合物(*2)のうち特にアリル系の同定資
料(NMR)を次に示す。
Ph(CF8)CHCH=CH2: IHNMR:75.2、5.05.9(CH=C比)4
.7(CH(CF3))7.5(Ar−H) 19FNMR:−2.2(CF3COO日を外部標準と
する)Ph(C3F葺)CHCH=CH2: IHNMR:丁5.8 5.2、5.1(CH=C比)
4.6(CH−)7.4(Ar一日) 19FNMR:−9.0(CF2) 1.5(CF3) 41.0(CF2) Ph(C3F毛)CHCH=CH2: IHNMR:丁6.1、5.4、5.2(CH=C比〉
4.8(CH−)7.5(Ar−H) 19FNMR:−7.0(CF3) 102(CF) CH3(C4Fg)CHCH=CH2: IHNMR:丁6.56.2、5.0(CH:C星)1
.6(CH3)4.7(CH−) 19FNMR:−4.0、36.0、40.0(CF2
)3.1(CF3)更に、上記のハロゲン化脂肪族不飽
和化合物の代りに、下記の一般式で表わされるハロゲン
置換・芳香族化合物としてのハロゲン化アリール化合物
を使用できる。
この場合には、ハロゲンの結合している炭素原子でクロ
スカップリングが生じる。R3×2ここで、R3はフェ
ニル基又はアルキル置換フェニル基、X2はBr、1、
CI等のハロゲン原子である。
R3中、置換基としてのァルキル基はメチル基、エチル
基等であるが、その炭素原子数は5以下とするのがよい
。また上記置換基(アルキル基)は、ベンゼン核に対し
1〜3個(即ち1〜3箇所にて)導入されてよい。この
ようなハロゲン化芳香族化合物にベルフルオロアルキル
基を導入する方法としてウルマン反応(mlmann−
typereaction)が知られているが、使用す
る銅粉末を使用するのが困難であり、しかもその使用量
に応じて反応が著しく影響を受けるために操作が極めて
困難である。これに対して本発明による方法は操作容易
にして高収率で芳香族化合物へのRfの導入を行なうこ
とができる。パラジウム系触媒としてPdC12やPd
(PPh3)2CI2を使用すれば、充分な触媒能を示
すことが確認されている。PdC12に代えてパラジウ
ムブラックを用い、例えばョウ化ベンゼンとョウ化へプ
タフルオロー1ーメチルエチル亜鉛とを反応させたとこ
ろ、ヘプタフルオロー1一メチルエチルベンゼンが53
%の収率で得られた。この事実は、Zn粉末の存在下に
超音波の作用でPdC12又はPd(PPh3)2CI
2から生成されると考えられるPd(0)が触媒として
実際に作用していることを示唆している。このPd(0
)は次の還元一酸化サイクルを形成し、このサイクルに
従ってベンゼン核にRfが効果的に導入されるものと思
われる。上記のハロゲン化芳香族化合物又はその譲導体
について、本発明による方法に従って種々の反応を行な
ったところ、下記表−3に示す結果が得られた。
失1):生成物の構造はIR、NMR、マスベクトル分
析から同定した。
失2):沸点(℃/mmHg)を示す。本発明による方
法においては、反応時に添加する亜鉛粉末の量は、Rf
lに対しモル比で1〜3倍の範囲であるのが望ましい。
また使用する各出発原料は夫々安定である上に、単一の
反応容器内にて常温常圧という通常の条件下で実施でき
ることから、操作が容易となって非常に実用的である。
亜鉛粉末及びパラジウム系触媒の存在下で作用させる超
音波は市販の超音波洗浄器で得られるものを用いれば充
分であり、このことも操作を容易にしている。本発明に
よる反応で溶媒を使用する場合、非プロトン性の極性溶
媒、例えばジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン
、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、N−
メチルピロリドン、ヘキサメチルホスホアミド、アセト
ニトリル等を使用するのがよい。
このような極性溶媒は、陽イオンに対する溶媒和エネル
ギーが大きいために溶解作用が強く、陰イオン性試剤の
反応速度を高める作用がある。なお、本発明の方法では
、用いる出発原料自体が液体である場合には、上記の如
き溶媒は必ずしも使用することを要しない。本発明者は
また、上述した合成反応とは別に、次のような反応によ
っても目的とする含フッ素脂肪族不飽和化合物又は含フ
ッ素芳香族化合物を安定に収率良く合成できることを見
出した。即ち、使用する出発原料として、上述したRf
lに代えて次の一般式で表わされる含フッ素脂肪亜鉛ョ
ウ化物を使用する。
RfZnl (但、Rfは前記したものと同じ。
)このRfZnlを上述のハロゲン置換脂肪族不飽和化
合物又はハロゲン置換芳香族化合物とパラジウム系触媒
の存在下にて超音波の作用下で反応させ、これによって
、前記炭素間二重結合又はベンゼン核に前記Rfが導入
されかつ前記ハロゲンが脱離された脂肪族不飽和化合物
又は芳香族化合物を得ることができる。
この反応は、上述した各反応において中間生成物と考え
られるRfZnl自体を出発原料としたことに特徴があ
り、例えば次のように表わされる。従って、上述したと
同様の生成物、例えば含フッ素アリル化合物誘導体3を
得ることができる。
使用するパラジウム系触媒、超音波、溶媒その他の反応
条件は上述したものと同様であってよい。この反応によ
れば、予め合成しておいたRfZnlを用いることが特
徴的であるが、この場合でも上述したと同様に超音波の
作用が反応分子間の相互作用を密にし、パラジウム系触
媒の触媒作用で、目的とする生成物の生成を促進するも
のと考えられる。つまり、超音波のエネルギーによって
特にRfZnlのRf−Znの結合が弱まり、さらに反
応物との相互作用が高まり、両者間の反応が充分に進行
するものと推察される。使用するRZnl自体は溶媒に
対し良く溶けるから、反応が容易に進行する。
また、このRfZnlは、予め上述したRflとZn粉
末とをオートクレープ中で例えば120〜150ooで
反応させることによって合成することができる。
この場合のZnの使用量は、Rflに対しモル数で1〜
3倍であるのが好ましい。本発明による方法で合成され
た上述の含フッ素化合物は、溌水擬油剤、医・農薬、界
面活性剤などの合成中間体として、或し、は含フッ素重
合体を製造するための単量体として有用である。
以下、本発明を実施例についてより詳細に説明するが、
下記の実施例は本発明を限定するものではなく、その技
術的思想に基いて種々に変形することが可能である。
実施例 1 市販の亜鉛粉末1.30夕(0.02グラム原子)、ョ
ウ化トリフルオ。
メチル2‐15夕(11のm。1)、シナミルブロミド
1.97夕(10mmol)及び酢酸パラジウム0.1
1夕(0.5mmol)をテトラヒドロフラン25叫と
共にフラスコに入れた。
そして水浴内で市販の超音波洗浄器(35W、3がHz
)による超音波を1時間作用させながら反応を行なわせ
た。しかる後、フラスコ内の溶液を水中に注ぎ入れ、更
に油層をジェチルェーテルで抽出した。この抽出液を硫
酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を蟹去した。残澄を
蒸留することによって、沸点81〜83℃/25側Hg
の3−トリフルオロメチルー3ーフエニル−1ープロベ
ン(Ph(CF3)CHCH=C比)が63%の収率で
得られた。この生成物のスペクトル分析値は、Mass
:M十186、IR:1220肌‐1(C−F)であっ
た。実施例 2 実施例1において、亜鉛粉末1.30夕(0.02グラ
ム原子)、ョウ化トリフルオロメチル2.35夕(12
のmol)、トランス一8ーフロモスチレン1.83(
10のmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフイ
ン)パラジウム0.23夕(0.2のmol)を用い、
テトラヒドロフラン25地中で同機に反応させた。
生成物を実施例1と同様に処理したところ、蒸留後に沸
点70〜7〆0/25柳Hgのトランス−B−トリフル
オロメチルスチレン(PhCHニCHCF3)が65%
の収率で得られた。この生成物のスペクトル分析値は、
Mass:M+172、IR:1215弧‐1(C一F
)であった。実施例 3 実施例1において、亜鉛粉末1.30夕(0.02グラ
ム原子)、ョウ化ベンゼン2.049(lowmol)
、ョウ化へプタフルオロ−1−メチルエチル2.26夕
(11のmol)及びビスートリフェニルホスフインパ
ラジウムジクロリド0.07夕(0.1肌mol)を用
い、テトラヒドロフラン25M中で超音波の作用下に3
0分間反応を行なった。
そして生成物を同様に処理し、蒸留によって融点124
〜12が○のへプタフルオロー1一メチルエチルベンゼ
ンが87%の収率で得られた。
この生成物のスペクトル分析値は、Mass:M+24
6、IR:1130〜1310肌‐1(C一F)であっ
た。
実施例 4 実施例1において、亜鉛粉末1.30夕(0.02グラ
ム原子)、ョウ化トリフルオロメチル2.352(12
のmol)、1−トリルー3ーフロモー1ープロベン2
.11夕(10mmol)及び酢酸パラジウム0.11
夕(0.5mmol)をテトラヒドロフラン25地中で
同様に反応させた。
生成物を実施例1と同様に処理したところ、蒸留後に沸
点90〜9が0/26肋Hgの3ートリフルオロメチル
一3ートリル−1ープoベン(4一CH3C6日4(C
F3)CHCH=CH2)が67%の収率で得られた。
この生成物のスペクトル分析値は、Mass:M+20
0、IR:1215cm‐1(C−F)であった。実施
例 5 実施例1において、亜鉛粉末1.30夕(0.02グラ
ム原子)、ョウ化トリフルオロメチル2.15夕(11
mmol)、1ーフロモ−2−トリルエテン1.97夕
(10mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフ
イン)パラジウム0.23夕(0.2mmol)を用い
、テトラヒドロフラン25地中で同様に反応させた。
生成物を実施例1と同様に処理し、石油ヱーブルで再結
晶したところ、融点59〜6000の1−トリフルオロ
メチルー2ートリルーエテン(4一CH3C6日4CH
=CHCF3)が67%の収率で得られた。この生成物
のスペクトル分析値は、Mass:M+1801R:1
210肌‐1(C−F)であった。実施例 6実施例1
において、亜鉛粉末1.30夕(0.02グラム原子)
Lョウ化へプタフルオロ−1−メチルヱチル2.26夕
(11mmol)、シンナミルブロミド1.97夕(1
0mmol)及び酢酸パラジウム0.11夕(0.5m
mol)をテトラヒドロフラン25地中で同様に反応さ
せた。
生成物を実施例1と同様に処理したところ蒸留後に沸点
80〜8200ノ21肋Hgの3ーフェニル−6−(ヘ
プタフルオロ−1ーメチルエチル)−1ープロベン(P
h(C3Fら)CHCH=CH2)が78%の収率で得
られた。この生成物のスペクトル分析値は、NEss:
M十286、IR;1120〜1310肌‐1(C−F
)であった。実施例 7 ョウ化トリフルオロメチルと亜鉛粉末とを所定量ずつオ
ートクレープ中に入れ、120〜150ooの加熱下で
反応、させ、ョウ化トリフルオロメチル亜鉛(CF3Z
nl)を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式: RfI (但、Rfはペルフルオロアルキル基を示す。 )で表わされる含フツ素脂肪族ヨウ化物と、 一般式: R^1CH=CHCH_2X^1又はR^2CH=CH
    X^1(但、R^1はアルキル基、フエニル基又はアル
    キル置換フエニル基、R^2はフエニル基又はアルキル
    置換フエニル基、X^1はハロゲン原子を示す。 )で表わされるハロゲン置換脂肪族不飽和化合物、又は
    一般式: R^3X^2 (但、R^3はフエニル基又はアルキル置換フエニル基
    、X^2はハロゲン原子を示す。 )で表わされるハロゲン置換芳香族化合物とを亜鉛粉末
    及びパラジウム系触媒の存在下にて超音波の作用下で反
    応させ、これによって、炭素間二重結合又はベンゼン核
    に前記Rfが導入されかつ前記ハロゲンが脱離された脂
    肪族不飽和化合物又は芳香族化合物を得ることを特徴と
    する、含フツ素脂肪族不飽和化合物又は含フツ素芳香族
    化合物の製造方法。 2 Rfが炭素原子数10以下のペルフルオロアルキル
    基である、特許請求の範囲の第1項に記載した方法。 3 R^1が炭素原子数10以下のアルキル基、R^3
    が炭素原子数5以下のアルキル基で置換されたフエニル
    基である、特許請求の範囲の第1項又は第2項に記載し
    た方法。 4 亜鉛粉末をモル数にして、RfIの1〜3倍の範囲
    で用いる、特許請求の範囲の第1項〜第3項のいずれか
    1項に記載した方法。 5 パラジウム系触媒として2価または0価パラジウム
    の化合物を使用する、特許請求の範囲の第1項〜第4項
    のいずれか1項に記載した方法。 6 含フツ素脂肪族ヨウ化物とハロゲン置換脂肪族不飽
    和化合物又はハロゲン置換芳香族化合物とを非プロトン
    性極性溶媒中で反応させる、特許請求の範囲の第1項〜
    第5項のいずれか1項に記載した方法。 7 反応を常温、常圧下で行なわせる、特許請求の範囲
    の第1項〜第6項のいずれか1項に記載した方法。 8 一般式: RfZnI (但、Rfはペルフルオロアルキル基を示す。 )で表わされる含フツ素脂肪族亜鉛ヨウ化物と、 一般
    式:R^1CH=CHCH_2X^1又はR^2CH=
    CHX^1(但、R^1はアルキル基、フエニル基又は
    アルキル置換フエニル基、R^2はフエニル基又はアル
    キル置換フエニル基、X^1はハロゲン原子を示す。 )で表わされるハロゲン置換脂肪族不飽和化合物、又は
    一般式: R^3X^2 (但、R^3はフエニル基又はアルキル置換フエニル基
    、X^2はハロゲン原子を示す。 )で表わされるハロゲン置換芳香族化合物とをパラジウ
    ム系触媒の存在下にて超音波の作用下で反応させ、これ
    によって、炭素間二重結合又はベンゼン核に前記Rfが
    導入されかつ前記ハロゲンが脱離された脂肪族不飽和化
    合物又は芳香族化合物を得ることを特徴とする、含フツ
    素脂肪族不飽和化合物又は含フツ素芳香族化合物の製造
    方法。 9 Rfが炭素原子数10以下のペルフルオロアルキル
    基である、特許請求の範囲の第8項に記載した方法。 10 R^1が炭素原子数10以下のアルキル基、R^
    3が炭素原子数5以下のアルキル基で置換されたフエニ
    ル基である、特許請求の範囲の第8項又は第9項に記載
    した方法。 11 パラジウム系触媒として2価または0価パラジウ
    ムの化合物を使用する、特許請求の範囲の第8項〜第1
    0項のいずれか1項に記載した方法。 12 含フツ素脂肪族亜鉛ヨウ化物とハロゲン置換脂肪
    族不飽和化合物又はハロゲン置換芳香族化合物とを非プ
    ロトン性極性溶媒中で反応させる、特許請求の範囲の第
    8項〜第11項のいずれか1項に記載した方法。 13 反応を常温、常圧下で行なわせる、特許請求の範
    囲の第8項〜第12項のいずれか1項に記載した方法。 14 一般式:RfI (但、Rfはペルフルオロアルキル基を示す。 )で表わされる含フツ素脂肪族ヨウ化物と亜鉛粉末とを
    加熱下で反応させることによってRfZnIを生成させ
    た後、このRfZnIとハロゲン置換脂肪族不飽和化合
    物又はハロゲン置換芳香族化合物とを反応させる、特許
    請求の範囲の第8項〜第13項のいずれか1項に記載し
    た方法。15 亜鉛粉末をモル数にして、RfIの1〜
    3倍の範囲で用いる、特許請求の範囲の第14項に記載
    した方法。
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