JPS6094979A - 1,2,3−トリチアン誘導体の新規製造法 - Google Patents

1,2,3−トリチアン誘導体の新規製造法

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JPS6094979A
JPS6094979A JP58203146A JP20314683A JPS6094979A JP S6094979 A JPS6094979 A JP S6094979A JP 58203146 A JP58203146 A JP 58203146A JP 20314683 A JP20314683 A JP 20314683A JP S6094979 A JPS6094979 A JP S6094979A
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誠 黒田
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    • C07D409/04Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、殺昆虫、殺線虫作用、殺菌作用等を有する1
、2.3−)!lチアン誘導体の製造法に関する。さら
に詳しくは、 一般式 〔式中、R1,R2はそれぞれ低級アルキル基を、墾素
原子のいずれかを含みうる5ないし6員の複素環基を示
す〕で表わされる化合物またはその塩と一般式 Mo2S (II ) 〔式中、Meは水素、アルカリ今月またはアンモニウム
根を示す〕で表わされる化合物とを酸性下で反応させる
ことを特徴とする一般式 〔式中、R1,R2は前記と同意義を示す〕で表わされ
る1、2.3−)リチアン化合物またはその塩の製造法
に関する。
本発明の目的化合物(I )Vよ、文献公知の化合物で
あシ、この化合物が殺昆虫、殺線虫作用及び殺菌作用を
有することは例えば特公昭50−10596、特公昭5
0−34110.特開昭51−1366139 、特開
昭55−127387.スイス特許←/Fj15440
37−ドイツ公開特許出閥應2039666等に記載さ
れている。
本発明者等は、さらに、より容易に、よシ高純度に、か
つより高収率にこの目的化合物(I)を製造する方法に
つも鋭意研究を重ねていたところ、化合物(III)と
化合物(II)とが意外にも反応して、化合物(m)の
1.2−ジチオラン環内に硫黄原子が1個挿入するとと
もにさらに〉s=。
(スμホキyド)結合が還元されて、1.2.3−トリ
チアン化合物(I)が高純度にしかも高収率で生成する
ことを見い出し、さらに種々検討した結果、本発明を完
成するに至った。
上記一般式において、R□、R2)よそれぞれ例えばメ
チル、エチ/Iz、fi−プロピル、イソプロピル、n
−ブチ/I/、イソブチA/ 、 880−ブチlLt
 、 tert−ブチμ等のni[Mまたは分校状の炭
素数1力↑ら4の低級1ルキμ基を、または式 Rλ〉
N−で表わされる基は、例えばピロリジノ、ピペリジノ
、ビベツジノ、七μホリノ、チアゾリジニμ等のR1゜
R2が合してさらに酸素原子、ft黄原子もしくは窒素
原子のいずれかを含みうる5ないし6員の複素環基を示
す。
上記のうち好ましくは、R1,R2がそれぞれ直s1t
たは分校状の炭素数1から4の低級ア〃キμ基を示す場
合でちる。
本発明の目的化合物(I)の塩としては1例えば塩酸、
硫酸、リン酸等の会裟機峻、ベンゼンスルホン酸、p−
トルエンス〃ホン酸、シュウ酸、マレイン酸等の有機酸
との塩が用いられる。
目的化合物である(I)またはその塩は、化合物(I[
)またはその塩と化合物(W)とをpH5以下、好まし
くはpH1から4の酸性条件下で反応させることにより
製造される。
本反応に用いられる原料化合物(III)の塩としては
、例えば、塩1浚、 1ift酸、リン酸等の無機酸、
ベンゼンスルホン酸、p−)ρエンスμホン「俊。
シュウ能、ヤレイン酸等の有機酸等との塩が挙げられる
。原料化合物(■)またはその塩は、分子内に1個の不
斉炭素原子と〉Sコ0(スルホキシト)結合が存在する
ために、これらの立体配置に基づく4種の立体異性体が
存在する。これらの4種の立体異性体は、それぞれ光学
活性体として単離して用いてもよく、又光学活性体を適
宜の割合で混合して用いてもよい。
原料化合物(II)としては、例えば硫化水素。
硫化ナトリウム、硫化カリウム、硫化アンモニウム等が
用いられる。
本反応において、原料化合物(II)またはその塩は、
もう一方の原料化合物(l[)に対して約0.8から3
倍電声量が用いられる。
本反応をpH5以下の酸性領域に保つために、例えば、
塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸、例えばベンゼンスルホ
ン酸、p−トルエンスμホン酸。
シュウ酸)マレイン酸等の有機酸等が用いられる。
酸の添加員は、反応液のpH[を5以下に保つ程度に加
えれば良く、例えば下記に述べる水溶媒また往水との混
合溶媒中の反応では反応の進行過程で、反応液のpH値
を酸性領域に保つ程度に少しずつ加えればよい。 。
反応は通常溶媒中で行なわれる。適当な溶媒としては反
応を阻害しないかぎルどのよう女ものでも良く、例えば
水、酢酸、メチμアμコーp、エチルアルコ−μ、イソ
プロピμアμコー〃等の炭素数1から3の低級アルコ−
1v類、アセFン、アセトニトリ/L’、ジメチμホμ
ムアミド、ジメチルスルホキシド等が、単独で或いはこ
れらを適宜の割合で混合して用いられる。仁のうち、好
ましくは水である。
反応温度は約−20℃から室温(約15℃)、好ましく
は一1Oから1(lである。反応時間は反応111度等
により異なるが、通常30分から4時間程度である。
このようにして得られる目的化合物(I)またはその塩
は、例えば蒸留、減圧蒸留、溶媒抽出。
液性変換、転溶、 /+1縮、減圧11’4縮+結晶化
、再結晶等の自体公知の手段によシ単躇精嫂される。
例えば反応終了後、反応液が水溶液の場合は、そのま\
、或いは反応液が水と混和する有機溶媒を含有している
場合杜減圧濃縮後、エーテル、クロロホルム、ベンゼン
等の水と混和しがたい有機溶媒を加え、適当なアルカリ
(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化
アルカリ金属等)で中和し、有機層を分取する。得られ
る有機層を減圧濃縮し、残留物をシリカゲμカラムクリ
マトグフフイーにより精製すると化合物(1)が得られ
る。
さらに、このように単離された化合物(I)に例えはシ
ュウ酸、塩酸等の酸の例えばエーテル。
ベンゼン等の溶液を加えて結晶化し、化合物(I)を塩
の型で単1鷹することもできる。
本発明に用いられる原料化合物(III )またはその
塩は、自体公知の方法、例えばアグリカルチュフμ・ア
ンド・バイオロジカル・ケミストリー(Agr、 Bi
ol、 Chew 、 ) 34巻 935〜940頁
、1974年に記載の方法によって製造できる。
即ち化合物(IIF)は、一般式 〔式中の記号は前記と同意義を示す〕で表わされる化合
物またはその塩を酸性下で酸化することによシ製造され
る。本反応に用いられる化合物(IV)の塩としては、
例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸等の無機酸、例えばマレ
イン酸、シュウ酸、フマール酸、p−トルエンスμホン
酸等の有機酸等との塩が挙けられる。
本反応に用いられる酸化剤としては、有(貫及び無機の
過酸が挙げられ、これらの過酸としては具体的には、た
とえば過ぎ酸、過酢酸、トリフμオロ渦酢酸、Aマレイ
ン酸、過安息香酸9m−クロロセ′へ安息香酸、モノ過
フタ/l/酸、 l)−)/L’二ン過スルホン酸等の
過カルボン酸およびメ・)スルホン酸等の有11i@過
酸、11L屈・2化水素水、過ヨウ累酸、過硫酸等の無
機の硝酸類が用いられる。またこれらの硝酸類は単独で
、また二種以上の過酸の混合物として用いられる。この
うち特に過酸化水素が好ましい。酸化剤は通常、原料化
合物(糧)に対して少なくとも当t・上が用いられるが
、約1.1から1.2倍モ/1/蛾を用いるのが好まし
い。この酸化反応は通常、適当外18媒の存在下で行な
われる。溶媒の選択は特にハ;(料物質のl(#解性と
選択された酸化剤によって異なるが、たとえばジクロロ
メタン、り□ロワホルム。ジメチルホルムアミド、テト
フヒドロフラン、アセトニトリμ、水、酢酸、酢l俊エ
チp等が単独またはこれらの適宜の割合の混合溶媒 “
とじて用いられる。上記の溶媒のうち特に水、酢酸が好
ましい。
反応幅度は、約−10から60℃、好ましくは約0から
40℃である。反応時間は1から4時間程度である。
反応終了後、反応液はそのt−次反応に用いることもで
きるが、さらにベンゼン、クロロホルム、エーテlv等
の水と混和しがたい有機溶媒上 加え、冷却しながら適
当なアルカリ(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等)水溶液にて中和し、分液後書られる有機層を1F
!4縮することによシ化合物(I[)をM離塩基の型と
して単離した後、次反応に供することもできる。又、こ
のようにして単離された化合物(II)を常法によシ例
えば塩酸、硫酸、臭化水素酸等の、1IIlft4鹸、
マレイン酸。
シュウ酸、ツマ−/’eJ e p −)μエンスルホ
ン酸等の有機酸との塩とし、次反応に供することもでき
る。
参考例1 4−(N、N−ジエチルアミノ)−1,2−ジチオラン
−1−オキサイド塩V塩の製造4−(N、N−ジエチル
アミノ)−1,2−ジチオラン蓚酸塩47.8 yを秤
取し、水200srlを加え溶解する。これにベンゼン
’I’5tttlを加え、液温25C附近に保ちながら
攪拌下に28%水酸化ナトリウム水溶液35ゴを加え中
和する。この中和液を濾過し、結晶とp液とに分ける。
結晶は更にベンゼン25ptlを用いて充分洗浄し、洗
液は先のp液と合し分液ロートにてベンゼン層と水層に
分液する。ベンゼン層を15%塩酸58M/で抽出し、
得られる水溶液を先の水溶液と合わせる。この水溶液を
液温10 t::に保ちながら樋拌下30%過酸化水素
水22gをこの溶液に約1時間で部用する。滴下終了後
室温で1時間攪拌する。得られる反応溶液をはは減圧乾
固し、ついでエタノール150雰lを加えてスラリー状
とした後、ろ過し、得られる粉末を乾燥すると標記化合
物34.39(収率85%)が得られる。
IRpii;cm−11078,UV )tiigml
i 241NMR5,7〜6.5(5H,m)、6.9
2(6H,a)赫↓−152,5〜167℃(分解) さらに上記と同様の方法によシ下記化合物が得られる。
4−(N、M−ジエチルアミノ)−1,2−ジチオフン
−1−オキサイド塩酸塩 IRシ■ンm”−1108O NMR5,52(IH,qn)、6.48(4H,d、
J=5.5)、6.56(4H,qr)、8.47(6
H,t、J−7,0) 4−(N、N−メチルエチルアミノ)−1,2−ジチオ
ラン−1−オキサイド塩酸塩 工Rシ吾七:m−” 1010 85N 5.56(IH,qn)、6.44(4H,d
、J−6,0)、6.65(2H,qr)、8.62(
3H,t、、T=7.0)、7.05C3H,8) 4−(N、N−メチルシクロヘキシルアミノ)−1,2
−ジチオラン−1−オキサイド塩酸塩工Rシma″xc
lll−’ 101087N 5.52(IH,m)、
6.38(4)1.a、J=7.0)。
6.59(11,m)、7.5〜8.5(1011,m
)、6.93(3H,(1,J−5,0) 4−(N、N−ジシクロヘキシルアミノ)−1゜2−ジ
チオラン−1−オキサイド塩酸塩I Rv盃’:、英c
r11093 NMR5,55(IH,m)、6.40(4H,d、J
=6.5)。
6.90 (2H、m ) 、 8.0〜9.2(20
H、m )4−(N、N−ピペリジノ−1,2−ジチオ
ヲ、ンーl−オキサイド塩酸塩 IRν拮H’f” 1010 95H5,58(IH,m)、6.46(4H,d、J
−5,5)−5,9〜7.1(4H,m)、7.98(
6H,m)4−(N、N−モルホリノ)−1,2−ジチ
オラン−1−オキサイド塩酸塩 工RνxRWcm 11098 MM1 5.58(111,m)、6.43(4H,d
、、r−5,0)。
5.70(4H,tll)、6.24(4H,m)実施
例1 5−ジエチルアミノ−1,2,3−)リチアン蓚酸塩の
8Il!造 参考例1で製造した4−(N、N−ジエチルアミノ)−
1,2−ジチオフン−1−オキサイド塩酸塩10.09
9(0,05モル)を秤取し、水5〇−を加え溶解する
。反応温度を5℃に保ちながら、5M塩酸を滴下し反応
液のpHを2〜3に保ちながら、約1時間で硫化ソーダ
水溶液(硫化ソーダ9水jfi12.01f(0,05
モ/L/)の水22.8 tql溶液)を滴下する。滴
下終了後室温で1時間攪拌後、生じた少量の硫黄を炉去
する。p液はベンゼン502tを加え、冷却下水酸化す
)IJウム水溶液にて中和し、ベンゼン層を分取する。
無水硫酸ナトリウムでこのベンゼン溶液を乾燥後、減圧
濃縮する。濃縮残渣はクロロホルム−メタノ−/l/(
40:1)6るいはベンゼン−メタノール(95:5)
の展開溶媒でシリカゲμカラムクロマトグフフイーを行
う。精製して得られた5−ジメチルアミノ−1、2、3
−)!Jチアンは、無水蓚酸で飽和されたエーテ/S’
溶液を加えると白色結晶を析出する。
これを枦取し、エタノールから再結晶すると無色板状晶
の標記化合物の蓚酸塩が得られる。
収量 10.79 収率 79.1 !Jf 融点 124〜125tE(分解) 実施例2 5−ジメチルアミノ−1,2,3−トリチアン蓚酸塩の
製造 4−ジメチルアミノ−1,2−ジチオフン−1−オキサ
イド塩酸塩10.099 (0,05モル)に90%附
近でガス導入をやめ、生じる少量の硫黄を枦去する。
以後実施例1に準じて操作すると、5−ジメチルアミノ
−1,2,3−)リチアン蓚酸塩が得られる。収量 1
0.29 収率 75,0% 融点 124〜125℃ 実施例3 実施例1またtよ2に準じて得られる1 、2.3−ト
リチアン誘導体を以下に挙げる。
一般式 %式%) 蓚酸塩の製造 4−(N、N−ジメチルアミノ)−1,2−ジチオフン
塩酸塩9.2 g(0,05モ/I/)を含有する水溶
液372gを液温10℃に保ちながら攪拌下、これに3
0g6過酸化水素水5.78f(0,051モ/l/)
を約1時間で滴下する。次いで液温を5℃に保ちながら
、水酸化ナトリウム水溶液でPH2に調整し、硫化ソー
ダ水溶液(硫化ソーダ9水塩11、719 (0,04
9モ/I/)の水20nt溶液)を、5N塩酸でpH2
〜3に保ちながら約1時間で適用する。部用終了後室温
で1時間撹拌後、生じる少量の硫黄をp去する。以下実
施例1と同様に操作すると、標記化合物が得られる。
収量 10.461F 収率 771% 融点 124〜125C

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 〔式中、R1,R2tiそれぞれ低級アルキル基を、が
    合して、さらに酸素原子、硫黄原子もしくは、屋素原子
    のいずれかを含みうる5ないし6員の複素環基を示す〕
    で表わされる化合物またはその塩と一般式 〔式中、Meは水素、アルカリ金Bま九はアンモニウム
    根を示す〕で表わされる化合物とを酸性下で反応させる
    ことを特徴とする一般式 〔式中%R1=R2は前記と同意義を示す〕で表わされ
    る1、2.3−)!Jチアン化合物またはその塩の製造
    法。
JP58203146A 1983-10-28 1983-10-28 1,2,3−トリチアン誘導体の新規製造法 Granted JPS6094979A (ja)

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