JPS60948A - 積層物 - Google Patents

積層物

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JPS60948A
JPS60948A JP10927783A JP10927783A JPS60948A JP S60948 A JPS60948 A JP S60948A JP 10927783 A JP10927783 A JP 10927783A JP 10927783 A JP10927783 A JP 10927783A JP S60948 A JPS60948 A JP S60948A
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JP
Japan
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layer
olefin polymer
weight
laminate
polyurethane foam
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Pending
Application number
JP10927783A
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English (en)
Inventor
永井 洋三
高石 稔
竹村 憲二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication of JPS60948A publication Critical patent/JPS60948A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 印 発明の目的 本発明は少なくとも(A)オレフィン系重合体混合物層
および(B)ポリウレタンフォーム層からなる積層物に
関する。さらにくわしくは、少なくとも(A)、t し
7 イ> 系重合体混合物層、(B)ポリウレタンフォ
ーム層および(C)金属層からなる積層物であり、該オ
レフィン系重合体混合物層はオレフィン系重合体、二重
結合とヒドロキシル基を含有する有機化合物および有機
過酸化物を溶融混練させることによって得られる混合生
成物である積層物に関するものであり、断熱性および吸
音性がすぐれているばかりでなく、耐水性および耐湿性
が良好な積層物を提供することを目的とするものである
叩 発明の目的 現在、パネル材料として、表面が木質材料もしくは印刷
紙または合成樹脂(たとえば、メラミン樹脂)Kよって
コーティングされた木質材料もしくは印刷紙であり、芯
材として種々の材料が用いられている積層物、表面がポ
リ塩化ビニル系樹脂によって被覆された鉄板のごとく合
成樹脂によって被覆された金属板、表面がアルミニウム
板のごとき金属板であり、芯材として注入発泡ウレタン
(ポリウレタンフォーム〕またはハニカム材が使われて
いる積層物および木質系ボードなどが広く利用されてい
る。しかし、これらのパネル材料(積層物〕を長期間使
用するにともない、表面材またはコーテイング物と芯材
とが一部剥離する。このことは空気中の水分または水滴
が苛酷な条件下使用される場合には特に問題となる。ま
た、木質材の場合では水分を吸収することによって膨潤
したり、かびが発生する。さらに、金属材料については
、さびが発生するなどの問題がある。これらのことにつ
いては、表面材の一部が剥離し、これらの木質材や金属
材料が露出した場合でも同様である。その上、金属材料
を使用する場合では重量感がある。また、芯材としてハ
ニカム材を用いた場合、表面材を接着させるために適合
する接着剤を使用しているが、長期間の使用または機械
的衝撃によって一部が剥離することの問題もさることな
がら、断熱性および吸音性が要求される場合にはあまり
効果がない。それらを解決するために発泡ウレタンを芯
材として用いることが考えられる。
しかし、発泡ウレタンと表面材とを接着剤を使用して接
着する必要があり、接着力が弱いと機械的衝撃によって
剥離するなどの問題がある。
これらのことから、芯材として発泡ウレタン(ポリウレ
タンフォーム〕を使用し、オレフィン系重合体を表面の
片面または両面に用いることによって得られる積層物が
耐水性についてもすく゛第1ているばかりでなく、断熱
性および吸音性につし)でも良好であり、目的とする積
層物()ぐネル材)を得ることができると考えられる。
しかしなカーら、オレフィン系重合体は分子内に極性基
を有さなl/)(いわゆる非極性)ために化学的に極め
て不活性な高分子物質であるから、エチレン系重合体お
よびプロピレン系重合体のごときオレフィン系重合体を
基材または表面材として使用してポリウレタンフォーム
との積層物を製造することは、密着性が極めて低いため
に不可能である。現在、注入発泡、モールド発泡および
吹付は発泡のごとき方法によって基材表面上でウレタン
ポリマーの生成反応と発泡とを同時に行ない、オレフィ
ン系重合体とポリウレタンとを密着させる場合には、オ
レフィン系重合体の成形物の表面にあらかじめ塩素化ポ
リプロピレンおよび無水マレイン酸をグラフトさせたポ
リオレフィンなどを主成分とするプライマーを塗布させ
る方法が提案されている。しかし、このプライマーを塗
布する方法では、塗布する工程が一工程増えるばかりで
なく、高価なプライマーを使用するためコスト高となる
。また、プライマーを使用することによって接着性は改
良することができるが、得られる積層物の耐水性および
耐湿性についてはよくない。すなわち、促進使用テスト
を行なった場合、これらが剥離する。
q旧 発明の構成 以上のことから、本発明者らは、耐水性および耐湿性が
すぐれているのみならず、断熱性および吸音性について
も良好である積層物を得ることについて種々探索した結
果、 少なくとも(A)オレフィン系重合体混合物層、(B)
ポリウレタンフォーム層および(C)厚さが0.02〜
2 mmである金属層からなる積層物であり、該オレフ
ィン系重合体混合物層は100重量部のオレフィン系重
合体、0.1〜5・0重量部の「分子中に少なくとも一
個の二重結合を有し、かつヒドロキシル基を含有する有
機化合物」(以下「ヒドロキシル系化合物」と云う〕お
よび0,01〜20重量部の有機過酸化物からなる混合
物である積層物が 耐水性および吸湿性が良好であるばかりでなく、断熱性
および吸音性についてもすぐれてし)ることを見出し、
本発明に到達した。
(1v3 発明の効果 本発明によって得られる積層物はその製造工程も含めて
、下記のごとき効果(特徴)を発揮する。
(1)耐湿性および耐水性が良好であり、表面にさびお
よびかびの発生がない。
(2)ポリウレタンフォーム層とオレフィン系重合体層
との接着性がすぐれており、接着のためのプライマーを
必要としない。
(3)積層物が軽量であり、かつ製造工程が簡易である
(4)断熱性および吸音性がすぐれている。
(5)オレフィン系重合体は種々の複雑な形状に容易に
賦形することができ、積層体として外観性および機能性
が要求される部品として使用することができる。
本発明によって得られる積層物は上記のごとき効果を有
しているために多方面にわたって利用することができる
。代表的な用途を下記に示す。
(1) ドアー材料、間仕切り材料、壁装材料(2)冷
蔵庫、冷凍庫の部品 (3)各種自動車部品 (4)家具(机、食卓、各種収納庫) (5)各種包装用部材 (6)各種緩衝部材 凹 発明の詳細な説明 (A) オレフィン系重合体 本発明のオレフィン系重合体混合物層を製造するために
使用されるオレフィン系重合体としては、エチレンの単
独重合体、プロピレンの単独重合体、エチレンとプロピ
レンとのランダムまたはブロック共重合体ならびにエチ
レンおよび/またはプロピレンと炭素数が多くとも12
個の他のα−オレフィンとのランダムまたはブロック共
重合体(α−オレフィンの共重合割合は多くとも30重
量係、好適には25重量’J)があげられる。これらの
オレフィン系重合体のうち、プロピレン単独重合体い。
また、エチレン単独重合体ならびにエチレンを主成分と
するランダム重合体およびブロック共重合体では、メル
トインデックス(JIS K−6760にしたがい、温
度が190℃および荷重が2.16 K5’の条件で測
定、以下IM、1.J と云う)が0.01〜50 F
710分が一般的であり、0.1〜40g710分が望
ましく、とりわけ01〜3011710分が好適である
プロピレン単独重合体および共重合体は前記と同様に製
造されたものであり、エチレン単独重合体および共重合
体は前記のプロピレン系重合体の製造に使った触媒系の
ほかに、担体(たとえば、シリカ)にクロム化合物など
(たとえば、酸化クロム)を担持させることによって得
られる触媒系(イワゆるフィリップス触媒〕またはラジ
カル開始剤(たとえば、有機過酸化物)を使って単独重
合または共重合させることによって得られる。
さらに、本発明においてはこれらのオレフィン系重合体
に少なくとも1個の二重結合を有する化合物(゛たとえ
ば、不飽和カルボン酸、ビニルシラン化合物)をグラフ
ト重合することによって得られる変性ポリオレフィンも
含まれる。
これらのオレフィン系重合体および変性ポリオレフィン
については、それらの製造方法がよく知られているもの
である。
これらのオレフィン系重合体および変性ポリオレフィン
は、それぞれ単独で使用してもよく、二種以]〕併用し
てもよい。さらに、これらのオレフィン系重合体および
変性ポリオレフィンのうち、二種以上を任意の割合で樹
脂ブレンドして用いてもよい。
(B) ヒドロキシル系化合物 また、オレフィン系重合体混合物層を製造するために使
われるヒドロキシル系化合物は少なくとも一個の不飽和
結合〔二重結合、三重結合〕を有し、かつヒドロキシル
基を含有する化合物である。
この代表的なものとしては、二重結合を有するアルコー
ル、三重結合を有するアルコール、−価または二価の不
飽和カルボン酸と非置換二価アルコールとのエステル、
該不飽和カルボン酸と非置換三価アルコールとのエステ
ル、非置換四価アルコールとのエステルおよび非置換三
価以上アルコールとのエステルがあげられる。
二重結合を有するアルコールのうち好ましいものの代表
例としては、その一般式が下式〔(1)式〕で表わされ
るものである。
(1)式において、RおよびRは同一でも異種でもよく
、水素原子または炭素数が1〜24個の炭化水素基であ
る。
三重結合を有するアルコールのうち望ましいものの代表
例としては、その一般式が下式〔叩式〕で表わされるも
のである。
(R3−Cq C−R’+−OH(U)(11)式にお
いて、RおよびRは同一でも異種でもよく、水素原子ま
たは炭素数が1〜24個の炭化水素基である。
また、非置換二価アルコールと不飽和カルボン酸とのエ
ステルは一価の不飽和カルボン酸と非置換二価アルコー
ルとのエステルであり、好ましいものの代表例としては
、その一般式が下式〔(坦式〕で表わされるものである
櫃)式において、R5は炭素数が2〜24個の不飽和炭
化水素基であり、R6は炭素数が2〜24個の炭化水素
基である。
サラに、非置換三価アルコールと不飽和カルホン酸との
エステルは一価の不飽和カルボン酸と非置換三価アルコ
ールとのエステルであり、望ましいものの代表例として
は、その一般式が下式C(IV1式〕で示されるもので
ある。
測成において、R″は炭素数が2〜24個の不飽和炭化
水素基であり、R8は炭素数が2〜24個の炭化水素基
である。
また、非置換四価アルコールと不飽和カルボン酸とのエ
ステルは一価の不飽和カルボン酸と非置換四価アルコー
ルとのエステルであり、好ましいものの代表例としては
その一般式が下式〔M式〕で表わされるものである。
M式において、Rは炭素数が2〜24個の不飽和炭化水
素基であり、R10は炭素数が2〜24個の炭化水素基
である。
さらに、非置換三価以上のアルコールと不飽和カルボン
酸とのエステルは一画の不飽和カルボン酸と非置換三価
以上のアルコールとのエステルであり、望ましいものの
代表例としては、その一般式が下式〔wD式〕で表わさ
れるものである。
例式において、nは4以上であり、alは炭素数が2〜
24個の不飽和炭化水素基であり、R12は炭素数が2
〜60個の炭化水素基である。
その上、その他のエステルとしては、不飽和二価カルボ
ン酸と非置換多価アルコール七のエステルがあり、好ま
しいものの代表例としては、その一般式が下式〔(社)
式〕で表わされるものがあげられる。
1 \C−(OH) 1 ■式において、mは1以上であり、R13は炭素数が2
〜50個の不飽和炭化水素基であり、R+4は炭素水が
2〜100個の炭化水素基である。
これらのヒドロキシル系化合物の代表例としては特願昭
57−36502号明細書ならびに1″既存化学物質ハ
ンドブツク″(化学工業日報社、昭和54年発行〕通商
産業省基礎産業局化学品安全課監修、第2版、第22頁
、第27頁ないし第28頁、第50頁ないし第55頁お
よび第57頁ないし第58頁に記載されている。
本発明において使われるヒドロキシル系化合物のうち、
好適なものの代表例としては、3−ヒドロキシ−1−プ
ロペン、4−ヒドロキシ−1−ブテン、シス−4−ヒド
ロキシ−2−ブテン、トランス−4−ヒドロキシ−2−
ブテン、3−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロペン、
シス−5−ヒドロキシ−2−ペンテン、トランス−5−
ヒドロキシ−2−ペンテン、シス−1,4−ジヒドロキ
シ−2−ブテン、トランス−1,4−ジヒドロキシ−2
−ブテン、2−ヒトOギシエチルアクリレ−ト、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、3−ヒドロキシエチルメタクリレート
、2−ヒドロキシエチルクロトネート、2,3..4.
5.6−ペンタヒドロキシへキシルアクリレート、2,
3,4゜5.6−ペンタヒドロキシへキシルメタクリレ
ート、2.3,4.5−テトラヒドロキシペンチルアク
リレートおよび2,3.4’、5−テトラヒドロキシペ
ンチルメタクリレートがあげられる。
(c) 有機過酸化物 さらに、本発明において用いられる有機過酸化物は一般
にラジカル重合における開始剤および重合体の架橋剤と
して使われているものであり、1分間の半減期が100
℃以上のものが好ましく、とりわけ130℃以上のもの
が好適である。上記の温/Jjがioo℃以下のもので
は、その取扱いが難しいばがりでなく、使用した効果も
あまり認められないから望ましくない。好ましい有機過
酸化物の代表例としては、1.1−ビス−第三級−ブチ
ルパーオキシ−3,3,5−)リメチルシクロヘキサン
のごときケトンパーオキシド、ジクミルパーオキシドの
ごときジアルキルパーオキシド、2.5−ジメチルヘキ
サン−2,5−ハイドロパーオキシドのごときハイドロ
パーオキシド、ベンゾイルパーオキシドのごときジアシ
ルパーオキシドおよび2.5−ジメチル−2,5−ジベ
ンゾイルパーオキシヘキサンのごときパーオキシエステ
ルがあげられる。
(D) オレフィン系重合体混合物層の製造本発明のオ
レフィン系重合体混合物層を製造するにあたり、100
重量部のオレフィン系重合体の合計量(総和)に対する
ヒドロキシル系化合物の混合割合は01〜50重量部で
あり、02〜30重量部が好ましく、特に03〜20重
量部が好適である。100重量部のオレフィン系重合体
に対するヒドロキシル系化合物の混合割合が0.1重量
部以下では、密着性の改良効果が不十分である。
一方、50重量部以上使用したとしても、使用量に応じ
た密着性の改良効果が認められず、むしろオレフィン系
重合体が有する本来の特性がそこなわれるために好まし
くない。
また、100i量部のオレフィン系重合体に対する有機
過酸化物の混合割合は0.01〜20重量部であり、0
.05〜10重量部が望ましく、とりわけ01〜7重量
部が好適である。100重量部のオレフィン系重合体に
対する有機過酸化物の混合割合が001重量部以下では
、密着性の改善効果が低いばかりでなく、混合物の密着
強度の耐久性も低下する。一方、20重量部以上では、
該重合体が有する本来のすぐれた機械的特性が低下する
ため、いずれの場合でも望ましくない。
本発明のオレフィン系重合体混合物層を製造するにあた
り、それぞれの組成成分を前記め組成割合(混合割合)
になるように均一になるように混合すればよい。この組
成物を製造するにあたり、混合成分の一部をあらがしめ
混合していわゆるマスク/(ッチを製造し、このマスタ
ーバッチト残りの混合成分とを製造して前記の配合成分
になるように混合物を製造してもよい。
また、オレフィン系重合体混合物層を製造するための混
合物はオレフィン系重合体、ヒドロキシル系化合物およ
び有機過酸化物からなるものでもよいが、得られる積層
物の使用目的に応じてこれらの混合成分にさらに、酸素
、熱および紫外線に対する安定剤、金属劣化防止剤、難
燃化剤、着色剤、電気的特性改良剤、充填剤、帯電防止
剤、滑剤、加工性改良剤および粘着性改良剤のごとき添
加剤を本発明の混合物が有する特性をそこなわない範囲
であるならば混合してもよい。
この混合物を製造するには、オレフィン系重合体の業界
において一般に使われているヘンシェルミキサーのごと
き混合機を使ってトライブレンドしてもよく、バンバリ
ーミキサ−、ニーグー、ロールミルおよびスクリュ一式
押出機のごとき混合機を用いて溶融混練することによっ
て製造することもできる。このさい、あらかじめトライ
ブレンドし、得られる混合物をさらに溶融混練すること
によって一層均一な混合物を得ることができる。
さらに、オレフィン系重合体混合物層を製造するための
混合物を得るにさいしてオレフィン系重合体のうち、多
くとも40重量%(好ましくは5〜35重量%、好適に
は10〜35重量%)のグラスファイバーを配合するこ
とによって剛性を向上することができる。さらに、オレ
フィン系重合体のうち、多くとも40重量%(望ましく
は5〜35重量%、好適には10〜35重量%)の平均
粒径が1〜100ミクロンのマイカを配合させることに
よって得られる積層物のそりを改善することができる。
しかし、マイカおよびグラスファイバーを併用する場合
には、オレフィン系重合体、グラスファイバーおよびマ
イカの合計量中に占めるオレフィン系重合体の配合割合
が少なくとも40重量%(好ましくは45重量%以上、
好適には50重量%以上)である(40重量%未満では
成形性および混合性が乏しい)。
また、100重四部のオレフィン系重合体(グラスファ
イバーおよびマイカなどの添加剤を配合する場合は合用
量として。)に対して特願昭57−100768号明細
書匠記載されている有機ずず化合物および第三級アミン
系化合物をそれらの合計量として多くとも10重量部(
望ましくは5重量部、好適には5重量部)配合させるこ
とによって接着強度を改善することができる。
(E)金属層 さらに、本発明における金属層の原料である金属の代表
例としては、アルミニウム、鉄、ニッケル、銅および亜
鉛のごとき金属の単体ならびこれらの金属を主成分とす
る合金(たとえば、ステンレス鋼、黄銅)があげられる
。これらの金属は表面を処理しなくてもよく、あらかじ
め化学処理、メッキ処理のごとき表面処理されたもので
もよい。
さらに、塗装または印刷を施されたものも好んで使用す
ることができる。この金属層の厚さは得られる積層物の
使用目的によって異なるが002〜2咽であり、0.0
5〜2鰭のものが望ましく、とりわけ0.1〜ユ■のも
のが好適である。
(F) 積層物の製造 本発明によって得られる積層物は少なくとも前記(4)
オレフィン系重合体混合物層、(B)ポリウレタンフォ
ーム層および(C)金属層からなるものである。
本発明の積層物を第1図ないし第3図によってさらにく
わしく説明する。第1図はオレフィン系重合体混合物層
、ポリウレタンフォームおよび金属層が積層してなる積
層物の部分拡大断面図である。
第2図はオレフィン系重合体混合物層、ポリウレタンフ
ォーム層、金属層および金属層と接着し得る他の物質の
層が順次積層してなる積層物の部分拡大断面図である。
さらに第3図はオレフィン系重合体混合物と接着し得る
他の物質の層、オレフィン系重合体混合物層、ポリウレ
タンフォーム層および金属層が順次積層してなる積層物
の部分拡大断面図である。第1図ないし第3図において
、Aはそれぞれオレフィン系重合体混合物層であり、B
はポリウレタンフォーム層であり、Cは金属層である。
また、Dはオレフィン系重合体混合物と接着し得る他の
物質の層である。さらに、Eは金属と接着し得る他の物
質の層である。オレフィン系重合体混合物と接着し得る
物質としては、軟質塩化ビニル系樹脂およびポリプロピ
レン系樹脂のごとき合成樹脂ならびにこれらの混合物を
あげることができる。また、金属と接着し得る他の物質
としては、紙および熱硬化性樹脂、含浸紙、軟質塩化ビ
ニル糸樹脂などがあげられる。このポリウレタンと接着
し得る他の物質および金属と接着し得る他の物質につい
ては、得られる積層物の使用目的に応じて適宜選択すれ
ばよく、特に限定されるものではない。
これらの積層物はポリウレタンフォームの製造分野にお
いて通常行なわれている注入発泡法、モールド発泡法お
よび吠付発泡法のごとき発泡法を適用することによって
製造することができる。
また、ポリウレタンフォームはインシアナート架橋型ポ
リウレタン、インシアナート架橋型ポリエステルウレタ
ン、インシアナート架橋型ホリエーテルウレタンおよび
ラジカル架橋型ウレタンに大別される。本発明のポリウ
レタンは積層物を後記のように製造するさいに架橋され
る。このポリウレタンフォームの原料の種類、架橋剤お
よび架橋方法については、岩田敬治著 1′ポリウレタ
ン樹脂″(昭和57年、日刊工業新聞社発行)の第45
頁ないし第132頁によってよく知られているものであ
り、広く工業的に生産されて多方面にわたって利用され
ているものである。
本発明のオレフィン系重合体混合物層は前記の混合物を
一般のオレフィン系重合体の分野において行なわれてい
る押出成形法あるいは射出成形法によってあらかじめ後
記の厚さを有する成形物(たとえば、フィルム、シート
〕を成形し、得られる成形物およびポリウレタンフォー
ムを加熱圧着してもよい。
本発明によって得られる積層物の各層の厚さは積層物の
使用目的によって異なるが、オレフィン系重合体混合物
層(4)は一般には0.2〜10m++nであり、とり
わけ0.5〜8叫が望ましい。さらに、ポリウレタンフ
ォーム層(B)は一般には1〜100mであり、特に2
〜5o■が好ましい。さらに、金属層の厚さは0.02
〜2門であり、特に0.05〜1.5順のものが望まし
い。各層の厚さは限定されるものではなく、さらに厚み
を有するものでもよく、一層薄いものでもよい。また、
前記金属層と接着し得る他の物質の層(E)およびオレ
フィン系重合体層と接着し得る他の物質の層(C)の厚
さは、それぞれの得られる積層物の使用目的によって異
なり、限定されるものではない。
■ 実施例および比較例 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、メルトインデック
ス(以下1’−M、 I 、Jと云う)はJIS K−
6760にしたがい、温度が190℃および荷重が2.
16 KFの条件で測定した。また、メルトフローイン
デックス(以下「MFI」と云う〕はJIS K−67
58にしたがい、温度が230℃および荷重が2.16
 K90条件で測定した。さらに、成形物とポリウレタ
ンフォームとの密着強度は1mの間隔をおいて平行に並
べた平板の間にポリウレタンフォームを注入発泡法によ
って生成させた後、得られた積層物を1cTn×1cm
の大きさに切削加工して試験片とした。試験片の上下の
圧着物を密着面と直角方向に引張り、試験片が破壊した
時の強度を測定し、密着強度とした。また、耐湿性は、
厚さが1.5 ml、幅が800mおよび長さが190
0TnXの板状体を258の間隔を置いて平行に並べ、
平板の間にポリウレタンフォームを注入発泡法によって
生成させた。得られた積層物を一15℃の温度に8時間
放置した後にさらに60℃の温度および湿度が85%の
条件下に8時間放置する状態を5サイクル繰り返した後
のポリウレタンフォームの剥離の状態を観察した。また
、表面硬度はJIS K−5401にしたがい、荷重が
IK9の条件で鉛筆硬度で評価した。さらに、曲げ弾性
率はASTM D−79’0にしたがって測定した。
なお、実施例および比較例において混合成分であるオレ
フィン系重合体、ヒドロキシル系化合物および有機過酸
化物の種類および物性を下記に示す。
〔プロピレン単独重合体〕
オレフィン系重合体として密度がo、c+oop/C1
713テアリ、かつMFIが4.0.!9/10分であ
るプロピレン単独重合体〔以下「pp(4)Jと云う〕
を使用した。
〔ブロックプロピレン共重合体〕
また、オレフィン系重合体としてエチレンの含有量が1
2.0重量%であり、かつMFIが20!j/10分で
あり、密度が0.9009 ’/an3であるプロピレ
ン−エチレンブロック共重合体〔以下「pp(2)jと
云う〕を使った。
〔低密度エチレン単独重合体〕
サラに、オレフィン系重合体と、して’Mt−カ0.9
17 g/’Cm3であり、かつM、■、が5.1.9
/10分である低密度エチレン単独重合体(以下「L 
D P Elと云う)を用いた。
〔ヒドロキシル系化合物〕
ヒドロキシル系化合物として、2−ヒドロキシエチルア
クリレート〔以下「化合物(A)」と云つ〕、2−ヒド
ロキシプロピルメタクリレート〔以下「化合物(8月と
云う〕および3,6−シメチルー4−オクチン−3,6
−ジオール〔以下「化合物(C)」と云う〕を用いた。
〔有機過酸化物〕
有機過酸化物として、ベンゾイルパーオキサイド〔以下
[BPOJと云う〕およびジクミルパーオキサイド〔以
下「DCP」と云う〕を使用した。
実施例 1〜5、比較例 1.2 第1表にそれぞれの配合量が示されている混合成分をあ
らかじめスーパーミキサーを用いてそれぞれ10分間ト
ライブレンドを行なった。得られた各混合物をベント付
押出機(径 90 m )を使って樹脂温度が210℃
で溶融混練しながらベレットを製造した。これらのペレ
ットを用いて型締力が120トンの射出成形機を使って
厚さが3咽の平板を製造した。このようにして製造され
た各平板と第1表に示されている金属板または箔を1c
tnの間隔をあけて平行に固定し、その間にポリウレタ
ンフォームを注入発泡法によって生成させた。
注入発泡用の装置およびポリウレタンフォームの原液は
インスタフオーム社(米)の商品名 インサルバック#
20を使用した(発泡倍率 40倍〕。
注入してから24時間放置した後、各試片のポリウレタ
ンフォームとの密着強度を測定した。それらの結果を第
3表に示す。なお、この試験において密着強度が強過ぎ
て成形品部分とポリウレタンフォーム部分の界面で破壊
が起らず、ポリウレタンフォームが凝集破壊した場合に
は、第3表中の密着強度の欄に「凝集破壊」と記す。ま
た、耐湿性の試験を実施後の外観判定の欄において、○
は表面外観が試験前と同様であり、変化のないことを、
また×は表面にふくれ、へこみなどの変形の発生がみら
れることを示す。
比較例 3 PP(1)を前記と同様にシートを製造した。得られた
シートの片面に熱硬化性ポリプロピレン用プライマー(
日本ピーケミカル社製、商品名 RB−291、■プラ
イマー)を膜厚が13〜15ミクロンになるように均一
にスプレーガンを使って吹付けた後、90℃の温度にお
いて30分間加熱乾燥を行なった。ついで、このプライ
マー塗布面と厚さが0.5 mmの鉄板の間に前記と同
様に注入発泡法によりポリウレタンフォームを製造した
。この試片の密着強度を測定したところ、1.5Kt/
cm2であった。耐湿テスト後の外観は表面にふくれ、
へこみなどの変形が発生していることが認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図はオレフィン系重合体混合物層、ポリウレタンフ
ォーム層および金属層が順次積層した積層物の部分拡大
断面図であり、第2図はオレフィン系重合体混合物層、
ポリウレタンフォーム層、金属層および金属層と接層し
得る他の物質の層が順次積層した積層物の部分拡大断面
図である。 また、第3図はオレフィン系重合体混合物と接着し得る
他の物質の層、オレフィン系重合体混合物層、ポリウレ
タンフォーム層および金属層が順次積層してなる積層物
の部分拡大断面図である。第1図ないし第3図において
、Aはそれぞれオレフィン系重合体混合物層であり、B
はポリウレタンフォーム層である。また、Cは金属層で
あり、Dはオレフィン系重合体混合物と接着し得る他の
物質の層である。さらに、Eは金属と接着し得る他の物
質の層である。 特許出願人 昭和電工株式会社 代理人 弁理士菊地精−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも(A)オレフィン系重合体混合物層、(B)
    ポリウレタンフォーム層および(C)厚さが0.02〜
    2 +nmである金属層からなる積層物であり、該オレ
    フィン系重合体混合物層は100重量部のオレフィン系
    重合体、01〜−50重量部の分子中に少なくとも一個
    の二重結合を有し、がっヒドロキシル基を含有する有機
    化合物および0.01〜20重量部の有機過酸化物を溶
    融混練させることによって得られる混合生成物である積
    層物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5454147A (en) * 1993-11-26 1995-10-03 Nec Corporation Method of manufacturing solid electrolytic capacitor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5454147A (en) * 1993-11-26 1995-10-03 Nec Corporation Method of manufacturing solid electrolytic capacitor

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