JPS6094659A - 漁網の目止め加工方法 - Google Patents
漁網の目止め加工方法Info
- Publication number
- JPS6094659A JPS6094659A JP19760783A JP19760783A JPS6094659A JP S6094659 A JPS6094659 A JP S6094659A JP 19760783 A JP19760783 A JP 19760783A JP 19760783 A JP19760783 A JP 19760783A JP S6094659 A JPS6094659 A JP S6094659A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fishing net
- processing agent
- knots
- resin
- stop processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Decoration Of Textiles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は漁網の目止め加工方法に関する。さらに詳しく
は、漁網の結節部の目ずれを防止するための加工方法に
関するものである。
は、漁網の結節部の目ずれを防止するための加工方法に
関するものである。
従来、漁網は合成繊維のモノフィラメント糸、あるいは
、マルチフィラメント糸を、カエルマタ結節、二重カエ
ルマタ結節、二重木目結節などの結節方法によシ編網さ
れ、次いで、結節部の目じめのための熱セット、結節部
の目ずれ防止のための樹脂加工等が施こされて仕上けら
れている。
、マルチフィラメント糸を、カエルマタ結節、二重カエ
ルマタ結節、二重木目結節などの結節方法によシ編網さ
れ、次いで、結節部の目じめのための熱セット、結節部
の目ずれ防止のための樹脂加工等が施こされて仕上けら
れている。
この結節部の目ずれ防止のための樹脂加工剤としては、
アクリル系樹脂、酢ビ樹脂、塩ビ樹脂、コロイダルシリ
カ等がある。しかし、これらの加工剤では、結節部の目
すれ防止が充分に行ない得ず穐々の問題が生じていた。
アクリル系樹脂、酢ビ樹脂、塩ビ樹脂、コロイダルシリ
カ等がある。しかし、これらの加工剤では、結節部の目
すれ防止が充分に行ない得ず穐々の問題が生じていた。
即ち、目ずれ防止が不完全であると張力が加わった時、
結節部で目ずれが起り繊維同志で強くこすシ合う結果、
繊維の破損あるいは発熱等により結節強力が急激に低下
する。
結節部で目ずれが起り繊維同志で強くこすシ合う結果、
繊維の破損あるいは発熱等により結節強力が急激に低下
する。
そのため、従来の加工方法より更に優れた加工方法の開
発が切望されていた。
発が切望されていた。
本発明はこの要望と応えるべく鋭意研究を行なった結果
完成したものである。
完成したものである。
本発明は、合成繊維のモノフィラメント糸もしくはマル
チフィラメント糸よりなる有結節漁網に、石油樹脂を主
体とする加工剤を付与し、しかる後、熱処理することを
特徴とする漁網の目止め加工方法である。
チフィラメント糸よりなる有結節漁網に、石油樹脂を主
体とする加工剤を付与し、しかる後、熱処理することを
特徴とする漁網の目止め加工方法である。
本発明において]1要なことは、ポリアミド系、あるい
はポリエステル系等の合成繊維の1−10号程度のモノ
フィラメント糸、あるいは100〜10000デニール
程度のマルチフィラメント糸の撚糸の編網体を石油樹脂
を主体とする加工剤によシ処理することである。
はポリエステル系等の合成繊維の1−10号程度のモノ
フィラメント糸、あるいは100〜10000デニール
程度のマルチフィラメント糸の撚糸の編網体を石油樹脂
を主体とする加工剤によシ処理することである。
ここに石油樹脂とは、石油ナフサを熱分解したときに得
られる不飽和炭化水素を含んだ留分を、そのまま重合し
て得られるものである。
られる不飽和炭化水素を含んだ留分を、そのまま重合し
て得られるものである。
このような石油樹脂には、脂肪族系、芳香族系、脂環族
系等があるが、比較的軟化点が高く溶融粘度が大きく、
繊維との接着性の良い芳香族系あ″るいは脂環族系石油
樹脂が好ましい。このような石油樹脂は有機溶剤液もし
くはエマルジョンとして用いる。液中の固型分濃度は1
〜20%でよい。
系等があるが、比較的軟化点が高く溶融粘度が大きく、
繊維との接着性の良い芳香族系あ″るいは脂環族系石油
樹脂が好ましい。このような石油樹脂は有機溶剤液もし
くはエマルジョンとして用いる。液中の固型分濃度は1
〜20%でよい。
かかる石油樹脂は拳独で用いてもよいが通常は加工剤液
中全固型分の50%以上あればよく、ロジン系樹脂、例
えばロジン樹脂、ロジンのグリセリンエステル、水添ロ
ジンのグリセリンエステル等を加工剤液中の全固型分の
50%以下の割合で併用することにより目ずれ防止効果
は史に向上する。
中全固型分の50%以上あればよく、ロジン系樹脂、例
えばロジン樹脂、ロジンのグリセリンエステル、水添ロ
ジンのグリセリンエステル等を加工剤液中の全固型分の
50%以下の割合で併用することにより目ずれ防止効果
は史に向上する。
また、更に加工剤液中に0.5〜59/lの割で浸透湿
潤剤、例えば、二塩基酸系のジアルキルスルフオコハク
酸ナトリウム等を添加すると、漁網の硬く結ばれた結節
部の内部にまで加工剤液が浸透するため、目ずれ防止効
果は更に向上する。
潤剤、例えば、二塩基酸系のジアルキルスルフオコハク
酸ナトリウム等を添加すると、漁網の硬く結ばれた結節
部の内部にまで加工剤液が浸透するため、目ずれ防止効
果は更に向上する。
彦お、かかる加工剤液に従来のアクリル樹脂や酢ビ樹脂
を添加することは逆に強力低下をきたすので好ましくな
い。
を添加することは逆に強力低下をきたすので好ましくな
い。
かかる石油樹脂を主体とする加工剤液は、ポリアミr系
、ポリエステル糸、ポリオレフィン系等の合成繊維のモ
ノフィラメントあるいはマルチフィラメント糸よりなる
有結節漁網に処理し乾燥する。この処理方法は、加工剤
液でのディッピングあるいは塗布スプレー婢で行なえは
よい。この時の漁網への液部付量は5〜50%でよい。
、ポリエステル糸、ポリオレフィン系等の合成繊維のモ
ノフィラメントあるいはマルチフィラメント糸よりなる
有結節漁網に処理し乾燥する。この処理方法は、加工剤
液でのディッピングあるいは塗布スプレー婢で行なえは
よい。この時の漁網への液部付量は5〜50%でよい。
加工剤処理後乾燥されたM結節漁網は、次いで熱処理を
行なう。この熱処理温度は石油樹脂の軟化点の±30℃
位の範囲が好ましい。この温度が石油樹脂の軟化点より
30℃以上低い温度であると石油樹脂の流動性が不良と
なり透明性が出ない場合があるので好ましくない。また
、冒すざると流動性が出すぎて結節部の加工剤が流れ出
し効果が低下するおそれがあるので好ましくない。熱処
理時間は数秒〜数分で充分である。
行なう。この熱処理温度は石油樹脂の軟化点の±30℃
位の範囲が好ましい。この温度が石油樹脂の軟化点より
30℃以上低い温度であると石油樹脂の流動性が不良と
なり透明性が出ない場合があるので好ましくない。また
、冒すざると流動性が出すぎて結節部の加工剤が流れ出
し効果が低下するおそれがあるので好ましくない。熱処
理時間は数秒〜数分で充分である。
この熱処理の目的は、糸表面に付着している石油樹脂、
ロジン系樹脂を軟化せしめて結節部内部まで均一に樹脂
を浸透せしめること、ならびに、乾燥上りでやや白濁し
ている加工剤の透明性を向上させるために行なうもので
ある。
ロジン系樹脂を軟化せしめて結節部内部まで均一に樹脂
を浸透せしめること、ならびに、乾燥上りでやや白濁し
ている加工剤の透明性を向上させるために行なうもので
ある。
熱処理を行なわない場合には、目ずれ防止効果が若干低
下し、また、特に透明性゛が要求される刺網の場合にモ
ノフィラメント糸の透明性低下につながるため好ましく
ない。
下し、また、特に透明性゛が要求される刺網の場合にモ
ノフィラメント糸の透明性低下につながるため好ましく
ない。
かかる熱処理は乾熱であっても湿熱であってもまた、過
熱蒸気であってもよい。
熱蒸気であってもよい。
以上の如く、本発明の漁網の目止め加工方法によれば、
漁網、特に刺網において要求される糸の透明性を満足1
/、かつ、二重カエルマタ結節尋において問題となって
いた結節部の目ずれによる強力低下を完全に解消しつる
ため、従来使用されていた樹脂加工に比べて格段に優れ
た効果を発揮するのである。
漁網、特に刺網において要求される糸の透明性を満足1
/、かつ、二重カエルマタ結節尋において問題となって
いた結節部の目ずれによる強力低下を完全に解消しつる
ため、従来使用されていた樹脂加工に比べて格段に優れ
た効果を発揮するのである。
5 −
次に本発明の実施例を示す。
実施例
ナイロン6モノフィラメント5号糸を二重力エルマタ結
節で編網し、漁網をつくった。これに第1表に示す処方
の加工剤をディッピング加工し、セントル脱液した。こ
の時の液部付量は20%o 、w、f。
節で編網し、漁網をつくった。これに第1表に示す処方
の加工剤をディッピング加工し、セントル脱液した。こ
の時の液部付量は20%o 、w、f。
であった。次いでこれを風乾後熱処理した。熱処理は、
90℃で30秒間行なった。第1表中、加工剤の数字は
固型分量「y/l」である。・これらの結節強力(JI
8L1043二lカエルマタ結節の1・3強力と2・4
強力の和)の測定結果を第1表に示す。
90℃で30秒間行なった。第1表中、加工剤の数字は
固型分量「y/l」である。・これらの結節強力(JI
8L1043二lカエルマタ結節の1・3強力と2・4
強力の和)の測定結果を第1表に示す。
以下余白
6−
Claims (1)
- 合成繊維のモノフィラメント糸もしくはマルチフィラメ
ント糸よりなる有結節漁網に、石油樹脂を主体とする加
工剤を付与し、しかる後、熱処理することを特徴とする
漁網の目止め加工方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19760783A JPS6094659A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | 漁網の目止め加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19760783A JPS6094659A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | 漁網の目止め加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6094659A true JPS6094659A (ja) | 1985-05-27 |
Family
ID=16377280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19760783A Pending JPS6094659A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | 漁網の目止め加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6094659A (ja) |
-
1983
- 1983-10-24 JP JP19760783A patent/JPS6094659A/ja active Pending
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