JPS609418Y2 - 内燃機関の始動促進装置 - Google Patents

内燃機関の始動促進装置

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JPS609418Y2
JPS609418Y2 JP9356979U JP9356979U JPS609418Y2 JP S609418 Y2 JPS609418 Y2 JP S609418Y2 JP 9356979 U JP9356979 U JP 9356979U JP 9356979 U JP9356979 U JP 9356979U JP S609418 Y2 JPS609418 Y2 JP S609418Y2
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JP
Japan
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intake
valve
air
stroke
throttle valve
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Expired
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JP9356979U
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English (en)
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JPS5613549U (ja
Inventor
弘 兼坂
Original Assignee
株式会社兼坂技術研究所
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Publication date
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関の始動促進装置に関するものである。
内燃機関、殊に圧縮点火機関を始動させるにはそのピス
トンによって圧縮された後の空気温度を燃料着火温度以
上に上昇させなければならない。
そしてこの圧縮後温度は圧縮前(初期)温度に大きく影
響されるので、この温度を高めることが始動性能を向上
することになる。
このため、従来から圧縮前温度を高める種々の手段が取
られてきたが、その一つとして燃焼室内へ流入する空気
を絞り弁によって絞ることにより、圧縮前空気温度を上
昇させんとしたものが知られている。
これは、例えば第1図に示すように容器21の内の圧力
を大気圧力以下にした後M22を開き、この容器内の圧
力を大気圧力に回復させると、流入した空気によって断
熱圧縮仕事が行なわれ、この容器内温度は上昇する。
このように、機関の吸入行程時において、シリンダ内に
流入する空気は絞り弁により絞られ、絞り弁から燃焼室
を含んだ間の容積は大気以下の圧力となる。
吸気行程の終りから圧縮行程の始めにおいて、ピストン
の速度は低下し、停止し、方向を変えて圧縮行程に移行
する。
このピストンの停滞時にも絞り弁も通って吸入空気は流
入し続け、大気圧に近づく。
そしてこの間に断熱圧縮仕事が行なわれ燃焼室内空気温
度は上昇する。
しかし、この公知の方法の欠点は、吸入行程中の吸入空
気の絞りによって、吸入行程終期におけるピストンの停
滞時において大気圧にまで圧力が回復せず、従って充分
なる温度上昇が得られないことである。
そのため現在この方式は殆んど採用されていない。
そこでこの従来技術を改良する手段として、吸気通路に
絞りをもうけ、吸入空気を絞った状態において、吸気行
程下死点附近で、短かい期間、小さな揚程で排気弁を開
くことは、大気圧状態における排気(始動以前は空気)
が大気圧以下のシリンダ内に流入し、殆んど大気圧にま
で断熱圧縮し、圧縮行程前の空気の温度を高めることが
提案された。
しかし、多数の気筒をもった機関において、一つの吸気
管及び一つの絞り弁によって吸気を絞る方式では、複数
の気筒が同時に吸入行程にある場合が生ずる。
この場合、吸入行程下死点附近において排気弁が開き、
排気によって気筒的空気を圧縮する際に、吸入空気は正
に閉じようとしている吸気弁に逆流し、他の吸気行程に
ある他の気筒に吸入される。
そのため気筒内の空気/排気の割合が減少し、着火状態
において空気即ち酸素不足の状態となり、始動時の回転
上昇がスムーズに行なわれず、結果的には絞りによる減
圧を充分に高められないものとなる。
そこで本考案は4サイクル機関のシリンダヘッド吸気口
又は多数の気筒をもった機関において複数の気筒が同時
に吸入行程にある場合においても吸入空気の逆流を防止
し、充分な吸入空気の減圧とそれに伴なう圧縮行程直前
における気筒内ガスの温度上昇により始動性能を向上さ
せんとするものであって、以下に図示の一実施例を説明
する。
第2図において、1は内燃機関のシリンダで、ピストン
2が摺動自在に嵌挿している。
燃焼室3の上部には、吸気弁4及び排気弁5が設けであ
る。
6はクランク軸(図示せず)と連動するカムである。
吸気弁4及び排気弁5は、カム6によって揚程駆動され
るが、その構造はカム6のカム面に接合しているタペッ
ト7、ロッド8を介して、吸気及び排気ロッカアーム9
及び10を揺動することにより作動され吸気路11及び
排気路12を開閉する。
また、特に排気弁5を作動させるカム6は第3図に示す
もので、このカムによって第4図に実線で示す如く、こ
の弁を排気行程に作動させるカムノーズ6aと、吸入行
程の終期例えば下死点(BDC)前50°から、圧縮行
程の初期例えば下死点(BDC)後70°の開作動させ
るカムノーズ6bとを備えている。
鎖線カーブは吸気弁のリフトである。
なおTDCは上死点である。吸気管13内には絞り弁1
4が吸気口に接近して、各吸気口毎に設けられている。
第5図は絞り弁14の詳細を示し、絞り弁軸16は吸気
管13を貫通してこの吸気管に回転自在に軸支されてい
る。
この絞り弁軸16にはねじ17によって絞り弁体18が
固定されている。
吸気管13の外側においてレバー15が絞り弁軸16に
固定されており、このレバーによって絞り弁体18は開
閉させられる。
この絞り弁体18には鋲19によってリード弁(逆止弁
)20が取付けられ、このリード弁にて絞り弁体に穿設
された透孔18aを開閉する。
逆止弁20は第5図における左から右方へ空気が流れる
場合、即ち気筒1内に吸入される場合、0.3〜0.7
気圧の負圧で開弁し、空気を流通させる。
逆流は鎖線で示す如く、リード弁20は閉じ、阻止され
る構造である。
今、機関を始動せんとしてスタータによりクランク軸を
回転させると、吸気弁4が開き、ピストン2が下降しつ
つ燃焼室3内に空気を吸入する。
ところが流入空気は絞り弁14によって絞られているの
で負圧状態となる。
ピストン3が下死点近くまで下降すると、カム6により
排気弁5が開く。
このとき排気路12内は大気圧力の状態であり、排気路
内のガス(着火以前は空気)が負圧状態である気筒1内
に流入する。
この時断熱圧縮が行なわれ気筒的空気温度は上昇する。
この時リード弁20は閉じ、気筒内空気が他の吸入行程
にある気筒によって吸い出されることはなく、効果的に
断熱圧縮が行なわれ、効率良く圧縮前空気温度を高める
ことが可能である。
以上の構成を有する本考案は、吸気絞りによる圧縮行程
直前の排気の逆流による断熱圧縮が効果的に行なわれ、
且つ排気が大気圧以上であっても逆止弁により阻止され
て排気が吸気行程中にある他の気筒に吸入されることが
なく上記の効果を更に増大せしめて、エンジンの始動性
を向上させるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す正面図、第2図は本考案の実施例
を示す断面図、第3図はカムの拡大正面図、第4図は弁
リフトカーブを示す特性図、第5図は絞り弁の拡大断面
図である。 1・・・・・・シリンダ、2・・・・・ゼストン、3・
・・・・・燃焼室、4・・・・・・吸気弁、5・・・・
・・排気弁、11・・・・・・吸気路、12・・・・・
・排気路、13・・・・・・吸気管、14・・・・・・
絞り弁、16・・・・・・絞り弁軸、18・・・・・・
絞り弁体、20・・・・・・逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 4サイクル機関のシリンダヘッド吸気口又は吸気多岐骨
    核管内に、始動時に作動して吸入空気を絞る吸気絞り弁
    を設け、この吸気絞り弁に逆止弁を設け、吸入行程終期
    から圧縮行程初期の間において機関用排気弁を開くこと
    にしたことを特徴とする内燃機関の始動促進装置。
JP9356979U 1979-07-09 1979-07-09 内燃機関の始動促進装置 Expired JPS609418Y2 (ja)

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JP9356979U JPS609418Y2 (ja) 1979-07-09 1979-07-09 内燃機関の始動促進装置

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JP9356979U JPS609418Y2 (ja) 1979-07-09 1979-07-09 内燃機関の始動促進装置

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Publication Number Publication Date
JPS5613549U JPS5613549U (ja) 1981-02-05
JPS609418Y2 true JPS609418Y2 (ja) 1985-04-03

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ID=29326477

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JP9356979U Expired JPS609418Y2 (ja) 1979-07-09 1979-07-09 内燃機関の始動促進装置

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US4426120A (en) * 1981-04-20 1984-01-17 Mcquay Inc. Sectioned cabinet for room air conditioning unit

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JPS5613549U (ja) 1981-02-05

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