JPH06137149A - 渦流室付2サイクル内燃機関 - Google Patents

渦流室付2サイクル内燃機関

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JPH06137149A
JPH06137149A JP29001892A JP29001892A JPH06137149A JP H06137149 A JPH06137149 A JP H06137149A JP 29001892 A JP29001892 A JP 29001892A JP 29001892 A JP29001892 A JP 29001892A JP H06137149 A JPH06137149 A JP H06137149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust valve
internal combustion
swirl chamber
cylinder
vortex chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP29001892A
Other languages
English (en)
Inventor
Suehiro Yamazaki
末広 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH06137149A publication Critical patent/JPH06137149A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

Abstract

(57)【要約】 【目的】 渦流室の掃気効率を向上させることができる
渦流室付2サイクル内燃機関を提供する。 【構成】 気筒で爆発行程が終了すると、主排気弁13
および渦流室14に設置された副排気弁18は同時に開
弁して排気ガスを排出する。その後主吸気弁12が開弁
して、エアクリーナ20から吸入され内燃機関10によ
って駆動される機械式過給機22によって過給された給
気が、気筒11に供給される。ピストンが下死点を過ぎ
て上昇すると先ず主排気弁13が閉弁する。その後ピス
トンで圧縮された給気は連通孔17から渦流室に流入し
て、渦流室に存在する排気ガスを副排気弁を介して押し
出す。その後副排気弁を閉弁して給気を圧縮する。従っ
て渦流室の掃気効率は向上し、内燃機関の出力を増大す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は渦流室付2サイクル内燃
機関に係わり、特に渦流室内の掃気効率を向上させた渦
流室付2サイクル内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】近年排気ガスが元来低Noxであること、
比出力が大であること、トルク変動が少ないこと等の理
由から改めて2サイクル内燃機関が注目されている。特
に未燃焼のまま排出される燃料量を低減して燃費を向上
するために、シリンダヘッドに吸気弁、排気弁および燃
料噴射弁を設置する2サイクル内燃機関が既に提案され
ている。
【0003】さらに燃焼性を向上するためにいわゆる渦
流室を設けることも公知である。しかし渦流室は圧縮室
の60〜70%程度の容積を有するにもかかわらず、主
燃焼室との間の流路面積はシリンダ面積の1〜2%に過
ぎないため渦流室から主燃焼室への混合気の流出には相
当の流動抵抗が伴い、渦流室の掃気を充分に行うことが
できない。
【0004】この問題点を解決するために渦流室に独立
した渦流室用吸気弁を設け、機関式過吸器から吐出され
る給気の一部を渦流室に供給することによって渦流室の
掃気を行う渦流室付2サイクル内燃機関が提案されてい
る(実願昭62−95132公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6は従来の渦流室付
2サイクル内燃機関10の1つの気筒の断面図であっ
て、気筒11に設置される主吸気弁12および主排気弁
13に加えて渦流室14に副吸気弁15を備える。なお
渦流室14には燃料噴射弁16も設置されている。主吸
気弁12の主排気弁13側の開口はいわゆるマスク壁を
構成しており、主吸気弁12が開弁すると吸気は、矢印
Xに示すように気筒11内壁に沿って下降しピストン上
面を水平に進み、その後気筒11内を上昇して主排気弁
13から排出される。
【0006】副吸気弁15の開弁により渦流室14に給
気が供給されると、渦流室14内の排気は渦流室14と
気筒11とを連通する連通孔17を介して気筒11内に
押し出され、矢印Yに示すように気筒内壁に沿って下降
した後気筒11内を上昇して主排気弁13から排出され
る。しかしながらこの渦流室付2サイクル内燃機関にお
いても渦流室の掃気を充分に行うことはできない。
【0007】即ち前述したように渦流室14の容積は大
であるにもかかわらず連通孔17の開口面積は小である
ため流動抵抗が大きく、副吸気弁15を介して過給した
給気を供給しても燃焼後の排気を充分に掃気することは
できない。特にピストンが下死点より上昇を開始すると
気筒11および渦流室14の圧力は上昇するため、渦流
室14内を掃気するのに充分な量の給気を供給すること
は困難となる。
【0008】さらに渦流室14には強い渦が発生してい
るため給気が渦流室14内壁に沿って流れるだけでな
く、給気と排気の比重差に起因して吸気が排気を包み込
んだ状態となり却って給気が連通孔17から排出されて
しまう場合もある。本発明は上記問題点に鑑みなされた
ものであって、渦流室の掃気効率を向上させることがで
きる渦流室付2サイクル内燃機関を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる渦流室付
2サイクル内燃機関は、主吸気弁と主排気弁とを具備す
る少なくとも1つの気筒と、少なくとも1つの気筒と連
通孔を介して連通する渦流室と、を具備する渦流室付2
サイクル内燃機関であって、主排気弁の閉弁時期より遅
い時期に閉弁する副排気弁を具備する。
【0010】
【作用】本発明にかかる渦流室付2サイクル内燃機関に
あっては、主排気弁閉弁によって気筒内で圧縮された給
気が連通孔を介して渦流室に流入し、開弁状態にある副
排気弁を介して排気を押し出す。
【0011】
【実施例】図1は本発明にかかる渦流室付2サイクル内
燃機関の実施例の構成図であって、内燃機関はディーゼ
ル機関である。内燃機関10は、エアクリーナ20から
吸入された空気を内燃機関10によってベルト21を介
して駆動される機械式過給機22で過給して主吸気弁1
2を経て気筒内に取り込む。
【0012】なお低負荷運転時の機械式過給機22の消
費動力を節減するためにバイパス流路23が設けられ、
バイパス量を制御するためにバイパス制御弁24が設置
される。気筒11内の排気ガスは主排気弁13を介して
排気管25に導かれる。さらに各気筒は渦流室14を具
備しているが、渦流室14は副排気弁18を介して排気
管25と連通している。また渦流室14には燃料噴射弁
16が取り付けられている。
【0013】図2は気筒11の上面図であって、主吸気
弁および主排気弁はそれぞれ12−aおよび12−bと
13−aおよび13−bの2つづつ設けられている。さ
らに連通孔17を介して渦流室14も設けられている。
本発明に係る渦流室付2サイクル内燃機関にあっては、
ピストンの下降途中で主排気弁13−a、13−bおよ
び副排気弁18を開弁し、さらに下死点に到達する前に
主吸気弁12−a、12−bを開弁する。
【0014】ピストンが下死点から再び上昇を開始する
と先ず主排気弁13−a、13−bを閉弁し、その後副
排気弁18が閉弁する。そして最後に主吸気弁12−
a、12−bを閉弁して、給気の圧縮を行う。図3およ
び図4は気筒11のA−A断面図であって、2つの異な
る状態を示している。即ち図5に示す主吸気弁、主排気
弁および副排気弁の開弁閉弁時期を示す線図において、
図3および図4の破線で示す時期における各弁の開弁閉
弁状態を示している。
【0015】図3はピストンが下死点近傍にあって、主
吸気弁12−a、主排気弁13−aおよび副排気弁18
が全て開弁している状態であって、主吸気弁12−aか
ら供給された給気は気筒11内を下降した後、シリンダ
上面を水平に移動し上昇して主排気弁13−aおよび副
排気弁18から排気ガスを押し出す。しかしながら連通
孔17の流路面積は小であること、渦流室14はまだ高
圧を維持していることから給気が排気ガスを押し出す効
果は少ない。
【0016】図4はピストンの上昇中であって、主排気
弁13−aはすでに閉弁しているが主吸気弁12−aお
よび副排気弁18はまだ開弁している状態を示してい
る。この状態においては、気筒11内の空気はピストン
の上昇によって圧縮されるが、主排気弁13−aは既に
閉弁しているために圧縮空気は連通孔17から渦流室1
4に流入し、渦流室14内の排気ガスは副排気弁18を
介して押し出される。
【0017】なお吸気弁の開口を周知のマスク付とする
ことにより、気筒内の掃気効率を一層向上させることが
可能である。上記のように本発明によれば、渦流室14
内の掃気効率をより高くして、出力を増大することが可
能となる。また上記実施例においては、主吸気弁および
主排気弁をそれぞれ2弁として説明したが、それぞれ少
なくとも1弁を具備していれば弁の数は制限されない。
【0018】さらに上記実施例においては内燃機関はデ
ィーゼル機関であるとしたが、渦流室付2サイクル内燃
機関であればガソリン機関であってもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る渦流室付2サイクル内燃機
関によれば、渦流室内の掃気効率を高め内燃機関の出力
を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成図である。
【図2】気筒の上面図である。
【図3】気筒のA−A断面図(その1)である。
【図4】気筒のA−A断面図(その2)である。
【図5】開弁閉弁時期を示す線図である。
【図6】従来の渦流室付2サイクル内燃機関の断面図で
ある。
【符号の説明】
10…内燃機関 11…気筒 12…主吸気弁 13…主排気弁 14…渦流室 16…燃料噴射弁 17…連通孔 18…副排気弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主吸気弁と主排気弁とを具備する少なく
    とも1つの気筒と、 前記少なくとも1つの気筒と連通孔を介して連通する渦
    流室と、を具備する渦流室付2サイクル内燃機関におい
    て、 前記渦流室に前記主排気弁の閉弁時期より遅い時期に閉
    弁する副排気弁を具備することを特徴とする渦流室付2
    サイクル内燃機関。
JP29001892A 1992-10-28 1992-10-28 渦流室付2サイクル内燃機関 Pending JPH06137149A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100255677B1 (ko) * 1997-12-19 2000-05-01 김태구 차량용기관의흡·배기장치
EP2123355A1 (en) 2008-05-20 2009-11-25 Ibiden Co., Ltd. Honeycomb structure

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100255677B1 (ko) * 1997-12-19 2000-05-01 김태구 차량용기관의흡·배기장치
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