JPS609140Y2 - 紙箱 - Google Patents

紙箱

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JPS609140Y2
JPS609140Y2 JP7944982U JP7944982U JPS609140Y2 JP S609140 Y2 JPS609140 Y2 JP S609140Y2 JP 7944982 U JP7944982 U JP 7944982U JP 7944982 U JP7944982 U JP 7944982U JP S609140 Y2 JPS609140 Y2 JP S609140Y2
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JP
Japan
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plate
paper box
side walls
fold
locking
Prior art date
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Expired
Application number
JP7944982U
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JPS58183312U (ja
Inventor
喜一 野村
Original Assignee
大栄印刷紙器株式会社
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Publication date
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Priority to JP7944982U priority Critical patent/JPS609140Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、側壁が紙箱底部に折目を介して連成された
外面板と、この外面板の内方に位置する内面板とを有す
る二重壁に構成され、かつ外面板と内面板との間に内下
がりに傾斜する上面板が折目を介して連成された紙箱に
関するものである。
上記の紙箱は上面板が内下がりに傾斜しているため、こ
の上面板と外面板および内面板との間に形成された折目
に作用する復元力によって紙箱の組立形状が変形され易
いという欠点がある。
これを防止するためには内面板の下端部を紙箱底部に貼
着等の手段によって係止しなければならず、組立作業が
煩雑であると共に上記係止部や紙箱外部に露出して外観
が悪くなるという問題があった。
この考案は、以上の問題点を解決するためになされたも
のであり、粘着等の煩雑な組立作業は不要であり極めて
簡単に組立てることができ、かつ紙箱を組立てるための
係止部が外部に露出することがなく、しかも紙箱を所定
の組立形状に確実に維持することができる紙箱を提供す
るものである。
すなわち、この考案は前後及び左右の側壁が紙箱底部に
折目を介して連成された外面板と、この外面板の内方に
位置する内面板とを有する二重壁に構成され、かつ上記
外面板と内面板との間には内下がりに傾斜する上面板が
折目を介して連成された紙箱において、左右の相対向す
る側壁の内面板の下端には外面板と内面板との間に折込
まれてその先端部が上面板の基端部内面に当接する補強
板が連成され、かつこの内面板の前後両端部には連結片
が連成され、この連結片には相対応する連結片と互いに
連結するための保合部が形成され、この連結片の内方に
前後の相対向する側壁の内面板を折重ねた状態でこの内
面板を係止するための係止部が形成されたものである。
以下、この考案の実施例を図面によって説明する。
第1図において、1はこの考案に係る紙箱であって、矩
形の底部10と、その左右の相対向する二側壁2,2と
、前後の相対向する二側壁3゜3とからなっている。
この各側壁2,3は紙箱底部10に連成され、かつ上端
部が内方に傾斜して起立する外面板20.30と、この
外面板20゜30の内方に位置し、かつ紙箱底部10に
対して垂直に起立する内面板21.31とを有する二重
壁に構成され、そして上記外面板20.30の上端部と
、内面板21.31の上端部との間には内下がりに傾斜
した上面板22.32が連成されている。
この紙箱1を形成するには、まず一枚の厚紙材から第2
図に示す展開形状に打ち抜き成形する。
矩形の紙箱底部10の左右の端部には折目23゜23を
介して台形の外面板20.20が連成され、かつ同前後
の端部には折目33.33を介して台形の外面板30.
30が連成されている。
左右の外面板20には前後両端部に折目40.40を介
して先窄まりの台形状の延出片41.41が連成される
と共に側端部に折目24を介して矩形の上面板22が連
成され、かつこの上面板22の側端部には折目25を介
して矩形の内面板21が連成されている。
この内面板21には側端部に折目26を介して矩形の補
強板27が連成されると共に前後両端部に折目42.4
2を介して連結片43.43が連成され、この連結片4
3には相対応する連結片43と連結するためのスリット
状の係合部44が形成されている。
また、前後の外面板30の先端部には折目34,35,
36を介して台形の上面板32、矩形の内面板31およ
び逆台形(先広がり)の係止片37が順次連成されてい
る。
上記各内面板21.31の幅Bは各外面板20.30の
幅Aよりも小さく形成され、かつ補強板27の幅Cは後
述するように側壁2により形成される四角形の対角線と
略等しい長さに形成されている。
以上のような構成において紙箱1を組立てるには、まず
左右の外面板20を折目23において折曲げて起立させ
、かつ上面板22および内面板21を折目24.25に
おいて内側に折曲げると共に補強片27を折目26にお
いて内側に折曲げて外面板20と内面板21との間に折
込む。
次に第3図に示すように、連結片43を折目42におい
て内側に折曲げ、かつ相対応する連結片43,43を係
合部44,44同志を係合することによって互いに連結
する。
そして延出片41を折目40において内側に折曲げた後
、前後の外面板30を折目33において折曲げて起立さ
せ、かつ上面板32および内面板31を折目34,35
において内側に折曲げると共に、先端係止片37を折目
36において内側に折曲げて連結片43の下端部と紙箱
底部10との間に挿入して係止する(第5図参照)。
このようにして第1図および第4図、第5図に示すよう
な組立状態の紙箱1が得られる。
この紙箱1は内面板21.31の幅Bが外面板20,3
0の幅Aよりも小さく形成されているため、上面板22
.32が内下がりに傾斜して額縁状の優れた外観を呈す
ることができる。
また左右の側壁2は相対応する連結片43.43が互い
に連結されることによって内面板21.21同志の間隔
が一定に保たれると共に外面板20および内面板21が
起立状態に維持されている。
しかも補強板27の幅Cが側壁2と紙箱底部10とによ
り形成される四角形4の対角線りと略等しい長さに形成
されており、このため補強板27の先端部が上面板22
の基端部(折目24)の内面に当接し、この補強板27
が内面板21の支えとなって内面板21の浮き上がり等
を防止することができる。
すなわち、補強板27が無い場合には上面板22の折目
24.25に作用する復元力によって内面板21が上向
きおよび内向きに付勢されるために、内面板21が浮き
上がって紙箱底部10との間に隙間が生じ、かつ内面板
21の下端部中央が内方に膨出して湾曲し、紙箱1の組
立形状が変形することとなる。
しかしながら、内面板21に連成された補強板27の先
端部を上記のように上面板22の基端部内面に当接させ
れば、この補強板27によって内面板21が下向に付勢
される結果、上記の復元力が打ち消されて内面板21の
浮き上がりが防止され、かつ補強板27による補強効果
によって内面板21の湾曲を防止することができるので
ある。
なお、補強板27の幅Cは押圧されることによる湾曲変
形を考慮して四角形4の対角線りよりもやや長めに形成
しておくことが望ましい。
そして前後の側壁3は先端係止片37が連結片43の下
端部に押圧されると共に内面板31の左右両端部が左右
の内面板21の内側に当接して係止されることにより、
その起立状態が維持される。
また上記前後の内面板31によって左右の内面板21が
押圧されて拘束されるために紙箱1の組立状態がより強
固に維持されることとなる。
以上のように各部を折曲げて係止するだけで極めて簡単
に紙箱1を組立てることができ、粘着等の複雑な係止手
段は不要であり、しかも額縁状の優れた外観を有する側
壁2,3の組立状態を所定の形状に確実に維持すること
ができる。
また上記連結片43および係止片37等の係止部が全て
側壁2,3の外面板20.30と内面板21.31との
間に隠蔽されるため、すっきりとした外観を呈すること
ができる。
さらに、この実施例では左右の外面板21の前後両端部
に連成された延出片41が前後の外面板31の内側に折
込まれるように構成されており、この延出片41によっ
て円外面板20.30が補強されて紙箱1の保形性をよ
り向上させることができ、かつ円外面板20,30同志
の接合部が遊離した場合にこれらの間に隙間が形成され
るのを防止することができるという利点がある。
また、左右の上面板22を前後の上面板32と同様に台
形に形成してもよいが、図例のように矩形に形成した場
合には上面板22の前後両端部が上記延出片41に当接
し、これを介して前後の外面板30を押圧して拘束し、
紙箱1の組立状態をより強固に維持することができる。
なお、この考案の各部の具体的構造は種々の変形が可能
であり、例えば前後の側壁3を起立状態に維持させるた
めの係止部として上記係止片37の代わりに、第6図に
示すように前後の内面板31の左右両端部に係止用突片
45を形成し、かつ左右の内面板21の前後両端部に上
記突片45に対応するスリット46を設けた構造を採用
してもよい。
また連結片43.43を連結するための係合部として一
方に係止用突片、他方にスリットを設けた構造としても
よく、さらに両連結片43゜43を貼着テープ等によっ
て連結するようにしてもよい。
また外面板20.30は必ずしも上端部を内窄まりに傾
斜させる必要はなく、外部がりに傾斜させるかまたは紙
箱底部10に対して垂直に起立させるようにしてもよい
またこの紙箱1内に内容物を収納した状態で第7図に示
すような天板60とその四周の延出片61,61,62
,62とからなる蓋体6を嵌着してもよい。
すなわち、蓋体6の延出片61,62を紙箱1の内面板
21.31の内側に嵌入することによって紙箱1の開口
部上端を天板60によって覆うのである。
この蓋体6によれば、額縁状の優れた外観を形成する側
壁2,3を外部に露出させた状態で内容物を紙箱1内に
保持させることができ、またこの蓋体6を透明板によっ
て形成した場合には内容物を透視可能な状態で保護する
ことができる。
なお、蓋体6を不透明板によって形成し、天板60の上
面に絵柄等の模様を施して装飾効果を高めるようにして
もよい。
また、この紙箱1は内容物を収納して上記蓋体6を嵌着
した状態で、第8図に示すように紐7等によって室内の
壁面70に係止し、装飾品として利用することもできる
この場合、ハンカチ等の扁平な内容物を収納する紙箱に
おいて、側壁2,3を通常の額縁と同程度に抵く形成し
ておけば、より優れた装飾効果を発揮させることができ
る。
また、第9図に示すような筒状の蓋体8を用いてもよい
この蓋体8は天板80および底板81と、天板80と底
板81との間の側板82,82とからなり、側板82の
一端部に形成された突片83を底板81に形成されたス
リット84に捜入することによって筒状に形成され、こ
の蓋体8内に紙箱1を嵌入するように構成されている。
この筒状の蓋体8と、紙箱1内に嵌入させる上記蓋体7
とを併用することもでき、かつ筒状の蓋体8の代りに所
定幅の帯体からなる筒状部材を紙箱1に外嵌させるよう
にしてもよい。
以上説明したように、この考案は額縁状の優れた外観を
有する紙箱を折曲げ作業のみによって簡単に組立てるこ
とができ、かつ紙箱を組立状態に維持するための係止部
が外部に露出することがなく、しかも紙箱を所定の組立
形状に確実に維持することができるという利点を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す斜視図、第2図はその
展開状態を示す平面図、第3図は組立過程を示す斜視図
、第4図および第5図はそれぞれ第1図のIV−IV、
V−V線断面図、第6図は側壁係止部の他の実施例を
示す部分斜視図、第7図は蓋体を示す斜視図、第8図は
紙箱の使用状態を示す側面図、第9図は蓋体の別の実施
例を示す斜視図である。 1・・・・・・紙箱、2・・・・・・左右の側壁、3・
・・・・・前後の側壁、10・・・・・・紙箱底部、2
0,30・・・・・・外面板、21,31・・・・・・
内面板、22,32・・・・・・上面板、27・・・・
・・補強片、43・・・・・・連結片、37,45.4
6・・・・・・係止部、44・・・・・・係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後及び左右の側壁が紙箱底部に折目を介して連成され
    た外面板と、この外面板の内方に位置する内面板とを有
    する二重壁に構成され、かつ上記外面板と内面板との間
    には内下がりに傾斜する上面板が折目を介して連成され
    た紙箱において、左右の相対向する側壁の内面板の下端
    には外面板と内面板との間に折込まれてその先端部が上
    面板の基端部内面に当接する補強板が連成され、かつこ
    の内面板の前後両端部には連結片が連成され、この連結
    片には相対応する連結片と互いに連結するための係合部
    が形成され、この連結片の内方に前後の相対向する側壁
    の内面板を折重ねた状態でこの内面板を係止するための
    係止部が形成されたことを特徴とする紙箱。
JP7944982U 1982-05-28 1982-05-28 紙箱 Expired JPS609140Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7944982U JPS609140Y2 (ja) 1982-05-28 1982-05-28 紙箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7944982U JPS609140Y2 (ja) 1982-05-28 1982-05-28 紙箱

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Publication Number Publication Date
JPS58183312U JPS58183312U (ja) 1983-12-06
JPS609140Y2 true JPS609140Y2 (ja) 1985-04-02

Family

ID=30088633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7944982U Expired JPS609140Y2 (ja) 1982-05-28 1982-05-28 紙箱

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4984781B2 (ja) * 2006-09-19 2012-07-25 大日本印刷株式会社 スライド式カートン
JP2008273552A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Keio Shiken Kogyo Kk ラップ掛け用紙製容器
JP2020203711A (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 大阪シーリング印刷株式会社 包装箱

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JPS58183312U (ja) 1983-12-06

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