JPS609080Y2 - 車両座席背当ての傾斜角度調節装置 - Google Patents

車両座席背当ての傾斜角度調節装置

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Publication number
JPS609080Y2
JPS609080Y2 JP1980043778U JP4377880U JPS609080Y2 JP S609080 Y2 JPS609080 Y2 JP S609080Y2 JP 1980043778 U JP1980043778 U JP 1980043778U JP 4377880 U JP4377880 U JP 4377880U JP S609080 Y2 JPS609080 Y2 JP S609080Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backrest
threaded rod
arm
vehicle
bracket
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980043778U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56143935U (ja
Inventor
昭信 立松
茂 柏木
Original Assignee
トヨタ車体株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ車体株式会社 filed Critical トヨタ車体株式会社
Priority to JP1980043778U priority Critical patent/JPS609080Y2/ja
Publication of JPS56143935U publication Critical patent/JPS56143935U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS609080Y2 publication Critical patent/JPS609080Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は起倒可能とした車両座席背当ての傾斜角度調節
装置に関するもので、構造が簡単であるとともに操作性
がよく、かつ傾斜角度を無段階で微調節することができ
る傾斜角度調節装置を提供するものであり、本考案は背
当ての後部に荷物等を載せる空間部を設けた形式の自動
車における後部座席背当てに適用して特に有効である。
以下、本考案の詳細を図示の実施例にもとすいて説明す
れば、第1図において、1は自動車の後部座席の背当て
であって、座部4と重なる位置まで倒伏可能である。
2は上記背当ての側方の車体部に設けた傾斜角度調節装
置の収納部材である。
12および16はそれぞれ収納部材2の前面および背当
て1の上面に設けたノブであって、これ等により本考案
の装置を操作する。
上記ノブ12の回転により操作される傾斜角度調節装置
は、第2図に示す如く、ブラケット10、ねじ棒11、
ノブ12、アーム13よりなる。
ブラケット10の相対向する前壁10a1後壁10bに
は孔10c、10dが設けてあり、側壁10eには長孔
状の案内孔10fが設けである。
アーム13はU字形で、上記案内孔10fに挿通され、
その両脚端には孔13aを設け、一方の脚端にはねじ孔
を有する軸支部材13bが取付けである。
ねじ棒11は、ブラケット10の前後壁10 a、10
bsアーム13の両脚端の孔13aおよび軸支部材1
3bに挿通され、前後壁10a、10bにより回転可能
に支持されるとともに、そのねじ部11aは軸支部材1
3bに螺合される。
前壁10a側にあるねじ棒11の頭部には回転ノブ12
をスプライン嵌合するとともにリング111により抜は
止めし、後壁10b側の端部はワッシャ112、リング
113により抜は止めする。
そしてねじ棒11はノブ12の回動により一体的に回転
し、これに伴なってアーム13は案内孔10fに沿って
移動する。
第3図に示すように、上記ブラケット10は車体のホイ
ールハウス5上に溶接した基板3に固着し、ねじ棒11
およびこれと平行な案内孔10fが前後方向に位置する
ように配設しである。
車体のサイドパネル7にはケース状の収納部材2が取付
けてあり、上記ブラケット10はこの中に収納されてい
る。
そして、上記アーム13は、収納部材2の側面に設けた
孔2aを挿通して背当て1の側面よりその内部に延在し
ている。
背当て1の構造は第3図および第4図に示す如くであっ
て、軸ICを中心として回動可能であり、座部4と重な
る位置まで倒伏させることができる。
背当て1の内部にはブラケット10の位置にほぼ対応し
て空隙1bが設けてあり、この空隙1b内に上記U字形
アーム13の先端が位置している。
空隙1b内にはアーム13が停止すべき位置の側方に固
定部材であるブラケット17を配設し、このブラケット
17は背当て1の内部フレーム1aに固着しである。
ブラケット17にはボルト19が挿通固着してあり、こ
のボルト19には、先端部下面側に溝14aを有する係
止部材たる係止板14が回転可能に軸支されている。
このボルト19の外周にはコイルスプリング18が取付
けてあり、その一端は上記ブラケット17に掛止される
とともに他端は係止板14に掛止されており、これによ
って係止板14は第4図の時計方向に回転力が付勢され
、その溝14aが上記アーム13に係合している。
係止板14には溝14aよりも先端側にロッド15の下
端が枢着してあり、その先端は背当て1の上面より突出
し、突出端にはノブ16が取付けである。
上記の如く構成した装置において、背当て1にブラケッ
ト17およびボルト19を介して枢着した係止板14と
アーム13とが係合することにより背当て1は第4図の
二点鎖線に示す起立位置に保持される。
次に背当て1を座部4方向へ回動して倒伏せしめるとき
には、ノブ16を上に引くとロッド15を介して係止板
14はその先端が破線で示す如く反時計方向に回動して
持ち上げられることよりアーム13との係合が解かれ、
背当て1は自由に回動できる。
背当て1を倒伏状態から起立させるときは、起立状態手
前で係止板14の先端カム面がアーム13に当接し、更
に背当て1を回動させると係止板14はコイルスプリン
グ18の付勢力に抗してアーム13を乗り越えて後、溝
14aがアーム13に係合され、これにより背当て1は
固定される。
次に起立状態において背当て1の傾斜角度を調節する場
合には、収納部材2の前方面に位置するノブ12を回動
せしめる。
これによりねじ棒11が回転し、脚端をねじ棒11に螺
合せしめたアーム13はブラケット10の案内孔10f
に沿いノブ12の正逆回転に応じて前後方向に移動する
一方、このアーム13は背当て1内の上部に枢着されて
いる係止板14に係合しているため、背当て1の上部は
アーム13の移動に連動して移動し、これにより背当て
1は軸1cを中心に回動する。
そして背当て1は、収納部材2内に設置したブラケット
10の案内孔10fの長さにより規制されるアーム13
の移動幅の範囲内において傾斜角度を第4図の破線で示
す前傾および後傾位置まで調節することができる。
このように本考案は、背当て1を座部4に重ねる位置ま
で倒して、座席の後部および上部を荷物の載置場所とし
て利用することができ、かつ背当て1を起立せしめた状
態でこの背当ての傾斜角度を所定の範囲内において調節
する形式の車両の後部座席に適用して有効である。
特に本考案の装置は、背当て1の傾斜角度の調節をねじ
棒11により行なう構成としたので、傾斜角度を無段階
で微調節することができる点において極めて有効である
また、移動部材たるアーム13を操作するねじ棒11は
位置が変化しないために装置を収納部材2内に収納する
のに好都合である。
装置を収納部材2内に収納することにより車室内の見映
えがよいとともに、装置の作動部に手が触れたり、衣服
が引掛ったりすることがなく操作の安全性が良好となり
、また異物が装置内に入ってその作動が阻害されるおそ
れもない。
更に、背当て1の上部のノブ16を引上げ、また収納部
材2の前面のノブ12を回転させるのみで操作ができる
ので、操作性も極めて良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を具備した車両後部座席の要部外観
図、第2図は本考案実施例装置の主要構成部材の斜視図
、第3図は第1図の■−■線に沿う矢視拡大断面図、第
4図は第1図のIV−IV線に沿う矢視拡大断面図であ
る。 1・・・・・・座席背当て、2・・・・・・装置収納部
材、10・・・・・・ブラケット、10f・・・・・・
案内孔、11・・・・・・ねじ棒、13・・・・・・ア
ーム、14・曲・アーム係止部材、15・・・・・・係
止部材操作用ロンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 起倒可能な車両座席背当ての傾斜角度調節装置であって
    、背当て側方の車体部に固着され、ねじ棒を支持する支
    持部および車両の前後方向に形成した長孔状案内孔を有
    するブラケットと、ブラケットの上記支持部に回転可能
    の支持せしめて車両の前後方向に配設したねじ棒と、上
    記案内孔に挿通して基端を上記ねじ棒に螺合するととも
    に先端を背当ての側面より背当て内の空隙部に延在せし
    め、ねじ棒を回転することにより案内孔に沿って車両の
    前後方向に移動可能となしたアームと、一端を背当て内
    の固定部材に枢着して上記アームの先端に係脱可能とな
    した係止部材と、下端を該係止部材に連結するとともに
    上端を背当ての上面より突出せしめた係止部材操作用ロ
    ンドとよりなる車両座席背当ての傾斜角度調節装置。
JP1980043778U 1980-03-31 1980-03-31 車両座席背当ての傾斜角度調節装置 Expired JPS609080Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980043778U JPS609080Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 車両座席背当ての傾斜角度調節装置

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JP1980043778U JPS609080Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 車両座席背当ての傾斜角度調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56143935U JPS56143935U (ja) 1981-10-30
JPS609080Y2 true JPS609080Y2 (ja) 1985-04-01

Family

ID=29639095

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980043778U Expired JPS609080Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 車両座席背当ての傾斜角度調節装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5997129U (ja) * 1982-12-21 1984-07-02 いすゞ自動車株式会社 車両用シ−トのリクライニングアジヤスタ
JPH046979Y2 (ja) * 1984-11-26 1992-02-25

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JPS56143935U (ja) 1981-10-30

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