JPS6090270A - 厚膜塗装可能な被覆用組成物 - Google Patents

厚膜塗装可能な被覆用組成物

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JPS6090270A
JPS6090270A JP19876583A JP19876583A JPS6090270A JP S6090270 A JPS6090270 A JP S6090270A JP 19876583 A JP19876583 A JP 19876583A JP 19876583 A JP19876583 A JP 19876583A JP S6090270 A JPS6090270 A JP S6090270A
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JP
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resin
hydroxyl group
acrylic resin
coating composition
parts
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JP19876583A
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Masayuki Takemoto
正幸 武本
Takashi Uetake
植竹 隆
Osamu Nagura
修 名倉
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NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は厚膜に塗装でき、かつ耐摩耗性と光沢が優れた
塗膜を提供し得る被覆用組成物、特に自動車メタリック
塗装に用いるクリヤー塗料として好適な被覆用組成物に
関するものである。
〔従来技術〕
通常、自動車のメタリック塗装は、アルミニウム粉等の
金属粉と着色顔料を含むメタリックベース塗料を塗装し
、次いでこのメタリックベースを完全に硬化させること
なく、着色顔料を含まない透明なりリヤー塗料を塗り重
ね、両者を同時に加熱硬化させて塗膜を形成している。
この場合、クリヤー塗装の主な目的は、メタリックベー
ス層を透明で平滑な層で被覆することによって光沢を向
上させることにある。しかしながら、メタリックベース
層は金属粉を多く含有しているので、凹凸を形成し易く
、したがって十分な光沢を得るためには、凹凸を完全に
隠ぺいするように、クリヤー塗料を厚く塗装しなくては
ならないが、自動車ボデーのように複雑な形状を有する
被塗物の全体に、クリヤー塗料を均等に厚く塗装すると
、垂直面では過度の流動が起こるため、いわゆる「タレ
」、「ナガレJ等の塗面欠陥が発生するので、垂直面に
ついては水平面より薄くしかクリヤー塗料が塗装されず
、したがって垂直面の光沢は水平面に比べてかなり劣っ
ていた。また自動車の美観を保つ目的で洗車やワックス
がけが行なわれるが、これらの作業によってしばしばク
リヤ一層の表面に細かなスリ傷ができ、そのため白くぼ
けたり、光沢が低下するなどの欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明は上記のような従来の欠点を解消するためのもの
で、水酸基を含有するアクリル樹脂および水酸基と反応
し得る硬化剤を含むクリヤー塗料に、アルコール性コロ
イダルシリカを、不揮発分中のシリカの含有量が0.5
〜50重量%になるように配合することにより、垂直面
に対しても水平面と同様に厚く塗装ができ、かつ耐摩耗
性が良くて、ワックスがけや洗車等の作業で傷がつかな
いとともに、優れた光沢を有し、自動車メタリック塗装
用クリヤー塗装に適した厚膜塗装可能な被覆用組成物を
提供することを目的としている。
〔発明の構成〕
本発明は、水酸基を含有するアクリル樹脂、水酸基と反
応し得る反応性基を有する硬化剤、およびアルコール性
コロイダルシリカを含み、前記水酸基を含有するアクリ
ル樹脂中の水酸基の量が樹脂不揮発分1000g当り0
.2〜3モルの範囲にあり、かつシリカの量が全不揮発
分中0.5〜50重量%の範囲にあることを特徴とする
厚膜塗装可能な被覆用組成物である。
水酸基を含有するアクリル樹脂とは、繰り返えし単位内
に水酸基を有するアクリル系樹脂であり、分子内に1個
の水酸基を有し、かつ1個のシリカ/L’lし得るビニ
ル基を有するアクリルモノマーと、水酸基を含有しない
ビニルモノマーとの共重合物の有機溶剤溶液が使用でき
る。
分子内に1個の水酸基を含有するアクリルモノマーとし
ては、水酸基を有するアクリル酸またはメタクリル酸の
エステル、アクリルアミドまたはメタクリルアミドのN
−置換誘導体などがあり、その例としては、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキ
シプロピルメタクリレート、メチロール化アクリルアミ
ド、メチロール化メタクリルアミド、ポリエチレングリ
コールモノメタクリレ−1〜、ポリプロピレングリコー
ルモノメタクリレ−1−などのほか、ε−カプロラクト
ンと例えば2−ヒドロキシエチルメタクリレートとの反
応物、1価カルボン酸とグリシジルメタクリレートとの
反応物などもあげられる。
水酸基を含有しないビニルモノマーの例としては、スチ
レン、α−メチルスチレン、メチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルへキ
シルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタ
クリレート、ブチルメタクリレート、2−エチルへキシ
ルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリ
ルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベ
ンジルメタクリレート、ジエチルフマレート、ジプロピ
ルフマレート、アクリロニトリル、メタクリレートリル
、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアク
リルアミド、グリシジルアクリレート、グリシジルメタ
クリレート、アクリル酸、メタクリル酸などがあげられ
る。
これらの水酸基を有するアクリルモノマーおよび水酸基
を有しないビニルモノマーはそれぞれ1種または2種以
上を共重合させることができる。
これらのアクリルモノマーおよびビニルモノマーを用い
て共重合物を製造子るには、有機過酸化物等のラジカル
重合開始剤を用いて例えば溶液重合法、塊状重合法、懸
濁重合法などの公知の重合法が利用できるが、このうち
溶液重合法が最も適している。
有機溶剤の種類としては、生成する共重合体を溶解し得
るものなら全て利用でき、特に制限されないが、沸点が
30℃〜3oo℃の範囲のものが好ましい。そのような
有機溶剤の例としては、ヘプタン、ヘキサン、シクロヘ
キサン、ミネラルスピリットなどの脂肪族炭化水素、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、メ
チルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアル
コール、ブチルアルコール、2−エチルヘキシルアルコ
ール、オクチルアルコールなどのアルコール類、酢酸エ
チル、酢酸ブチル、^1:酸イソブチル、酢酸アミルな
どのエステル類、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル、酢酸エチレングリコールモノエチルエーテルな
どのグリコールエーテル類、ブチルエーテル、ジオキサ
ン、トリオキサンなどのエーテル類などがあげられ、こ
れらは1種または2種以上を混合して使用できる。
本発明において使用する水酸基を含有するアクリル樹脂
は、含有すべき水酸基の量が樹脂不揮発分1000g当
り0.2〜3モルの範囲のものである。水酸基の量が0
.2モル未満の場合は、アルコール性コロイダルシリカ
を混合した後、被塗物に塗装して乾燥、硬化する過程で
、シリカのコロイド状微粒子が凝集して光沢が低下する
。このような水酸基の少ないアクリル樹脂を用いて自動
車等のメタリック塗装を行なおうとすると、耐溶剤性、
耐水性など必要な塗膜性能を得るためには分子量の極め
て高いアクリル樹脂を用いなくてはならず、したがって
塗装の際に適当な粘度に調整するのに多量の有機溶剤を
必要とし、本発明の目的である厚膜塗装に適しないもの
になる。また水酸基の量が3モルを越える場合は、硬化
剤との反応後も、塗膜中に水酸基が多く残留するため耐
水性が低下し、かつ塗膜が脆くなり過ぎるので、耐摩耗
性も逆に低下するようになり、自動車等のメタリック塗
装用クリヤー塗料として不適当となる。
次に水酸基と反応し得る反応性法を有する硬化剤は、前
記アクリル樹脂の水酸基と反応して硬化塗装膜を形成す
る硬化剤であり、その例としては、アルコールで変性さ
れたメラミン樹脂、グアナミン樹脂、尿素樹脂などのア
ミノ@I脂、フェノール樹脂、ポリイソシアネート樹脂
、ポリエポキシ樹脂、またはポリイソシアネ−1−と低
分子量アルコール、フェノール、ε−カプロラクタム、
メチルエチルケトンオキシムなどの活性水素化合物との
反応によって得られ、完全にまたは部分的にイソシアネ
ート基が封鎖されていて、加熱によってインシアネート
基が再生し得るブロック化ポリイソシアネート樹脂など
があり、このうちアミノ樹脂、ポリイソシアネート樹脂
、およびブロック化ポリイソシアネート樹脂が特に好適
である。
水酸基を含有するアクリル樹脂および水酸基と反応し得
る反応性基を有する硬化剤の比率は、アクリル樹脂中の
水酸基の量、および用いる硬化剤の種類などによって変
わり特定できないが、硬化剤がアミノ樹脂の場合には、
アクリル樹脂とアミノ樹脂の不揮発分の比率が重量比で
、アクリル樹脂二アミノ樹脂=19:1〜1:1の範囲
にあるのが好ましく、硬化剤がポリイソシアネート樹脂
またはブロック化ポリイソシアネート樹脂である場合に
は、水酸基とイソシアネート基との比率がモル比で、水
酸基:インシアネート基=1:0.5〜1:1.5の範
囲が好適である。
硬化剤の量がこれらの比率よりも少ない場合は。
耐溶剤性、耐水性など必要な塗膜性能を得るためには、
アクリル樹脂の分子量を極めて高くする必要があり、し
たがって塗装する際に適当な粘度に希釈するために有機
溶剤を多量に必要とし、本発明の目的である厚膜塗装に
適さなくなる。一方、硬化剤がこれらの比率よりも多い
場合は、塗膜が脆くなり過ぎて耐摩耗性が逆に低下し、
耐候性も低下するので不適当である。
本発明において用いるアルコール性コロイダルシリカと
は、アルコールを含む分散媒にシリカがコロイド状に分
散したもので、水性コロイダルシリカの分散媒である水
の全部または一部を1価アルコールもしくは二価以上の
多価アルコール、グリコールエーテル等のアルコールで
置換したものである。このようなアルコール性コロイダ
ルシリカは市販品が使用でき、例えば市販の30%濃度
のアルコール性コロイダルシリカである03CAL(触
媒化成工業(株)商品名)−1132(メタノールゾル
) 、08CAL−1532(ブタノールゾJL/) 
、 05CAL −1932(ヘンタ/−/L/ゾル)
等はそのまま使用でき、また粉末状のosCAP−31
02はアルコールに分散させて使用できる。本発明にお
いて使用できるアルコール性コロイダルシリカは特に制
限はないが、特に分散媒が炭素数1〜5の1価アルコー
ルゾルが好ましい。
水酸基を含有するアクリル樹脂および水酸基と反応し得
る反応性基を有する硬化剤の混合物に対するアルコール
性コロイダルシリカの量は、全不揮発分中、シリカの量
が0.5〜50重量%の範囲となるように配合されるが
、特に1〜30%の範囲が好ましい。シリカの量が0.
5重量%未満の場合には、流下抑制効果が不十分であっ
て本発明の目的を達し得ない。また50重量%を越える
場合には、得られる塗膜の光沢が低下してくるので、厚
膜塗装性、耐摩耗性の面では優れているものの、自動車
メタリック塗装用のクリヤー塗料としては不適当となる
本発明の被覆用組成物は上記必須成分を配合したもので
あるが、これ以外に通常、塗料に用いられている各種の
添加剤、例えばシリコン松脂表面調整剤、硬化触媒、紫
外線吸収剤、酸化防止剤などを配合することも可能であ
る。
こうして得られる被覆用組成物はそのまま、または必要
により有機溶剤を用いて適当な粘度に希釈して塗装する
。希釈に用い得る有機溶剤とじては、ミネラルスピリッ
トなどの脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素、イソプロピルアルコール、ブ
チルアルコールなどのアルコール類、酢酸エチル、酢酸
ブチルなどのエステル類、メチルエチルケ1〜ン、メチ
ルイソブチルケトンなどのケトン類、ブチルエーテル、
ジオキサンなどのエーテル類、エチレングリコールモノ
エチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノエチルエ
ーテルなどのグリコールエーテル類などがあり、これら
の1種または2種以上が使用し得る。塗装方法はエアー
スプレー塗装、エアレススプレー塗装、静電エアースプ
レア塗装、静電エアレススプレー塗装、回転霧化式静電
スプレー塗装など、通常、自動車塗装に用いられる塗装
方法が、いずJしも好適に使用できるほか、ハケ塗り、
ローラー塗り、浸漬塗り、フローコーター塗装などによ
っても塗装できる。塗装後、塗膜を硬化させるためには
、硬化剤としてポリイソシアネー1−樹脂を用いた場合
には、室温下で特別に加熱することなく有機溶剤を蒸発
させ、水酸基とイソシアネート基を反応させて硬化して
も良いが、アミノ樹脂もしくはブロック化インシアネー
ト樹脂などの場合には、適当な温度例えば80〜250
℃の温度で1〜60分間加熱して反応させ硬化させる。
〔発明の効果〕
本発明の被覆用組成物は、水酸基を有するアクリル樹脂
、水酸基と反応し得る反応性基を有する硬化剤、および
アルコール性コロイダルシリカを含むため、比較的高揮
発分で塗装でき、しかも「タレ」、「ナガレ」などの塗
面欠陥を生じることはなく、垂直面に厚く塗装ができる
とともに、得られる硬化塗膜は透明で光沢があり、しか
も極めて耐摩耗性が良く、自動車メタリック塗装用クリ
ヤー塗料として理想的なものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例および比較例について説明する。
各例中、部、%および比は特にことわらない限り重量部
、重量%および重量比を示す。
実施例1 (A)水酸基を含有するアクリル樹脂の製造攪拌機、温
度計、還流冷却管、およびビニルモノマー混合物の滴下
槽を備えた反応に’iに以下の成分を装入した。
キシレン 10.5部 ツルペッツ100(エッソ石油化学 (株)商品名、沸点160〜173℃) 10.5部こ
れらを攪拌しながら140℃まで加熱し、内容物が緩や
かな還流状態になるようにし、一方、モノマー滴下槽に
以下のモノマー混合物を入れ、約3時間かけて均一な速
度で供給した。
スチレン 20.0部 2−エチルへキシルアクリレ−1〜 tt、o部ブチル
メタクリレート 8.0部 2化ドロキシエチルメタクリレート 8.0部アクリル
酸 2.0部 ターシャリープチルパーベンゾエ−1−1,5部モノマ
ー供給完了後、還流状態下で2時間反応を続け、冷却後
以下の溶剤で希釈した。
ツルペッツ100(既出) 23.5部ブチルアルコー
ル 5.0部 こうして得られた水酸基を含有するアクリル樹脂は不揮
発分が50%の粘稠な透明溶液であって、樹脂不揮発分
1000g当り1.23モルの水酸基を含有していた。
(B)被覆用組成物の製造 次に以下の成分を混合して、厚膜塗装が可能で、かつ耐
摩耗性の良い塗膜を与える被覆用組成物を′製造した。
(A)で製造した水酸基を含有する 70.1部アクリ
ル樹脂 スーパーベッカミンL−116−702]、、4部(大
日本インキ化学(株)商品名 イソブチル化メラミン樹脂、 不揮発分 68%) O3CAL−1132(既出)8.5部この被覆用組合
物は透明で、不揮発分は52.6%、水酸基を含有する
アクリル樹脂とイソブチル化メラミン樹脂硬化剤との比
率が、アクリル樹脂:メラミン樹脂=7=3であり、不
揮発分中のシリカ含有量は4.9%であった。この被覆
用組成物をフォードカップNo、 4で測定した粘度が
20℃で25秒になるようにキシレンで希釈し、垂直状
態に置かれた鋼板上に、ウェッ1−状fフで10μmが
ら150μmまで段階的に厚みが増すようにエアースプ
レー塗装した。その後この塗装さ才した鋼板を垂直状態
に置いたまま、140”Cで30分間熱風循環式乾燥器
内で加熱硬化させたところ、硬化後の膜厚が60μn1
のところでも「タレ」を生じなかった。またこの塗膜を
、微少荷重摩耗試験機(スガ試験器(株)製)を用いて
50gの荷重で研摩したが、極めて良好な耐摩耗性を示
した。
実施例2 (A)水酸基を含有するアクリル樹脂の製造実施例1と
同じ反応器に次の成分を装入した。
エチレングリコールモノエチルエーテル 21.0部こ
れを攪拌しながら135℃に加熱し、内容物が緩やかな
還流状態になるようにし、一方、モノマー滴下槽に以下
の七ツマー混合物を入れ、約3時間かけて均一な速度で
供給した。
メチルメタクリレ−1へ 20.0部 ブチルメタクリレート 6.0部 2−エチルへキシルアクリレート 4.7部2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート 16.3部アクリル酸 2
.0部 ターシャリーブチルパーベンゾエ−1−1,5部モノマ
ー供給完了後、還流状態下でさらに2時間反応を続け、
冷却後法の溶剤で希釈した。
酢酸ブチル 23.5部 ブチルアルコール 5.0部 こうして得られた水酸基を含有するアクリル樹脂は、不
揮発分が50%の粘稠な透明溶液であって、樹脂不揮発
分1000g当り2.5モルの水酸基を含有していた。
([1)被覆用組成物の製造 次に以下の成分を混合しで、厚膜塗装が可能で、かつ耐
摩耗性の良い塗膜を与える被覆用組成物を製造した。
(A)で製造した水酸基を含有する 42.8部アクリ
ル樹脂 スーパーベッカミンL−116−70(既出) 13.
5部OS CA L−1932(既出) 43.7部こ
の被覆用組成物は透明で、不揮発分は43.7%、水酸
基を含有するアクリル樹脂とイソブチル化メラミン樹脂
硬化剤との比率が、アクリル樹脂:メラミン樹脂=7=
3であり、不揮発分中のシリカ含有量は30%であった
。この被覆用組成物を実施例1と同様にして、垂直に置
かJした鋼板に塗装したところ、硬化後の膜厚が60μ
mのところでも「タレ」を生じなかった。また実施例1
と同様に耐摩耗性を試験したところ、極めて良好な耐摩
耗性を示した。
実施例3 (A)水酸基と含有するアクリル樹脂の製造実施例1と
同じ反応器に以下の成分を装入した。
酢酸ブチル 15.0部 酢酸エチレングリコールモノエチルエーテル 6.0部
これを攪拌しながら135℃に加熱し、内容物が緩やか
に還流するようにし、一方、モノマー滴下槽に以下の七
ツマー混合物を入れ、約3時間かけて均一な速度で供給
した。
スチレン 15.0部 メチルメタクリレート 15.5部 シクロへキシルメタクリレート 15.0部2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート 3.5部アクリル酸 1.
0部 ターシャリ−ブチルパーベンゾエート 1.0部ビニル
モノマー供給完了後、還流状態下で2時間反応を続け、
冷却後以下の溶剤で希釈した。
キシレン 14.0部 酢酸ブチル 14.0部 こうして得られた水酸基を含有するアクリル樹脂は、不
揮発分が50%の粘稠な溶液であり、樹脂不揮発分10
00g当り0.54モルの水酸基を含有していた。
(B)被覆用組成物の製造 次に以下の成分を混合して、厚膜塗装可能で、かつ耐摩
耗性の良い塗膜を与える被覆用組成物を製造した。
(A)で製造した水酸基を含有する 88.0部アクリ
ル樹脂 I PD I −T−189O3(ヘミッシュ 8.3
部つェルケ ヒュルス(株)商品名 イソホロンジイソシアネートの三量体)O8CAL−1
932(既出)3.2部シリコン樹脂の1%キシレン溶
液 0.5部この被覆用組成物は透明で、不揮発分は5
0.8%、水酸基を含有するアクリル樹脂中の水酸基と
ポリイソシアネート樹脂中のイソシアネー1−基のモル
比が、水酸基:イソシアネート基=1 : 1.不揮発
分中のシリカ含有量は1.0%であった。この被覆用組
成物を実施例1と同様にして垂直に置かれた鋼板に塗装
し、100℃で30分間加熱硬化させたところ、50μ
mの膜厚のところでも「タレ」を生じなかった。また耐
摩耗性を実施例1と同じ方法で試験したところ、良好な
耐摩耗性を示した。
比較例1 (A)水酸基を含有しないアクリル樹脂の製造実施例1
と同じ反応器に、以下の成分を装入した。
キシレン 10.5部 ツルペッツ100(既出) 10.5部これらを攪拌し
なから140℃に加熱し、内容物が緩やかに還流するよ
うにし、一方モノマー滴下槽に、実施例1に掲げたモノ
マー成分のうち2−ヒドロキシエチルメタクリレートを
除いたほかは同じ比率に混合した以下の成分を入れ、約
3時間かけて供給した。
スチレン 23.6部 2−エチルへキシルアクリレート 13.3部ブチルメ
タクリレート 9.6部 アクリル酸 2.0部 ターシャリ−ブチルパーベンゾエート 1.5部ビニル
モノマー供給完了後、還流状態下で2時間反応を続け、
冷却後実施例1と同様に以下の溶剤で希釈した。
ツルペッツ100(既出) 23.5部ブチルアルコー
ル 5.0部 こうして得られたアクリル樹脂は、水酸基を含有しない
点以外は実施例1のアクリル樹脂と同様であった。
(B)被覆用組成物 次に以下の組成で、硬化剤を含まない厚膜塗装可能な被
覆用組成物を製造した。
(A)で製造したアクリル樹脂 92.0部○5CAL
−1132(既出)8.0部この被覆用組成物は透明で
、不揮発分は48.4%、不揮発分中のシリカ含有量は
5%であった。この被覆用組成物を実施例1と同様にし
て垂直に置かれた鋼板に塗装し、140℃で30分間加
熱硬化させたところ、膜厚が60μIllのところでも
「タレ」を生じなかったが、塗面ば光沢がなかった。
比較例2 以下の成分を混合して、アルコール性コロイダルシリカ
を含まない被覆用組成物を製造した。
実施例1(A)で製造したアクリル樹脂 76.1部ス
ーパーベッカミンL−116−7023,9部この被覆
用組成物は不揮発分が54.3%、アクリル樹脂とイソ
ブチル化メラミン樹脂の比率が、アクリル樹脂:メラミ
ン樹脂=7:3であった。この被覆用組成物を実施例1
と同様しこシて垂直し;置かれた鋼板に塗装し、加熱硬
化させたところ、硬化後の膜厚が25μmのところで「
タレ」を生じた。
代理人 弁理士 柳 原 成

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水酸基を含有するアクリル樹脂、水酸基と反応し
    得る反応性基を有する硬化剤、およびアルコール性コロ
    イダルシリカを含み、前記水酸基を含有するアクリル樹
    脂中の水酸基の量が樹脂不揮発分1000g当り0.2
    〜3モルの範囲にあり、かつシリカの量が全不揮発分中
    0.5〜50重量%の範囲にあることを特徴とする厚膜
    塗装可能な被覆用組成物。
  2. (2)水酸基を含有するアクリル樹脂が、分子内に1個
    の水酸基を有し、かつ1個のラジカル重合し得るビニル
    基を有するアクリルモノマーと、水酸基を含有しないビ
    ニルモノマーとの共重合物の有機溶剤溶液である特許請
    求の範囲第1項記載の厚膜塗装可能な被覆用組成物。
  3. (3)硬化剤が、アミノ樹脂、フェノール樹脂、ポリイ
    ソシアネート樹脂、ポリエポキシ樹脂、またはポリイソ
    シアネートと活性水素化合物との反応によって得られ、
    完全にまたは部分的にインシアネート基が封鎖されてい
    て、加熱によってイソシアネート基が再生し得るブロッ
    ク化ポリイソシアネート樹脂である特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の厚膜塗装可能な被覆用組成物。
  4. (4)アルコール性コロイダルシリカが、炭素数1〜5
    の1価アルコールゾルである特許請求の範囲第1項ない
    し第3項のいずれかに記載の厚膜塗装可能な被覆用組成
    物。
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JP (1) JPS6090270A (ja)

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