JPS6090049A - 籾摺選別機の運転制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は籾摺選別機の運転制御装置に関する。

従来の籾摺選別機においては、各駆動部が同時に起動ま
たは停止する構造であるため、作業途中で運転を停止す
ると再起動する際、各部に残留する穀物によって駆動用
電動機が過負荷となって損傷を受けたり、また揚穀機と
してスロワ−を備えている場合は、その調車を破損する
恐れがあるので、このような事故を防止するために籾摺
装置に対する籾の供給を停止してしばらく運転を続行し
、機内の各部の穀物がほとんど排出された状態にして停
止する必要があった。

したがって揺動選別装置の揺動作用により選別板上の穀
物の量が減少して選別状態が正常の運転詩と異なってく
るため、再起動の際に穀物取出部の調節、例えば仕切板
の調節等を再度必要とし、作業時間と労力に無駄を生じ
て能率低下の要因に成っていた。

本発明は上記の諸問題に鑑み、籾摺選別機において、籾
摺選別作用を続行する間に、籾供給小ツバ−の排出口部
に設けたシャッター板と、揺動選別装置の揺動機構に連
結した運転制御部とに連絡した運転制御用操作杆を回動
操作することにより、籾摺装置に対する籾の供給作用と
、揺動選別装置に設けた選別板の揺動選別作用を関連的
に、かつ合理的に停止するようにし、以って、作業途中
で一時的に機械の運転を停止した場合に生ずる前述の故
障および弊害を完全に排除し、作業再開時等に即時に高
率的な籾摺選別作用を確実に、かつ安全に実施して作業
能率を向上すると共に、良質精選穀粒の量産を達成する
高性能な籾摺選別機の運転制御装置を開発して提供りん
とづるものである。

本発明を実施例図について説明する。符号１は籾摺選別
機を全体的に示し、該選別機１は、籾摺室２と風選室３
を備えた籾摺装置４と、選別板５と揺動機１ｉＩ６を備
えた揺動選別装置７等によっ゛Ｃ構成される。

前記籾摺装置４は、箱形の機枠８内部の上側に一対の脱
桿ロール９，１０を対架した籾摺室２を設けると共に、
その下側に排風ｖａ１１と選別風路１２から成る風選室
３を設け、また前記機枠１上部の一側に原料籾を籾摺室
２に供給する籾供給ホッパー１３を設けて一体的に形成
し、また前記選別装置７は揺動機構６上部に複数個の粗
雑面から成る選別板５を重設した選別枠体１４を載設す
ると共に、最上段の選別板５の上部−側に均分用の振動
搬送樋１５から成る給穀装置１６を配設して一体的に形
成し、１７は振動搬送樋１５から流出する穀粒を各選別
板５・・・に供給する給穀路である。また、前記籾摺装
置４の風選室３に設けた混合粒搬送用コンベア１８の排
出側に混合粒揚穀１１９を連結すると共に、該揚穀機１
９の排出口を混合粒調整タンク２０に開口し、該調整タ
ンク２０の排出口は前記給穀装置１６の振動搬送樋１５
上に開口しである。また、前記選別装置７の選別板５・
・・の排出側は、（第２図参照）制御用案内板２１，２
２を移動調節自在に立設し、選別板５・・・端から排出
される玄米流束は玄米流下路２３に流下して玄米１８　
ｍ　ｍ　２４によって機外に取出され、また籾玄米混合
粒の流束は混合粒流下路２５に流下して風選室３に設け
た混合粒搬送コンベア１８に流入づると共に、混合粒揚
穀機１９を介して選別装置７に返還し−Ｃ再選別され、
また籾は籾流下路４６に流下して籾揚穀機（図示し゛（
ない）を介して籾供給ホッパー１３に返還して再脱符さ
れるＪ：うに形成しである。

次に、第２図、第３図に示す本発明の運転制御装置は、
籾ｉ′ｖ！Ｊ装＠４を内蔵し１’Ｃ機枠８の土壁部に設
けた籾供給ホッパー１３の排出口部２６にシャッター４
１！１ｉ２７を着抜自在に設けて開閉するようにし、ま
たその近傍の機枠８上に支点軸２８を立設すると共に、
該軸２８にその一側端に操作用ハンドル２９を取付けた
運転制御用操作杆３０の中央部支点を嵌装して円弧運動
自在に軸着し、前記ハンドル２９は側面に取付けられた
案内板３２に設けた３個の導溝３１Ａ、３１８．３１０
に切換して係止Ｃきるようにし、前記運転制御用操作杆
３０の杆端部には、制御用ワイヤー３３の一側端を連結
すると共に、その他側端を固定用管体４７を介して作動
杆３４に連結し、また該作動杆３４の他側端は運転制御
用レバー３５の上端部に連結され、また該制御用レバー
３５はその中央部を支点軸３６に円弧運動自在に軸着さ
れると共に、制御用レバー３５の下端部に調節用調車３
７を軸着し、また制御用レバー３５の支点軸３６の下方
を機枠８に固定された取付具３８と弾性ばね３９によっ
て緊張し、前記調車３７が回動範囲の中間点の支点を越
えると、瞬間にいずれか一方に作動するようにし、４０
は回転ベルトで、該ベルト４０は揺動選別装置７の揺動
機構６に設けたクランク軸４１の調車４２と、電動機４
３によって回転する玄米揚穀４１Ｉ２４の回転軸４４に
軸着しだ調車４５との間に巻掛され、前記回転ベルト４
０に前記調節用調車３７が切換移動して接触または離脱
すると、ベルトの掛張力が変化して揺動機構６を作動ま
たは停止するように形成しである。

次に、１）１１記シヤツター板２７には、その板面を上
下に貝通りる係止用ビン４８を設番プ、該ピ）／　４　
Ｆ３０）上端側は機枠８面に設りた案内ｉｉｆ　５４に
１ｎ；挿され（シトツタ−板２７を横り向に案内して移
動づるようにし、またビン４８の上端側は、シャッター
板２７の側面に設けた餡穀用レバー４９の長孔５０に嵌
挿され、前記給穀用レバー４９はその中央部を支点軸５
１に円弧運動自在に軸着され、また該レバー４９のｎａ
記長孔５０の反対側の杆端部は、運転制御用操作杆３０
の円弧運動の回動部に植設した接着用ビン５２に接触状
に係止され、また前記ビン５２近傍の杆面部と前記操作
杆３０とを弾性ばね５３によって連結して相互に緊張す
るように形成し−Ｃある。

上述の４ｆ４成にしたから、原料籾を籾供給ホッパー１
３に投入でると共に、該装置を起動すると、前記籾は籾
摺室２の脱＋１　［Ｊ−ル９，１０間に流下してＢ；目
γされ、その脱手７物は風選苗３の選別風路１２内で風
選別され、軽量の籾殻は排ｆｆ１機１１を介して機外に
排除されると共に、籾・玄米の混合粒は選別風路１２底
部に設けた混合粒搬送コンベア１８に集められ、この籾
玄米混合粒は搬送コンベア１８から混合粒揚穀機１９に
よって混合粒調整タンク２０に揚穀されると共に、該調
整タンク２０の排出口部から排出して給穀装置１６の振
動搬送樋１５に流下し、該搬送樋１５面の籾玄米混合粒
は振動機構６の揺動作用によって搬送しＣ樋１５端から
排出され、給穀路１７を介して各選別板５・・・にそれ
ぞれ供給される。各選別板５・・・では、選別板５面の
高位側に玄米を、また低位側に籾をそれぞれ偏集すると
共に、その中間部に籾玄米混合粒を流動して横方向の端
末部の樋端からそれぞれ排出し、玄米の流束は玄米流下
路２３に流下して玄米揚穀機２４によつ−（ｍ外に取出
され、また籾玄米混合粒の流束は混合粒流下路２５に流
下して風選至３に設けた混合粒搬送コンベア１８に流下
し、また混合粒揚穀機１９を介して選別装＠７に返還し
て再選別され、籾は籾流下路４６に流下して籾揚穀機（
図示してない）を介し゛Ｃ籾供給ホッパー１３に返還し
て再ｌ１５２ｆｔｌされる。

そし′Ｃ１Ｃ１前記脱刷作用の運転中の運転制御装置は
、（第６図参照）運転１１ｉｌ制御用操作杆３０のハン
ドル２９が図上左側に移動して機枠８に設置プた案内板
３２の導溝３′ＩＡに嵌挿されるので、籾供給ホッパー
１３の排出口部２０に設けたシャッター板２７は、前記
操作杆３０を図上、左側に操作したとき、その杆部とほ
ぼ平行状になった給穀用レバー４９の長孔５０によって
シャッター板２７の係止用ビン４８が左側に移動し”Ｃ
排出口部２０を開口して給穀作用が行われると共に、前
記操作杆３０の円弧運動の回動部に連結したｉｌｉ！制
御用ワイＡ７−３３は遊嵌して鮎かないから、該ワイ゛
１７−３３に連結した制御用レバー３５は支点軸３６の
下方に取付けた弾性ばね３９が働いて調節用調車３７を
前述した回転範囲の中間部の死点方何の位置に定置し、
ために調節用調車３７が回転ベルｉ〜４０に圧着状に接
触して調車４５と調車４２が連動回転して揺動機構６を
作動し、そのクランク軸４１の回転によって選別板５・
・・が振動して揺動選別作用が行われる。

そこで、前記説？！選別作用を一時的に中止する場合は
、（第５図参照）前記操作杆３０のハンドル２９を図上
中央に移動して機枠８に設けた案内板３２の導溝３１８
に嵌挿すると、前記操作杆３０が図上、上下方向位置に
移動して操作杆３０に設けた接着用ビン５２に接合した
給穀用レバー４９の杆端部が図示した位置に定置口部２
６はシャッター板２７によって開成して給穀作用を停止
すると共に、制御用ワイヤー３３に連結した制御用レバ
ー３５は、移動するワイＡ７−３３の押圧力が不足して
前述した調車３７の回動範囲の中間点の死点を越えない
から、調節用調車３７はそのまま定置して選別板５・・
・の揺動作用は続行される。そして他機部の運転と共に
続行して機内および前記混合粒揚穀ｍｉ９内の穀粒が揚
穀されて無穀状態になると、前記操作杆３０のハンドル
２９を図上、右側に移動しく案内板３２の導溝３１Ｃに
嵌挿ツると、（第４図参照）前記操作杆３０の杆端部が
図上、左側に傾斜して給穀用レバー４９の下端側は操作
杆３０の接着用ビン５２から離脱してシャッター板２７
を開成状態のままに定置すると共に、制御用ワイヤー３
３に連結した制御用レバー３５は、作動杆３４に連結し
た杆上端部が前記ワイｉ７−３３によって引き寄ぜられ
て調車３７は回動範囲の中間点の死点を越え、図上、右
側に移動して回転ベルト４０と離脱して定置し、ために
１ｉｔｉ　ａ　ｔ５５　ｍ　６の回転は中断されると共
に、選別板５・・・の揺動選別作用は直ちに停止される
から、揺動選別装置の選別板５・・・上の穀物の量はそ
のままの状態を維持し′Ｃ減少することなく、したがっ
て、再起動の際に制御用案内板２１゜２２の調節を要部
ることなく正常の選別作用を即時に続行できると共に、
機内および前記ａ金粒揚穀機１９内の穀粒は完全に排出
されているから、電動機の過負荷および翼車の破損等の
故障を生じることなく安全運転を実茄して作業能率を向
上することができる。

また、運転再開に際しては、前記のハンドル２９を逆方
向に移動して運転制御用操作杆３０を切換操作すると、
籾供給ホッパー２６からの給穀作用と選別板５・・・の
揺動選別作用とを直ちに実施することができる。なお、
前記運転制御用操作杆３０と制御用レバー３５を連結し
た制御用ワイヤー３３は、図示したものに限定されるこ
となく、連結杆などの一般連結手段を用いる場合もある
。

このように本発明の籾摺選別機の運転制御装置は、籾摺
選別機において、籾摺選別作用を続行する間に、籾供給
ホッパーの排出口部に設けたシャッター板と、揺動選別
装置の揺動機構に連結した運転制御部に連結した運転制
御用操作杆を回動操作することにより、籾摺装置に対す
る籾の供給作用と、揺動選別装置に設けた選別板の揺動
選別作用を関連的に、かつ合理的に停止吏るの【、作業
途中で一時的に機械の運転を停止した場合に生ずる前述
の故障および弊害を完全に排除でき、作業再開時等に高
率的な籾摺選別作用を確実に、かつ安全に実施して作業
能率を向上できると共に、良質Ｍ選穀粒の量産を達成ぐ
ぎる等の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例図である。第１図は本装置の一部
を切開した側面図、第２図は木製ｄの一部を切開した平
面図、第３図はぞの要部を拡大した斜視図、第４図、第
５図、第６図は共にその要部の作動状態を表わした説明
図である。 １・・・１Ａ１１選別患　２・・・籾摺至３・・・風選
室　４・・・′ｙｊ＋！装置５・・・選別板　６・・・
揺動機構 ７揺動選別装置　８・・・機枠 ９．１０・・・脱稈ロール　１１・・・排風礪１２・・
・選別風路　１３・・・籾供給小ツバ−１４・・・袷穀
装は　１７・・・給穀路１８・・・混合粒搬送用コンベ
ア １９・・・混合粒揚穀！　２０・・・混合粒調整タンク
２１．２２・・・制御用案内板　２３・・・玄米流Ｆ路
２４・・・玄米揚穀機　２５・・・混合粒流下路２６・
・・排出口部　２７・・・シャッター板２８・・・支点
軸　２９・・・ハンドル３０・・・運転制御用操作杆 ３１Ａ、３１Ｂ、３１Ｇ・・・導溝 ３２・・・案内板　３３・・・制御用ワイヤー３４・・
・作動杆　３５・・・制御用レバー３６・・・支点軸　
３７・・・調節用調車３８・・・取付具　３９・・・弾
性ばね４０・・・回転ベルト　４１・・・クランク軸４
２・・・調車　４３・・・電動機 ４４・・・回転軸　４５・・・調車 ４６・・・籾流下路　４７・・・固定用管体４８・・・
係止用ビン　４９・・・給穀用レバー５０・・・長孔　
５１・・・支点軸 ５２・・・接着用ビン　５３・・・弾性ばね５４・・・
案内溝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 籾虐室と風選至を備えた籾Ｉ習装置と選別板と揺動機構
   を漏えた揺動選別装置とから成る籾摺選別機におい”Ｃ
   １前記籾１習装置を内蔵した機枠の土壁部に前記籾摺室
   に連絡する籾供給ポツパーを設けると共に、その近傍に
   運転制御用操作杆を円弧運動自在に軸設し、前記供給ホ
   ッパーの排出口部に設けたシャッター板を開閉する給穀
   用レバーに連結し、また前記揺動選別装置の揺動機構を
   作動りる回転ベルトにその掛張力を調節する調節用調車
   を設けると共に、該調車を移動して運転を制御する運転
   制御用レバーに連結し、前記供給水ツバ−の籾の供給お
   よび停止と、前記選別板の運転および停止とを関連的に
   行うように前記運転制御用操作杆の円弧運動回動部に前
   記給穀用レバーと前記運転制御用レバーとを連結しＣ前
   記シャッター板と前記揺動機構を制ｎりることを特徴と
   ツる籾摺選別機の運転制御装置。