JPS6090002A - 蒸溜方法 - Google Patents
蒸溜方法Info
- Publication number
- JPS6090002A JPS6090002A JP19749683A JP19749683A JPS6090002A JP S6090002 A JPS6090002 A JP S6090002A JP 19749683 A JP19749683 A JP 19749683A JP 19749683 A JP19749683 A JP 19749683A JP S6090002 A JPS6090002 A JP S6090002A
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- Japan
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- distillation
- inert gas
- product
- line
- remove
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は蒸溜方法に関する。
化学工業において反応系より出た液状粗製品を置部によ
り精製することは極(一般的に行われている。
り精製することは極(一般的に行われている。
この精製品において微量の軽沸点不純分が混在し品質上
問題となる場合がある。この品質上の問題として最も多
いのは、例えば本来の製品にはあり得ない異臭が感じら
れる等である。
問題となる場合がある。この品質上の問題として最も多
いのは、例えば本来の製品にはあり得ない異臭が感じら
れる等である。
特にアルコール系の製品等の場合、反応工程に於てアル
デヒド、エーテル、ケトンの類が副生じ製品に微量混在
し易く、又置溝塔内においても熱変質によりこれらが微
量生成し、製品に混在する場合もある。
デヒド、エーテル、ケトンの類が副生じ製品に微量混在
し易く、又置溝塔内においても熱変質によりこれらが微
量生成し、製品に混在する場合もある。
従来、微量の軽沸点不純物の除去方法としては蓋部前の
化学処理、吸着剤による処理、又は蓋部工程に於けるト
ッピング、その他蓋部後に於ける活性炭、イオン交換樹
脂等による吸着処理が一般に考えられる。しかしながら
、何れも工程の複雑化、製品歩留りの低下等を伴い、製
品のコストアップにつながり、微量に存在する不純物を
経済的に除く方法として必ずしも適切な方法とは言えな
かった。
化学処理、吸着剤による処理、又は蓋部工程に於けるト
ッピング、その他蓋部後に於ける活性炭、イオン交換樹
脂等による吸着処理が一般に考えられる。しかしながら
、何れも工程の複雑化、製品歩留りの低下等を伴い、製
品のコストアップにつながり、微量に存在する不純物を
経済的に除く方法として必ずしも適切な方法とは言えな
かった。
本発明者らはかかる状態に鑑み、もつと簡単で有効、且
つ経済的な方法につき鋭意研究を行った結果、本発明を
完成するに到ったものである。
つ経済的な方法につき鋭意研究を行った結果、本発明を
完成するに到ったものである。
すなわち、本発明は液状物質の精製蓋部に於て、蒸溜塔
に不活性ガスを吹込み微量の軽沸点不純物を除くことを
特徴とする蒸溜方法である。
に不活性ガスを吹込み微量の軽沸点不純物を除くことを
特徴とする蒸溜方法である。
本発明の方法によれば、液状製品中に含まれる軽沸点不
純物を効果的に除去できる。とくに製品中に含まれ異臭
のもとになっている極く微量の軽沸点不純物を除去する
ことが可能であり、本発明の方法は液状製品の蒸留によ
る脱臭方法として極めて優れた効果を示す。
純物を効果的に除去できる。とくに製品中に含まれ異臭
のもとになっている極く微量の軽沸点不純物を除去する
ことが可能であり、本発明の方法は液状製品の蒸留によ
る脱臭方法として極めて優れた効果を示す。
本発明の方法に於ける不活性ガスは、プロセスに対して
化学的な影響を有しないガスであれば何でもlいが、最
も一般的で経済的なものとして窒素ガスが好適である。
化学的な影響を有しないガスであれば何でもlいが、最
も一般的で経済的なものとして窒素ガスが好適である。
又不活性ガスの吹込場所としては蒸溜塔の何れからでも
良いが塔頂周辺からコンデンサー人口に至るオーバーヘ
ッドラインを含め何れか適当な部分を選ぶのが最も望ま
しい。
良いが塔頂周辺からコンデンサー人口に至るオーバーヘ
ッドラインを含め何れか適当な部分を選ぶのが最も望ま
しい。
不活性ガスの吹込量は実験的にめるがコンデンサーの能
力又は減圧置部にあっては減圧装置の能力に応じ多い方
が効果は犬である。
力又は減圧置部にあっては減圧装置の能力に応じ多い方
が効果は犬である。
以下、実施例により説明する。
実施例 1
酸化エチレンと水を反応させエチレングリコールを合成
し蓋面精製する工程において、前工程の゛酸化エチレン
製造工程における副生エチレングリコールの回収も行う
ため、蒸溜塔より溜出する精製エチレングリコールに微
かな異臭が発生し製品の品質上好ましくなかった。
し蓋面精製する工程において、前工程の゛酸化エチレン
製造工程における副生エチレングリコールの回収も行う
ため、蒸溜塔より溜出する精製エチレングリコールに微
かな異臭が発生し製品の品質上好ましくなかった。
蒸溜塔を20mmHgの減圧下塔類温度108℃におい
て、エチレングリコール10,000kg/l−Irの
精製を行なった。図1のように塔頂部に窒素ガス15N
i/I−1を吹き込んだ。精製エチレングリコールに
おける微異臭を完全に脱臭させることが出来た。
て、エチレングリコール10,000kg/l−Irの
精製を行なった。図1のように塔頂部に窒素ガス15N
i/I−1を吹き込んだ。精製エチレングリコールに
おける微異臭を完全に脱臭させることが出来た。
蒸溜塔へのNえ吹込み効果を第4表に示す。
第1表
※臭気レベルの表示基準
第1表に明らかなように、本発明の方法により、製品の
品質を変えることなく、微量の軽沸点不純物を除去し、
臭気のない製品を得ることができる。
品質を変えることなく、微量の軽沸点不純物を除去し、
臭気のない製品を得ることができる。
実施例 2
酸化エチレンとメタノールを反応させグリコールエーテ
ルを製造する工程に於て反応系を出た粗製品は置部系に
於てモノエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレング
リコールモノメチルエーテルの各製品に分離精製するが
この置部工程のうちジエチレングリコールモノメチルエ
ーテルの蒸溜塔の溜出精製品に於て微量の熱分解生成物
によると思われる微かな異臭が発生していた本置部塔の
運転状態は150gmI(gの減圧下、塔頂温度145
°C1においてジエチレングリコールモノメチルエーテ
ルの約750 kg / I−1rを精製するものであ
るが実梅例1と同様に第1図のように塔頂部に窒素ガス
を3〜4N711/Hr吹込むことKより精製品に於け
る異臭は殆んど感知しなくなった。
ルを製造する工程に於て反応系を出た粗製品は置部系に
於てモノエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレング
リコールモノメチルエーテルの各製品に分離精製するが
この置部工程のうちジエチレングリコールモノメチルエ
ーテルの蒸溜塔の溜出精製品に於て微量の熱分解生成物
によると思われる微かな異臭が発生していた本置部塔の
運転状態は150gmI(gの減圧下、塔頂温度145
°C1においてジエチレングリコールモノメチルエーテ
ルの約750 kg / I−1rを精製するものであ
るが実梅例1と同様に第1図のように塔頂部に窒素ガス
を3〜4N711/Hr吹込むことKより精製品に於け
る異臭は殆んど感知しなくなった。
第1図は蒸留装置の1例を示す慨略図である。
1、 原液フィードライン
2、不活性ガス吹込ライン
3、蒸溜塔
4、 オーバーヘッドライン
5、還流ライン
6、 コンデンサー
7、受器
8、精製品
9、缶出液
10、減圧装置
Claims (1)
- 1)液体物質の精製蓋部に於て、蒸溜塔に不活性ガスを
吹込み、軽沸点不純物を除くことを特徴とする蒸溜方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19749683A JPS6090002A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | 蒸溜方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19749683A JPS6090002A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | 蒸溜方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6090002A true JPS6090002A (ja) | 1985-05-21 |
JPH0253081B2 JPH0253081B2 (ja) | 1990-11-15 |
Family
ID=16375436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19749683A Granted JPS6090002A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | 蒸溜方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6090002A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62273926A (ja) * | 1986-05-21 | 1987-11-28 | Daicel Chem Ind Ltd | β−フエネチルアルコ−ルの精製方法 |
JP2002088032A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-27 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | キシリレンジアミンの精製法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5152981A (en) * | 1974-11-05 | 1976-05-11 | Tetsukosha Kk | Noshuku mataha joryuhoho |
-
1983
- 1983-10-24 JP JP19749683A patent/JPS6090002A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5152981A (en) * | 1974-11-05 | 1976-05-11 | Tetsukosha Kk | Noshuku mataha joryuhoho |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62273926A (ja) * | 1986-05-21 | 1987-11-28 | Daicel Chem Ind Ltd | β−フエネチルアルコ−ルの精製方法 |
JP2002088032A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-27 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | キシリレンジアミンの精製法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0253081B2 (ja) | 1990-11-15 |
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