JPH09323985A - プロパノールを用いたプロピレンオキシドの抽出蒸留法 - Google Patents

プロパノールを用いたプロピレンオキシドの抽出蒸留法

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JPH09323985A
JPH09323985A JP8337033A JP33703396A JPH09323985A JP H09323985 A JPH09323985 A JP H09323985A JP 8337033 A JP8337033 A JP 8337033A JP 33703396 A JP33703396 A JP 33703396A JP H09323985 A JPH09323985 A JP H09323985A
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JP
Japan
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propylene oxide
extractive distillation
propanol
acetone
methanol
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JP8337033A
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William A Smith
ウィリアム・アラン・スミス
Mark A Mueller
マーク・アラン・ミューラー
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Texaco Development Corp
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/34Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping with one or more auxiliary substances
    • B01D3/40Extractive distillation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D301/00Preparation of oxiranes
    • C07D301/32Separation; Purification

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水、アセトンおよびメタノールで汚染された
プロピレンオキシド供給原料を、抽出蒸留塔で精製する
ことを特徴とする方法を提供する。 【解決手段】 塔頂留分として、本質的に無水であり、
低減された量のアセトンおよびメタノールを含む精製プ
ロピレンオキシドが得られ、塔底留分として、実質的に
すべての1−プロパノール、水、アセトン、メタノール
の一部、および蒸留塔で形成されたプロピレンオキシド
の重質副生物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロピレンオキシ
ドの精製方法に関する。より具体的には、本発明は、低
純度プロピレンオキシド供給原料から、メタノール、ア
セトンおよび水のような酸素含有不純物をはじめとする
不純物の混入量を除去する方法に関する。さらにより具
体的には、本発明は、1−プロパノールを抽出蒸留剤と
して用いた抽出蒸留塔において、酸素含有不純物(例え
ば、メタノール50〜4,000ppm 、水0.01〜2
重量%およびアセトン0.01〜2重量%)を含む低純
度プロピレンオキシド供給原料を精製する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】t −ブチルヒドロペルオキシドのような
ヒドロペルオキシド供給原料を、プロピレンオキシド
(PO)、該ヒドロペルオキシド供給原料に相当するア
ルコール、溶剤および不純物を含む反応生成物を得るた
めに、エポキシ化触媒の存在下でプロピレンと反応させ
ることは既知である(例えば、Kollarの米国特許第3,35
0,422 号明細書、同第3,351,635 号明細書、およびSorg
entiの米国特許第3,666,777 号明細書を参照された
い)。
【0003】反応生成物を、例えば、プロピレン再循環
留分、PO生成物留分およびアルコール留分などを含む
複数の留分を得るために、蒸留によって分離することも
既知である。
【0004】また、メタノール、アセトンおよび水が、
POにおける一般的な汚染物であり、除去には困難を伴
うことも既知である。
【0005】POからの不純物の除去のために、数多く
の先行技術の方法、特に、種々の蒸留法が利用できる。
例えば、米国特許第3,578,568 号明細書、同第3,632,48
2 号明細書、同第3,715,284 号明細書、同第4,140,588
号明細書および同第5,000,825 号明細書を参照された
い。
【0006】米国特許第4,971,661 号明細書は、POか
らメタノールを除去するための、水性アセトン抽出法を
開示している。
【0007】追加分のアセトン(供給原料または溶剤に
添加された)の存在が、該蒸留塔のリボイラ部と残余部
との間で、緩衝剤として作用することを指摘している。
このことは、表1に示した標準沸点(すなわち、大気圧
下の沸点)により明らかである。
【0008】
【表1】
【0009】アセトンは、蒸留塔内で、POと水の間の
緩衝部分として作用する(高濃度の水はリボイラ内にあ
り、高濃度のPOはアセトン緩衝帯域よりも上にあ
る)。アセトン緩衝帯域が、POと高濃度の水との接触
を制限する。リボイラ温度の低下によって該追加分のア
セトンのリボイラ内での存在が知られ、また、証明され
ることは明らかである。これは、また、温度の上昇に伴
って反応速度が増大するので、POからプロピレングリ
コール(PG)への転換を低減させるのに役立つ。該リ
ボイラに進むPOは、そのすべてがより低い温度を通
り、そのため、PGへのその転換は低減する。
【0010】POの損失を最小限にするために、該蒸留
塔を実際上可能な限りの低い圧力で操作すべきであるこ
とは、明らかである。
【0011】米国特許第5,006,206 号明細書は、抽出蒸
留溶剤としてt−ブチルアルコールおよび水の混合物を
用いた、炭化水素不純物からPOを分離する方法を開示
している。
【0012】米国特許第 5,129,996号明細書は、抽出蒸
留溶剤として2〜5個の炭素原子を有するグリコールを
用いた、炭化水素不純物からPOを分離する方法を開示
している。
【0013】米国特許第 5,464,505号明細書は、オキシ
エチレングリコール類のプロピレンオキシド付加物を抽
出蒸留溶剤として用いて、水、メタノールおよびアセト
ンのような不純物からPOを分離する方法を開示してい
る。該オキシエチレングリコール類のプロピレンオキシ
ド付加物は、POとオキシエチレングリコール抽出蒸留
剤との反応によって、抽出蒸留塔内で形成される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】抽出蒸留によるPOの
精製について、これまでに得られた結果は、特に、蒸留
塔内での水および抽出蒸留剤との反応によるPOの損失
の点から、完全に満足のいくものではない。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によると、抽出蒸
留剤として1−プロパノールを存在させて抽出蒸留を実
施すると、抽出蒸留塔内で、著しく低減したPOの損失
を伴って、水、メタノールおよびアセトンのような不純
物からPOを、効果的に分離することができる。
【0016】本発明によると、水0.01〜2重量%、
メタノール50〜4,000ppm およびアセトン0.0
1〜2重量%で汚染された低純度PO供給原料を、少な
くとも約10段の理論段を有する抽出蒸留塔の下半部に
供給し、実質的に1−プロパノールからなる抽出蒸留剤
を、低純度POの供給点より少なくとも4段上の箇所で
蒸留塔に供給する。好ましくは、該抽出蒸留塔は、30
〜120段の理論段を含有し、該抽出蒸留剤を、低純度
POを供給した箇所より7〜50理論段上の箇所で蒸留
塔に供給する。該抽出蒸留剤を、前記の供給原料に対す
る前記の抽出蒸留剤の比が1:1〜20:1、より好ま
しくは2:1〜10:1で抽出蒸留塔に導入し、それに
より、水5〜600ppm 、メタノール15〜2,000
ppm およびアセトン0.1〜100ppm のような、著し
く低減した量の水、メタノールおよびアセトンで汚染さ
れた本質的にPOからなる塔頂留分が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】プロピレンを、液相中で、t−ブ
チルアルコールのような溶剤に溶解させたt−ブチルヒ
ドロペルオキシドのような有機ヒドロペルオキシドと、
モリブデンエポキシ化触媒のような可溶性エポキシ化触
媒の存在下で反応させると、PO、有機ヒドロペルオキ
シド供給原料に相当するアルコール、ならびに水や他の
酸素化不純物、例えば、ギ酸メチル、アセトアルデヒ
ド、アセトンおよびメタノールのような不純物を包含す
る反応混合物が形成される。
【0018】POは吸湿性の物質であり、そのため、水
の除去には必ず困難が伴う。しかし、PO中の水は、P
Oと反応してプロピレングリコールを形成する傾向があ
るため、可能な限り多くの水を除去することが重要であ
る。
【0019】メタノールやアセトンのような他の酸素化
汚染物の濃度を、妥当に達成しうる最低レベルにまで減
らすこともまた、重要である。
【0020】従来の方法によると、t−ブチルアルコー
ル溶液中でプロピレンとt−ブチルペルオキシドとのモ
リブデンを触媒とする反応により形成されるエポキシ化
反応生成物を、プロピレン留分、PO留分、t−ブチル
アルコール留分、モリブデン触媒および他の生成物を含
有する塔底留分、ならびにエポキシ化反応副生成物を含
む留分を形成するように、蒸留によって主要成分に分離
する。しかし、このようにして得られたこれらの留分
は、不純物を含有することにより特徴づけられ、商業的
に許容し得る生成物を得るためには、通常は、さらに処
理が必要である。これは、水、およびメタノールとアセ
トンを包含する酸素化不純物で汚染されたPO留分につ
いて、特に正しい。
【0021】本発明によると、意外なことに、実質的に
1−プロパノールからなる抽出蒸留剤の存在下でPO供
給原料を抽出蒸留すると、汚染されたPO供給原料中に
最初に存在する実質的にすべての水は、そこから除去さ
れることが見出された。
【0022】さらに意外なことに、該抽出蒸留剤が1−
プロパノールである場合、POと該抽出蒸留剤との反応
により該抽出蒸留塔内で形成される、該抽出蒸留剤のP
O付加物の量が著しく低減されることが見出された。さ
らにより意外なことには、90〜140℃の低いリボイ
ラ温度が蒸留に逆効果を与えずに使用でき、そのため、
該蒸留塔の下部で該抽出蒸留剤と反応するPOの量が低
減されることを見出された。結果として、抽出蒸留から
の重質副生物を効果的にパージしながら、より少ない量
の高沸点留分をパージすることができる。POは高沸点
留分のパージ流に包含されるため、POはまた、系から
失われる。本発明によると、抽出蒸留剤が1−プロパノ
ールである時、POと1−プロパノールの反応がより少
なく、そしてパージ流にPOがより少なく包含されるた
め、POの損失は、著しく低減される。
【0023】図1は、慣用的部分を省略した模式的流れ
図であって、本発明に従って1−プロパノールを抽出蒸
留剤として用いる抽出蒸留により、POを精製する際に
使用される一般的な回収連続操作を示している。
【0024】図1では、便宜上、本発明は、t−ブチル
アルコール溶液中でプロピレンをt−ブチルヒドロペル
オキシドでエポキシ化して、POおよび追加的なt−ブ
チルアルコールを含有する反応生成物を得ることによ
り、POを製造する方法に関して示す。
【0025】本発明の好ましい実施態様によると、アセ
トン、メタノールおよび水のような酸素含有不純物で汚
染された低純度PO留分を得るために、POを、予備蒸
留帯域(図示せず)で、エポキシ化反応混合物の他の成
分から分離する。
【0026】このようにして予備蒸留帯域で得られた低
純度PO原料を、次いでPO精製蒸留帯域で精製し、本
発明の好ましい実施態様によると、該帯域には、それぞ
れ適切な還流凝縮手段および適切なリボイラ加熱手段を
備えた2基の蒸留塔が含まれる。
【0027】本発明によると、メタノール50〜4,0
00ppm 、アセトン0.01〜2重量%および水0.0
1〜2重量%、ならびに他の酸素含有不純物で汚染され
た低純度PO留分を、蒸留塔100に通じるライン12
0によって供給し、該蒸留塔は、本発明によると、好ま
しくは、少なくとも10の理論段、より好ましくは30
〜100の理論段を包含する。該蒸留塔100は、70
〜280kPa(10〜40psia)の圧力、2:1〜10:
1の還流比、90〜140℃の範囲のリボイラ温度およ
び20〜80℃の塔頂温度を含有する蒸留条件下に操作
するのが適切である。
【0028】低純度POは、好ましくは、蒸留塔100
の下半部に供給される。1−プロパノールから実質的に
なる抽出蒸留剤は、抽出蒸留剤供給ライン106によ
り、蒸留塔100の上半部に供給される。
【0029】約100ppm またはそれ以下の水を含有す
る実質的に無水の精製POを、軽質留分112として蒸
留塔100から取り出すと、ライン112中の該精製P
Oは、著しく低減した量のメタノールおよびアセトン、
例えば、メタノール15〜900ppm およびアセトン
0.01〜100ppm を含有する。重質留分110は蒸
留塔100から回収され、該留分は、ライン106によ
って供給された抽出蒸留剤の実質的にすべて、ならびに
低純度PO120とともに蒸留塔100に導入した実質
的にすべての、水、アセトンおよびその他の酸素含有不
純物を含有する。
【0030】蒸留塔100からの、水、メタノール、ア
セトン、t−ブチルアルコール、その他の不純物および
抽出蒸留剤を含む該重質留分110を、第二の蒸留塔2
00に供給し、そこで、メタノール、アセトン、水など
の軽質不純物を、留分204として塔頂から分離し、蒸
気ボイラ供給原料用または回収用のような適切な用途の
ために、系から取り出す。1−プロパノールのプロピレ
ンオキシド付加物のような重質副生物を系から除去する
ために、パージ流をライン108により排出する。ライ
ン108中に存在するPOは、系から失われる。
【0031】本発明によると、新鮮な1−プロパノール
を、当初の供給物または補充溶剤のいずれかとして、第
二の蒸留塔200への供給ライン110′に通じる枝ラ
イン230により、系に導入して、該蒸留塔200の中
で、新鮮な1−プロパノールとともに系に導入されたす
べての水を1−プロパノールから分離し、該蒸留塔20
0からライン204を通して取り出す。
【0032】
【実施例】本発明を、説明の手段として示し、かつ本発
明の範囲を限定するものではない以下の具体的実施例に
よって、より詳細に説明する。部で記されているのは、
重量部である。
【0033】実施例1 粗POからの水およびメタノールの除去におけるその効
果について、1−プロパノールを、ガラス製蒸留装置で
スクリーニングした。該手順では、冷却コンデンサとポ
ットの20段上に位置する溶剤供給点を備えた、30段
の棚段を有するオルダーショー(Oldershaw)型蒸留塔の
ポットに、粗PO750gを供給した。該POを、大気
圧下に、該蒸留塔に沸騰させて通しながら、1−プロパ
ノール溶剤を、毎時50〜60gの速度(ほぼ塔頂生成
物速度と同じ)で該蒸留塔に供給した。塔頂試料500
mlを採取した後、ガスクロマトグラフィーにより分析
し、水についてはカール・フィッシャー法により分析し
た。比較実験を、溶剤をまったく用いずに行った。その
結果を表2に示した:
【0034】
【表2】
【0035】1−プロパノールは、単純な蒸留と比較し
て、粗POからのメタノールの分離を向上させた。
【0036】実施例2 120段の棚段を有する5cm(2″)のオルダーショー
型蒸留塔に、粗POを毎時0.67g(1.51lb)
で、塔底から40棚段のところで、およびトリエチレン
グリコールを毎時0.11kg(0.25lb)で、塔底か
ら100棚段のところで、連続的に供給した。該蒸留塔
は、0.16Mpa(8psig)のコンデンサ圧力、46℃の
塔頂温度、160℃のリボイラ温度、毎時1.35kg
(3lbs)の還流速度で作動させた。塔頂の精製PO生成
物は、平均して、水51ppm 、メタノール58ppm 、プ
ロパノール3ppm およびアセトン0.2ppm を包含し
た。塔底流は、トリエチレングリコール溶剤、該溶剤と
POとの反応によって生成した重質分のほぼ40重量
%、およびPO2.9重量%を包含した。
【0037】比較実験を、1−プロパノールを溶剤とし
て同一の塔操作条件下に行った。しかし、1−プロパノ
ールはトリエチレングリコールより低い温度で沸騰する
ため、該リボイラ温度を108℃に下げた。塔頂の精製
PO生成物は、平均して、水55ppm 、メタノール61
ppm 、プロパノール2ppm 、および0.1ppm より少な
いアセトンを含有した。塔底流は、該1−プロパノール
溶剤、該溶剤のPOとの反応により形成された重質分の
ほぼ2重量%、および0.2重量%より少ないPOを含
有する。
【0038】1−プロパノールは、該蒸留塔の塔底から
のPOの損失を低減させながら、トリエチレングリコー
ルと同じぐらい効果的に不純物を除去した。加えて、1
−プロパノール溶剤とPOとの反応は、トリエチレング
リコールと比較して大幅に低減していた。
【0039】水およびアセトンやメタノールのような酸
素含有不純物は、標準的な蒸留法ではPOからの除去は
困難であった。1−プロパノールを溶剤とする抽出蒸留
塔の使用は、POからのこれらの不純物の分離を向上さ
せた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるPOの精製方法の流れ図である。
【符号の説明】
100 抽出蒸留塔 106 抽出蒸留剤の供給ライン 108 パージライン 110 塔底留分および抽出蒸留溶剤のライン 112 精製POのライン 120 低純度POの供給ライン 200 第2蒸留塔:溶剤回収塔 204 不純物のライン 230 抽出蒸留溶剤の供給ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク・アラン・ミューラー アメリカ合衆国、テキサス 78732、オー スチン、マンスフィールド・サークル 13103

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸留塔内で低純度プロピレンオキシドを
    蒸留して、該低純度プロピレンオキシドから、水、メタ
    ノールおよびアセトンをはじめとする酸素化汚染物を除
    去する、抽出蒸留法であって、以下の工程:すなわち、 前記低純度プロピレンオキシド供給原料を抽出蒸留塔の
    下半部に導入する工程;実質的に1−プロパノールから
    なる抽出蒸留剤を、前記低純度プロピレンオキシド供給
    点より上方に、前記供給原料対前記抽出蒸留剤の比が、
    1:1〜20:1になるように導入する工程;前記蒸留
    塔から、低減された量のアセトンおよびメタノールで汚
    染された実質的に無水のプロピレンオキシドから実質的
    になる塔頂留分を取り出す工程;前記蒸留塔から、実質
    的にすべての1−プロパノール、水およびアセトン、な
    らびに前記蒸留塔に導入したメタノールの一部を含有す
    る塔底留分を取り出す工程。
JP8337033A 1996-06-03 1996-12-17 プロパノールを用いたプロピレンオキシドの抽出蒸留法 Pending JPH09323985A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/659975 1996-06-03
US08/659,975 US5620568A (en) 1996-06-03 1996-06-03 Extractive distillation of propylene oxide using propanol

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