JPS6089536A - 耐蝕性銅合金およびその製造法 - Google Patents

耐蝕性銅合金およびその製造法

Info

Publication number
JPS6089536A
JPS6089536A JP19787983A JP19787983A JPS6089536A JP S6089536 A JPS6089536 A JP S6089536A JP 19787983 A JP19787983 A JP 19787983A JP 19787983 A JP19787983 A JP 19787983A JP S6089536 A JPS6089536 A JP S6089536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
corrosion
content
resistance
copper alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19787983A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenki Minamoto
源 堅樹
Takeo Yuike
湯池 建夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP19787983A priority Critical patent/JPS6089536A/ja
Publication of JPS6089536A publication Critical patent/JPS6089536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐蝕1’J: #lll今金およびその製造法
に関し、さら:こar、 L <は、耐潰蝕性、耐孔蝕
性および耐隙1itl +θ6蝕性か1憂れた嗣何1性
銅合金およびその製造法に関する。
111丁水淡水比装置?1および各種熱交換器において
、漂砂の混入で1苛酷な環境にtsいて使月陥れる場合
には、耐1117水性の30%キュプロニッケル或いは
Fe、 ik’In含有景の高い3()%キュプロニッ
ケル(「3S、2871CN]l相当拐)が使用される
ことか多い。しカル、これらの合金は、耐蝕性は1夏れ
ているか、30%ものNiを含有することがら高価であ
る。
そして、これらの合金と同目的の合金にCA722(A
STMB−] ] 1)があり、また、この合金は、米
国特許3,728,106号および特公昭5fl−(1
2] 137号として特許または公告されている。この
合金は、CLI 79.31+L%以」二、Ni15、
O・−18,(1+uL%、F’+10.(15u+L
%以下、r:′e0.5−1.0畦%、Zn ]、O+
u1%以下、Mn ]、、O+uL%以下、Cr O,
30= 0.70+u 1%で示されている。
このCA ’722は、エロージョンに強いと同n;7
に耐孔軸性にも優れているか、Fe含有量は米国特許で
は1.5u+j%以下、日本の場合にはLOu+t%以
下と規定されており、1.0世E%を越える含有量では
孔軸、隙間腐蝕に則する耐蝕性が劣化するからである。
本発明者は、」二足説明した従来の耐蝕性銅合金におけ
る種々の問題点に鑑み、特に、耐潰蝕性に1憂れ、さら
に、耐孔軸性および耐隙間腐蝕性にも優れた耐蝕性gF
1合金とその製造法について研究の結果、Fe含有量が
1.0+uL%を越えると耐潰蝕性は向」ニするが、F
eか析出するために耐孔軸性と耐隙間腐蝕性が劣化する
ことを知見り、Fe含有量か1.O+ut%を越え′ζ
も耐孔軸性が劣化せず、がっ、耐潰蝕性に曖れた耐蝕性
銅合金およびその製造法を開発した。
即ち、本発明に係る耐蝕性銅合金およびその製造法は、
従来のCu−Ni系合金よりもNi含有呈を低減し、F
eの4)1出速度を抑制するために含有元素としてBお
よびVを含有させ、さらに、Feを過飽和に固溶させる
ために熱間加工後に急冷するものであり、そして、Bと
Niが含有されることによりこの冷却速度の許容値が拡
けられるのである。
本発明に係る耐蝕性銅合金およびその製造法は、(1)
Ni 14−20w+%、Fe O,5−2u+j%、
Cr0.1〜11%、)i’l++o、2〜]u+L%
、B Ooo(M)5−0.01u+j%、\、“0.
001〜0.1+uL%を含有し、残部Cuおよび不可
避不純物からなることを特徴とする耐蝕性銅合金を第1
の発明とし、(2)N i 14−20ut%、lF”
eo、5−2u+j %、 Cr O,1−ht %、
 Nうn O,2−hL %、BO,0005〜0.0
11%、\i’ 0.001〜0.1社%を含有し、残
部CLIおよび不可避不純物からなるタ、塊を、熱間加
]二後5 (’、1 t、l ’Cの温度までは冷却速
度を] 2 (1+1 ’C/分より速い速度で冷却し
、最P:焼鈍は75 t) ’にの温度から51) O
’Cの温度までを60’C/分より速い速度で冷却する
ことを特徴とする副付−Ml錫合金の製造法を第2の発
明とする2つの発明よりなるものである。
本発明に係る1li=l蝕性銅合軸性よびその!I!遣
法について以下に詳細に説明する。
先ず、本発明に係る耐蝕性銅合金の含有成分および成分
割合について説明する。
N1はi=I蝕性を(=1与する元素であり、含有量が
14すL%未:i:l:iでは耐)i″i fi!It
 ’121か充分ではなく、また、N1含有量を増大さ
せると耐蝕性は向上するか201%を越える含イ」Lで
はこの効果が飽和し、かつ、不経済である。よって、N
i含有、蚤は14〜201%とする。
Feは削)i′;軸性を向」ユさせる元素であり、含有
量が0.5u+1%未渦では耐潰蝕性の改善効果が充分
で′なく、また、hL%を越えて含有されると熱処理に
おいて急冷工程を採用しても1lj(隙間腐蝕性を劣化
させるイ頃向かある。よって、Fe含有量は0.5〜2
u+j%とする。
Crは流14(の高流速塊境下における耐潰蝕性を向」
ニさせる元素であり、含有量か0.11%未11シ、で
はこの効果か充分でなく、また、1u+j%を越える含
有量では溶19’!、りJ遣が困り11となる。よって
、C「含有量は0.1〜1u+j%とする。
1V1111は耐潰蝕性に寄与する元素であり、含有量
か0.21%木ij+:iではこの効果は期待できず、
また、1vh1%を越えて含有させてもそれ以−Lの効
果の改善は認められなυ1o よって、λ4n含有景は
0.2〜1ul1%とする。
I3は結晶粒の(M 4111化に寄与し、加]二性を
良好にする元素であ1)、\Iと」いこ含有されるとF
eの4)1出を抑制するので′、耐孔軸性、耐隙間腐蝕
性を改善する効果かあり、含有量か0. (1005u
+L%末+jl:jではこの効果が充分でなく、O,0
O0511+L%を越える含有で顕著となるが、0.0
1+ut%を越えて含有されると効果は飽和してしまう
。よって、13含有景は0、(1005〜0.Oj田L
しとする。
\′はBと共に含有される二とにより1:′eの析出を
抑制する元素であり、含有量が0.OO]+u1%未沼
」ではこめ効果か期待できず、また、O,]u+L%を
越えて含有さぜることは困テ1tである。よって、\・
“含有量は0.001 = 0.1+ut%とする。
このように、B O,0005〜0.0but%、\“
0.001〜O,]LIIL%の共仔含有によりFeの
析出速度が抑制されるものであり、その理由としては、
Bおよび\・′が固溶したFeの拡散を阻害するように
作用し、その結果FCの析出速度を遅らせるという効果
を有するものと考えられる。
Vノ、上の元素以外に、A1、A8、Pll、Zn、C
o、Sb、F)、C,S等か不可避的に不純物として含
有されることがあるか、工業的金属材料に通常認められ
る程度の量であれば特に問題はない。
次に本発明に係る製造法について説明する。
従来のCLI−Ni系合金のように、re含有量が1、
i)+uL%Vノ、ドである場合には、冷ノζ11速度
の影響を比較的少は難いが、本発明1こ係る銅合金のよ
うに1、’e含有量が多い場合には、冷却速度の影響を
受け易くなる。従って、本発明に係る製造法においては
、」二足に説明した含有成分、成分割合の銅合金のダ1
塊を熱1tfl JJIロー後、少なくとも5 (’、
) (1’Cの温度までは12110 ’C/分より速
い速度で冷却する必要がある。即ち、Feの析出は温度
と保持時間に太きなり〉響を及ぼすが、650°C(=
1近の温度において固溶したFeの拡散が大きくFeが
最も析出し易く、このFeの析出を抑制するためには、
冷却に際してG 50 ’C付近の温度を通過する時間
を極力短かくする必要がある。しかし、500°C(・
j近の温度においてはFeの拡散は遅くなるので、少な
くとも500 ’Cの温度までの冷却速度を規制するこ
とが重要であって、本発明に係る製造法では1200 
”C/分より速い冷却速度で冷却する。
このように、冷却速度を12 ()t)°C/分より速
くすることによって実質的にFeの析出が抑制され、r
eが過飽和に固溶した銅合金か得られるか、冷却速度力
弓ンo o ’C/分より遅くなると冷却過程(・こお
いてFeの析出が起り、そのため耐蝕性を阻害すること
になる。
次いで、最終焼鈍は、750°Cの温度から5 t、I
 f’、l ”Cの温度まで、60”C/分より速い冷
却速度で冷却する。
本発明に係る耐蝕性銅合金およびその製造法について実
施例を説明する。
実施例 第1表の含有成分および成分割合となるように高周波溶
解炉で)容製し、金型に鋳込んで60 mm’X 60
1111+1 X 140 +11111”(7)鋳塊
を作製シタ。コノ鋳塊を050℃のル1度で30分間加
熱した後、熱間圧延により厚さ3111111とし、第
2表に示す2種類の冷j、11速度で冷Ill L p
、 (熱間最低温度は7 L) f) ’Clジ。
下に下がらないようにした。)。さらに、冷間圧延によ
り最終的に厚さ1111111の板にした。次に、この
板から所定の(j°法の試験片を切出し、第2表に示す
加熱、冷却速度で最終焼鈍を行なった後腐蝕試験を行な
った。第3表に示す試験条件により腐蝕試験も行ない、
その結果を第4表に示す。
この第4表から本発明に係る耐蝕性合金およびその製造
法は、比較合金および比較法に比して格段に優れている
ことは明らかである。
(])Crを0,2u+1%含有しているNo、4(本
発明合金)は、Cr含有量かO,ILIIL%未71シ
」であるNo、1](比較合金)に比して、耐潰蝕性か
相当優れている。
(2)Feを0.8wL%含有しているNo、1(本発
明合金)は、Fe含有量か0,5u+t%未満であるN
o、 ] 2(比較合金)に比して、耐潰蝕性、耐孔軸
性共に優れている。
(3)Feをl、5urf%含有しているN o、 l
 (1(本発明合金)は、I″e含有量か2.0d%を
越えているNo。
13(比較合金)に比して、耐孔軸性が411当1夏れ
ている。
(4)FeをO,Su+1%含有し、B、\°を含有し
ているNo、’l(本発明合金)は、13、\パを含有
しでいないNo、17(比較合金)に比して、耐潰蝕性
、耐孔軸性共に1ダれており、また、[T″eを1.2
d%含有し、かつ、13、\I“を含有しているNo、
5(本発明合金)は、Be含有量は1.21L%とNo
、5(本発明合金)と同しであるか、B、\パを含有し
ないNo。
15(比較合金)に比して同様に耐潰蝕性、耐孔軸性か
1憂れている。
(5)熱間圧延後の冷却を、水冷した場合と空冷した場
合とについ′ζ比較すると、13、\7が含有されてい
ないNo、]、5、No、16(比較合金)の場合は、
馴孔軸性の差は僅かであるか、B、\7か含有され、か
つ、水冷したNO,5<本発明合金)は空冷しrこNo
、14(比較合金)に比して耐潰蝕性、剛孔軸性は相当
優れている。
以」二説明したように、本発明に係る耐蝕性銅合金およ
びその製造法は」−記の構成を有しているものであるか
ら、従来のCu−Ni系合金に比して耐’(’+’j蝕
性、耐孔軸性および耐隙間腐蝕性において極めて優れて
いるという効果を有している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (+ )N i 14−20+II1.%、LFe O
    ,5−2LII1%、Cr O,1−1+uL%、Mn
     O,2−]u+L%、IJ O,0005〜00(l
    ]u+1%、\r o、(+ot〜0.]u+1%を含
    有腰残部0(1および不可避不純物からなることを特徴
    とする耐蝕性銅合金。 (2)Ni 14−40u+1%、Iフe0.5〜21
    %、Cr00]〜bu1%、Mn0.2〜1.u+I%
    、1′3(1,0005へ0.0]u+L%、\“0.
    001〜0.]田1%を含有し、残部CLl tEよび
    不可避不純物からなる鋳塊を、熱間加工後、少なくとち
    50 (’l ”Cの温度までは冷)ll速度を] 2
     o (1’C/分より速い速度で冷却し、最終焼鈍は
    750 ’Cの温度から5 fit OoCの温度まで
    を6il’C/分より速い速度で冷却することを特徴と
    する耐蝕性銅合金の製造法。
JP19787983A 1983-10-22 1983-10-22 耐蝕性銅合金およびその製造法 Pending JPS6089536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19787983A JPS6089536A (ja) 1983-10-22 1983-10-22 耐蝕性銅合金およびその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19787983A JPS6089536A (ja) 1983-10-22 1983-10-22 耐蝕性銅合金およびその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6089536A true JPS6089536A (ja) 1985-05-20

Family

ID=16381830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19787983A Pending JPS6089536A (ja) 1983-10-22 1983-10-22 耐蝕性銅合金およびその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6089536A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102776409A (zh) * 2012-08-24 2012-11-14 李伟 一种耐蚀铜合金的制备工艺
CN102776410A (zh) * 2012-08-24 2012-11-14 李伟 一种耐蚀铜合金

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102776409A (zh) * 2012-08-24 2012-11-14 李伟 一种耐蚀铜合金的制备工艺
CN102776410A (zh) * 2012-08-24 2012-11-14 李伟 一种耐蚀铜合金

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2562854A (en) Method of improving the high-temperature strength of austenitic steels
JPH0641623B2 (ja) 制御された膨張の合金
JPS58167757A (ja) 耐食性,溶接性および焼入性のすぐれた加工用Al−Mg−Si系合金の製造法
JPS61143566A (ja) 高力高導電性銅基合金の製造方法
JPS6089536A (ja) 耐蝕性銅合金およびその製造法
JPH0472013A (ja) 耐濃硫酸腐食性に優れた二相ステンレス鋼の製造方法
JPS62133050A (ja) 高力高導電性銅基合金の製造方法
JP3535299B2 (ja) 耐食性および靱性に優れた二相ステンレス鋼の大型鋳造品、鍛造品およびその製造方法
JPS6123751A (ja) 延性および靭性に優れたAl−Li合金の製造方法
JPH0114991B2 (ja)
JPS61163232A (ja) 高強度Al−Mg−Si系合金およびその製造法
JP3225604B2 (ja) 耐食性のすぐれた金属間化合物析出強化型Ni−Cr−Mo系合金鋳造部材の製造方法
JPS5934782B2 (ja) 耐垂下性アルミニウム合金板の製造方法
JPS61143564A (ja) 高力高導電性銅基合金の製造方法
JPS62185847A (ja) 熱・電気高伝導用高力銅合金とその製造法
JP3250263B2 (ja) 靭性および耐応力腐食割れ性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法
TW201812041A (zh) 鎳基合金及其製造方法
JPH04210438A (ja) 高強度Cu 合金製連続鋳造鋳型材
JPS5864364A (ja) 耐食性にすぐれたNi−Cr合金の製造法
JPS635464B2 (ja)
JPH0987780A (ja) 熱交換器用ベリリウム銅合金
JPS6191328A (ja) 高温用オ−ステナイト系ステンレス鋼管の製造方法
JPS5983740A (ja) 耐粒界腐食性にすぐれたNi基合金
JPH0124859B2 (ja)
JPS6237355A (ja) 耐摩耗性のすぐれたCo基合金板材の製造法