JPS6088114A - 抗ピル性ポリメタフエニレンイソフタルアミド系繊維およびその製造方法 - Google Patents

抗ピル性ポリメタフエニレンイソフタルアミド系繊維およびその製造方法

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JPS6088114A
JPS6088114A JP19338183A JP19338183A JPS6088114A JP S6088114 A JPS6088114 A JP S6088114A JP 19338183 A JP19338183 A JP 19338183A JP 19338183 A JP19338183 A JP 19338183A JP S6088114 A JPS6088114 A JP S6088114A
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昭宏 青木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は抗ビル性の全芳香族ポリアミド繊維及びその製
造方法に関するものである。更に詳しくは、改良された
抗ビル性を有するポリメタフェニレンインフタルアミド
系繊維及び該繊維を工業的に製造する方法に関するもの
である。
従来技術 芳香族ジアミンと芳香族ジカルボン酸とから得られる全
芳香族ポリアミドをN−メチル−2−ピロリドン又はN
、N−ジメチルアセトアミド等の有機極性溶剤に溶解し
た紡糸溶液を乾式法あるいは湿式法により紡糸すること
は数多くの特許・文献により公知である(特公昭47−
41743.%開昭50−12322等)。
特にポリメタフェニレンインフタルアミド系繊維は、我
国では「コーネツクス」(登録商標)という名称で市販
され、その優れた耐熱性により防謹服、スポーツ用衣料
、フィルター等圧その用途を確立している。
しかしながら、従来の全芳香族ポリアミド繊維は、衣料
・インテリア用途、特に防護作業服、スポーツ用衣料の
如く、動きの多い衣料用途において、ピリングの発生が
著しく、実用上問題となってきた。
発明の目的 本発明者らは、かかる従来の全芳香族ポリアミド繊維に
おける問題点に鑑み、抗ビル性の改良された全芳香族ポ
リアミド繊維、%にポリメタフェニレンイソフタルアミ
ド系繊維を得ることを目的として鋭意研究を重ねた結果
、本発明の繊維及びその製造方法に到達したものである
すなわち、本発明の目的は、従来の全芳香族ポリアミド
繊維に比べて抗ピル性が大幅に改善された全芳香族ポリ
アミド繊維、特にポリメタフェニレンイソフタルアミド
系繊維、並び尾、特殊な添加剤や付加的な処理等を要す
ることなく抗ピル性の良好な全芳香族ポリ7ミ)’繊維
、%にポリメタフェニレンイソフタルアミド系繊維を製
造する方法を提供することにある。
 5− 発明の構成 抗ピル性にすぐれた本発明のポリメタフェニレンイソフ
タルアミド繊維は、ポリマー繰返し単位の8.5モルチ
以上、好ましくは95モル係以上が、メタフェニレンイ
ソフタルアミド単位である全芳香族ポリアミドによって
構成された繊維であり【、該繊維における非晶部の見掛
は密度(da)が1.s a 51/d 以本、好まし
くはi、a 341/cI/を以下であり、かつ、結晶
配向度(fc )が90チ以上、好ましくは92係以上
である、ことによって特徴づけられる。
ここで繰返し単位の85モモル以上がメタフェニレンイ
ソフタル7ミド単位からなる全芳香族ポリアミドとは、
ポリメタフェニレンイソフタルアミドのホモポリマー又
は共重合成分が15モモルを超えないポリメタフェニレ
ンイソフタルアミドを主成分とする共重合体を言う。共
重合体の例として、ポリメタフェニレンパラフェニレン
イソフタルアミド共 6− 重合体、ポリメタフェニレンイソフタルアミドテレ7タ
ルアミド共重合体等が挙げられる。
なお、特に高度の耐熱性が要求される場合には繰返し単
位の95モル係以上がメタフェニレンイソフタルアミド
単位であることが好ましい。
非晶部の見掛は密度(da)は、繊維の非晶部の緻密性
を示す尺度となるもので、本発明の繊維は、このdaが
1−3351 /cr/I以下であす、通常のポリメタ
フェニレンイソフタルアミド繊維に比べて極めて小さい
値を有する。
このことは、本発明の繊維は非晶部がきわめて疎なる構
造を有することを意味する。
ここで、非晶部の見掛は密度(da)は、次式によりめ
られる。
〔非晶部の見掛は密度da ) dll=(ρzs−1,45Xe )/(t −Xc 
)ここでρ*s;”5℃における繊維の比重Xo;X線
回折によりめた繊維の結 晶化度 なお、前記ρ。及びXcは次のようにして測定される。
〔繊維の比重ρ、〕
四塩化炭素及びn−へブタン混合液中の試料の浮沈によ
り測定。手順は以下による。
1)四塩化炭素及びn−へブタンを適量混合し、20℃
における比重がサンプルの比重よりわずかに大きい液を
調整。
++) ソックスンー抽出器でメタノール抽出し、乾燥
した試料< n=5>を混合液と共に共通すり合せコッ
ク付試験管に入れる。
1ii) −1θ℃に冷却し、アスピレータ−で30秒
吸引しそのまま密栓する。
i■)20.0℃の恒温槽に移し15分靜置後、0.3
℃昇温、15分靜装をくり返す。
■)各試料が沈降する温度を記録し、5ケのサンプルの
沈降温度の平均をt(℃)とする(40℃までに全サン
プルが沈降しない場合、I)からやりなおす)。
V+) オス)ワルド比重計により、この液の20℃、
30℃及び40℃の比重を測定し、検量線を作成し、検
量線より温度t (’c)の比重ρt を読み取る。
■11)繊維の体膨張係数を3.OX 10 とし、次
式より25℃におけるサンプルの比重を計算する。
ρ□=(x−4−3,oxto−’(t−25))Xρ
t〔X線回折による繊維の結晶化度Xc )X線散乱強
度より以下の手順によりめろ。
装置は理学電機■RU−3Hを使用し、散乱強度は2θ
;6°〜40°の範囲で測定。
1)引きそろえた繊維試料を回転試料台にセットし、回
転させつつ散乱強度曲線図を得る。
11)繊維試料を固定し子午方向の散乱強度曲線を得、
この曲線を基に20=6°、13°。
20°、26°、31°、36°、406の各点を通る
なめらかな曲線(13)をめる。
111)試料のない状態での散乱強度曲線(Qを得る。
 9− 1v)2θ==6°〜40°の範囲の曲線Aと曲線Bで
かこまれた面積をSc、曲線Bと曲線Cでかこまれた面
積をSAとする。
■)次式により結晶化度Xcをめる。
また、結晶配向度(fc)は、結晶部の配向の度合を示
す尺度となるもので、X線回折により次のようにしてめ
られる。
〔結晶配向度(fe)) 2θ=27.3°にカウンターを固定し、試料を回転さ
せて得たX線回折強度曲線の半価中H(0)より次式に
より算出する。
80−H 結晶配向度(fC) =、 −X I OO(チ)■ 本発明の繊維は、前記faが90%以上であり、結晶部
は十分配向していることを意味する。
また、本発明の繊維の結晶化度(Xc)は、25〜36
チであり、通常の(高強力タイプ)=10− ポリメタフェニレンイソフタルアミド繊維と同等である
本発明の線維のデニールは1〜10デニール/フイラメ
ントが適当であり、繊維の断面形状は円形、だ円形、ま
ゆ形等、任意の形状とすることができる。該繊維はステ
ーブルファイバーとして使用してもよく、また、マルチ
フィラメントヤーンとして使用してもよい。
また、該繊維には、艶消剤1着色剤、安定剤等の添加剤
を含んでもよく、また、油剤やその他の仕上剤を付与l
〜てもよい。
このような抗ピル性ポリメタフェニ1/ンイソフタルア
ミド系繊維は以下に示す如き本発明方法により製造する
ことができる。
すなわち、繰返し単位の85モル係以上がメタフェニレ
ンイソフタルアミド単位からなる全芳香族ポリアミド重
合体の有極極性溶剤溶液を、塩化カルシウムを含む水性
凝固浴中に押出17、水洗、湿潤延伸、乾燥、乾熱延伸
して全芳香族ポリアミド繊維を製造するに際し、水洗浴
及び/又は湿潤延伸浴の少くともl浴の有機極性溶剤濃
度C(%)及び温度T(℃)を、次式(Al、IF;h 25≦C≦45 ・・・・・・(ん 150−2C≦T≦100 ・・・・・・(Blを同時
に満足する範囲内に調整することにより、前記抗ピル性
ポリメタフェニレンイソフタルアミド系繊維が製造され
る。
本発明方法における極性有機溶剤とは、Nチルホルムア
ミド(DMF)、ジメチルスルホキサイド(DMS O
) 、 N、N、N’、N’−テトラメチル尿素(TM
U)等があげられる。特に好ましくはNMP又はDMA
及びこれらの混合物である。
紡糸原液における重合体の濃度は10〜30重i:係、
特に15〜25重量%が好適である。また、溶液の安定
性を増すため、少量のハロゲン化金属塩、例えば塩化カ
ルシウム。
塩化リチウム等を含んでもよい。
この溶液は湿式紡糸により繊維状とされるが、湿式紡糸
において使用する、塩化カルシウムを含む水性凝固浴と
しては塩化カルシウム濃度35重量係以上、かつ浴温か
60℃以上の凝固浴が好ましい。
凝固浴から引出された繊維は、次いで水洗及び湿部延伸
が施される。この水洗浴及び湿潤延伸浴は上記範囲内の
溶剤濃度及び温度であればよいが、下記の条件において
特に好ましい結果が得られる。すなわち、 (イ)湿潤延伸浴が25≦C≦45且っ150−2C≦
T≦100を満足し、 (ロ) 必要であれば更に水洗を加えることKより乾燥
に供される繊維中の残留溶剤量が5係以下となるよう水
洗条件を選択する、のが特に好ましい。
湿潤延伸は1段あるいは2段以上で構成されるが、全湿
潤延伸倍率は2〜4倍が好ましい。
=13− 湿潤延伸後の乾燥における乾燥方式及び条件は任意に選
択できるが、乾燥温度を200℃以上、特に250℃以
上とすることは好ましくない。
乾燥に引続いて行う乾燥延伸は、290〜390℃、特
に好ましくは300〜360℃で実施される。乾熱延伸
倍率は1.1倍以上で、かつ湿潤延伸を含めた全延伸倍
率にして3.0〜5.5倍が好ましく適用される。
本発明の繊維は、本質的に優れた耐熱性を有するが、充
分な耐熱性(特に高温寸法安定性)を発現せしめるため
、乾熱延伸により結晶化を高めるのが望ましい。乾熱延
伸温度は前記の如く290〜390℃の範囲内が一般に
適用される。290℃未満では結晶化度が充分上がらず
、また390℃以上では繊維の劣化が大きいばかりでな
く、結晶化度も上がらない。乾熱延伸における糸条加熱
時間は温度及び糸条の集束状態(大きなトウでは熱伝達
が悪くなる)により異なるが、一般に0.514− 〜数秒が好ましい。得られた繊維の結晶化度(Xc)は
25〜36係であり、通常の(高強力タイプ)ポリメタ
フェニレンイソフタルアミド繊維とほぼ同等である。X
cが25係未満の場合は乾熱延伸条件(温度及び/又は
時間)を強化するのが望ましい。
発明の効果 上述の如き微細構造を有する本発明のポリメタフェニレ
ンイソフタルアミド系繊維は、従来の同種繊維に比べす
ぐれた抗ピル性を有する。
従来、抗ビル性改善のため繊維の強度を下げることが検
討され、凝固条件の変更(高強度を得る目的には好まし
くない条件への変更)、延伸倍率の低下といった方策が
検討された。
前者建ついては、工程調子の低下(断糸・単糸切れ)が
著しく、工業的に採用し得る条件を見出すことが不可能
であり、また後者については強度の低下と共に伸度の増
大を伴い、抗ビル性という観点からは有効な方策ではな
かった。
これに対し、本発明方法によれば、工程調子を低下させ
ることなく、また伸度の増大を伴なうことなく強度の低
下を達成でき、抗ビル性のポリメタフェニレンイソフタ
ルアミド系繊維の工業的生産が可能となる。
本発明の効果がいかなる機構により発現するかは未だ十
分解明されていないが、本発明方法における乾燥糸(乾
熱延伸前)はX線的に明瞭な結晶構造が認められ、これ
が乾熱延伸において特別な効果をもたらすものと考えら
れる。
すなわち、乾熱延伸前の結晶(核)の存在により、乾熱
延伸で非晶鎖の一部は強い緊張を示し、かつ非晶部全体
としては結晶の存在により乾燥延伸での均一な延伸効果
が阻害されるため、疎な構造のまま残されるものと推定
される。そして、このような特殊な微細構造により、良
好な抗ピル性という顕著な効果を発現するものと考えら
れる。
したがって、本発明のポリメタフェニレンイソフタルア
ミド系繊維は、特に防謹作栗服やスポーツ衣料の分野に
好適に使用される。
実施例 以下、実施例及び比較例により、本発明の内容及び効果
を説明するが、これにより本発明が限定されるものでは
ない。
なお実施例中容種測定値は以下の方法による。
〔固有粘度(IV)) 濃硫酸(98q6硫酸)中0.5.i7/100mの濃
度のポリマー溶液建ついてオストワルド粘度計により3
0℃での比粘度ηrを得、次式により固有粘度(IV)
をめる。
〔力学特性〕
インストロン引張試験機により単糸の強力及び伸度な測
定。測定条件:試料長2011+引張速度100チ/分
+n=20 =17− 単糸デニールはヤーン(又はトウ)の重量とフィラメン
ト数よりめる。
〔抗ピル性〕
製品糸を捲縮、カットし、繊維長5111mの捲縮スフ
を得、これから得られた紡績糸をサージ織物とし、抗ピ
ル性を測定する。抗ピル性はJIS L 107ロー6
7に準拠し、ICI凰ピリング試験機により測定。
また、例中の「部」及び濃度を示す「%」は特にことわ
らない限り重量を基準とするもの↑ある。
実施例1 メタフェニレンジアミンとイソフタル酸クロライド及び
テレフタル酸クロライドとの共重合(共重合モル比=9
7/3)Kより得られた固有粘度1.83の全芳香族ポ
リアミド20.5部を79.5部のN、N−ジメチルア
セトアミド(DMAC)に溶解した。これを脱泡濾過し
て40℃の紡糸原液を得、孔径0,08 ml 、孔数
2,00018− の紡糸口金より塩化カルシウム濃度38チ、温度70℃
の水溶液からなる凝固浴中に押出した。
約1.0mの凝固浴中を通過せしめた後、DMAC12
係を含む20℃の水浴中で洗浄し、更にDMAC5%を
含む60℃の水浴中で洗浄した後、DMAC濃度40チ
、温度90℃の浴中で3.1倍に延伸した。更に水洗し
た後、120℃の乾燥ローラー上で乾燥l、た。乾燥糸
は約3係のDMACを含んでおり、X線回折写真は明瞭
な結晶回折図を示した。この繊維を更に340℃の熱板
上で1.3倍に延伸した。得られた繊維の物性は以下の
通りであった。
非晶部見掛は密度(da、) 1,331 g/crl
結晶配向度(fc) 92チ 結晶化度(Xc) 28.4係 繊 度 2,3 da 強 度 2.8 311/de 伸 度 l 8.0 % なお紡糸延伸調子は良好であった。
得られた繊維(ステーブルファイバー)を紡績し、更に
サージ織物とし、ICIピリング試験機により抗ビル性
を評価したところ、4〜5級と良好であった。
比較例1 延伸浴中のDMAC濃度1%以下とする以外は実施例1
と同様にしてポリメタフェニレンイソフタルアミド繊維
及びサージ織物を得た。得られた繊維の物性及び織物の
抗ビル性は以下の通りであった。
非晶部見掛は密度(da) 1,346 g/d結晶配
向度(fc) 92チ 結晶化度(Xc) 29.1係 繊 度 2.3 da 強 度 5.1 、!i’/d。
伸 度 23 係 抗ピル性 1〜2級 比較例2 浴中延伸倍率を2.8倍、熱板延伸倍率を1.1倍とす
る以外は比較例1と同様にし、てポリメタフェニレンイ
ソフタルアミド繊維及びサージ織物を得た。得られた繊
維の物性及び織物の抗ピル性は以下の通りであった。
非晶部見掛は密度(da) 1.3481//dl結晶
配向度(fc) 89チ 結晶化度(Xc) 、28.3% 繊 度 3.1 da 強 度 2.8 1j/de 伸 度 48 係 抗ピル性 1〜2級 実施例2 メタフェニレンイソフタルアミドとイソフタル酸クロラ
イド及びテレフタル酸クロライトドの共重合体(共重合
モル比=97/3)により得られた固有粘度1.90の
全芳香族ポリアミド20.5部を79.5部のN−メチ
ル−2−ピロリドン(NMP)に溶解した。これを脱泡
・r過して60℃の紡糸原液を得、深さ1.57iの筒
型紡21− 糸筒(凝固浴槽)の底部に設置l−た孔径0.08闘メ
、孔数15,000の紡糸口金より380.p/分で押
出した。紡糸筒に供給される凝固液は塩化カルシウム濃
度42912.NMP濃度2qI)、温度75℃にコン
トa−ルされた。凝固した繊維束はNMP約lθ%を含
む25℃の水浴中で洗浄し、ついでN M P約2俤を
含む60℃の水浴中で洗浄した後、NMPas%を含む
95℃の浴中で2.5倍に延伸した。更に60℃の水浴
中で洗浄した後、表面温度120℃のローラー上で乾燥
した。乾燥糸の残留溶剤量は4.3チであり、繊維のX
線回折写真は明瞭な結晶回折図を示した。引きつづき3
40℃の熱板上で1.6倍に延伸1−だ後、押込み捲縮
機で1インチ当り約13ケの捲縮を与えた後51mmK
カットした。得られた繊維の物性は以下の通りであった
非晶部見掛は密度(da) 1.328 g/crl結
晶配向度(fc) 92.5チ 結晶化度(Xc) 26.1チ 繊 度 2,1 de 22− 強 度 2.6Jil/de 伸 度 、 6 チ 得られた*M(ステーブルファイバー)ヲ紡績し、更に
サージ織物とし、ICIピリング試験機により抗ビル性
を評価したところ、4〜5級と良好であった。
比較例3 延伸浴のNMP濃度を1係以下とする以外は実施例と同
様にして繊維及びサージ織物を得た。
物性及び抗ビル性評価結果は以下の通りであった。
非晶部見掛は密度(da) 1,351 g/cl結晶
配向度(fc) 92.3係 結晶化度(Xc) 31.0係 繊 度 2.1 da 強 度 5,2,9/de 伸 度 32 チ 抗ビル性 1〜2級 23−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l)繰返し単位の85モモル以上がメタフェニレンイソ
    フタルアミド単位から構成される全芳香族ポリアミドか
    らなる繊維であって、該繊維における非晶部の見掛は密
    度(da)が1.33 s 1lcrl以下であり、か
    つ結晶配向度(fa )が90%以上であることを特徴
    とする抗ヒル性ポリメタフェニレンイソフタルアミド系
    繊維。 2)繰返し単位の85モモル以上がメタフェニレンイソ
    フタルアミド単位からなる全芳香族ポリアミド重合体の
    有機極性溶剤溶液を、塩化カルシウムを含む水性凝固浴
    中に押出し、水洗、湿潤延伸、乾燥、乾熱延伸してポリ
    メタフェニレンイソフタルアミド系繊維を製造するに際
    し′、水洗浴及び/又は湿潤延伸浴の少くとも1浴の有
    機極性溶剤濃度C(%)及び温度T (’C)を、次式
    (Al、(B)25≦C≦45 ・・・・・・囚 150−2C≦T≦100 ・・・・・・(Blを同時
    に満足する範囲内に調整することを特徴とする抗ビル性
    ポリメタフェニレンイソフタルアミド系繊維の製造方法
    。 3)全芳香族ポリアミド重合体が、繰返し単位の95モ
    モル以上がメタフェニレンイソフタルアミド単位からな
    る重合体である特許請求の範囲第2項記載の抗ビル性ポ
    リメタフェニレンイソフタルアミド系繊維の製造方法。 4)有機極性溶剤が、N−メチル−2−ピロリドン又は
    N、N−ジメチルアセトアミドである特許請求の範囲第
    2項又は第3項記載の抗ビル性ポリメタフェニレンイン
    フタルアミド系繊維の製造方法。 5)塩化カルシウムを含む水性凝固浴が、塩化カルシウ
    ム濃度35重量%以上で、かつ液温7゛。 が60℃以上牛の1jる特許請求の範囲第2項、第3項
    又は第4項記載の抗ビル性ポリメタフェニレンイソフタ
    ルアミド系繊維の製造方法。 6)湿潤延伸倍率が、2.0〜4.0倍である特許請求
    の範囲第2項〜第5項の何れかに記載の杭ピル性ポリメ
    タフェニレンイソフタルアミド系繊維の製造方法。 7)乾外延伸温度が、290〜390℃である特許請求
    の範囲第2項〜第6項の何れかに記載の抗ビル性ポリメ
    タフェニレンイソフタルアミド系繊維の製造方法。 8)全延伸倍率が、3.0倍以上である特許請求の範囲
    第2項〜第7項の何れかに記載の抗ピル性ポリメタフエ
    ニVンイソフタルアミド系繊維の製造方法。
JP19338183A 1983-10-18 1983-10-18 抗ピル性ポリメタフエニレンイソフタルアミド系繊維およびその製造方法 Granted JPS6088114A (ja)

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