JPS6086170A - 導電性炭酸カルシウムの製造方法及びそれを用いた帯電防止剤 - Google Patents

導電性炭酸カルシウムの製造方法及びそれを用いた帯電防止剤

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JPS6086170A
JPS6086170A JP58193493A JP19349383A JPS6086170A JP S6086170 A JPS6086170 A JP S6086170A JP 58193493 A JP58193493 A JP 58193493A JP 19349383 A JP19349383 A JP 19349383A JP S6086170 A JPS6086170 A JP S6086170A
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JP
Japan
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calcium carbonate
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metal oxide
sol
oxide sol
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Koichi Tanaka
宏一 田中
Masanori Matsukawa
松川 昌則
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Okutama Kogyo Co Ltd
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Okutama Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、表面を変性して導電性にした炭酸カルシウム
の製造方法及びその炭酸カルシウムを用いた帯電防止剤
に関するものである。
近年、プラスチックス、塗料及び紙などは各種の分野に
おいて幅広く用いられているが、これらの高分子月別は
固有抵抗が極めて高いため、摩擦などにより静電気を容
易に帯電する。このため、空気中の埃々どを吸着し、特
に音響器具、弱電製品、コンピュータ関係用品などにお
いて種々のトラブルを引き起している。
したがって、この帯電防止のため、現在名用途ごとに多
数の有機帯電防止剤が開発され、市販されている。
しかしながら、この帯電防止剤は有機物であるため安定
性に乏しく、製造初期には帯電防止効果があるものの、
経時的に効果を失なうなどの欠点を有している。このた
め、安価でかつ長期にわたつて安定に使用しうる帯電防
止剤の出現が望まれていた。
一方、炭酸カルシウムは白色度や摩耗度に優れているた
め、白色顔料や充填剤として、製紙、ゴム、プラスチッ
クス、インク、塗料などの多くの分野において用いられ
ているが、帯電防止剤としてはとれまで用いられていな
かった。
本発明者らは、このような事情に鑑み、炭酸カル/ラム
を帯電防止剤として利用すべく鋭意研究を重ねた結果、
金属酸化物のゾルが炭酸カルシウム粒子の表面に伺着し
やすく、シかも200℃以下の乾燥温度においてはその
構造水がほとんど保持されている点に着目し、金属酸化
物のゾルにより炭酸カル/ラムの表面を変性して導電性
の高い炭酸ノJル/ウムとすることを試みた結果、本発
明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、炭酸カルシウムに金属酸化物ゾル
を添加し十分に両者を接触させ、炭酸カルシウム粒子の
表面を変性させることを特徴とする導電性炭酸カルシウ
ムの製造方法、及びこの表面改質法によって導電性を高
めた炭酸カルシウムから成る帯電防止剤を提供するもの
である。
本発明の変性に用いる金属酸化物ゾルとしては、ケイ素
、アルミニウム、ゲルマニウム、スズ、鉛、ガリウム又
はイリジウムなどの酸化物のゾルが好ましい。
これらの金属酸化物ゾルはそれぞれ単独で用いてもよい
し、2種以上組み合わせて用いてもよい。
その添加量は、炭酸カルシウム100重量部当り、金属
酸化物換算で0.1〜〕0重量部の範囲内にあることが
好ましい。この量が0.1重量部未満では炭酸カルシウ
ム粒子の表面を変性する効果が少なく、また10重量部
を超えると、それ以上添加しても、得られた製品の体積
抵抗値にほとんど差がない上に、金属酸化物ゾルの成分
がほとんど水であるため、乾燥費のコストアップや乾燥
により金属酸化物ゾルが硬いゾルを形成子ることによっ
て、粉砕効率の低下などを生じ好ましくない。
本発明において、炭酸カルシウムに金属酸化物ゾルを添
加し、その表面を変性する方法として、例えば炭酸カル
シウムの水懸濁液を用いる場合は、この荷濁液の中に金
属酸化物ゾルを添加して、該ゾルが均一となるようにか
きまぜたのち、ろ過、乾燥、粉砕して製品とする方法、
炭酸カルシウムのフィルターケークを用いる場合は、こ
のフィルターケークに金属酸化物のゾルを添加し、ニー
ダ−などでゾルが均一となるように混練したのち、乾燥
、粉砕して製品とする方法、炭酸カルシウムの粉体を用
いる場合は、この粉体をヘンシエルミギザーなどの高速
かきまぜ機に入れ、かきまぜながらこれに金属酸化物ゾ
ルを添加し混合したのち、乾燥して製品とする方法など
が用いられる。
しかしながら、軽質炭酸力ルシウl、を使用する場合、
水懸濁液による処理でも得られるが、ろ過による金属酸
化物の漏洩による損失があるのでフィルターケークによ
る処理が好ましい。また重質炭酸カルシウムを使用する
場合は、粉体による処理が最適である。
本発明方法によって表面が変性された炭酸カル/ラムは
、導電性の高いものであって、帯電防止剤としてプラス
チックス、塗料、紙などに用いることができ、これらに
充填又は塗工したとき、その体積固有抵抗や表面固有抵
抗を低下させうる。
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
なお、粉体の体積固有抵抗値は次のようにしてめた。
すなわち、試料10グを直径50箇、厚さ3wTlとな
るように圧縮成形し、この成形試料を電極ではさみ、絶
縁計によシ測定する。測定電圧500Vで1分間充電後
の抵抗値をもって体積固有抵抗値とする。
実施例1 軽質炭酸カルシウムのケークをニーダーで混練しながら
、これにアルミナゾルを該炭酸カルシウム100重量部
当9、At203換算で3重量部添加し、約20分間混
合して乾燥、粉砕後製品とする。得られた製品の体積固
有抵抗値を第1表に示す。
実1施例2 軽質炭酸カルシウムのケークをニーダ−で混線しながら
、これにシリカゾルを該炭酸カルシウムIO’0重鼠部
当り、S ]、 02換算で3重量部添加し、約20分
間混合して乾燥、粉砕後製品とする。得られた製品の体
積固有抵抗値を第1表に示す。
実施例3 軽質炭酸カルシウムの水懸濁液をかきまぜながら、これ
にアルミナゾルを該炭酸カルシウム100重量部当り、
At203換算で3重量部添加し、約20分間混合して
ろ過、乾燥、粉砕後製品とする。
得られた製品の体積固有抵抗値を第2表に示す。
実施例4 重質炭酸カルシウムの粉末をヘンシェルミキサーでかき
まぜながら、これにアルミナゾルを該炭酸カルシウム1
00重量部当り、At203換算で3重;1:°部添加
し、約20分間混合して乾燥し製品とする。得られた製
品の体積固有抵抗値を第2表に示す。
なお、実施例1で得られた製品の体積固有抵抗値も第2
表に合わせて示す。
実施例5 軽ノiL炭酸ノフル/ウムのフィルターケークをニーグ
ーで混練しながら、これにアルミナゾルを該炭酸カルシ
ウム100重量部当シ、Al2O3換3つ−で0.1〜
20重量部の範囲で変えて添加し、それぞれ約20分間
混練して乾燥、粉砕後製品とする。得られた製品の体積
固有抵抗値を第3表に示す。
なお、実施例1で得られた製品の体積固有抵抗fll′
Iも第3表に合わせて示す。
手続補正書 昭和59年7月2!5日 1、r訂庁長官 志 賀 学 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第1931193号 2、発明の名称 帯電防止剤及びその製造方法 j)、補正をする者 yバ件との関係 特許出願人 東京都新宿区西新宿1丁1−16番8号奥多摩工業株式
会社 代表者 安 [用 信 之 、・11代理人 東京都港区新橋2丁目2番2号川志満・邦信ビル8階] 上 」 5、補正命令の日fτj 自 発 6、補正により増加する発明の数 0 7、補正の対象 明細書の発明の名称の憫、特許請求の
範囲の梱及び発明の詳細な説明゛の欄 8、補正の内容 (1、発明の名称を[帯電防止剤及びその製造方法」に
訂正します。
(2)特許請求の範囲を別紙のとおり訂正します。
(3) 明細書第2ペー:)第4〜5行の「の製造方法
及びその炭酸カルシウムを用いた帯電防止剤」を、「か
ら成る帯電防止剤及びそのν遣方法」に訂正します。
(4)同第3ページ下より4行〜第4ベ一ン゛第2行の
[すなわち、本発明は、・・・提供するものである。」
を以下のとおり訂正します。
「すなわち、本発明は、金属酸化物ゾルにより変性され
た表面を有する導電性炭酸カルシウム粒子から成る帯電
防止剤を提供するものである。」(5) 同第5ページ
下より2行の1本発明方法によって1を「このようにし
て」に訂正します。
特許請求の範囲 七 金属酸化物ゾルによl)変性された表面を有す不一
導電性炭酸カルシウムロー7−がら成る帯電防止剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■ 炭酸カルシウムに金属酸化物ゾルを添加し十分に両
    者を接触させ、炭酸カルシウム粒子の表面を変性させる
    ことを特徴とする導電性炭酸カルシウムの製造方法。 2 金属酸化物ゾルがケイ素、アルミニウム、ケルマニ
    ウム、スズ、鉛、ガリウム又はイリジウムの酸化物のゾ
    ルである特許請求の範囲第1項記載の表面改質法。 3 金属酸化物ゾルにより表面が変性された導電性炭酸
    カルシウムから成る弗電防cl=剤。 4゛ 金属酸化物ゾルがケイ素、アルミニウム、ケルマ
    ニウム、スズ、鉛、ガリウム又はイリジウムの酸化物の
    ゾルである特許請求の範囲第3項記載の帯電防止剤。
JP58193493A 1983-10-18 1983-10-18 導電性炭酸カルシウムの製造方法及びそれを用いた帯電防止剤 Granted JPS6086170A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003020592A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Oji Paper Co Ltd 中性紙

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57121063A (en) * 1981-01-21 1982-07-28 Ricoh Co Ltd Electrically conductive pigment and its preparation

Patent Citations (1)

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