JPS60839Y2 - じゅうたん専用吸込口 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気掃除機に接続され、エアータービンにより
駆動される回転ブラシ式のじゆうたん専用吸込口に関す
るもので１．吸込日本体のみの使用ではじゆうたん掃除
用吸込口となり、発泡ブラシ及び切替弁の操作、装着を
行ない洗剤を積載すればじゆうたん洗浄吸込口として使
えるじゆうたん専用吸込口において、発泡ブラシを本体
に対し着脱自在とし、かつ取りはすした発泡ブラシを本
体蓋と本体の間のスペースに収納して発泡ブラシのふん
失を防ぐとと、もに、発泡始めのころ生じる汚れを泡の
発生を防ぐことを目的とする。

従来、エアータービン式のじゆうたん専用吸込口はじゆ
うたん掃除のみを行なうための構成であったため、じゆ
うたん洗浄用として用いるためには、発泡ブラシ等の泡
立て手段及び洗剤を掃除機本体内に吸引しない開口部よ
りとり入れるために切替弁を設ける必要があったが、こ
の切替弁１００は第５図に示す位置に配設され、掃除時
においては回転ブラシ室１０１の上方に押しやられ、そ
の上Ｍ１０３を閉めることにより、回転ブラシ１０４の
下方の床面開口部１０５より吸気を取り入れ、内部通気
路１０６を通過し、エアータービン１０７へと至る。

又洗浄時は切替弁１００で内部通気路１０６を閉め、外
部に通ずる開口部より吸気を行なう。

この切替弁１００に装着された発泡ブラシも同切替弁１
００の動作に準じ掃除時には回転ブラシ室１０１の上方
に押しやられ、洗浄時には回転ブラシ１０４に当接する
ものである。

以上のような構成で行なった場合、発泡ブラシは掃除時
回転ブラシ室１０１の上方にあるため、回転ブラシ１０
４によりかきあげられた塵埃、あるいは吸引により吸込
まれた塵埃の一部が発泡ブラシに付着することとなる。

従って洗浄時発泡ブラシを回転ブラシ１０４に当接させ
、洗剤を滴下させ発泡しようとすると、付着した鉄性塵
埃が泡と共に９［出され、きわめて汚れた泡となる。

これをじゆうたん等にこすりつけるとかえってじゆうた
んが汚れてしまい、問題である。

又発泡ブラシに付着した繊維性塵埃はブラシにからみつ
いており、回転ブラシ１０４のしごきにより排出される
ものもあるが、容易にはとれず、発泡ブラシのブラシ１
本１本の動きを阻害し、良好な発泡を生じさせず、１水
ぽい泡が排出され、じゆうたんを必要以上にぬらしてし
まって乾燥時間を遅らせたり、はたまたじゆうたん底面
までしん透してしまい、畳を駄目にしたり板床を腐らし
てしまうようなことになる問題を招来する。

本考案は上記従来の欠点を解消するもので、以下にその
一実施例を第１〜３図にもとづき説明する。

図において、１は吸込日本体、２は回転自在の接続パイ
プ、３は洗剤タンク、４は掃除機本体１の吸引力で駆動
し、エアータービン室５に収められたエアータービン、
６は掃除の時このエアータービン４を駆動させるための
空気をとり入れる床面開口、７は洗浄の時空気をとり入
れる吸気口、８はその外周にブラシを植設した回転ブラ
シ、９はこの回転ブラシ９を収めた回転ブラシ室、１０
はエアータービン４の駆動力を上記回転ブラシ９に伝達
するベルト、１１は切茸弁、１２はその両端に支持軸１
３を形設し、その中央にブラシを植設した発泡ブラシ、
１４は切替弁１１に付設した不通気性弾性材料からなる
弁バッキング、２３は洗浄時に洗剤を回転ブラシ室９内
に装着された発泡ブラシ１２上に供給するため吸込口本
体１に形設された洗剤供給口、１５はこの洗剤供給口２
３より多少後方に位置し、略長方形の透口１６を有し、
その両端部には半円状の軸受１７部を形設した発泡ブラ
シ投入口、１８は掃除時に吸気ロア及び洗剤供給口１４
、発泡ブラシ投入口１５を閉じると共に、発泡ブラシ収
納室１９を形設した本体蓋、２０はこの本体Ｍ１８に付
設した不通気性弾性材料から戒る蓋バッキング、２１は
接続パイプ２に接続される延長管で、この延長管２１は
ホース２２を介して電気掃除機の吸込口に連通する。

上記構成において、吸込日本体１を電気掃除機に接続し
、電源を入れると第１図に示す如く、じゆうたん上の麩
埃を含む吸気は床面開口６から入り、エアータービン４
の羽根に当たり同エアータービン４を回転駆動させ、接
読パイプ２、延長管２１、ホース２２を通って電気掃除
機内へ吸引されてゆく。

こめ際発泡ブラシ１２は発泡ブラシ収納室１９に収めら
れ、本体蓋１８が閉じられているので、蓋バッキング２
０によりエアーの洩れは生じない。

高速回転するエアータービン４の駆動トルクはエアータ
ービン４と同軸の小プーリーより回転ブラシ８と同軸の
大プーリーへとベルト１０を介して減速伝達される。

この伝達された高トルクは回転ブラシ８を力強く回転さ
せながらじゆうたんのパイルをかきわけ、パイル間の塵
埃を効率よく吸引する。

またじゆうたん洗浄用として吸込口本体１を使用する場
合は、本体蓋１８を開き、切替弁１１を第２図の如くセ
ットし、その後発泡ブラシ１２を発泡ブラシ収納室１９
より取り出し、発泡ブラシ投入口１５より回転ブラシ室
９に挿入すれば、発泡ブラシ１２の支持軸１３が軸受１
７に嵌合し、回転自在に装着され、発泡ブラシ１２は回
転ブラシ８に接触する。

そこで洗剤タンク３を吸込口本体１に積めば、洗剤は洗
剤供給口１４を経て発泡ブラシ１２上に滴下する。

すると洗剤を含む発泡ブラシ１２は回転ブラシ８との適
度の接触によりきめ細かい泡となって回転ブラシ室９内
に徐々にたまってゆく。

床面開口６よりじゆうたん表面上に放出されたこのきめ
細かい泡はじゆうたんの基布に浸み込むことなく、すみ
やかに回転ブラシ８によりじゆうたん表面にすり込まれ
、洗剤の成分である界面活性剤の動きでじゆうたんの表
面及び内部の汚れの分子を外部へ引き出す訳である。

こうした作用が吸込日本体１を前後に数回繰返すことに
より連続的に行なわれ、じゆうたんは美しくなってゆく
。

この汚れは洗剤と共に粉末化してじゆうたん上に残るの
でじゆうたん乾燥後に、本吸込口本体１を掃除用吸込口
にもとして使用すれば、じゆうたんは美しく生き返る。

次に本考案による作用及び効果を説明する。

すなわち、発泡ブラシ１２が吸込ロアを掃除用として使
用する際、発泡ブラシ収納室１９に納められ、又洗浄時
には発泡ブラシ投入口１５より挿入しセットされるので
、掃除時発泡ブラシ１２はきれいであり、従来のごとく
吸込口を掃除用として使用する際、発泡ブラシに塵埃が
付着するようなことはなく、従って洗浄時、始め付着し
た砂性塵埃が洗剤と共に排出されてかえってじゆうたん
をよごしてしまうこともなく、又繊維性塵埃のからみつ
きによる発泡の不十分さもなく、また必要以上にじゆう
たんをぬらして乾燥時間を長めたり、又洗剤をじゆうた
んの裏まで至らしめ、下の畳あるいは床を駄目にしてし
まうこともない。

又発泡ブラシ不要時、すなわち掃除時には上記発泡ブラ
シは発泡ブラシ収納室に納められるので、この泡立てブ
ラシをふん失することもない。

このように本考案によれば、簡単な構成で、弁切替不良
の排除、泡立て性の向上等顕著な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例におけるじゆうたん専用吸込
口の掃除時の断面図、第２図は洗浄時の同断面図、第３
図は要部拡大斜視図、第４図は同吸込口の外観図、第５
図は従来例の断面図である。 １・・・・・・吸込口、６・・・・・・床面開口、７・
・・・・・吸込口、８・・・・・・回転ブラシ、１１・
・曲切替弁、１２・・・°°°発泡てブラシ、１５・・
・・・・発泡ブラシ投入口、１８・・・・・・本体蓋、
１９・・・・・・発泡ブラシ収納室。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 吸込口本体下面に形成され、含塵気流を吸入する床面開
   口と、この床面開口に臨み、塵埃をかき上げる回転ブラ
   シと、上記床面開口を通らずに外気を導入する吸込口と
   、この吸込口を開閉する本体蓋と、上記床面開口から流
   入する気流を吸引装置側に導く通路を開閉する切替弁と
   、前記回転ブラシに接触して洗剤を泡立てる発泡ブラシ
   とを有し、上記吸込口本体には、本体蓋に対応して発泡
   ブラシを収納する発泡フ凌シ収納室と上記発泡ブラシを
   着脱自在に装着する発泡ブラシ投入口とを設けたじゆう
   たん専用吸込口。