JPS608382A - 螢光性粒子の製造法 - Google Patents

螢光性粒子の製造法

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JPS608382A
JPS608382A JP58116435A JP11643583A JPS608382A JP S608382 A JPS608382 A JP S608382A JP 58116435 A JP58116435 A JP 58116435A JP 11643583 A JP11643583 A JP 11643583A JP S608382 A JPS608382 A JP S608382A
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particles
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polymer particles
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JP58116435A
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English (en)
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Osamu Hirai
修 平井
Yoshiyuki Mukoyama
向山 吉之
Hiroshi Sumiyama
住山 弘
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は螢光性粒子の製造法に関する。
0.1〜100μmの重合体粒子は粒径のスタンダード
物質、クロマト用担体、アフィニティークロマト用担体
9診断用ビーズなどとして使用されている。また粒径の
スタンダード物質2諭断用ビーズとして使用する場合は
粒子自身に色があると有利でアシ、用途によっては螢光
性があるとさらに有利となる。
従来、0.1〜100μmの重合様粒子に色または螢光
性を付与しようとする場合1着色物質、螢光物質゛を重
合体粒子中にまぜ込む方法または螢光物質で重合体粒子
を被覆する方法などが採用されている。しかし、このよ
うに物理的に着色または螢光性を付与した場合9色や螢
光性が経時的に衰退し、また9色や螢光性を定量的に付
与するのが困難であるという欠点があった。
本発明はこのような問題点を解決し、化学結合によって
螢光物質を重合体粒子に化学結合させた螢光性粒子を提
供することを目的とする。
すなわち本発明は、アミノ基を有する粒子およびアミノ
基と反応性の官能基を有する螢光物質を反応させること
を特徴とする螢光性粒子の製造法に関する。
アミノ基を有する粒子としては、ガラス粒子。
シリカ粒子等の無機粒子にアミノ基を導入したもの、ア
ミノ基を有する有機重合体粒子などがある。
ガラス粒子またはシリカ粒子にアミノ基を導入するため
Kは、″ガラス粒子またはシリカ粒子とγ−アミノプロ
ピルトリエトキシシランなどの°アミノ基含有シランカ
ップリング剤をトルエンなどの不活性溶媒中で反応させ
る。
アミン基を有する重合体粒子は、スチレン−ジビニルベ
ンゼン系重合体粒子に、塩化亜鉛などのフリーデルクラ
フト触媒d存在下でクロルメチルエチルエーテルを反応
させ1重合体粒子にクロルメチル基を導入し、さらに、
フタルイミドカリウムと反応させ、その後加水分解する
ことなどによシ得られる。
さらに、アミン基を有する重合体粒子は、一般式(II S 1YnR3−n (II (ただし1式中、Yは加水分解可能な基、Rは不活性な
有機基であわ、nは1〜3の整数である)で表わされる
基ζ有する有機重合体を架橋処理して得られる架橋重合
体粒子と一般式(n)Zm S i Yn R4−m 
−n (II)(ただし9式中、Zはアミン基を有する
有機基。
mは1〜3の整数であり、Y、Rおよびnは一般式CI
+の場合と同様であり、m−1−nは4以下でちる)で
表わされる化合物を反応させることによって製造するこ
とができる。
一般式(Ilで表わされる基を有する有機重合体は。
一般式+1)で表わされる基をケイ素分で、該重合体中
に、1〜11.3重量%になるように含まれるのが好ま
しい。一般式(I)で表わされる基が少なすぎると水性
懸濁重合によって架橋処理したときに。
架橋が不充分になる。一般式(1)で表わされる基は上
記有機重合体中に1特に1.4重量%以上含まれるのが
好ましい。
上記一般式m中、基Yは加水分解可能な基で炭素数1〜
6のアルコキシ基、炭素数1〜6のアシルオキシ基、炭
素数1〜14のオキシモ基などが好ましく9例えばメト
キシ基、エトキシ基、ブトキシ基のようなアルコキシ基
、ホルミルオキシ基。
アセトキシ基又はゾロピオンオキシ基のようなアシルオ
キシ基、0N=C(CH3’)2.−0N=C(CH3
)C2I(S 、 −0N=C(02H5)Zのような
オキシモ基などの加水分解して水酸基を生成する基、 
−N)(CHs 。
−NHCz Hs 、およびNH(Ca Hs )のよ
うなアルキルアミノまたはアリールアミノ基などである
。置換基Yはnが2または3のとき同一であってもよい
し。
文具なっていてもよい。基Rは不活性な一価の有機基で
好ましくは、炭素数1〜18の炭化水素基で1.例tば
メチル、エチル、プロピル、ブチル、テトラデシル、オ
クタデシル基のようなアルキル基、フェニル基、ベンジ
ル基、トリル基等のアリール基、アラルキル基、アルカ
リール基等である。
一般式(I)で表わされる基を有する有機重合体は。
次のような方法で得ることができる。
(1) 一般式(III) XS i Yn R3−n (fill(ここで、Xは
、共重合可能な二重結合を有する基であり、Y、Rおよ
びnは一般式(1)と同様である。)で表わされるビニ
ル系単量体を重合または該ビニル系単量体と他のビニル
系単量体を共重合させ多。ここで1重合法としては、塊
状重合、溶液重合等任意である。
上記基Xは共重合可能な二重結合を有する基であるが9
例えばビニル基、アリル基、ブテニル基環ノアルケニル
基、シクロヘキセニル基、シクロペンタジェニル基、シ
クロヘキサジェニル差等ノシクロアルケニル基、γ−メ
タクリロキシプロピル基等の不飽和アシロキシアルキル
基、γ−メタクリロギシエチルゾロビルエーテル基等の
不飽和アシロキシアルコキシ基、 CH2=C(CHa
) C00(CHll)20CH2CH(OH)CH2
0(CH2)3−等である。このうち最も好ましいもの
はγ−メタクリロキシゾロヒル基等の不飽和アシロキシ
アルキル基まタハγ−メタクリロキシエチルゾロビルエ
ーテル基eの不飽和アシロキシアルコキシ基である。
上記一般式(町で表わされるビニル系単量体として特に
好ましい化合物は、一般式+1’i’)え・SiY二 
(IVI (ただし1式中 Xlはアルケニル基、不飽和アシルア
ルキル基、Y′はアルキル基またはアリール基である。
)で表わされる化合物である。
一般式(IIT)で表わされるビニル系単量体としては
γ−メタクリロキシゾロピルトリメトキシシラン。
γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン。
γ−アクリロキシトリメトキシシラン、γ−アクリロキ
シトリエトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、ア
リルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、
ビニルトリエトキシシラン。
エチリルトリメトキシシラン、エチリルトリエトキシシ
ラン等があり、これらのうち、最も好ましいものは、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランである。
他のビニル系単量体としてはアクリル酸系単量体および
その他のビニル系単量体が使用できる。
アクリル酸系単量体としては、アクリル酸、メタクリル
酸およびこれらの誘導体がある。誘導体としては、メチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレ
ート、ラウリルアクリレート等のアルキルアクリレート
、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチ
ルメタクリレート、2ウリルメククリレート等のアルキ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート
2−ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロ
ピルアクリレート等のヒドロキシアルキルアクリレート
、トリメチロールプロパンモノアクリレート、トリメチ
ロールエタンモノアクリレート等の多価アルコールのア
クリル酸モノエステル。
ポリエチレングリコールモノアクリレート、ポリプロピ
レングリコールモノアクリレート等のポリアルキレング
リコールのアクリル酸モノエステル。
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
ブロイルメタクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレ
ート等のヒドロキシアルキルアクリレート、トリメチロ
ールプロパ/モノメタクリレート、トリメチロールエタ
ンモノメタク・Vレート等の多価アルコールのメタクリ
ル酸モノエステル。
ポリエチレングリコールモノアクリレート、ポリプロピ
レングリコールモノメタクリレート等のポリアルキレン
グリコールのメタクリル酸モノエステル、ジエチルアミ
ノエチルアクリレート等のジアルキルアミノアルキルア
クリレート、ジエチルアミンエチルメタクリレート等の
ジアルキルアミノアルキル9戸タフリレート、アクリル
アミド、メタクリルアミド、グリシジルアクリレート、
グリシジルメタクリレート等さらに、上記ヒドロキシア
ルキルアクリレート、ヒドロキシアルキルメタクリレー
ト、多価アルコールのアクリル酸モノエステル、多価ア
ルコールのメタクリル酸モノエステル、ポリアルキレ/
グリコールのアクリル酸モノエステルおよびポリアルキ
レングリコールのメタクリル酸モノエステルのメチルエ
ーテル、エチルエーテル、フロビルエーテル、メチルエ
ーテル。
ペンチルエーテル等のアルキルエーテルなどがある。
アクリル酸系単量体以外の一般式+III)で表わされ
るビニル系単量体と共重合させ得るビニル系単量体とし
ては、マレイ/酸、フマール酸、イタコン酸およびこれ
らのアクリル酸またはメタクリル酸誘導体と同様の誘導
体、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、酢酸ビニル、
アクリロニトリル、スチレンまたはクロロスチレン、ビ
ニルトルエン。
α−メチルスチレン等のスチレン誘導体などかある。
上記ビニル系単量体の一部に、ジビニルベンゼン、エチ
レングリコールジメタクリレート、エチレングリコール
ジアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリ
レート、トリメチロールプロパンドリアクリレート等の
架橋性単量体を全量中、2重量%以下で使用してもよい
。架橋性単量体が多すぎると有機溶媒に溶けにくくなる
目的の架橋重合体粒子を親水性にするためには。
上記ビニル系単量体全量中に1分子中にヒドロキシル基
、カルボキシル基、アンド基、アルコキシ基等を有する
単量体、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、酢酸ビニ
ル等の単量体を10モルチ以上使用するのが好ましい。
上記重合に使用される好適な重合開始剤としては、過酸
化ベンゾイル、過酸化ジクロルベンゾイル、ジクミルペ
ルオキシド、ジー第3−ブチルペルオキシド、2.5−
ジ(ペルオキシベンゾエート)ヘキシン−3,1,3−
ビス(第3ブチルペルオキシイソプロビル)ベンゼン、
過酸化ラウロイル。
第3−ブチルベルアセテート、ス5−ジメチルー2.5
−シ(第37’チルペルオキシ)ヘキシン−3゜45−
ジメチル−2,5−ジ(第3ブチルペルオキシ)ヘキサ
ンおよび第3ブチルペルベンゾエート。
メチルエチルケトンパーオキサイド、メチルシクロヘキ
サノンパーオキサイド等の有機過酸化物。
アゾビス−イソブチロニトリルおよびジメチルアゾジイ
ソブチレート等のアゾ系化合物がアリ、これらの一種又
は二株以上が使用できる。この使用量はビニル系単量体
の徨類および得られる重合体の目的とする分子量によシ
決められるものであるが、好ましくは上記と=y系単量
体に対して0.1〜4.0重量%使用される。
上記重合を溶液重合で行なう場合、ビニル系単量体およ
び生成物であるポリマーが可溶な有機溶媒を選べばよく
特に制限がない。たとえばアクリル酸系単量体とγ−メ
タクリロキシゾロビルトリメトキシシランとの反応の場
合は、メチルエチルケトンなどを用いることができる。
このようにして合成されたポリマーは親水性ではめるが
、水に不溶性であるため、以後の工程で水性媒体中に懸
濁させて、架橋重合体粒子とすることができる。
(2) カルボキシル基、水酸基、アミド基、エポキシ
基などの官能基を持つビニル系重合体(たとえばスチレ
ン−無水マレイン酸共重合体、アクリル酸ブチル−メタ
クリル酸共重合体、グリシジルメタクリレート−βヒド
ロキシメタクリレート共重合体、メタクリル酸ブチル−
アクリルアマイド共重合体等の共重合体、その他上記ビ
ニル系単量体中、カルボキシル基、水酸基、アミド基、
エポキシ基等を有する単量体を使用して得られる重合体
などかあシ、これらの重合体の構成成分として上記架橋
性単量体が2重量−以下含まれていて−もよい。)に一
般式(IV) X” S i Yn Ra −n (IV)(ここで、
X″はカルボキシル基、水酸基、アミド基、エポキシ基
等の官能基と反応性の基でアシ。
Y、Rおよびnは一般式+1>と同様である。)で表わ
される化合物をグラフト反応させる。
なお、目的の架橋重合体粒子を親水性にするためには、
上記例示の共重合体または重合体は、成分として、親水
性を付与する基を有する重合性モジ基に対しては、カル
ボキシル基、アミン基等。
アミ7基に対しては、エポキシ基、カルボキシル基等で
ある。
一般式(■)で表わされる化合物としては、たとえばγ
−グリシドキシゾロビルトリメトキシシラン(アミノエ
チル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(HzN
C2H4NHC3Hs8i(OCH3)3) 、 γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン(HzN′CaHe
8i (OCtHs)s)などがある。
反応方法を例示すると、たとえばアクリル酸ブチル−メ
タクリル酸共重合体のトルエンやキシレンなどの高沸点
溶媒液にr−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
を加え80℃以上に加熱し攪拌する。
なお、上記一般式+1)で表わされる基を有する有機重
合体は、一般式(I)で表わされる基を該有機重合体中
に、ケイ素分で1.0重量−以上有することにより、水
に難溶性または不溶性である。
一般式(1)で表わされる基を有する有機重合体を非反
応性有機溶媒に溶解して、水性媒体中に懸濁させ、一般
式+1)で表わされる基を加水分解し、縮合反応させて
、架橋処理と共に粒子化し、架橋重合体粒子を得ること
ができる。
ここで非反応性有機溶媒としては、一般式t1)で表わ
される基を有する有機重合体を溶解し、水に難溶性また
は不溶性であシ、かつ目的の架橋重合体粒子を溶解しな
いものが使用され9例えば、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、ジエ≠ルベンゼン。
クロロベンゼン等の芳香族系溶媒、n−ドデカン。
n−オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族または脂環族
系溶媒、n−プロピルアセテート、n−ブチルアセテー
トなどのエステル系溶媒、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノンなどのケトン系溶媒、アミルアルコール
、オクチルアル゛コールなどのアルコール系溶媒などが
°ある。テトラエトキシシランなどのアルコキシ変性オ
ルガノシランも利用できる。なお、このようにして得ら
れる架橋重合体粒子はほとんどの有機溶媒に離溶性また
は不溶性である。
非反応性有機溶媒の主な使用目的は、一般式(1)で表
わされる基を有する有機重合体を水性媒体中に懸濁させ
るための油滴化剤および反応媒体である。また、得られ
る架橋性重合体粒子は非多孔性。
多孔性のどちらでもよいが1表面積が大きいという点で
多孔性であることが望ましく、非反応性有機溶媒は、得
られる架橋重合体粒子を多孔性にするための細孔調節剤
でもある。従って実際に使用する場合には、一般式(I
)で表わされる基を有する有機重合体に対する溶解性と
架橋(網状化)後の重合体粒子に対する膨潤度を考慮し
て溶媒の種類と量を決めればよい。
非反応性有機溶媒としては、油滴化剤9反応媒体および
細孔調節剤の三種の機能上、イソアミルアルコール、酢
酸ブチル、シクロヘキサノン、クロロベンゼン等が特に
好ましい。
また、上記非反応性有機溶媒は、二種以上併用して、上
記三種の機能を調整することができる。
非反応性有機溶媒は、一般式(1)で表わされる基を有
する有機重合体に対して50〜300重量%使用される
のが好ましい。該有機溶媒の使用量が少なすぎると懸濁
化が困難になシ、多すぎると得られる多孔性架橋重合体
粒子の強度が低下し、好ましくない。
非反応性有機溶媒は、その一部を細孔調節のために、一
般式(Ilで表わされ゛る基を有する有機重合体の非反
応性有機溶媒液と別個に、加水分解または縮合反応途中
に水性媒体に添加することができる。
また1本発明において、一般式(11で表わされる基を
有する有機重合体の非反応性有機溶媒溶液中に、メチル
エチルケトン、アセトン等の水溶性有機溶媒が含まれて
いてもよい。このような水溶性有機溶媒は、他の経路で
添加される場合を含め。
多すぎると懸濁時に分散安定性を低下させるので。
水性媒体中の水に対して10重9%以下で使用されるの
が好ましい。このような水溶性有機溶媒は例えば、一般
式(I)で表わされる基を有する有機重合体の合成時に
使用される。
一般式(Ilで表わされる基を有する有機重合体は。
上記のように水性媒体中に懸濁させられ、一般式(11
で表わされる基の加水分解および縮合反応を行なわせる
。この反応をγ−メタクリロキシグゾロルトリメトキシ
7ランとβ−ヒドロキシエチルメタクリレートの共重合
体を例に、模式的に示すと次のようになる。
加水分解および縮合反応の反応温度は、油滴の破壊が起
こらない範囲であれば、室温から100℃の間で任意に
選べるが効果的な反応を行なう上では70℃以上が好ま
しい。さらにジブチル錫ジラウレート、ジプチル錫ジア
セテート、オクタン酸亜鉛、チタン酸テトラノニルエス
テル、ジブチルアミン、ピリジン、五酸化りん、脂肪酸
などのシラノール縮合触媒を使用してもよい。シラノー
ル縮合触媒を使用するときは、一般式mで表わされる基
を有する樹脂と共に非反応性有機溶媒に溶解して使用さ
れる。その使用量は該樹脂に対して約0.1〜3重tチ
である。
架橋重合体粒子を得るための分散剤としそは。
炭酸カルシウム、りん酸三カルシウム、りん酸マグネシ
ウムなどの難溶性無機塩を一般式(I)で表わされる基
を有する有機重合体に対して、約20〜70重量%、好
ましくは30〜50重量%、またはアルキルセルロース
、ヒドロキシアルキルセルロース、カルボキシアルキル
セルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナ
トリウム等の高分子系分散剤を一般式(1)で表わされ
る基を有する有機重合体に対して約0.1〜5重量%、
好ましくは0.5〜3重11%使用される。これらの分
散剤と共に、必要に応じて、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム等のアニオン性界面活性剤等の分散助剤を
使用することができる。
一般式FI)で表わされる基を有する有機重合体の非反
応性有機溶媒液(a)と水性媒体(b)の割合は、(a
)/(b)が重量比で1 / 0.5〜1/20の範囲
で、目的とする架橋重合体粒子の粒子径分布に応じて決
定すればよい。目的とする架橋重合体粒子の粒径を1〜
30μmに調節するには(al/(blが重量比で1/
3〜1/10の範囲になるようにするのが好ましい。
一般式(1)で表わされる基を有する有機重合体の非反
応性有機溶媒溶液の水性媒体への懸濁は、攪拌混合すれ
ばよいが、加水分解および縮合反応の前、または9反応
の初期まで、ホモミキサー等を使用して高速攪拌して行
なうのが好ましく、この場合、高速攪拌の後、普通の攪
拌下に反応を終了させる。
上記架橋重合体粒子は、上記のように、一般式(I)で
表わされる有機重合体の有機溶媒溶液を水性媒体中に懸
濁させて製造する以外に、一般式(I[[lで表わされ
るビニル系単量体または該単量体と他のビニル系単量体
を水性懸濁重合させて、一般式(Ilで表わされる有機
重合体粒子を製造すると同時に。
架橋処理して得ることができる。この場合一般式CI+
で表わされる化合物が少ないと架橋が不充分であり、一
般式(I)で表わされる化合物をビニル系単量体の総量
に対して、少なくとも2重量%使用することが望ましい
。ただし、この場合には、水溶性のビニル系単量体の使
用量は、ビニル系単量体の総量に対して10モルチ以丁
にされる。
このような水性懸濁重合は、ビニル系単量体。
重合開始剤および必要に応じ非反応性有機溶媒の混合物
を水性媒体に分散させて行なわ扛る。ここで、ビニル系
単量体および重合開始剤の種類および使用量は上記と同
様である。非反応性有機溶媒を使用するときは、多孔性
の架橋重合体粒子が得られる。非反応性有機溶媒は、上
記と同様のものが使用でき、その使用量は、ビニル系単
量体に対して50〜300重量係使用さ世襲のが好まし
い。
また、ビニル系単量体7重合開始剤および必要に応じて
使用する非反応性有機溶媒の総量(C1と水性媒体の使
用量(d)は、 (C)/(d)が重量比で110.5
〜1/20の範囲が好ましい。さらに、水性懸濁重合に
使用される分散剤および分散助剤は上記と同様のものが
使用される。また、攪拌操作として。
重合前まだは重合転化率が50重i%以下の時点までホ
モミキサー等を使用した高速攪拌し、その後、普通の攪
拌下に反応を終了させるのが好ましい。
このようにして得られる架橋重合体粒子には。
一般式mで表わされる基、この基のYのうち一部又は全
部が加水分解された基、−一般式Ilで表わさする基が
架橋反応した後に残る一8i Y基(一般弐(1)中、
nが2または3のとき)またはこの基が加水分解された
基が残存している。
−上記架橋重合体粒子は、上記残存する基を反応点とし
て一般式(I[)で表わされる化合物と反応させられる
一般式(n)で表わされる化合物のうち、一般式間Z’
5iYa閏 (ただし9式中、Z′は、少なくとも一つのアミノ基を
有する有機基であり、Y′はアルコキシ基またはアシル
オキシ基である)で表わされる化合物が好ましい。
一般式(II)で表わされる化合物としては、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、r−アミノプロピルト
リメトキシシラン、β−アミノエチルトリエトキシシラ
ン、β−アミンエチルメトキシ7ラン、アミンメチルト
リエトキシシラン、アミンメチルメトキシシラン等のア
ミノアルキルトリアルコキシシラン、アミノフェニルト
リエトキシシラン、アミノフェニルトリメトキシシラン
、アミノメチルフェニルトリエトキンシラン、アミンメ
チルフェニルトリメトキシシラン等のアミノアリールト
リアルコキンシラン等があシ、これらのうち、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシランが最も好ましい。
上記架橋重合体粒子と一般式(n)で表わされる化合物
は、上記したものと同様の非反応性有機溶媒中で、必要
に応じさらに水を添加して反応させられる。ここで非反
応性有機溶媒は、一般式FII)で表わされる化合物を
溶解し、架橋重合体粒子を膨潤させやすいものが選択し
て使用される。反応は。
架橋重合体粒子の耐熱温度以下、好ましくは60〜15
0℃で攪拌して行なわれる。ここで、架橋重合体粒子に
残存する基のうち、基Yおよび一般式([1で表わされ
る化合物中の基Yは、加水分解してから反応する。
このようにして得られるアミン基を有する架橋重合体粒
子には、アミン基が、好ましくは10μeq/9−以上
になるように、特に好ましくは100μeq/P以上に
なるように、調整されるのが好ましい。アミノ基が少な
すぎると液体クロマトグラフィー用充填剤または固定化
酵素用担体として充分機能しない。アミノ哉夕このよう
な量で導入するために、上記反応において、一般式CI
[+で表わされる化合物は、架橋重合体粒子1y−に対
して好ましくは10μモル以上、特に好ましくは100
μモル以上使用される。重含では、架橋重合体粒子に対
して一般式mで表わされる化合物を約10〜100重量
%使用するのが好ましい。
なお、架橋重合体粒子には、一般式側)で表わされる化
合物と反応するだけの充分な基が残存する。
この量は、上記有機重合体中の一般式(1)で表わされ
る基がケイ素分で該有機重合体中に1重量%以上含有さ
れていれば充分である。上記有機重合体中の一般式(I
)で表わされる基の含有量および一般式([3で表わさ
れる化合物の使用量を調整して、導入されるアミン基の
量を調整すること力(できる。
本発明において、アミノ基を有する粒子は、多孔性また
は水不溶件のものが好ましく、また、アミノ基を0.1
〜5 meq/ Fl−以上有しているものカー好まし
い。アミン基の量が少なすぎると螢光物質を充分に結合
させることができず、その目的を達成するのが困難にな
る。さらに、該粒子の粒径は。
0.1〜100μInのものが好ましい。
本発明において、アミン基と反応性の官育比基を有する
螢光物質としては、フルオレスカミン。
ダンシルクロリド(官能基S Cl) 、 7/レオV
インイソチオヅアネート(官能基、 −NC8)等カニ
ある。
上記アミン基を有する粒子と上記螢光物質の反応は9次
の式の原理による。
フルオレスカミン o=s=o o=s=。
なお、上記式中、Rは、アミン基を有する重合体の残基
を示す。
次に本発明の実施例を示す。以下、チは重量%を意味す
る。
実施例1 (1)多孔性架橋重合体粒子の製造 平均分子量350〜387のポリプロピレングリコール
メタクリレート(商品名:プレンマーPP100O,日
本油脂■商品名)30?、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート30fF、γ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン60デ、クロロベンゼン90?、酢
酸ブチル90?、イオン交換水1.3 # 、メチルセ
ルロース1.31、す/酸三カルシウム30Fおよびア
ゾビス−イソブチロニトリル1.2fI−を混合してホ
モミキサーを使用して高速攪拌下に70℃で1.5時間
水性へ゛懸濁重合を進めた。その後普通の攪拌釜にsし
て80〜90℃で6時間反応させて水性懸濁重合を完結
させ、多孔性架橋重合体の球状粒子を得た。
粒度は1〜30μmであった。
(2)アミノ基の導入 (1)で得られた多孔性架橋重合体粒子をふるいわけし
て8〜25μmの粒度のゲル101i’と水10Pをr
−アミノプロピルトリエトキシシランの5チメチルエチ
ル溶液100fPに入れ、80℃で4時間、攪拌下に反
応さすた。このようにして、得られたアミノ基を有する
多孔性架橋重合体粒子は。
1、1 smeq/y−のアミノ基を有するものであっ
た。
(3)螢光物質の結合 (2)で得られたアミノ基を有する多孔性架橋重合体粒
子200■をpH8の0.1 Mホウ酸バッファー5 
mlに浸し、これに2.0X10 %(重量)のフルオ
レセインイソチオシアネート水溶液0.5−を加え室温
で3時間反応させた。このゲルをr過し、pH8,0の
バッファーで10回洗浄し、乾燥させて螢光性粒子を得
た。
この螢光性粒子を5 X 10S個/dになるように生
理食塩液に浮遊させ、螢光を測定すると第1図のように
5 l 7 nmにピークを持つ螢光曲線が得られた。
ミリポアフィルタ−(0,45μm)を用いて螢光性粒
子を除いたろ液のJ11元曲MCB)はほとんど螢光強
度がみられず、螢光色素の脱離はないものと考えられる
測定条件 : 装置 日立螢光分光光度計MPF4型、
励型光励起光Qnm、EX、スリット20 nm。
EM、 スリット 10nm、感度 0.1−5
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた螢光性粒子の螢光曲線及び
螢光性粒子をミリポアフィルタ−で1除いたろ液の螢光
曲線である。 符号の説明 1・・・螢光性粒子の螢光曲線 2・・・ろ液の螢光曲線

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 アミノ基を有する粒子およびアミノ基と反応性の
    官能基を有する螢光物質を反応させることを特徴とする
    螢光性粒子の製造法。 2、 アミン基と反応性の官能基を有する螢光物質が、
    フルオレスカミン、ダンシルクロリドまたはフルオレイ
    ンインチオシアネートである特許請求の範囲第1項記載
    の螢光性粒子の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007046951A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 T Hasegawa Co Ltd 総アミノ酸量の簡便な定量法
WO2012031342A2 (pt) * 2010-09-08 2012-03-15 Universidade Federal Do Rio De Janeiro Sistema polimérico de confinamento de amilina humana e análogos agonistas, processo e uso; processo de avaliação funcional de amilina liberada

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JP2007046951A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 T Hasegawa Co Ltd 総アミノ酸量の簡便な定量法
WO2012031342A2 (pt) * 2010-09-08 2012-03-15 Universidade Federal Do Rio De Janeiro Sistema polimérico de confinamento de amilina humana e análogos agonistas, processo e uso; processo de avaliação funcional de amilina liberada
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