JPS608214Y2 - ピンチバルブ用の多重内腔管 - Google Patents

ピンチバルブ用の多重内腔管

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Publication number
JPS608214Y2
JPS608214Y2 JP15210379U JP15210379U JPS608214Y2 JP S608214 Y2 JPS608214 Y2 JP S608214Y2 JP 15210379 U JP15210379 U JP 15210379U JP 15210379 U JP15210379 U JP 15210379U JP S608214 Y2 JPS608214 Y2 JP S608214Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
passage
thickness
pinch valve
pinched
Prior art date
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Expired
Application number
JP15210379U
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English (en)
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JPS5670259U (ja
Inventor
清之 中井
秀伸 宮嶋
Original Assignee
旭可鍛鉄株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 旭可鍛鉄株式会社 filed Critical 旭可鍛鉄株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はピンチバルブ用の多重内腔管に関するもので
ある。
ピンチバルブにおける先行技術については可撓性材料か
らなる管を複数個用いる代りに1個の管の内部に障壁を
一体に設けて複数の通路を形威して多重内腔管とし、こ
れらの通路をピンチするようにして、ピンチ操作の簡便
化とピンチ精度向上、ピンチバルブの機構の簡素化及び
製作、組立の容易化を計ったものがある。
このようなピンチバルブを第1図及び第2図により説明
する。
基体1はその上部は開口しており、密閉容器の開口部に
螺合等の適宜の手段により気密に取付けることができる
ように構成されている。
また基体1の上部には密閉容器の開口部を受けるための
受皿等からなる受体2が設置され、この受体2にシリコ
ンゴム等の可撓性材料からなる管3の上端が鍔部からな
る取付部7により一体に固定される。
管3は障壁4を設けて液体通路5及び空気又はガス通路
6を形威し多重内腔管とする。
9は密閉容器内の空気又はガスに連通ずる空気又はガス
管であって、管3の上端の取付部8に取付けられる。
基体1の中央部はピンチバルブを作動させる機構の収納
部分げあって、固定スプール10がピン11により基体
1内に固定され、この固定スプール10に対して摺動自
在に可動スプール12が嵌合され、可動スプール12の
左側端面と固定スプール10の左側端部の鍔との間には
スプリング14が介在している。
また固定スプール10には孔15が、可動スプール12
には長孔16が設けられ、これらの孔を管3が上下に貫
通している。
更に固定スプール10の内部には棒状のピン17が該固
定スプール10の内部空間を横断して設けられ、一方可
動スプール12の内部には棒状のピン18が該可動スプ
ール12の内部空間を横断しかつ前記ピン17に対応す
る位置に設けられ、可動スプール12の摺動によるピン
18の移動を許すように固定スプール10の対応位置に
は長孔19が設けられている。
次にこのような構造からなるピンチバルブの作動を説明
する。
第1図はスプリング14の弾力により可動スプール12
が右方に押されており、ピン17とピン18により管の
液体通路5と空気又はガス通路6は閉じた状態にある。
この状態から、可動スプール12の操作端13をスプリ
ング14の弾力に抗して左方へ押圧するとピン18が可
動スプール12の移動と共に長孔19内を左方へ移動し
ピン17とピン18との間隙が大きくなるので管3の液
体通路5と空気又はガス通路6が開かれる。
このため密閉容器内の液体は液体通路5を流下して外部
に取出され、空気又はガスは空気又はガス通路6、次い
で空気又はガス管9を上昇して密閉容器内へ流入する。
ところで、前記のような構造及び作動をもつ先行技術で
は、その多重内腔管はその横断面が第3図のようであり
、管の各部の肉厚を、A、 B、 Cとした場合、Aく
B十〇であるため、これをピンチ部材であるピン17.
18でピンチすると、第4図の状態となりピンチ後の管
の肉厚に不同の部分が生じ障壁4の肉厚Bのため閉鎖さ
れた通路の両端部に隙間20が生ずる。
そのためピンチバルブを閉鎖した後もこの隙間20から
液体が漏洩する欠点がある。
この考案は、通路を形成している管部分の肉厚に差をも
たせることに゛よってピンチした際に前記の隙間20が
生じぬいようにして、前記先行技術の欠点を解消するこ
とを目的とする。
この目的を津戊す゛るため、この考案では、ピンチバル
ブ用の多重内腔管を次のように、すなわち、一方の通路
を形成している管部分の厚みを他方の通路を形成してい
る管部分の厚みに比べてほぼ障壁の厚みだけ肉厚にし、
管をピンチした際に閉鎖された通路に隙間が残らないよ
うな構成とする。
またこの考案では前記の構成において、一方の通路を形
成している管部分の一部の厚みを他方の通路を形成して
いる管部分の厚みに比べてほぼ障壁の厚みだけ肉厚にし
た構成とすることもできる。
この考案は前記の構成を有するので、ピンチして多重内
腔管内部の流体通路を閉鎖すると、管の各部分の肉厚が
相互にその大小を調整し合ってピンチ後の管の肉厚は同
一となり、閉鎖通路に部分的な隙間を発生させない作用
を有する。
次にこの考案の実施例について説明する。
第5図、第6図は第1の実施例であり、第7図、第8図
は第2の実施例である。
第1の実施例では管部分の肉厚は、一方の通路24を形
成している管部分21の厚みがA1他方の通路25を形
成している管部分22の厚みがCとなっており、障壁2
3の厚みはBとなっている。
そしてこれらの肉厚の関係はA=B十〇となっている。
したがってこの管を小さな力でピンチしても第6図のよ
うに通路は完全に閉鎖され隙間を全く生じない。
また第2図の実施例では管各部の肉厚は、一方の通路2
4を形成している管部分21の厚みはAであるが該管部
分21の一部21′の厚みがA′となっており、他方の
通路25を形成している管部分22の厚みがCとなって
おり、障壁23の厚みはBとなっている。
そしてそれらの肉厚の関係はA’>A、A’=B+Cと
なっている。
したがってこの管を小さな力でピンチしても第8図のよ
うに通路は完全に閉鎖され隙間を全く生じない。
この実施例では第1の実施例に比べて一方の通路24を
形成している管部分21の一部21′のみを肉厚に形成
しているので第1の実施例よりも更にピンチ力が小さく
てすむ。
以上説明したように、この考案は管をピンチした際にピ
ンチ後の管の肉厚が同一となるように管の通路の肉厚を
部分的に変化させて形成したものであるから、多重内腔
管を用いるピンチバルブにおいて管をピンチした際に閉
鎖通路に部分的に隙間を生ずるような欠点なく、しかも
小さな力で操作できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は多重内腔管を用いる先行技術のピンチバルブの
縦断面図、第2図は第1図のピンチバルブに使用される
内部に障壁を形成した管の縦断面図、第3図は先行技術
の多重内腔管の横断面図、第4図は第3図の管をピンチ
した際の横断面図、第5図はこの考案の第1の実施例の
多重内腔管の横断面図、第6図は第5図の管をピンチし
た際の横断面図、第7図はこの考案の第2の実施例の多
重内腔管の横断面図、第8図は第7図の管をピンチした
際の横断面図である。 20・・・・・・隙間、21・・・・・・一方の通路を
形成している管部分、21′・・・・・・一方の通路を
形成している管部分の一部、22・・・・・・他方の通
路を形成している管部分、23・・・・・・障壁、24
・・・・・・一方の通路、25・・・・・・他方の通路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)一方の通路を形威している管部分の厚みを他方の
    通路を形威している管部分の厚みに比べてほぼ障壁の厚
    みだけ肉厚にし、管をピンチした際に閉鎖された通路に
    隙間が残らないようにしたことを特徴とするピンチバル
    ブ用の多重内腔管。
  2. (2)一方の通路を形成している管部分の一部の厚みを
    他方の通路を形威している管部分の厚みに比べてほぼ障
    壁の厚みだけ肉厚にした実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のピンチバルブ用の多重内腔管。
JP15210379U 1979-10-31 1979-10-31 ピンチバルブ用の多重内腔管 Expired JPS608214Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15210379U JPS608214Y2 (ja) 1979-10-31 1979-10-31 ピンチバルブ用の多重内腔管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15210379U JPS608214Y2 (ja) 1979-10-31 1979-10-31 ピンチバルブ用の多重内腔管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5670259U JPS5670259U (ja) 1981-06-10
JPS608214Y2 true JPS608214Y2 (ja) 1985-03-22

Family

ID=29383019

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JP15210379U Expired JPS608214Y2 (ja) 1979-10-31 1979-10-31 ピンチバルブ用の多重内腔管

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JPS5670259U (ja) 1981-06-10

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