JPS608215Y2 - 多重内腔管用のピンチ部材 - Google Patents
多重内腔管用のピンチ部材Info
- Publication number
- JPS608215Y2 JPS608215Y2 JP15210479U JP15210479U JPS608215Y2 JP S608215 Y2 JPS608215 Y2 JP S608215Y2 JP 15210479 U JP15210479 U JP 15210479U JP 15210479 U JP15210479 U JP 15210479U JP S608215 Y2 JPS608215 Y2 JP S608215Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pinch member
- pinch
- tube
- wall thickness
- pinching
- Prior art date
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- Expired
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はピンチバルブに使用される多重内腔管用のピ
ンチ部材に関するものである。
ンチ部材に関するものである。
先ずピンチバルブにおける先行技術については、可撓性
材料からなる管を複数個用いる代りに1個の管の内部に
障壁を一体に設けて複数の通路を形成して多重内腔管と
し、これらの通路をピンチするようにして、ピンチ操作
の簡便化と、ピンチ精度向上、ピンチバルブの機構の簡
素化及び製作、組立の容易化を計ったものがある。
材料からなる管を複数個用いる代りに1個の管の内部に
障壁を一体に設けて複数の通路を形成して多重内腔管と
し、これらの通路をピンチするようにして、ピンチ操作
の簡便化と、ピンチ精度向上、ピンチバルブの機構の簡
素化及び製作、組立の容易化を計ったものがある。
このようなピンチバルブを第1図及び第2図により説明
する。
する。
基体1はその上部は開口しており、密閉容器の開口部に
螺合等の適宜の手段により気密に取付けることができる
ように構成されている。
螺合等の適宜の手段により気密に取付けることができる
ように構成されている。
また基体1の上部には密閉容器の開口部を受けるための
受皿等からなる受体2が設置され、この受体2にシリコ
ンゴム等の可撓性材料からなる管3の上端が鍔部からな
る取付部7により一体に固定される。
受皿等からなる受体2が設置され、この受体2にシリコ
ンゴム等の可撓性材料からなる管3の上端が鍔部からな
る取付部7により一体に固定される。
管3は障壁4を設けて液体通路5及び空気又はガス通路
6を形成する。
6を形成する。
9は密閉容器内の空気又はガスに連通ずる空気又はガス
管であって、管3の上端の取付部8に取付けられる。
管であって、管3の上端の取付部8に取付けられる。
基体1の中央部はピンチバルブを作動させる機構の収納
部分あって、固定スプール10がピン11により基体1
内に固定され、この固定スプール10に対して摺動自在
に可動スプール12が嵌合され、可動スプール12の左
側端面と固定スプール10の左側端部の鍔との間にはス
プリング14が介在している。
部分あって、固定スプール10がピン11により基体1
内に固定され、この固定スプール10に対して摺動自在
に可動スプール12が嵌合され、可動スプール12の左
側端面と固定スプール10の左側端部の鍔との間にはス
プリング14が介在している。
又固定スプール10には孔15が、可動スプール12に
は長孔16が設けられ、これらの孔を管3が上下に貫通
している。
は長孔16が設けられ、これらの孔を管3が上下に貫通
している。
更に固定スプール10の内部には棒状のピンチ部材17
が該固定スプール10の内部空間を横断して設けられ、
一方可動スプール12の内部には棒状のピンチ部材18
が該可動スプール12の内部空間を横断しかつ前記ピン
チ部材17に対応する位置に設けられ、可動スプール1
2の摺動によるピンチ部材18の移動を許すように固定
スプール10の対応位置には長孔19が設けられている
。
が該固定スプール10の内部空間を横断して設けられ、
一方可動スプール12の内部には棒状のピンチ部材18
が該可動スプール12の内部空間を横断しかつ前記ピン
チ部材17に対応する位置に設けられ、可動スプール1
2の摺動によるピンチ部材18の移動を許すように固定
スプール10の対応位置には長孔19が設けられている
。
次にこのような構造からなるピンチバルブの作動を説明
する。
する。
第1図はスプリング14の弾力により可動スプール12
が右方に押されており、ピンチ部材17とピンチ部材1
8により管の液体通路5と空気又はガス通路6は閉じた
状態にある。
が右方に押されており、ピンチ部材17とピンチ部材1
8により管の液体通路5と空気又はガス通路6は閉じた
状態にある。
この状態から、可動スプール12の操作端13をスプリ
ング14の弾力に抗して左方へ押圧するとピンチ部材1
8が可動スプール12の移動と共に長孔19内を左方へ
移動しピンチ部材17とピンチ部材18との間隙が大き
くなるので管3の液体通路5と空気又はガス通路6が開
かれる。
ング14の弾力に抗して左方へ押圧するとピンチ部材1
8が可動スプール12の移動と共に長孔19内を左方へ
移動しピンチ部材17とピンチ部材18との間隙が大き
くなるので管3の液体通路5と空気又はガス通路6が開
かれる。
このため密閉容器内の液体は液体通路5を流下して外部
に取出され、空気又はガスは、空気又はガス通路6、次
いで空気又はガス管9を上昇して密閉容器内へ流入する
。
に取出され、空気又はガスは、空気又はガス通路6、次
いで空気又はガス管9を上昇して密閉容器内へ流入する
。
ところで、前記のような構造及び作動をもつ先行技術で
は、その多重内腔管はその横断面が第3図のようであり
、管の各部の肉厚をA、Bとすると、この管をピンチ部
材17.18でピンチした際、第4図の状態となりピン
チした後の管の肉厚に不同の部分が生じ障壁4の肉厚B
のため閉鎖された通路の両端部に隙間20が生ずる。
は、その多重内腔管はその横断面が第3図のようであり
、管の各部の肉厚をA、Bとすると、この管をピンチ部
材17.18でピンチした際、第4図の状態となりピン
チした後の管の肉厚に不同の部分が生じ障壁4の肉厚B
のため閉鎖された通路の両端部に隙間20が生ずる。
そのためピンチバルブを閉鎖した後もこの隙間20から
液体が漏洩する欠点がある。
液体が漏洩する欠点がある。
この考案は、ピンチ部材の表面に形成した凹部によって
ピンチした際に前記の隙間20を生じないようにして、
前記先行技術の欠点を解消することを目的とする。
ピンチした際に前記の隙間20を生じないようにして、
前記先行技術の欠点を解消することを目的とする。
この目的を遠戚するため、この考案では、ピンチして内
部の流体通路を閉鎖したときピンチした後の肉厚に不同
を生ずる多重内腔管に用いられるピンチ部材において、
該部材の表面に、前記の肉厚の不同に基づく肉厚差にほ
ぼ等しい深さの凹部が形成されている構成とする。
部の流体通路を閉鎖したときピンチした後の肉厚に不同
を生ずる多重内腔管に用いられるピンチ部材において、
該部材の表面に、前記の肉厚の不同に基づく肉厚差にほ
ぼ等しい深さの凹部が形成されている構成とする。
またこの考案では前記の構成において、障壁の厚みとほ
ぼ等しい深さの凹部がピンチ部材の表面に形成されてい
る構成とすることもできる。
ぼ等しい深さの凹部がピンチ部材の表面に形成されてい
る構成とすることもできる。
この考案は前記の構成を有するので、ピンチして多重内
腔管内部の流体通路を閉鎖すると、ピンチした後の肉厚
が不同に基づく肉厚差を、はぼそれと等しい深さに形成
されたピンチ部材表面の凹部が吸収することとなり閉鎖
通路に部分的な隙間を発生させない作用を有する。
腔管内部の流体通路を閉鎖すると、ピンチした後の肉厚
が不同に基づく肉厚差を、はぼそれと等しい深さに形成
されたピンチ部材表面の凹部が吸収することとなり閉鎖
通路に部分的な隙間を発生させない作用を有する。
次にこの考案の実施例について説明する。
第5図においてピンチ部材17の表面には障壁4の肉厚
Bにほぼ等しい深さの凹部21が形成されている。
Bにほぼ等しい深さの凹部21が形成されている。
したがってこの管3を小さな力でピンチしても第6図の
ように管3の肉の一部が凹部21に埋込まれることにな
り液体通路5及び空気又はガス通路6は完全に閉鎖され
隙間を残すようなことがない。
ように管3の肉の一部が凹部21に埋込まれることにな
り液体通路5及び空気又はガス通路6は完全に閉鎖され
隙間を残すようなことがない。
第5図の実施例ではピンチ部材17の表面にのみ凹部2
1を形成したが、ピンチ部材17と18の両表面に17
2Bの深さの凹部をそれぞれ形成しても勿論よい。
1を形成したが、ピンチ部材17と18の両表面に17
2Bの深さの凹部をそれぞれ形成しても勿論よい。
以上説明したように、この考案は多重内腔管をピンチし
て内部の液体通路及び空気又はガス通路である流体通路
を閉鎖した際に生ずるピンチ後の管の肉厚の不同が、ピ
ンチ部材の表面に形成した凹部によって吸収され閉鎖通
路に隙間が残らないこととなり、先行技術の管のような
欠点を解消し小さな力で確実に流体を遮断できる効果を
奏する。
て内部の液体通路及び空気又はガス通路である流体通路
を閉鎖した際に生ずるピンチ後の管の肉厚の不同が、ピ
ンチ部材の表面に形成した凹部によって吸収され閉鎖通
路に隙間が残らないこととなり、先行技術の管のような
欠点を解消し小さな力で確実に流体を遮断できる効果を
奏する。
第1図は多重内腔管を用いる先行技術のピンチバルブの
縦断面図、第2図は第1図のピンチバルブに使用される
内部に障壁を形成した管の縦断面図、第3図は先行技術
の多重内腔管及びピンチ部材の部分横断面図、第4図は
第3図の実施例をピンチした際の部分横断面図、第5図
はこの考案の実施例の1つを示す多重内腔管とピン部材
の部分横断面図、第6図は第5図の実施例をピンチした
際の部分横断面図である。 3・・・・・・管、4・・・・・・障壁、5・・・・・
・液体通路、6・・・・・・空気又はガス通路、17.
18・・・・・・ピンチ部材、20・・・・・・隙間、
21・・・・・・凹部。
縦断面図、第2図は第1図のピンチバルブに使用される
内部に障壁を形成した管の縦断面図、第3図は先行技術
の多重内腔管及びピンチ部材の部分横断面図、第4図は
第3図の実施例をピンチした際の部分横断面図、第5図
はこの考案の実施例の1つを示す多重内腔管とピン部材
の部分横断面図、第6図は第5図の実施例をピンチした
際の部分横断面図である。 3・・・・・・管、4・・・・・・障壁、5・・・・・
・液体通路、6・・・・・・空気又はガス通路、17.
18・・・・・・ピンチ部材、20・・・・・・隙間、
21・・・・・・凹部。
Claims (2)
- (1)ピンチして内部の流体通路を閉鎖したときピンチ
した後の肉厚に不同を生ずる多重内腔管に用にられるピ
ンチ部材であって、該部材の表面に、前記の肉厚の不同
に基づく肉厚差にほぼ等しい深さの凹部が形成されてい
ることを特徴とする多重内腔管用のピンチ部材。 - (2)障壁の厚みとほぼ等しい深さの凹部がピンチ部材
の表面に形成されていることを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第1項記載の多重内腔管用のピンチ部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15210479U JPS608215Y2 (ja) | 1979-10-31 | 1979-10-31 | 多重内腔管用のピンチ部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15210479U JPS608215Y2 (ja) | 1979-10-31 | 1979-10-31 | 多重内腔管用のピンチ部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5670260U JPS5670260U (ja) | 1981-06-10 |
JPS608215Y2 true JPS608215Y2 (ja) | 1985-03-22 |
Family
ID=29383020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15210479U Expired JPS608215Y2 (ja) | 1979-10-31 | 1979-10-31 | 多重内腔管用のピンチ部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608215Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-10-31 JP JP15210479U patent/JPS608215Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5670260U (ja) | 1981-06-10 |
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