JPS607967A - パネル製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属板側の化粧面に任意模様を印刷し、次に所
定深さで、かつ所定幅の凹凸模様をエンボス加」ニして
意匠性と立体感、および耐久性を改善したパネルを製造
しうる装置に関する。

建築用内、外壁材としては、金属板を成形したパネルが
多数、使用されている。しかしながら、この種パネルは
平板のもの、もしくは単にエンボス加工を施したものし
か市販されていなかった。

その結果、この種のパネルは立体感と意匠性、耐候性に
欠け、しかも平坦で、冷たい化粧面のパネルしか製造で
きなかった。さらに、エンボス加工においては、化粧面
などの塗膜にクラックが発生ずると共に、歪なども大き
く現われ、パネル自体が捻れたり、反ったりする不利が
あった。

本発明は上記の欠点を除去すると共に前記した要望に応
えるため、板材に任意の凹凸模様を加工し、次に板材の
表面に化粧塗膜、例えばクリヤーを施して化粧塗膜の亀
裂（クラック）を防止し、印刷模様の変化を阻止し、か
つ化粧面にエンボス加工による陰影と印刷模様に描き出
された陰影によってパネルに十分なる立体感、意匠性、
自然感を具備せしめられるようなパネルを容易に製造で
きる装置を提案するものである。

以下に図面を用いて、本発明に係るパネル製造装置の一
実施例について詳細に説明する。第１図は上記装置の概
略構成図で、上はパネル用板材送出部で所謂、パネル用
板材である金属薄板Ａ（以下、単に板材へという）を装
着したブレーキ付のアンコイラ２とピンチローラ３がら
なり、板１ｆＡ’　Ａを次工程に連続的に送給するため
のものである。

土は印刷部でハックアップローラ５とコーテングローラ
６とからなり、板材Ａの化粧面、ここでは表面全面に１
色、あるいは多色からなるインクＩ３で住怠模様をグラ
ビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、凸版印刷
、平板印刷のいずれかの力演によって印刷するものであ
る。なお、印刷は化わｉ２面全面、もしくは凸面にのみ
など任意に行なうものである。７は塗装部で化粧面のイ
ンクＢが未乾燥の状態のときに表面に対し透明塗料、あ
るいはカラー塗料Ｃ以下、単にクリヤーという）Ｃを塗
布するためのものであり、例えばロールコータ、カーデ
ンフロコータ、スプレーなどの１つからなるものである
。■は加熱部でローラ９とヒ−り１０からなり、インク
ＢとクリヤーＣを乾燥すると共に、板１ｆＡＡを次工程
に搬送するためのものであり、加熱温度ば３０〜１１０
°Ｃ位までの範囲である。１土はエンボス加工機で上、
下ロール１２．１３の外周面に相互に噛み合う雄、雌型
の凹凸模様を有し、これを板材Ａの板厚、および凹凸の
深さ等に応じて加圧可能に支持するような構成としたも
のである。１４は成形機で、例えば１０段、２０段、３
２段等の段数を有し、前記板材Ａを例えば、はぼ樋状に
成形するだめのものである。また、成形幅はシングル、
あるいはダブル幅等のいずれでも可能な機構である。な
お、成形機１４は板材へをその人口から出口までの間に
フラワー図に沿って順に樋状に成形するためエンボス加
工時の歪、変形を板材Ａの幅方向、および移送方向に沿
って逃がし、これら歪、変形の残留を最小限に抑えるこ
とができる。１５は切断機で必要に応じて設置するもの
であり、フライングカッタ、回転式、プレス式等のいず
れかである。１６は１般送機である。

次に本発明に係るパネル製造装置の動作について説明す
る。いま板材Ａとして０．２７＋ａｍ厚さのプライマー
鋼板（幅１０００＋ａｍ）を１０００ｍボビンに巻回し
たものをアンコイラ２に装着した。また、インクＢのタ
イプとしては水性アクリルフェス（固形分４０％）と顔
料からなるものであり、これをグラビア印刷機によって
印刷し、クリヤーＣとしてはポリウレタン樹脂を用意し
、加熱部主の温度を６０℃に設定した。そこで、第２図
に示ずようなパネルＤを製造すると仮定する。まず、板
材への始端をピンチローラ３に案内し、これを印刷部↓
に送給する。印刷部↓では板材への化粧面に第３図（ａ
＋に示すようにインクＢを木目模様のパターンで印刷す
る。次に第３図（ｂ）に示すように化粧面に対しクリヤ
ーＣを塗装部７　（ロールコータ）により塗布し、加熱
部工に送給する。加熱部韮ではクリヤーＣを乾燥硬化し
、ただぢにエンポス力ｕ　−Ｌ　ｔｔ’Ａ上上に送給す
る。エンボス加工機土工では、クリヤーＣがまだ冷却さ
れない状態のときに、仮相への全幅、一定幅、あるいは
一部分に任意模様を、例えば第３図（Ｃ１に示すように
施し、成形機１４に送給する。成形機１４では第２図に
示す断面形状に成形し、その出口から帯状のパネルＤが
連続して送出され、これを所定長さに切断機」５で切断
し、搬送機１６で搬送し、パネルＤとするものである。

そこで、このようにして製造したパネル１〕の化粧面に
対し、塩水噴霧テスト（Ｊ　ｌ５−Ｚ−２３７１，１ｏ
００Ｈｒ）を行ったところ、全く錆が認められなかった
。これはクリヤーＣがエンボス加工、成形加工における
耐摩性を大幅に改善した結果である。なお、比較例とし
てはクリヤーＣなしの板＋、ＩＡの化粧面を同じように
テストしたところ、エンボス加工時に部分的に仕上げ塗
１１Ａにクランクが認められたし、成形後にはさらに多
くの部分で、かつより深くクラックが見られた結果、塩
水噴霧テストは悪いものであった。さらに、比較例では
エンボス加工、成形加工におい゛ζ化１ノｉユ向の印刷
模様が伸びたり、縮んだりした状態が直接に露出してい
るため、美観性に欠けるが、実施例ではそのような外観
とならなかった。

以上説明したのは本発明に係る装置の一実施例にすぎず
、第１図において１点鎖線で示す位置に予熱機を設置し
、よりエンボス加工による悪影響を除去するように構成
することもできる。また、エンボス加工機よ上と成形機
１４間にリヘラ１７を設置することもできる。

上述したように本発す農こ係るパネル製造装置によれは
、■市販の板材、例えはカラー鋼板等の表面処理ｇ１４
板、プライマー鋼板、プレコード板、アルミニウム板、
銅板等の化粧面に任意模様を１色、または多色刷で印刷
し、その上に仕上げ塗料、例えば透明なりリヤーを施し
たため、鮮明で、陰影、色彩感に富む模様で、しかも耐
候性にずくれたパネルを製造できる特徴がある。■板材
に印刷を施した後に任意深さで、かつ任意の凹凸模様を
エンボス加」二するため、立体感が倍加され、しかも印
刷模様はクリヤーで被覆されているため、エンボス加工
、成形によって縮んだり、伸びたりして外観をひどく損
ねることがなく、かつ耐食性にずくれたパネルを製造で
きる特徴がある。■エンボス加］二を板材の必要幅にの
め施すことができるため板材の歪、変形を最小限に抑え
ることができる特徴がある。■エンボス加工を施した後
に直ちに樋状に形成し、エンボス加工により生じた歪、
変形を幅方向、および長手方向に逃がし、残留歪による
寸法変形、凹凸が起きるのを抑制できる特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るパネル製造装置の一実施例を示す
構成略図、第２図は本発明に係る」−記装置により製造
されたパネルの一例を示す斜視図、第３図（ａｒ〜（に
）はパネルの型造過程を示す説明図である。 上・・・仮相送出部、↓・・・印刷部、淡・・・加熱部
、ｌｉ−・・・エンホス加工機、１４・・・成形機。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　アンコイラとピンチローラからなる板材送出部
   と、該送出された板材の化粧面に一色または多色からな
   る任亡ｓ模様を直接に印刷する印刷部と、印刷された化
   粧面に透明塗料を施す塗装機と、該化わト面に塗布され
   たインク、透明塗料を乾燥する加チ：ハ部と、該加熱部
   から連続して送給される仮相の所定領域にエンボス加工
   を施す凹凸型の模様を外周面に設けた」１下ロール式の
   エンボス加］二機と、該エンボス加工された板材をほぼ
   樋状に連続して成形する成形機とをＤｌにえ、前記板材
   送出部から成形機までを一直線状に配夕１ルたごとを特
   徴とするパネル装造装置。