JPS6079302A - 光スリツプリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、固定側と該固定側に対して回転動作する可動
側との間で、該可動側の回転位置に拘らず光信号の伝送
を行なうようにした光スリツプリング装置に関する。

従来、かかるスリップリング装置では、可動側と一体的
に光導リングの内周面を凹凸形状とし、光ファイバなど
で光導リング内に入射された光信号を前記凹凸形状の内
周面で散乱させ、光導リング外周面に対向して配置され
た集光レンズなどで集光して光ファイバで出射するよう
にしている。

このような、従来構造では、光導リングの内周面で乱射
された光は、光導リングの全外周面から放射されるので
、集光レンズで集光し得る光量は入射光量に対してわず
かな量でらり、減衰量が大きい。また光導リングの内周
面に凹凸を形成するために煩雑な加工を施さなければい
けない。

本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり
、極めて簡単な構造によね、減衰量を低減して光信号の
伝送を行ない得るようにした光スリツプリング装置を提
供することを目的とする。

以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
先ず第１図において、光透過率の大きい合成樹脂から成
る第１光導リング１は第１保持体２に保持され、光透過
率の大きい合成樹脂から成り第１光導リング１の内周面
１ａに近接して対向する外周面３ａを有する第２光導リ
ング３は第２保持体４に保持され、第２保持体４は相対
回転可能に第１保持体２に装着される。光信号は、たと
えば第１保持体２の第１接続部５から第１光導リング１
内に導かれ、第１光導リング１の内周面１ａから第２光
導り／グ３の外周面３ａを経て第２光導リング３内に導
かれ、さらに第２保持体４の第２接続部６から取出され
る。しかも、第１および第２保持体２，４の相対位置の
如何に拘らず、第１光導リング１の内周面１ａと、第２
光導リング３の外周面３ａとは近接して対向しており、
それらの内周面１＆および外周面３ａを介して光信号の
伝送が行なわれる。

第１保持体２は、基本的に円筒状の第１保持部材７に、
リング状第１ワツシヤ８と、リング状第１押え部材９と
が一体的に装着されて成る。第１保持部材７には、その
一端（第１図の下端）に挿通孔部１０を形成する内向き
鍔１１が一体的に形成され、その一端側から他端側に向
けて順に、挿通孔部１０よりも大径の小径孔部１２と、
小径孔部１２よりも大径の中径孔部１３と、中径孔部１
３よりも大径のねじ孔部１４とが階段状かつ同心に穿設
される。

第１光導リング１は、小径孔部１２の直径と同一の内径
、中径孔部１３の直径に対応する外径、および中径孔部
１３の軸方向長さと同一の厚さを有しており、小径孔部
１２と中径孔部１３との間の支持段部１５上に載置され
る。第１ワツシヤ８は小径孔部１２の直径と同一の内径
およびねじ孔部１４の直径よりもわずかに小さい外径を
有しており、中径孔部１３とねし孔部１４との間の段部
１６上に、第１光導リング１を押さえるべく配置される
。また第１押え部材９は小径孔部１２の直径と同一の内
径を有し、しかもその外周面にはねじ孔部１４に螺合す
るおねじ１７が刻設される。

したがって第１押え部材９をねじ孔部１４に螺合して締
め付けることにより、第１光導リング１は、第１ワツシ
ヤ８および支持段部１５間で挾持され、その状態で第１
光導リング１はその内周面１ａを小径孔部１２、第１ワ
ツシヤ８および第１押え部材９の内面と面一にして露出
させるのみで、他の外面は第１保持体２によって覆われ
る。しかも第１押え部材Ｓの厚さは、ねじ孔部１４に螺
合して締め付けたときに、その軸方向外端面が第１保持
部材７の他端面とほぼ面一となるように設定される。

第２保持体４は基本的に円筒状の第２保持部材１８に、
リング状第２ワツシヤ１９と、リング状第２押え部材２
０と、リング状保合部材２１とが一体的に装着されて成
る。第２保持部材１８は、その一端（第１図の下端）か
ら上端に向けて順に、前記第１保持部材７の挿通孔部１
０よりも小径の第１ねじ部２２と、該挿通孔部１０に挿
通し得る挿通部２３と、挿通部２３よりも大径でありか
つ前記小径孔部１２よりも小径の第２ねじ部２４と、第
２ねじ部２４よりも大径でありかつ前記中径孔部１３よ
りも小径の中径部２５と、中径部２５よりも大径であり
かつ前記小径孔部１２よりもわずかに小径の大径部２６
と、大径部２６よりも大径である外向き鍔２７とが階段
状かつ同心に形成されて成る。挿通部２３の軸方向長さ
は挿通孔部１゜の軸方向長さに対応して設定され、同様
に、第１ねじ部２２、中径部２５および大径部２６の各
軸方向長さは第１保持部材７の小径孔部１２、中径孔部
１３およびねじ孔部１４の各軸方向長さにそれぞれ対応
して設定される。

第２光導リング３は、中径部２５の外径に対応する内径
、大径部２６の外径と同一の外径および中径部２５の軸
方向長さと同一の厚さを有しており、中径部２５と大径
部２６との間の支持段部２８上に配置される。第２ワツ
シヤ１９は、大径部２６の外径と同一の外径および第２
ねじ部２４の外径よりもわずかに大きい内径を有してお
り、中径部２５と第２ねじ部２４との間の段部２９に、
第２光導リング３を押さえるべく当接される。また第２
押え部材２０は、大径部２６の外径と同一の外径を有し
、その内周面には第２ねじ部２４に螺合するめねじ３０
が刻設される。したがって第２押え部材２０をねじ孔部
２４に螺合して締め付けることにより、第２光導リング
３は、第２ワツシヤ１９および支持段部２Ｂ間で挾持さ
れ、その状態で、第２光導リング３は、その外周面３ａ
を大径部２６、第２ワツシヤ１９および第２押え部材２
０の外面と面一にして露出させるのみで、他の外面は第
２保持体４によって覆われる。しかも第２ワツシヤ１９
および第２押え部材２０の厚さは、第２押え部材２０を
第２ねじ部２４に螺合して締め付けたときに、第２ねじ
部２４と挿通部２３との間の段部３１と第２押え部材２
０の端面とが面一になるように設定される。第２保持部
材１８は、その挿通部２３を挿通孔部１ｏに挿通して第
１保持部材７内に嵌入され、挿通孔部１ｏがら突出した
第１ねじ部２２に係合部材２１が螺合される。

これにより、外向き鍔２７が第１保持体２の第１押え部
材９に係合し、保合部材２１が第１保持体２の内向き鍔
１１に係合し、第２保持体４と第１保持体２との同一軸
線まわりの相対回転が可能となる。

第２図および第３図において、第１光導リング１には、
その周方向１個所に第１人、出力端３２が設けられる。

すなわち、第１光導リング１は、はぼ３６０度の範囲に
わたって円弧状に形成されたリング部３３と、該リング
部３３０周方向両端から軸方向−刃側に向けて彎曲した
一対の彎曲部３４と、両前曲部３４が共通に連結される
棒状部３５とが、一体重に形成されて成り、棒状部３５
の端部に第１人、出力端３２が形成される。またリング
部３３はその縦断面が短形であり、棒状部３５はその横
断面が円形に形成される。

第２図および第４図において、第２光導リング３には、
その周方向−個所に第２人、出力端３６が設けられる。

すなわち、第２光導リング３は、前述の第１光導リング
１と同様に、リング部３７と、一対の彎曲部３８と、棒
状部３９とが一体的に形成されて成り、棒状部３９の端
部に第２人、出力端３６が形成される。

このような第１および第２光導リング１，３を固定的に
保持するために、第１保持部材７の支持段部１５および
第２保持部材１８の支持段部２８は、それらの一部が切
欠かれており、その切欠き部（図示せず）に各光導リン
グ１，３の棒状部３５．３９がそれぞれ配置される。

第５図において、第１接続部５は、短管４０の一端にフ
ランジ４１を設けて成り、第１光導リング１の第１人、
出力端３２に対応する位置で第１保持部材７の端面にね
じ部材４２により固着される。第１保持部材７には、前
記短管４ｏ内に同心に連通ずる透孔４３が穿設されてお
り、第１光導リング１はその第１人、出力端３２を透孔
４３内に突入して第１保持体４に保持される。また第１
保持部材７および第１接続部５間にはレンズ４４が介装
される。まだ第１接続部５の短管４０には、光ファイバ
（図示せず）が接続される。

第２保持体４の第２接続部６も、上記第１接続部５と同
様の構成を有して、第２光導リング３の第２人、出力端
３６に対応して第２保持部材１８に固着される。

次にこの実施例の作用について説明すると、たとえば第
１接続部５から第１人、出力端３２に入力された光信号
は、第１光導リング１の棒状部３５から両前曲部３４を
経て両側のリング部３３に導かれ、リング部３３の内周
面３ａおよび外周面で交互に反射しながら伝搬される。

この際、前記内周面１ａおよび外周面への入射角が臨界
角より小さくなると、光信号は内周面１ａおよび外周面
から外部に放射される。しかるに第１光導リング１の外
面は、その内周面１ａを除いて第１保持体２で覆われて
いるので、第１光導リング１内に導入された光信号の殆
んどは、第１光導リング１の内周面１ａから第２光導リ
ング３の外周面３ａに向けて放射され、第２光導リング
３内に入射される。

第２光導リング３内においても、光信号はその外周面３
ａと内周面とで反射しながら第２人、出力端３６に向け
て伝搬する。しかも第２光導リング３の外面はその外周
面３ａを除いて第２保持体４で覆われているので、外部
に放射される光信号量は少なく抑えられ、したがって減
衰量を低減して光信号を第１人、出力端３２から第２人
、出力端３６に伝送することができる。

しかも、このような光信号の伝送は１．第１光導リング
１の内周面１ａと、第２光導リング３の夕１周面３ａと
が両光導リング１，３の相対位置に拘らず、常に近接し
て対向しているので、両保持体２．４の相対位置の如何
に拘らず達成される。したがって、第１保持体２および
第２保持体４を、固定側および可動側のいずれかとし、
固定側と可動側との間の光信号の伝送を円滑に行なうこ
とができる。なお、上述の実施例では、第１人、出力端
３２を光信号の入力端とし、第２人、出力端３６を光信
号の出力端として説明したが、それとは逆であってもよ
い。

本発明の他の実施例では、第６図に示すように第１光導
リング１の内周面１ａを除く外面に、反射膜４５のコー
ティングが施され、第２光導リング３の外周面３ａを除
く外面に、反射膜４６のコーティングが施される。この
ようにすると、第１および第２光導リング１，３は相互
に対向する内周面１ａおよび外周面３ａを除いて、全て
の外面が反射鏡の作用を果すので、外部への放射による
光信号の減衰量が低減され、より効率良く光信号を伝送
することができる。

以上のように第１発明によれば、第１光導リングと第２
光導リングとが、それらの内周面と外周面とを近接、対
向して配置され、第１光導リングを保持する第１保持体
と、第２光導リングを保持する第２保持体とが相対回転
自在に配設されるので、固定側と可動側との光信号の伝
送が常に確実に行なわれ、しかも第１および第２光導リ
ングは摺接しないので両者の摩耗による寿命低下が防止
される。さらに、第１光導リングの内周面を除く外面は
第１保持体で覆われ、第２光導リングの外周面を除く外
面は第２保持体で覆われるので、光信号の外部への放射
による減衰量が減少する。

また第２発明によれば、第１光導リングと第２光導リン
グとが、それらの内周面と外周面とを近接）対向して配
置され、第１光導リングを保持する第１保持体と、第２
光導リングを保持する第２保持体とが相対回転自在に配
設されるので、第１とともに、両光導リングの寿命低下
が防止される。

さらに、第１光導リングの内周面を除く外面と、第２光
導リングの外周面を除く外面とには、反射膜コーティン
グが施されるので、光信号の外部への放射による減衰量
が減少する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明の一実施例を示すもので、第１
図は全体縦断面図、第２図は第１および第２光導リング
の配置を示す平面図、第３図は第２図のｍ−ｕｔ線断面
図、第４図は第２図のＩＶ　−ＩＶ線断面図、第５図は
第１接続部の縦断面図、第６図は本発明の他の実施例の
要部縦断面図である。 １・・・第１光導リング、１ａ・・・内周面、２・・・
第１保持体、　３・・・第２光導リング、３ａ・・・外
周面、４・・・第２保持体、５・・・第１接続部、　６
・・・第２接続部、３２・・・第１人、出力端、３６・
・・第２人、出力端、４５．４６・・・反射膜 特許出願人　東洋電装株式会社 第１図　憂 １ １　第２図 一詔 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）周方向−個所に光信婦人、出力のだめの第１人、
   出力端を有する第１光導リングと；第１光導リングの内
   周面を除く、外面を覆って該リングを固定的に保持し前
   記第１人、出力端に連なる第１接続部を有する第１保持
   体と；第１光導リングの内周面に外周面を近接、対向し
   て配置され、周方向−個所に光信婦人、出力のだめの第
   ２人、出力端を有する第２光導リングと；第２光導リン
   グの外周面を除く外面を覆って第２光導リングを保持す
   るとともに、第２人、出力端に連なる第２接続部を有し
   、第１保持体との相対回転自在な第２保持体と；を含む
   ことを特徴とする光スリツプリング装置。
2. （２）周方向−個所に光信婦人、出方のだめの第１人、
   出力端を有し、内周２面を除く外面に反射膜コーティン
   グが施された第１光導リングと；第１人、出力端に連な
   る第１接続部を有して第１光導リングを固定的に保持す
   る第１保持体と；第１光導リングの内周面に外周面を近
   接、対向して配置されるとともに、前記外周面を除く外
   面に反射膜コーティングが施され、周方向−個所に光信
   婦人、出力のだめの第２人、出方端を有する第２光導リ
   ングと；第２人、出方端に通じる第２接続部を有して第
   ２光導リングを固定的に保持し、第１保持体との相対回
   転自在な第２保持体と；を含むことを特徴とする光スリ
   ツプリング装置。