JP2800963B2 - 高エネルギ光ビーム用コネクタ - Google Patents

高エネルギ光ビーム用コネクタ

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JP2800963B2
JP2800963B2 JP6005189A JP518994A JP2800963B2 JP 2800963 B2 JP2800963 B2 JP 2800963B2 JP 6005189 A JP6005189 A JP 6005189A JP 518994 A JP518994 A JP 518994A JP 2800963 B2 JP2800963 B2 JP 2800963B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高エネルギ光ビーム用
コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種、高エネルギ光ビーム用コネクタ
の従来例を図4に示す。コネクタは、レーザ発生装置等
の光源19からのエネルギビーム9を光ファイバ1に導
くために使用され、光ファイバ1の先端に装着されるプ
ラグ3と、このプラグ3に機械的に連結されるレセプタ
クル5とから構成される。
【0003】レセプタクル5には、集光レンズ17が装
着されており、該集光レンズ17により集光されたエネ
ルギビーム9は、光ファイバ1の入射端面にフォーカシ
ングされ、該入射端面から光ファイバ1内に導入され
る。
【0004】光ファイバ1の正規位置でのフォーカシン
グの必要性は、図5に示される。図5(a)は正規位
置、詳しくは、光ファイバ1の入射端面上で焦点を結ん
だ場合を示すもので、照射されたエネルギは、理想的に
光ファイバ1に導入される。
【0005】一方、理想位置から、入射角θ→θ’の拡
大を伴う焦点距離の移動Lが生じた場合には、図5
(b)において実線で示すように、ビーム9の一部は、
光ファイバ1のコア1aからはみ出した状態となり、光
ファイバ1への導入が不可能となる上に、クラッド1b
での吸光による焼損等の不具合を惹起する上に、臨界角
より大きな角度で光ファイバ1にビーム9が入射した場
合には、光ファイバ1内に導入された高エネルギ光ビー
ム9は、光ファイバ1内で全反射することなく、クラッ
ド1bへのリークが生じ、エネルギ伝達効率を低下させ
る。
【0006】さらに、光軸の移動δを伴う場合にも、図
5(c)に示すように、上記光ファイバ1の入射端面か
らのリークが発生し、伝送効率の低下、および光ファイ
バ1の焼損を惹起する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の事情の下、従来
の高エネルギ光ビーム用コネクタは、以下の欠点を有す
る。
【0008】すなわち、まず、上述したフォーカシング
位置のずれL、あるいは光軸のずれδは、プラグ3とレ
セプタクル5の単体状態での製造誤差、組み付け状態で
の誤差、および高エネルギ光ビーム9の調整誤差等によ
り生じるために、各部品の工作精度、およびビームのセ
ッティング精度を高い精度で管理する必要が生じ、コス
トの上昇を招来するだけでなく、使い勝手も悪くなる。
【0009】また、上述した精度を高く管理していて
も、例えば、締結部のゆるみ、あるいはレーザロッドの
熱影響による光軸のずれが装置運用中に生じることが多
く、信頼性に欠ける。
【0010】さらに、ビームの焦点位置が正規位置に保
持されていても、光ファイバ1の入射端面に微少な塵埃
等が付着していると、該塵埃が燃焼、あるいは昇華して
光ファイバ1の入射端面の透光性を劣化させ、結果、光
ファイバ1の入射端面が異常加熱して溶融する可能性が
ある。
【0011】本発明は、以上の欠点を解消すべくされた
ものであって、光ファイバの焼損を確実に防止できる高
エネルギ光ビーム用コネクタを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、光ファイバの先端に装着されるプラグと、プラグと
の連結時に光ファイバ側端面が光ファイバの入射端面に
当接し、光源側端面から入射された高エネルギ光ビーム
を光ファイバの入射端面に導く適宜長の導光路を備えた
導光ロッドを組み込んだレセプタクルとを有し、前記導
光ロッドは、光ファイバ側端部に、光ファイバのコア径
とほぼ同一径で、かつ側壁がミラーとして機能する円柱
状の直杆部を有し、光源側端部に、前記直杆部より大径
の大径円柱部有する高エネルギ光ビーム用コネクタを提
供することにより達成される。
【0013】
【作用】図2に本発明の作用を示す。レセプタクル5に
保持される導光ロッド7は、光ファイバ1の入射端面と
光源との間に介装される。
【0014】導光ロッド7は、適宜長の導光路を備え、
光源側端面7bで受光した高エネルギ光ビーム9を光フ
ァイバ側端面7aに伝達する。光ファイバ1の入射端面
近傍、あるいは導光ロッド7の中央部で焦点を結ぶよう
に設定された高エネルギ光ビーム9は、焦点位置から遠
ざかるほどスポット径が大きくなり、エネルギ密度が低
下するために、適宜長の導光路を備える導光ロッド7
は、受光側、すなわち光源側端面7bにおいて大きなス
ポット径で高エネルギ光ビーム9を受光することが可能
となる。
【0015】かかる構成の下、光源からの高エネルギ光
ビーム9は、集焦されない状態で導光ロッド7の光源側
端面7bに照射された後、導光ロッド7の導光路により
光ファイバ側端面7aに導かれる。
【0016】この結果、少なくとも光源側端面7bに入
射された高エネルギ光ビーム9は、ミラーとして機能す
る導光ロッド7の側壁面により適宜反射され、あるいは
直接に光ファイバ1の入射端面に導かれることから、焦
点ずれに起因する高エネルギ光ビーム9のリークが確実
に防止される。
【0017】また、導光路の形状を適宜選択することに
より、光源側端面7bからの入射高エネルギ光ビーム9
を効率よくファイバ側端面に伝達することが可能であ
り、このような場合には、高エネルギ光ビーム9の光軸
ずれ、あるいは焦点ずれ等、設定値からのずれに伴うエ
ネルギ伝達効率の低下を防止することが可能になる。
【0018】さらに、固体である導光ロッド7のファイ
バ側端面7aを光ファイバ1の入射端面に当接させるこ
とは、レンズ精度、レセプタクル5とプラグ3との組み
合わせ精度の管理に比して比較的に容易であることか
ら、動作信頼性の向上をもたらす。
【0019】また、導光ロッド7のファイバ側端面7a
が光ファイバ1の入射端面に当接しているために、塵埃
等の混入確率が可及的に0となり、光ファイバ1の入射
端面の焼損等が防止される上に、導光ロッド7の光源側
端面7bでの集焦による焼損も防止される。
【0020】エネルギ伝達効率上、導光ロッド7の光フ
ァイバ側端部には光ファイバ1のコア径とほぼ同一径の
円柱状の直杆部が形成される。
【0021】直杆部7cは、図2(b)、(c)に示す
ように、光軸、あるいは焦点位置がずれた高エネルギ光
ビーム9をその側壁において反射し、正確に光ファイバ
1の入射側端面に導く。
【0022】なお、図2(a)は初期設定状態、(b)
は図5(b)に対応する状態、(c)は図5(c)に対
応する状態をそれぞれ示す。さらに、請求項2記載の
明において、導光ロッド7の光ファイバ側端面7aの径
は、光ファイバ1のコア径よりやや小径に形成されてお
り、導光ロッド7の位置ずれを吸収する。
【0023】請求項3記載の発明において、導光ロッド
7の前方には塵埃の侵入が防止された導光空間13が配
置され、高エネルギ光ビーム9は導光空間13の前面に
設けられた透孔性の窓部15からレセプタクル5内に導
入される。
【0024】導光ロッド7の前方に導光空間13を設け
ることにより、そのさらに前方に配置される窓部15で
のエネルギ密度が低くなり、窓部15の焼損等が防止さ
れるとともに、導光空間13内を例えば密閉状にして塵
埃の侵入を防止することによって導光ロッド7の光源側
端面7bへの塵埃の付着が防止される。
【0025】請求項4記載の発明において、導光ロッド
7と光ファイバ1、およびこれらの境界部は、外部から
送風される冷却風により強制空冷され、境界部での高エ
ネルギ光ビーム9の吸収、反射、散乱による発熱が防止
される。
【0026】また、請求項5記載の発明において、冷却
風は、導光空間13内に導かれて排気孔13aから排気
され、導光空間13には、外部に向う冷却風流が形成さ
れる。この冷却風流は、導光空間13内の塵埃を外部に
導出して導光ロッド7の光源側端面7bを清浄に保持す
るとともに、該端面、および窓部15の冷却をも行な
う。
【0027】さらに、請求項6記載の発明において、プ
ラグ3の先端には、耐熱性に優れた材料より形成され、
中心部に光ファイバ1先端部をガイドするガイド孔11
aが穿孔されたガイドブロック11が配置される。
【0028】ガイドブロック11は、光ファイバ1のコ
アを正確に導光ロッド7の光ファイバ側端面7aに正対
する位置にガイドするとともに、導光ロッド7と光ファ
イバ1との境界での高エネルギ光ビーム9の反射および
散乱による周辺部材の溶融等を防止する。
【0029】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、高エネル
ギ光ビーム用コネクタは、光ファイバ1の先端に装着さ
れるプラグ3と、プラグ3に連結されるレセプタクル5
とから構成される。
【0030】プラグ3は、ゴムブッシュ21を介して光
ファイバ1に外嵌され、前方に向けて雌ネジ23aが刻
設されたクランプナット23と、このクランプナット2
3の雌ネジ23aに螺合される把持片25aを一端に備
え、クランプナット23の締め付けにより把持片25a
を光ファイバ1の外周に圧接させて光ファイバ1コード
の先端に外嵌固定されるフェルール25と、フェルール
25に外嵌され、先端に雌ネジ27aが刻設されたナッ
ト27とから構成され、フェルール25とナット27と
の間には、フェルール25を前方に付勢する圧縮スプリ
ング29が介装される。
【0031】フェルール25は、中心軸上に貫通孔31
を備えており、該貫通孔31に光ファイバ1が挿通され
る。また、フェルール25は、レセプタクル5側に突出
する挿入突部25bを備えており、該挿入突部25bの
先端にガイドブロック11が固定される。
【0032】ガイドブロック11には、図2に詳細を示
すように、中心軸上に光ファイバ1の芯線1cの線径と
略等しい径のガイド孔11aが穿孔されており、先端で
被覆を剥離されて露出された光ファイバ芯線1cが、先
端端面がガイドブロック11の端面と略同一面となる状
態で挿通される。
【0033】ガイドブロック11は、光ファイバ1のコ
ア1aと、後述するレセプタクル5側の直杆部7cの端
面を正確に当接させるために、光ファイバ1のプラグ3
内での姿勢を規制するためのもので、導光ロッド7の端
面と光ファイバ1との境界部位からの高エネルギ光ビー
ム9の散乱により発熱するために、例えば、石英、サフ
ァイア等の耐熱性に優れた材料で形成される。
【0034】なお、図1において25cは挿入突部25
bの周縁にレセプタクル5の挿入突部5aの嵌合凹部2
5dを形成するための筒部、25eはレセプタクル5側
のキー溝に嵌合して回り止めを行うためのキー、33は
Oリングを示す。
【0035】一方、レセプタクル5は、上記ナット27
の雌ネジ27aに雄ねじ部5bを螺合させてプラグ3に
連結される。このレセプタクル5は、上記プラグ3のフ
ェルール25が挿入される挿入孔5cと、小孔5eが穿
孔された隔壁5dを介して挿入孔5cに隣接するロッド
保持孔5fとを有し、プラグ3への連結状態において、
挿入突部25aと挿入孔5cとで相互の位置決めがなさ
れ、上記フェルール25の挿入突部25bの先端は、圧
縮スプリング29の付勢力により隔壁5dに圧接され
る。
【0036】また、レセプタクル5のロッド保持孔5f
には、導光ロッド7が保持される。上記導光ロッド7
は、該導光ロッド7内での高エネルギ光ビーム9の減衰
を可及的に低く抑え、かつ、熱変形を低く抑えるため
に、石英あるいはサファイアを使用することが望まし
い。
【0037】この導光ロッド7は、光ファイバ1側に光
ファイバ1の中心線と一致する中心を有する円柱状の直
杆部7cを備えるとともに、光源側に、上記直杆部7c
と同心で、かつ、直杆部7cより大径の大径円柱部7d
を有しており、その境界部には、テーパ部7eが形成さ
れる。
【0038】大径円柱部7dの径は、導光路の全長を考
慮して決定され、所定の集束角度をもつ高エネルギ光ビ
ーム9を直杆部7c先端、すなわち、導光ロッド7の光
ファイバ側端面7aに直接フォーカシングさせた場合に
おける大径円柱部7dの端面でのビームのスポット径よ
りやや大径となるように設定される。
【0039】一方、直杆部7cの長さは、図2に示すよ
うに、設定時の高エネルギ光ビーム9が光軸ずれ、ある
いは焦点距離ずれに伴う焦点ずれを起こした際にその外
壁面により全反射し、光ファイバ1側へ入射されるよう
に設定される。また、直杆部7cの径は、光ファイバ1
のコア径に略一致しているが、連結状態における機械的
誤差を吸収することができるように、光ファイバ1のコ
ア径よりやや小径とすることが望ましい。
【0040】なお、直杆部7cは、以上のように、焦点
ずれが生じた高エネルギ光ビーム9に対してミラーとし
て機能するために、その外周は、鏡面状態に研磨され
る。以上のように構成される導光ロッド7は、直杆部7
cの先端を隔壁5dの小孔5eに挿入した状態でロッド
保持孔5f内に保持される。ロッド保持孔5fへの保持
は、圧入、接着等、適宜手段によることが可能である。
【0041】以上の構成の下、ナット27を介してレセ
プタクル5をプラグ3に連結すると、導光ロッド7の直
杆部7cの端面は、光ファイバ1のコア端面に当接し、
導光ロッド7により導かれた高エネルギ光ビーム9は、
光ファイバ1内に導入される。
【0042】なお、この場合、前記導光ロッド7の光フ
ァイバ側端面7aには、透光性のコンパウンドを塗布
し、光ファイバ1の入射端面との微少間隙を埋める請求
項1、2、3、4、5、6または7記載の高エネルギ光
ビーム用コネクタを構成することが可能であり、かかる
構成の下において、透光性のコンパウンドは、レセプタ
クル5とプラグ3との連結状態において、光ファイバ1
の入射端面に接触して両者間の間隙を埋め、該間隙への
塵埃の侵入を防止して光ファイバ1の焼損を防止し、か
つ、導光ロッド7の光ファイバ側端面7aと光ファイバ
1とは光学的に接続状態となるために、接続部位におけ
るエネルギロスを著しく低減させることが可能となる。
【0043】なお、透光性コンパウンドとしては、導光
ロッド7と光ファイバ1の双方の屈折率に近似した屈折
率を有する材料なら種々のものを使用することが可能で
あり、例えば、シリコングリスを使用することができ
る。また、再度の分離が不可能でよければ、光学接着剤
の使用も可能である。
【0044】さらに、導光ロッド7の前方には、前面に
透光性の窓部15が形成された導光空間13が形成され
る。窓部15を形成する材料としては、耐熱性に優れ、
かつ、膨張率が低い石英またはサファイアが使用され
る。
【0045】なお、図1において35は窓部15を形成
する石英をレセプタクル5の前面に固定するためのキャ
ップを示す。導光空間13は、上記導光ロッド7の光源
側端面7bにおけるスポット径が、塵埃等が付着しても
該導光ロッド7の焼損が生じない程度には大きくはない
ことを配慮して、微少塵埃の混入、滞留が防止できるよ
うな構造、例えば密閉状に形成される。
【0046】さらに、この実施例において、レセプタク
ル5には冷却風導入口37aと排気孔13aとが開設さ
れる。冷却風導入口37aは、ロッド保持孔5fの端
部、詳しくは、導光ロッド7の直杆部7cの側方に開口
され、排気孔13aは、導光空間13を構成するレセプ
タクル5の壁面に開設される。
【0047】冷却風導入口37aに連通するインレット
37cに接続される送風ポンプ(図示せず)から強制送
風された冷却風を排気孔13aから排気するために、ロ
ッド保持孔5fと導光空間13とは、冷却風路を介して
連通される。冷却風路は、ロッド保持孔5fの内周壁に
螺旋溝39を凹設することにより形成することが可能で
あるが、この実施例においては、特別の機械加工の工程
をかけないように、ロッド保持孔5fの内周壁に梨地加
工を施してロッド保持孔5fと導光ロッド7の大径円柱
部7dとの間に間隙を積極的に形成することにより行わ
れる。
【0048】以上の構成により、ロッド保持孔5fに強
制送風され冷却風は、導光ロッド7の直杆部7cを冷却
した後、冷却風路を介して導光空間13内に達して、導
光ロッド7全体を冷却し、同時に一部の冷却風は、隔壁
5dの小孔5eからガイドブロック11のガイド孔11
aを経由してプラグ3側に抜けて、ガイドブロック1
1、光ファイバ1の冷却も行われる。
【0049】さらには、導光空間13内には、排気孔1
3aから外気に排気される冷却風流が形成されるため
に、微少塵埃が滞留することがなくなり、該微少塵埃の
導光ロッド7の光源側端面7bへの付着を完全に防止す
ることが可能となる。
【0050】図3に本発明の第2の実施例を示す。な
お、本実施例の説明において、上述した実施例と同一の
構成部分は、図中に同一の符号を付して説明を省略す
る。この実施例は、プラグ3側に装着される圧縮スプリ
ング29の付勢力を利用してフェルール25の先端を導
光ロッド7に押し付けることによって導光ロッド7の光
ファイバ側端面7aと光ファイバ1とを強制的に接触さ
せるもので、レセプタクル5には、ロッド保持孔5f
と、導光空間13が形成される。
【0051】ロッド保持孔5fは、フェルール25の挿
入突部25bの位置決めとしても機能するように、該挿
入突部25bと略同一径に形成され、導光ロッド7は、
上記ロッド保持孔5fの前方に、圧入、あるいは接着に
より固定される。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、高エネルギ光ビームを確実に光ファイバに導
入することが可能となり、光ファイバの焼損防止と、エ
ネルギ伝達効率の改善の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の作用を示す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【図5】従来例の問題を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ 3 プラグ 5 レセプタクル 7 導光ロッド 7a 光ファイバ側端面 7b 光源側端面 7c 直杆部 9 高エネルギ光ビーム 11 ガイドブロック 11a ガイド孔 13 導光空間 13a 排気孔 15 窓部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバの先端に装着されるプラグと、プラグとの連結時に光ファイバ側端面が光ファイバの入
    射端面に当接し、光源側端面から入射された高エネルギ
    光ビームを光ファイバの入射端面に導く適宜長の導光路
    を備えた導光ロッドを組み込んだ レセプタクルとを有
    し、前記導光ロッドは、光ファイバ側端部に、光ファイバの
    コア径とほぼ同一径で、かつ側壁がミラーとして機能す
    る円柱状の直杆部を有し、光源側端部に、前記直杆部よ
    り大径の大径円柱部を有する 高エネルギ光ビーム用コネ
    クタ。
  2. 【請求項2】前記導光ロッドの光ファイバ側端面の径
    は、光ファイバのコア径よりやや小寸に形成される請求
    項1記載の高エネルギ光ビーム用コネクタ。
  3. 【請求項3】前記導光ロッドの前方には塵埃の侵入が防
    止された導光空間が配置され、 該導光空間の前面に設けられた透孔性の窓部から高エネ
    ルギ光ビームをレセプタクル内に導入する請求項1また
    は2記載の 高エネルギ光ビーム用コネクタ。
  4. 【請求項4】前記導光ロッドはレセプタクルに形成され
    たロッド保持孔に前記大径円柱部を挿入して保持される
    とともに、ロッド保持孔は直杆部側に延長されており、 前記ロッド保持孔の延長部に外部から冷却風を送風して
    導光ロッドを強制冷却する請求項2または3記載の 高エ
    ネルギ光ビーム用コネクタ。
  5. 【請求項5】前記導光空間内には、前記冷却風が導入さ
    れ、 該冷却風を導光空間に連通する排気孔から排出して導光
    ロッドの光源側端面への塵埃の付着を防止する請求項4
    記載の 高エネルギ光ビーム用コネクタ。
  6. 【請求項6】前記プラグの先端には、耐熱性に優れた材
    料により形成され、中心部に光ファイバの先端部をガイ
    ドするガイド孔が穿孔されたガイドブロックが配置され
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の高エネルギ光ビ
    ーム用コネクタ。
  7. 【請求項7】プラグに連結されるレセプタクルに組み込
    まれる導光ロッドであって、 前記プラグに保持される光ファイバのコア径とほぼ同一
    径で、かつ側壁がミラーとして機能する円柱状の直杆部
    と、該直杆部に同心で、直杆部より大径の大径 円柱部と
    からなり、 直杆部先端を前記光ファイバの入射端面に当接させてレ
    セプタクル内に導入された光ビームを光ファイバ内に導
    光する導光ロッド。
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