JPS607753Y2 - 軌道式ゴルフカ−ト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゴルフコースに沿って敷設された軌道上をゴル
フバックを積載して走行する軌道式ゴルフカートに関す
る。

最近のキャディー不足からゴルフコースに沿って軌道を
敷設し、その軌道上をゴルフバック等を積載したゴルフ
カートを走行させる軌道式のゴルフカートが出現してい
る。

第１図はその代表的な一例を示しており、同図に於て、
１はゴルフ場のコースに沿って設けられた単軌道、２は
この単軌道上を跨った状態で走行するゴルフカートで、
該カート２に塔載された電池に依って回走する構成と戊
っている。

３はゴルフカート２の前面に傾斜して設けられたバック
ホルダー、４，５はこのバックホルダ３に取着されたパ
ターケース、６，６はゴルフカート２の前方に突設され
た追突防止用ストッパ、７はゴルフカート２の上面に設
けられた小物入れ、８はゴルフカート２に対して略垂直
に植立された操作レバーで、該レバー８の操作に依って
ゴルフカート２の発進並びに停止が行われる。

本考案はこのようなゴルフカート２の車体構造に関する
ものである。

第２図、第３図に示す如＜、ゴルフカート２はパイプを
折曲して形成した車体フレーム１０と、このフレーム１
０を覆蓋スる如く設けた樹脂性のカバー１１と、から戒
り、このカバー１１が車体フレーム１０に対して回動自
在としたところに本考案の主たる特徴が存る。

即ち車体フレーム１０から突設した追突防止用ストッパ
６．６には第４図で詳細に示す如く半円状の溝１２を有
する係合金具１３．１３が取着されており、また樹脂製
カバー１１の前方に取着したバッグホルダ３の下側に位
置するバッグ抜は止め杆１４に上記係合金具１３．１３
に着脱自在に係合する回転支持用座金１５．１５が設け
られている。

尚第２図、第３図に於て、１６は樹脂製カバー１１のバ
ッグホルダ３の逆側に設けた把手、１７は車体フレーム
１０に設けたカバー係止フック、１８はカバー１１を開
蓋した状態で保持する為の支柱である。

而して通常は第１図、第２図に示す如くカバー１１は車
体フレーム１０を覆蓋しているが、搭載電池の充電や補
修の際にはカバー停止フック１７を外し、把手１６を持
って係合金具１３．１３を枢支点として樹脂性カバー１
１を第３図に示す如く回動させ、支柱１８を用いてその
開蓋状態で保持する。

従って電池の充電や機械部分の補修の際には樹脂性カバ
ー１１がワンタッチで容易に回動せしめる事が出来、充
電補修がスムーズに行えると共に、この充電補修時にカ
バー１１を置く為のスペースは不要で、如何なる箇所に
於ても充電補修が行える。

また第３図に示す開蓋状態でカバー１１を後方に摺動せ
しめる事に依って係合金具１３．１３と回転支持用座金
１５．１５との係合が外れ、カバー１１を車体フレーム
１０から完全に分離する事が出来る。

従ってカートハウスや車庫等に於て大規模な修理を行う
際にはカバー１１が邪魔になるような事はなく、極めて
実用的である。

以上に述べた如く、本考案ゴルフカートは樹脂性カバー
が回動自在であると共に、要すればこのカバーを取り外
す事が出来るので、電池の充電や補修をスムーズに行え
る。

また本考案に於ては車体フレームから突設した追突防止
用ストッパに係合金具を設けると共に取着したバッグホ
ルダの下側に位置するゴルフバック抜は止め杆に回転支
持座金を設けているので、格別の部品の追加も不要で、
コストアップの要因とはならない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のゴルフカートの斜視図、第２図はその
一部破断側面図、第３図は開蓋状態を示す一部破断側面
図、第４図は要部の斜視図であって、１０は車体、１１
はカバー、１３は係合金具、１５は回動支持用金具、を
夫々示している。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ ゴルフコースに沿って敷設された軌道上をゴルフバ
   ックを積載して走行する軌道式ゴルフカートに於て、 車体フレーム上を被う樹脂製カバーと、 このカバーに取着され、ゴルフバックを保持するバッグ
   ホルダと、 このバッグホルダの下側に位置するゴルフバック抜は止
   め杆に配設される回転支持用座金と、前記車体フレーム
   の前端部に設けられ、前記座金が着脱自在に係合して前
   記カバーの回動枢支点となる係合金具と、 を具備して成る軌道式ゴルフカート。 ２ 前記係合金具は車体フレームから突設した追突防止
   用ストッパに取着されて成る実用新案登録請求の範囲第
   １項記載の軌道式ゴルフカート。