JPS6076459A - 単軌条運搬車の乗用台車 - Google Patents

単軌条運搬車の乗用台車

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JPS6076459A
JPS6076459A JP18380083A JP18380083A JPS6076459A JP S6076459 A JPS6076459 A JP S6076459A JP 18380083 A JP18380083 A JP 18380083A JP 18380083 A JP18380083 A JP 18380083A JP S6076459 A JPS6076459 A JP S6076459A
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brake
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千種 英男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (7)要 約 単軌条運搬車の動力車と荷台車の間に新しく乗用台車を
接続する。乗用台車は、人間が座ることのできる座席を
備え、さらに、ハンドブレーキを備えている。座席は、
乗用台車両側の支柱から回動可能に懸架されている。座
席は、さらに円弧状のガイドレールとガイドローラによ
り下からも支持されている。座席の傾きを重力の方向へ
調節し、この位置関係を固定し、さらに繰返し調節する
ことができる。
座席は上側方と底部とから支持されているので安定であ
る。側方に支柱があって乗員に安心感を与えることがで
きる。
(イ) 技 術 分 野 単軌条運搬車は、みかん園など丘陵地に敷設されて、農
作物、肥料などの運搬に利用される。レールは一本であ
って、敷設は容易である。ラックとビニオンが噛合った
駆動機構を備えるので、急傾斜を容易に昇り、或は下る
ことができる。
単軌条運搬車は、動力車と台車とを連結してなる。動力
車は、エンジン、減速機、ピニオンなどの動力伝達系統
と、制動系統とを備える。制動系統は、通常の停止ブレ
ーキと、定速ブレーキと、非常停止ブレーキとを含む場
合が多い。
通常の停止ブレーキというのは、レールの側方に立てら
れた当り棒に、ブレーキ杆が衝突することにより、ブレ
ーキがかかるものである。ブレーキ杆は、人間が手でも
って動かすこともある。
台車は、走行機能をもつだけで、動力、制動機構を有し
ない。荷物は全て台車に載せて運搬する。
単軌条運搬車は人間が乗ってはならないことになってい
る。危険だからである。また、人間が乗るべきスペース
も作られていない。
人間が乗るのではないので、動力車は、敷設されたレー
ルの始点から終点まで、無人走行する。
始点では、1人の作業者が荷物を載せ、或は降し、停止
ブレーキのロックを解除し、エンジンの始動ワイヤを強
く引張って、エンジンをかけ、動力車を始動させる。
運搬車は、レール上を無人走行する。終点(停止させる
べき地点)には、ブレーキ当り棒がレール近傍の地上に
立てである。ここに単軌条運搬車が達すると、ブレーキ
当り棒に、ブレーキ杆が衝突し、ブレーキ杆が回動する
。これによってブレーキが作動する。運搬車が停止する
終点にいたもう1人の作業者は、荷物を降し、又は載せ
て、ギヤを反対方向に切換え、再びエンジンを始動させ
る。
このように、単軌条運搬車は、無人走行が原則である。
しかし、レールの両端に1人ずつ、作業者が待機してい
なければならない。農作業に従事する人々の数は減って
いるし、常に、2人の人間が単軌条運搬車による運搬作
業に従事する、というのは難しい情況にある。
そこで、便法として、次のような方法が行われている。
1人の人間で全ての作業を行う。始点で単軌条運搬車を
起動し、運搬車とともに歩いて終点へゆき、ここで積降
し作業をする。つまり−% 1人の人間が常時単軌条運
搬車について動くのである。
法令の規定では、単軌条運搬車には人間が乗ってはなら
ないことになっている。しかし、単軌条運搬車は、歩行
速度より速く走るので、追随するのは容易でない。しか
も傾斜地が多いので、歩きにくい所もある。
そこで、現実には、作業者は徒歩で動くのではなく、単
軌条運搬車に乗って移動することが多い。
もともと単軌条運搬車は、人間が乗るようには作られて
いないので、危険なことが多い。ころげ落ちてケガをす
る場合もある。荷台の僅かなスペースに乗込むのである
から、必ずしも安全ではない。
農水省も、乗用モルレールを許可する意向にある、と伝
えられている。
実際に、単軌条運搬車に乗っている人が多いのだし、乗
らなければ農作業ができないのであるから、乗るのを禁
止するのは現実的でない。乗るのは危険だから禁止する
、というのであるが、逆に、安全に乗れるように、技術
的に完成したものを作ればよいわけである。
現在も乗っているのであるから、安心して乗れるものを
作るべきなのである。
こういう理由で、農水省も制限を緩和する方針であるら
しい。
位)従来技術とその問題点 単軌条運搬車に人が乗ることは禁じられていたので、乗
用の単軌条運搬車で広く公けに知られ、使用されていた
ものは存在しない。このため、技術的な蓄積に乏しい。
アイデアだけのものであるが、特開昭52−22212
号(1977年2月19日公開)、特開昭52−222
18号(19質年2月19日公開)は、人間が乗る座席
車を、単軌条運搬車の動力車と台車(荷物車)の間に接
続している。
前者は、座席車と台車が別体になっている。後者は台車
の前部に座席を新しくつくったものである。
いずれも、2系統の互に独立したブレーキを設けている
。一方のブレーキが故障しても、他方のブレーキによっ
て停止できるので、急傾斜に於ける暴走を防ぐことがで
きる。実際、急傾斜地を走る単軌条運搬車にあっては、
暴走を防止する対策は極めて重要である。
単軌条運搬車は傾斜地に於て、使用される。水平線に対
する傾斜角80°に達することも多いし、45°になる
ことすらある。
これら公知の乗用車の座席は、固定されている。
乗用車はレールの傾きに従って傾く。座席の傾斜もレー
ルの傾斜に従う。
しかし、人間は、走行方向に拘わらず、常に鉛直線に沿
うよう上体を支持しているのが望ましい。
レールが下向き、或は上向きに傾斜している場合でも、
座席はレールの傾きに追随しないで、常にほぼ水平であ
ることが望ましい。
に)技術的課題 人間が乗る乗用単軌条運搬車には、次のことが要求され
る。
(1)運転者の操作により停止発進ができること。
暴走に入っても、停止させることができること。
(2)運転者の乗る乗用台車には、動力車の制動装置と
は別に、独立したブレーキが設けられること。
(3) ブレーキをかけたとき、急ブレーキのため、運
転者がケガをしないこと。
(4)傾斜地の上り、下り、山、谷に於て、運転者が楽
な姿勢でいられること。
(1)、(2)の課題は、乗用台車にも新しくブレーキ
を設けることによって解決される。(3)はブレーキの
選択、ブレーキの調節によって、克服できる。
(4)の課題は、これまで気付かれていなかったようで
ある。しかし、本発明者は、これも重要な問題であると
思う。
乗用台車の座席と車輪との関係が固定的であると、特に
下り坂において、重力のために、座席から前方へ滑り落
ちそうになる。上り坂に於ては、重心が後方へ片寄るた
めに、後方へひつくりかえりそうになるであろう。
単軌条運搬車の乗用台車は、ジェットコースタ−のよう
に、上り下りの激しい軌道を走行する。
しかし、ジェットコースタ−のように車長が大きくない
。乗用台車は前後方向には短かく、むしろ上下方向に大
きい。縦長で不安定であるから、特に前方、後方への転
倒の可能性が高い。
このような物理的な安全性の見地からだけではなく、心
理的にも、座席は水平である方が好ましい。
このように(4)の課題は克服されるべき重要な要件で
ある。
け) 本発明の構成 本発明者は、座席をブランコのように、支点を中心とし
て揺動できるようにし、また任意の位置に固定できるよ
うにすれば良い、という着想を得たO このため、乗用台車の両側にフレームより2本の支柱を
上方へ向けて設け、支柱に座席を懸架する。こうすれば
、座席は支点を中心として前後に揺動でき、常に乗員の
姿勢を楽な方向に移動させることができる。また左右に
支柱があるので安心感がある。
しかし、支柱でつり下げるから、支柱が重さで撓みやす
い。そこで車架、支柱を極めて頑丈なものにしなければ
ならない。
支柱が車架より直立するものであれば、撓みの問題はお
きないが、支柱が邪魔にならないよう、支柱はr字型に
なり、後方から前方へ折曲る形状になる。そこで、支柱
の屈曲部で生じた曲げモーメントが、車架、支柱の固結
点に於て極めて大きくなってしまう。曲げ、座屈を防ぐ
ため、支柱を太く、重くしなければならない。
そこで、底面にガイドレールと、ガイドローラを組合わ
せて設ける。ガイドレールは支点を中心とする円弧状で
あるガイドローラはガイドレールの上下を挾む(4輪)
か、又はガイドレールを上下2本にして挾まれる(2輪
)か、いずれかにしている。ガイドレール、ガイドロー
ラは、それぞれ車架か、座席かいずれかに固定される。
座席の荷重は、支柱と、ガイドレール、ガイドローラと
により、分配されて車架に加わる。
このままだと、単に支点を中心として揺動するだけであ
るから、座席の下方に円弧に沿うラックを設け、ラック
に対し、固定爪が噛み合うようにしである。
座席調整用ペダルを踏むと固定爪がラックから離脱し、
座席が自由になる。座席調整ペダルを離すと、固定爪は
再びラックに噛み合い座席は固定される。
本発明の単軌条運搬車の台車は、 (1) レールを上下から挾む上車輪、下車軸と、(2
)上、下車軸を回転臼、在に支持する車架と、(3) 
車架の上に設けられ上方に延びる左右の支柱と、 (11) (4) ビンによって支柱に対し回転可能に懸架された
座席と、 (5) ビンを中心として円弧状に形成され車架又は座
席に対して固定されるガイドレールと、(6) ガイド
レールの上を転動できガイドレールから離脱しない構造
で車架又は座席の内ガイドレールに固定されていない方
と結合されるガイドローラと、 (7) ビンを中心とする円弧状で座席の下部に設けら
れたラックと、 (8) 車架に設けられたラックに噛み合い或は離脱で
きる固定爪と、 (9)固定爪を噛み合い或は離脱させる座席調節ペダル
と、 (10)車架の下車軸に固着されラックに噛み合うピニ
オンと、 (11)ピニオンと同軸又は減速、増速機構を介して設
けられる緊急ブレーキドラムを備える緊急ブレーキと、 (12)緊急ブレーキを作動させるため座席に設け(1
2) られたハンドブレーキ とより構成される。
(力)実施例 第1図は本発明の実施例に係る単軌条乗用台車を含む単
軌条運搬車の側面図、第2図は平面図である。
単軌条運搬車は、動力車1と、乗用台車2と、荷台車3
とを連結してなる。これらを支える単軌条は、角形断面
のレール4と、側面に溶接されたラック5と、レール4
を地上に支持する支柱6とよりなっている。
動力車1は、運搬車全体を牽引するものである。
動力車1は、アルミ合金又は鋳鉄で製作されつる車体7
に、上車輪8、下車軸9を車軸を介して取付けたもので
ある。動力車1は、さらに、燃料タンク10、エンジン
11、などの動力源を有する。動力は、遠心クラッチ1
2、プーリ、■ベルトなどから、減速用歯車列を通じて
、駆動ビニオン18に伝達される。
歯車列の切換えにより、前進、後進をすることができる
。これは、ミッション切換レバー13によって行う。
停発進レバー14の操作により、停止ブレーキ16を作
動させ、或は解除する。
車体7の側方に設けられた定速ブレーキ15は、降板時
に速度が出すぎて暴走するのを防ぐものである。停止ブ
レーキ16は、停発進レバー14に連動して、ビニオン
18につながる動力伝達機構を停止させることができる
非常停止ブレーキ17は、降板時に速度が出すぎた異常
時に作動して、動力車を自動的に停止させるものである
このように、動力車1は、動力機構と制動機構を備えて
いる。制動機構は、停止ブレーキ、非常停止ブレーキ、
定速ブレーキの3つのブレーキからなっている。
このような動力車は本発明者が以前から製造しているも
のである。
荷台車3は、荷物を搭載するものである。動力車1、乗
用台車2、荷台車3は、連結棒19、19によって接続
される。
荷台車3は、広い荷台20を、ひとつ、或はふたつの車
架21によって支えたものである。
車架21は、アルミ合金、鋳鉄などのフレームに、2つ
ずつの上車輪22、下車軸23を、車軸を介して取付け
たものである。車架21は荷台20に対し左右上下に換
向可能に連結されている。レール4が上下、左右に彎曲
していても、車架21が換向して、レールの彎曲に追随
することができる0 荷台車3の前後には荷物棚24.24が立設されている
。必要により側方にも、柵を立てることができる。
第3図は乗用台車2の背面図、第4図は拡大側面図であ
る。
乗用台車2は、レール4に対し、車架25によって支持
される。車架25はアルミ、アルミ合金、鋳鉄などで作
られる。
車架25には、レール4を上下から挾む上車輪26、下
車軸27が車軸を介して回転可能に設け(15) られる。下車軸のひとつには、緊急ブレーキ28と、こ
れに連結されラック5に噛合うピニオン29とが設けら
れる。緊急ブレーキ28が作動すると、ピニオン29が
停止し、乗用台車2が停車する。
車架25の上方には、底板30’と、この側方に一体形
成された支柱30.30が設けられる。支柱の左右上方
には、ピン31.31があって座席32は、ピン31か
ら揺動自在に懸架される。座席32は背もたれもあり、
水平板もある。座席は底部からも支持される。ピン31
を中心とする円弧状のガイドレール44が車架25のす
ぐ上方に固定しである。座席32の底部にはガイドレー
ル44の前後上下を転動する4つのガイドローラ45が
設けである。ガイドローラ45とガイドレール44の組
合せによって座席32はピン31を中心として回転する
。座席に加わる荷重は支柱とガイドレールに分配されて
車架に伝わる。座席32の側下方にはす1上げ式のハン
ドブレーキレバー33が設けである。ハンドブレーキレ
バー33から、ハンドブレーキ・用ワイヤケーブル34
が延びており、緊急ブレーキ28につながっている。
ハンドブレーキレバー33の支点を中心として、ラチェ
ット35が固設される。ハンドブレーキレバー33を引
上げると、ラチェット35により、その位置で固定され
る。レバーボタン33’を押すとハンドブレーキレバー
33はラチェットから解放されもとへ戻すことができる
。ハンドブレーキレバー33に近接してリミットスイッ
チ3むが設けられる。レバー33を引上げると、リミッ
トスイッチ36がレバーによって作動する。スイッチ3
6のオン、オフ信号はエンジンストップ用コード37を
伝わり動力車1のエンジン11を停止させる。エンジン
が停止してから緊急ブレーキ28がきき始めピニオン2
9が停止し乗用台車2に制動力が生じる。こうして、運
搬車全体を停車させる。座席32はピン31を中心とし
て前後方向に揺動できる。人間が座席32に着席した時
の重心がピン31の直下に来るよう座板の高さ、背もた
れ等を設定しである。常に座席が揺動するのでは危険で
あるので、固定機構が別に設けである。
座席調節ペダル39が1、乗用台車2の前下方に、る円
弧状のラック41が固定しである。
ラック41の下には、昇降可能な固定爪42が設けであ
る。固定爪42と、座席調節ペダル39とは、座席調節
用ワイヤケーブル40によって結合されている。
座席調節ペダル39が踏まれていない時、固定爪42は
上昇しており、ラック41に噛み合っている。座席32
の車架25、支柱30に対する傾斜角が固定されている
座席調節ペダル39が踏まれると、固定爪42が下降し
、ラック41は解放される。座席32は支柱30に対し
自由に揺動する。予め、人間を含む重心がピン31の直
下にくるようにしであるので、乗員の姿勢に狂いがなけ
れば、座席32は重力によって動き、人間の上体が、も
とと同じ鉛直方向を向く位置へ変化する。ここでペダル
39を離す。固定爪42がラック41に噛み合う。この
位置で座席32は再び固定される。
レールの上下変動に追随して、座席傾角の調節をたびた
び行えばよい。
(ト)車架の構造 乗用台車2の車架の構造を第5図によって説明する。こ
れは、荷台車や動力車などの車架の構造と同じように、
上車輪と、下車軸とよりなり、間にレールを挾みこむも
のである。
荷台車の場合、上車輪が2個、下車軸が2個でレールを
挾む。車軸は固定で、軸受が軸と車輪の間に設けられる
動力車の場合、2個ずつの上下車輪があるが、下車軸の
ひとつは駆動軸になる。この車軸には、駆動ビニオンが
固着され、遊輪になった下車軸が軸受を介して取付けら
れる。
この点で、乗用台車の車架は、動力車の車架と同じであ
る。下車軸の一本にはビニオンが固着される。これは駆
動のためではなく、制動のためである。
車架25は、フレーム50の両側上方に、下車軸51を
通し、両端をポル)52.53で固定しである。下車軸
51の中間には、軸受54を介し、(19) 上車輪26が取付けられる。
位置決めは、車軸に嵌めこんだカラーによってなされる
下車軸の内、前方の軸は、この図に現われない。
これは、フレームに片持ち支持された軸で、下車軸が軸
受を介して設けられる。下車軸が片持ち支持になるのは
、レール4を支持する支柱6と、レールを結合金具で結
合しており、レールの側方が開いていなければならない
からである。
下車軸の後方の車輪60は、軸受61.62によって、
フレーム50に対し回転自在に支持される。
下車軸60のレール側の端部には、下車軸27が軸受6
3を介して設けられ、ボルト64によって抜けどめされ
ている。
下車軸60の外側の端部には、緊急ブレーキドラム65
が、キーを介して差込まれ、ワッシャ6龜ボルト67に
よって固定される。
緊急ブレーキドラム65の内周面には、緊急フレーキシ
ュー68が僅かな間隙を置いて対向して(20) いる。
乗員がハンドブレーキレバー33を引張ると、ワイヤケ
ーブル34によって、引張力が伝達され、緊急ブレーキ
シュー68が拡径する。緊急ブレーキシュー68がブレ
ーキドラム65の内周面に接触し、ブレーキドラム65
を停止させる。
ビニオン29と緊急ブレーキドラム65とは下車軸60
を介して一体回転していたので、ブレーキドラム65が
停止すると、ビニオン29も停止スル。ビニオン29は
レール4側面のラック5と噛合っているから、乗用台車
2が停車する。
この例では、ビニオン29と緊急ブレーキドラム65は
同軸に結合されている。、h:、シかしC両者は互に結
合されていればよいのであって、間に減速、増速機構が
介在していても差支えない。
緊急ブレーキ28はこの例ではデュオフユーザブレーキ
を用いているが、その他のブレーキでもよい。
し)効 果 本発明によれば1 、(1)従来、人間の乗る余地の少なかった単軌条運搬
車へ無理に人が乗るということが多く危険であった。こ
の発明により、単軌条運搬車に乗用台車をつなぐことに
なるので、農作業を安全に能率よく行うことができる。
座席があるので、疲労も少い。
(2)乗用台車にもブレーキを備えているから、乗員が
停止操作を容易に行うことができる。荷台車3にも緊急
ブレーキ69を設けると、一層安全性が高まる。
(3) レールの傾きに応じて、座席の前後方向の傾き
を調節し、常に人間の上体が鉛直又はこれに近い状態で
保持されるようにしているので、乗り心地が良い。
(4) 最後に、ブランコ式(支柱より吊り下げる)と
、ガイドローラ式の動き易さについて考える。
中心点0の下に重心Gがある。レールがθだけ傾いたた
めに、重心Gにかかる重力Wの方向がθだけ傾いたとす
る。
第6図はブランコ式の力学を説明するための図である。
中心(支点ビン)0と重心Gの距離をlとすると、0点
に働く垂直抗力Nは、 N = Wcosθ (1) 0点に働く回転モーメントMは M = 1Wsinθ (2) 支点に於いて、Nは摩擦として働き、Mは、支点ビンに
対して座席を回転させる力として働く。
動き易さUを、M/Nによって定義できるから、U =
 1−〇 (8) で与えられる。0G=lの距離が大きければ、ブランコ
式の場合、容易に回動し、常に重力の方向に追随できる
第7図はガイドレール、ガイドローラ式の力学を示すた
めの略図である。中心点0(これは現実に物が存在する
のではなく空間上の一点である)と、ガイドレールxY
の距離をLとする。ガイド(23) レール上の2点A、Bに於てガイドローラがあるとする
。中心点01重心Gより2点A、Bを見込む角を2α、
2βとする。
重力の方向がθだけ傾いたとする。
正弦定理より、ローラA、Bに、GA、CB力方向働く
力Pa、Pbは、 である。
ローラAに働く、レールに対し垂直な垂直抗力Naと、
レールに平行な水平力Saは、OAとAGのなす角が(
β−α)であることから、 Na−Pa部 (β−α)(6) Sa= Pa5in (β−α)(7)となる。
(24) ローラBに働く垂直抗力Nb1水平力Sbは、Nb−P
bcOs(β−(t )(8)Sa= −Pb5in 
(β−α)(9)である。ローラAB間で水平力のやり
とりがあるが、これは内力であるから全体として考える
時これは消えてしまう。
全体として、垂直抗力と、水平力の比は、jan (β
−α)−θcotβ (1o)で与えられる。これが、
ローラを回転させる力と、ローラを停止させようとする
摩擦力の比を示す。
ローラの実効的な半径をrとすると、動き易さVは、 V = r tan (β−α)tanθcObβ (
11)で与えられる。
(3)式、(11)式はブランコ式、ガイドローラ式の
動き易さを表わす。これが傾き角θの正弦に比例するの
は当然である。これらの係数が問題である。
(3)式、(■)式の比をとって、α、βが1より十分
小さいと仮定すれば、動き易さの比は、で与えられるこ
とになる。r、Lの値によるが、これは十倍程度であろ
う。ブランコ式の方が著しく動き易いことが分る。
本発明は、ブランコ式、ガイドレール式を併用している
ので、座席の動きやすさは、ガイドレールだけによるも
のよりスムーズである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る乗用台車を接続した単軌
条運搬車の側面図。 第2図は同じものの平面図。 第3図は乗用台車のみの背面図。 第4図は乗用台車のみの拡大側面図。 第5図は乗用台車の車架のM面図。 第6図は支柱より懸架する構造について力の作用を考察
するための説明図。 第7図はガイドレールにより下から支持する構造につい
て力の作用を考察するための説明図。 1 ・・・・・・・・・ 動 力 車 2 ・・・・・・・・・ 乗用台車 3 ・・・・・・・・・ 荷 台 車 4 ・・・ ・・・ ・・・ し − ル5 ・・・ 
・・・ ・・・ ラ ッ り6 ・・・・・・・・・ 
支 柱 7 ・・・・・・・・・ 車 体 8 ・・・・・・・・・ 上 車 輪 9 ・・・・・・・・・ 下 車 輪 10 ・・・・・・・・・ 燃料タンク11 ・・・・
・・・・・ エンジン 1230100111. 遠心クラッチ13 ・・・・
・・・・・ ミッション切換レバー14 ・・・・・・
・・・ 停発進レバー15 ・・・・・・・・・ 定速
ブレーキ(27) 16 ・・・・・・・・・ 停止ブレーキ17 ・・・
・・・・・・ 非常停止ブレーキ18 ・・・・・・・
・・ 駆動ピニオン19 ・・・・・・・・・ 連 結
 俸20 ・・・・・・・・・ 荷 台 21 ・・・・・・・・・ 車 架 22 ・・・・・・・・・ 上 車 輪23 ・・・・
・・・・・ 下 車 輪24 ・・・・・・・・・ 荷
 物 柵25 ・・・・・・・・・ 車 架 26 ・・・・・・・・・ 上 車 輪27 ・・・・
・・・・・ 下 車 輪28 ・・・・・・・・・ 緊
急ブレーキ29 ・・・・・・・・・ ピニオン 30 ・・・・・・・・・ 支 柱 31 ・・・ ・・・ ・・・ ピ ン32 ・・・・
・・・・・ 座 席 33 ・・・・・・・・・ ハンドブレーキレバー34
 ・・・・・・・・・ ハンドブレーキ用ワイヤケーブ
ル35 ・・・・・・・・・ ラチェット(28) 36 ・・・・・・・・・ リミットスイッチ37 ・
・・・・・・・・ エンジンストップ用コード38 ・
・・・・・・・・ 運転台手摺39 ・・・・・・・・
・ 座席調節ペダル40 ・・・・・・・・・ 座席調
節用ワイヤケーブル41 ・・・ ・・・ ・・・ ラ
 ッ り42 ・・・・・・・・・ 固 定 爪44 
・・・・・・・・・ ガイドレール 。 45 ・・・・・・・・・ ガイドローラ50 ・・・
・・・・・・ フレーム 51 ・・・・・・・・・ 上 車 軸52 、53 
・・・・・・ ボ ル 卜54 ・・・・・・・・・ 
軸 受 62 ・・・・・・・・・ 軸 受 63 ・・・・・・・・・ 軸 受 64 ・・・・・・・・・ ボ ル トロ5 ・・・・
・・・・・ 緊急ブレーキドラム66 ・・・ ・・・
 ・・・ ワ ツ シ ャ67 ・・・・・・・・・ 
ボ ル トロ8 ・・・・・・・・・ 緊急ブレーキシ
ュー69 ・・・・・・・・・ 荷台車緊急ブレーキ発
 明 者 千 種 英 男 特開昭GO−76459(12)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. レール4を上下から挾む上車輪26、下車軸27と、上
    、下車軸26.27を回転自在に支持する車架25と、
    車架25の上に設けられた上方に延びる左右の支柱30
    .30と、ビン31によって支柱30に対し回転可能に
    懸架された座席32と、ビン31を中心として円弧状に
    形成され車架25又は座席32に対して固定されるガイ
    ドレール44と、ガイドレール44の上を転動できガイ
    ドレール44から離脱しない構造で車架25又は座席3
    2の内ガイドレール44に固定されていない方と結合さ
    れるガイドローラ45.45、・・・と、ビン31を中
    心とする円弧状で座席32の下部に設けられたラック4
    1と、車架25に設けられラック41に噛合い或は離脱
    できる固定爪42と、固定爪42を噛合い或は離脱さi
    る座席調節ペダル39と、車架25の下車軸に固着され
    ラック5に噛合うピニオン29と、ピニオン29と同軸
    又は減速、増速機構を介して設けられる緊急ブレーキド
    ラム65を備える緊急ブレーキ28と、緊急ブレーキ2
    8を作動させるため座席に設けられたハンドブレーキ3
    3とより構成される事を特徴とする単軌条運搬車の乗用
    台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007126062A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Nikkari Co Ltd 単軌条運搬車の積荷姿勢安定装置

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JP2007126062A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Nikkari Co Ltd 単軌条運搬車の積荷姿勢安定装置

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