JPS6075457A - 3,4−ジフェニル−1−ベンジルアゼチジン−2−オンの製法 - Google Patents
3,4−ジフェニル−1−ベンジルアゼチジン−2−オンの製法Info
- Publication number
- JPS6075457A JPS6075457A JP58104639A JP10463983A JPS6075457A JP S6075457 A JPS6075457 A JP S6075457A JP 58104639 A JP58104639 A JP 58104639A JP 10463983 A JP10463983 A JP 10463983A JP S6075457 A JPS6075457 A JP S6075457A
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- benzylamine
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式(I>
で示される3、4−ジフェニル−1−ベンジルアゼチジ
ン−2−オンおよびその製造法に関する。従来アゼチジ
ン−2−オンの骨格を持つ化合物については抗生物質を
除くとその薬理作用は殆んど知られていない。本発明者
らはアゼチジン−2−オンと同様な環状アミド構造を有
するバルビッールやヒダントインが各々催眠、調節作用
などの中枢神経作用や抗てんかん作用を有することから
アゼデシン−2−オンの薬理作用について種々検討の結
果本発明に到達した。
ン−2−オンおよびその製造法に関する。従来アゼチジ
ン−2−オンの骨格を持つ化合物については抗生物質を
除くとその薬理作用は殆んど知られていない。本発明者
らはアゼチジン−2−オンと同様な環状アミド構造を有
するバルビッールやヒダントインが各々催眠、調節作用
などの中枢神経作用や抗てんかん作用を有することから
アゼデシン−2−オンの薬理作用について種々検討の結
果本発明に到達した。
上記(I)式に示される3、4−ジフェニル−1−ベン
ジルアゼデシン−2−′Aンは新規な物質であって抗炎
症剤として有用性を持つ化合物である。
ジルアゼデシン−2−′Aンは新規な物質であって抗炎
症剤として有用性を持つ化合物である。
炎症作用には活性酸素種が深く関与していることは周知
である。したかつ、抗炎症作用を判定するにあたって薬
剤の活性酸素種に対する抑制効果をみることは非常に有
効な手段である。しかしながらこの抑制効果の判定には
技術的な困難さがありこれまで信頼性のあるデータを得
る手段がなかった。最近化学発光法により活性酸素種の
濃度を精度、再現性ともによく検出する方法が確立され
、この方法が薬剤の活性酸素種1〔11制効果を判定す
る一手段となった。この方法により本発明化合物と従来
の抗炎症剤との作用を比較すると、たとえば活性酸素種
を70%抑制する薬剤の濃度は従来の抗炎症 ンドメタ
シンやジクロロフエナックナ1ヘリウムが104 mo
l / (lあるいはそれ以上に対し本発明化合物は1
0’ mon /!以下であり10倍以上強い活性酸素
種抑制効果をもつ(第1図、第2図参照)。
である。したかつ、抗炎症作用を判定するにあたって薬
剤の活性酸素種に対する抑制効果をみることは非常に有
効な手段である。しかしながらこの抑制効果の判定には
技術的な困難さがありこれまで信頼性のあるデータを得
る手段がなかった。最近化学発光法により活性酸素種の
濃度を精度、再現性ともによく検出する方法が確立され
、この方法が薬剤の活性酸素種1〔11制効果を判定す
る一手段となった。この方法により本発明化合物と従来
の抗炎症剤との作用を比較すると、たとえば活性酸素種
を70%抑制する薬剤の濃度は従来の抗炎症 ンドメタ
シンやジクロロフエナックナ1ヘリウムが104 mo
l / (lあるいはそれ以上に対し本発明化合物は1
0’ mon /!以下であり10倍以上強い活性酸素
種抑制効果をもつ(第1図、第2図参照)。
本発明化合物はケテンをイミンと環化付加させる一般的
な方法やアミノカルボン酸からの閉環反応等でも合成可
能である。しかしケテンは不安定な化合物で取扱いに非
常な注意を要するし、アミノカルボン酸を用いる方法で
は原料の合成に数段階を要し、しかも適応範囲は広いと
言い難い。本発明者らは種々検討の結果これらの一般法
に比較して工業的に有用なアゼチジン−2−オンの製法
についての発明を完成した。
な方法やアミノカルボン酸からの閉環反応等でも合成可
能である。しかしケテンは不安定な化合物で取扱いに非
常な注意を要するし、アミノカルボン酸を用いる方法で
は原料の合成に数段階を要し、しかも適応範囲は広いと
言い難い。本発明者らは種々検討の結果これらの一般法
に比較して工業的に有用なアゼチジン−2−オンの製法
についての発明を完成した。
すなわちその第2発明は2,3−ジフェニルシクロプロ
ペノンとベンジルアミンを反応させることを特徴とする
上記一般式(I)で示される3、4−ジフェニル−1−
ベンジルアゼチジン−2−オンの製法であり、また第3
発明は1.3−ジハロ−1,3−ジフェニルプロパノン
−2とベンジルアミンを反応させることを特徴とする上
記一般式(I)で示される3、4−ジフェニル−1−ベ
ンジルアゼチジン4− −2−オンの製法である。
ペノンとベンジルアミンを反応させることを特徴とする
上記一般式(I)で示される3、4−ジフェニル−1−
ベンジルアゼチジン−2−オンの製法であり、また第3
発明は1.3−ジハロ−1,3−ジフェニルプロパノン
−2とベンジルアミンを反応させることを特徴とする上
記一般式(I)で示される3、4−ジフェニル−1−ベ
ンジルアゼチジン4− −2−オンの製法である。
これらの反応は不活性有機溶剤中において室温もしくは
室温より低温で反応させることが好ましい。また第3発
明方法においては生成するハロゲン化水素の受酸剤の存
在下で行うことが望ましい。不活性有機溶剤としてはベ
ンゼン、トルエン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ジエチルエーテル、アセ1〜ニトリル、トリエチルアミ
ン等が挙げられる。また受酸剤としてはアルカリ金属の
炭酸塩、アルカリ土類金属の炭酸塩、トリエチルアミン
、ピリジン等のアミン類が挙げられる。この反応溶液は
減圧濃縮しクロマト分離することにより3,4−ジフェ
ニル−1−ベンジルアゼチジン−2−オンが1qられる
。本発明法によれば原料も容易に合成できまた安定であ
り、操作も簡単で反応条件もK111節し易い等多くの
利点を有する。
室温より低温で反応させることが好ましい。また第3発
明方法においては生成するハロゲン化水素の受酸剤の存
在下で行うことが望ましい。不活性有機溶剤としてはベ
ンゼン、トルエン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ジエチルエーテル、アセ1〜ニトリル、トリエチルアミ
ン等が挙げられる。また受酸剤としてはアルカリ金属の
炭酸塩、アルカリ土類金属の炭酸塩、トリエチルアミン
、ピリジン等のアミン類が挙げられる。この反応溶液は
減圧濃縮しクロマト分離することにより3,4−ジフェ
ニル−1−ベンジルアゼチジン−2−オンが1qられる
。本発明法によれば原料も容易に合成できまた安定であ
り、操作も簡単で反応条件もK111節し易い等多くの
利点を有する。
本発明化合物は解熱悶痛消炎剤、抗アレルギー剤、免疫
調整剤などの用途が期待できる。
調整剤などの用途が期待できる。
実施例1
2.3−ジフェニルシクロプロペノン水和物10(]
(44,6ミリモル)を減圧下60℃で加熱乾燥した後
、無水テトラヒドロフラン100 nuを加えて溶液と
し、ベンジルアミン9.54 (1(89,2ミリモル
)をこの溶液に加え、−1夜室温で反応させる。この反
応溶液を減圧濃縮しアルミナを用いてカラムクログラフ
ィーで分離し、3.4−ジフェニル−1−ベンジルアゼ
チジン−2−オンのシス体3.20(1(収率23%)
、トランス体6.00!! (収率43%)を各々無色
プリズム状結晶、油状物質として得た。
(44,6ミリモル)を減圧下60℃で加熱乾燥した後
、無水テトラヒドロフラン100 nuを加えて溶液と
し、ベンジルアミン9.54 (1(89,2ミリモル
)をこの溶液に加え、−1夜室温で反応させる。この反
応溶液を減圧濃縮しアルミナを用いてカラムクログラフ
ィーで分離し、3.4−ジフェニル−1−ベンジルアゼ
チジン−2−オンのシス体3.20(1(収率23%)
、トランス体6.00!! (収率43%)を各々無色
プリズム状結晶、油状物質として得た。
シス体:融点144−145℃、lR1750(C−0
)ci−’、NMR63,78(d 、 1 H)、4
.88 (d 、 11−1>、4.69 (s 、
2H)、6.94 (s 、 10H)、7.20 (
s 、 5H)、Mass m/e 313(M+)。
)ci−’、NMR63,78(d 、 1 H)、4
.88 (d 、 11−1>、4.69 (s 、
2H)、6.94 (s 、 10H)、7.20 (
s 、 5H)、Mass m/e 313(M+)。
元素分析 C22Hva N。
測定値 C84,11%、 l−16,05%。
計算値 CR4,31%、)−16,11%。
トランス体;油状物質IR1750(C−Q)cm−’
、NMRδ 3.77 (d 、 11−1 > 、4
.88((1、1H) 、4.09 (d 、 11−
1)、4.21(d、1H)、7.14 (S 、 1
0H)、7.29 (s 、 5t−1) 、Mass
m/e 313(M+)。
、NMRδ 3.77 (d 、 11−1 > 、4
.88((1、1H) 、4.09 (d 、 11−
1)、4.21(d、1H)、7.14 (S 、 1
0H)、7.29 (s 、 5t−1) 、Mass
m/e 313(M+)。
元素分析 C221−119NO
測定値 C83,98%、 +16,09%。
割算値 C84,31%、l−16,11%。
実施例2
1.3−ジブロモ−1,3−ジフェニルプロパノン−2
、8,15gのテトラヒドロフラン100■〃溶液を氷
冷下撹拌しながらトリエチルアミン8I5を含むテ1〜
ラヒドロフラン501ρ中に滴下した後、反応液にさら
にベンジルアミン4.7gを滴下し、−書液室温で反応
させる。反応混合物を濾別して臭化水素酸塩を除き、濾
液を減圧S縮しアルミナを用いてカラムクロマトグラフ
ィーで分離し実施例1と同様の3.4−ジフェニル−1
−ベンジルアゼチジン−2−/− 一オンのシス体1,45L t−ランス体2,42(l
を得た。
、8,15gのテトラヒドロフラン100■〃溶液を氷
冷下撹拌しながらトリエチルアミン8I5を含むテ1〜
ラヒドロフラン501ρ中に滴下した後、反応液にさら
にベンジルアミン4.7gを滴下し、−書液室温で反応
させる。反応混合物を濾別して臭化水素酸塩を除き、濾
液を減圧S縮しアルミナを用いてカラムクロマトグラフ
ィーで分離し実施例1と同様の3.4−ジフェニル−1
−ベンジルアゼチジン−2−/− 一オンのシス体1,45L t−ランス体2,42(l
を得た。
第1図、第2図は本発明化合物と従来品とを用いた場合
の活性酸素種に対する薬剤の抑制作用(化学発光法によ
る)を表わすグラフで第1図の試料は全白液細胞、第2
図の試料は腹腔膜マクロファージである。 03.4−ジフェニル−1−ベンジルアゼチジン−2−
オン ・インドメタシン △ジクロフェナックナトリウム 出願人 大阪曹達株式会社 代理人 弁理士 同条 透 8− 業 l 目 *+じLL (−勿もlし ン 冨2 図 某剤濃支ト今ilす
の活性酸素種に対する薬剤の抑制作用(化学発光法によ
る)を表わすグラフで第1図の試料は全白液細胞、第2
図の試料は腹腔膜マクロファージである。 03.4−ジフェニル−1−ベンジルアゼチジン−2−
オン ・インドメタシン △ジクロフェナックナトリウム 出願人 大阪曹達株式会社 代理人 弁理士 同条 透 8− 業 l 目 *+じLL (−勿もlし ン 冨2 図 某剤濃支ト今ilす
Claims (3)
- (1)一般式(I) で示される3、4−ジフェニル−1−ベンジルアゼチジ
ン−2−オン。 - (2)2.3−ジフェニルシクロプロペノンとベンジル
アミンを反応させることを特徴とする一般式(I) で示される3、4−ジフェニル−1−ベンジルアゼチジ
ン−2−オンの製法。 - (3) 1.3−ジハロ−1,3−ジフェニルプロパノ
ン−2とベンジルアミンを反応させることを特徴とする
一般式 で示される3、4−ジフェニル−1−ベンジルアゼチジ
ン−2−オンの製法。 2−
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58104639A JPS6075457A (ja) | 1983-06-11 | 1983-06-11 | 3,4−ジフェニル−1−ベンジルアゼチジン−2−オンの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58104639A JPS6075457A (ja) | 1983-06-11 | 1983-06-11 | 3,4−ジフェニル−1−ベンジルアゼチジン−2−オンの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6075457A true JPS6075457A (ja) | 1985-04-27 |
JPS6217998B2 JPS6217998B2 (ja) | 1987-04-21 |
Family
ID=14386016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58104639A Granted JPS6075457A (ja) | 1983-06-11 | 1983-06-11 | 3,4−ジフェニル−1−ベンジルアゼチジン−2−オンの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6075457A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008033468A3 (en) * | 2006-09-15 | 2008-08-14 | Schering Corp | Azetidine and azetidone derivatives useful in treating pain and disorders of lipid metabolism |
US7638526B2 (en) | 2006-09-15 | 2009-12-29 | Schering Corporation | Azetidine derivatives useful in treating pain, diabetes and disorders of lipid metabolism |
-
1983
- 1983-06-11 JP JP58104639A patent/JPS6075457A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008033468A3 (en) * | 2006-09-15 | 2008-08-14 | Schering Corp | Azetidine and azetidone derivatives useful in treating pain and disorders of lipid metabolism |
US7638526B2 (en) | 2006-09-15 | 2009-12-29 | Schering Corporation | Azetidine derivatives useful in treating pain, diabetes and disorders of lipid metabolism |
US7902157B2 (en) | 2006-09-15 | 2011-03-08 | Schering Corporation | Azetidine and azetidone derivatives useful in treating pain and disorders of lipid metabolism |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6217998B2 (ja) | 1987-04-21 |
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