JPS6071245A - 高周波接着性ファブリック - Google Patents

高周波接着性ファブリック

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JPS6071245A
JPS6071245A JP58178311A JP17831183A JPS6071245A JP S6071245 A JPS6071245 A JP S6071245A JP 58178311 A JP58178311 A JP 58178311A JP 17831183 A JP17831183 A JP 17831183A JP S6071245 A JPS6071245 A JP S6071245A
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JP
Japan
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fabric
frequency
latex
welding
cps
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JP58178311A
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English (en)
Inventor
城後 裕幸
武藤 勝
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高周波接着性に優れたファブリックに関するも
のである。更に詳しくは、風合、非通気性に優れ、自動
車、船舶、航空機および一般家庭の室内内装材製品を組
立てる際に採用される高周波ウェルダー(ミシン)によ
る高周波接着加工工程でスパークを発生しない高周波接
着性に優れたファブリックに関するものである。
従来、軟質、硬質ポリ塩化ビニルフィルムやポリ塩化ビ
ニルレザーは高周波ウェルダーにより高周波融着加工さ
れて玩具、文房具、雨具、袋物をはじめ日用品の分野で
すこぶる広範囲にわたって実用化されている。その中で
もポリ塩化ビニルの溶着加工に用いられる高周波ウェル
ダーはその設備台数も最も多い。
高周波ウェルダーによる溶着はポリ塩化ビニルフィルム
やシートの内部発熱によるもので外部加熱にくらべ溶着
表面が美しく、任意の形状の電極を用いてワンショット
で秒単位で溶着でき、極めて生産性が高い。極く短時間
で溶着できる事、電極形状のパターン付けがワンショッ
トで溶着できる事等の利点があるので接着工程をロボッ
ト化、インライン化するのに最も適した接着工程である
特に自動車、船舶、航空機、一般家庭用の内装材製品の
場合、通常表装材として高周波接着性層を設けたファブ
リック、クッション材に網状ポリウレタン軟質フオーム
、基材としてハードボード等のm雄板や裏打材としての
基材にナイロン不織布を用いた積層体を前もって所定の
形状で高周波溶着によりパターン付けすることが行われ
ている。
しかしながら実用的な溶着力を持ち、型押再現性(パタ
ーン付け)を得るためウェルド時間を長くするとスパー
クと称せられるある種の放電現象(スパーク性という)
により、表装材表面に損傷又は変色又は穴あきを起した
り、著しい場合は積層体全体が燃えたりして装飾的外観
をそこねる欠点があった。耐スパーク性を改良するため
に、電気絶縁下敷を電極に挿入する方法、電極に電気絶
縁性層を被覆した電極を用いる方法、電極間のマツチン
グをとる方法等の高周波条件を改良する方法や、適度に
架橋された高周波接着性樹脂をファブリツタに塗布した
り高周波接着性樹脂に高周波接着性のない熱溶融性樹脂
例えばアクリル、エチレン−ビニルアセテート共重合体
(EVA)、酢ビ樹脂を混合する方法が提案されている
しかしいずれも薄手の目の細かい均一な構造のファブリ
ック表装材の高周波溶着の様に低出力高周波ウェルダー
に適用して初めて効−果のあるものであった。目の粗い
太い繊維を用いた織編構造の粗いファブリック、特にナ
イロン糸やナイロン糸とポリエステル糸やナイロン糸と
アクリル糸とが交織されてなるファブリックを表装材と
して用い、高周波接着性層を塗布された面に網状ポリウ
レタン軟質フォー ムを重ね合せ、更に裏打材のナイロ
ン不織布からなるもののような厚手の積層体の高周波溶
着の場合には上記の対策をとっても実用的な表溶着(フ
ァブリツタとウレタンフオーム)、裏溶着(ウレタンフ
オームとナイロン不織布)型押再現性(パターン付け)
が得られないで、使用する高周波ウェルダーの出力が高
いほど、これらの溶着や型押再現性が発現する前にスパ
ークを起す欠点があった。
4、Vに目の粗い織編構造のナイロン、ポリエステル、
アクリルファブリックやこれら交織交編のファブリツタ
では太い繊維の部分で高周波ウェルダー電極間の圧力は
最大となり絶縁破壊を起こしてスパークが表溶着、裏溶
着、型押再現しない短時間で発生し、実用的な高周波接
着体が得られなかった。座席シートはファブリックとウ
レタンフオーム、ナイロン不織布から成る積層体の代表
的な応用例であり、ファブリックの織編構造がスパーク
の発生に大きく影響するために高周波接着加工が非常に
難しく、実質的には該加工法はほとんど採用されずにミ
シン糸による縫製加工が主流となっていた。
一方、ハードボード等の繊維板を基材として用いるドア
トリムの場合では基材が一種の電気絶縁下敷となる為に
スパークによる歩留まり低下率が比較的少なく、高周波
接着加工が大部分であった。
近年、自動内装材では座席、ドア、天井等の表装材とし
て同一のファブリックを用いる例が増えて来つつある。
縫製加工が主流である座席シート用ファブリックには、
パイルの抜糸止、目ずれ防止の目的でアクリル酸エステ
ル系のラテックスを塗布したり、難燃化、抜糸止、目ず
れ防止の目的で塩化ビニリデン系、アクリル酸エステル
系等のラテックスに難燃剤を配合したコンパウンドが塗
布されている。該ファブリツタは高周波接着性を籾めと
するドアトリム用ファブリックとしての要求物性を満足
していない為そのままドアトリム用として使用出来ない
という欠点があった。このために、該ファブリツタに更
に塩化ビニルフィルムをラミネーションしてドアトリム
用として使用しているのが現状であり多くのコストを費
やしていた。
以上の理由により、ファブリックの材質や織編構造、内
装材の構成に関係なくスパークを起こさない、幅広い用
途に応用市来る高周波接着性に優れたファブリツタが強
く要求されていた。すなわち、座席シートのようなスパ
ークを発生しやすい積層体においても高周波溶着加工が
可能であり、かつドアI・リム、天井等の構成の異なる
積層体にもそのまま使用出来るラアブリツタが市場から
切望されていた。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、広範な内装材構
成に応用出来る高周波接着性の優れたファブリツタを見
出し本発明に至った。
すなわち本発明は、ファブリックの裏面に乾燥重量で4
0g/m2以上400g/m2以下の合成樹脂ラテック
スまたは該ラテックスがら成るコンパウンドの塗膜から
形成されてなる連続層を有する事を特徴とする高周波接
着性に優れたファブリックに関するものである。
座席シートに使用されるファブリックには、高周波接着
性以外に、耐抜糸、耐目ずれ性能、風合の良さが要求さ
れる。ドアトリム、天井等に使用されるファブリックに
は、更に汚れ防止の為の非通気性や作業性上での腰の強
さが要求される。スパークを発生せずに優れた高周波接
着性を示し、更に上記の諸性能を満足させる為のキーポ
イントはファプリツク裏面に合成樹脂ラテックス塗膜ま
たは該ラテックスから成るコンパウンド塗膜の連続層を
形成させる事である。何故スパーク性が改良されるか詳
細は不明であるが、一つの説明として以下が推定される
。塗膜が連続層を形成し得ない場合はファブリックのパ
イルがむき出しになっておりこの部分に高周波ウェルダ
ー電極間の圧力が集中してスパークが発生しやすいし、
接着剤となるべき塗膜が存在しないので表溶着が完全と
なり得ない。これに対し、連続層が形成された場合では
、電極間圧力が塗膜によって緩和される為にスパークを
防止し実用的な溶着が得られると考えられる。
連続層を形成させる為にはファブリックの塗工に供する
合成樹脂ラテックスまたは該ラテックスから成るコンパ
ウンドの粘度がビスコテスターで8.000cps以上
200,000cps以下に増粘される事が好ましい。
粘度が8.000cpsに達しないものは、ファブリッ
クへの染み込みに依り一回の塗工で連続塗膜を形成する
事が出来ず十分な高周波接着性を得る事が出来ないし、
またファブリックの風合を悪くし、特に通気性をなくす
事が出来ない。
200.000cpsを超えると流動性不足でファブリ
ツタへの塗工性が劣化する。更に好ましくは10,00
0cps ” +50,000cpSであり、+5,0
00cps −100,000cpsが最も好ましい。
増粘は種々の増粘法が適用出来るが作業性の点でアルカ
リ増粘が好ましい。
市販のアルカリ増粘型増粘剤を添加しても、合成樹脂ラ
テックス重合時にカルボン酸を主成分とするポリソープ
を形成せしめてアルカリ増粘性のラテックスとしても良
い。
連続層を形成する塗膜は乾燥重量にて40g/m2以上
500g/m2以下である必要がある。40g/m2に
達しないと塗布量不足で連続層を形成する車が出来ず、
本発明の目的を達成し得ない。500g/m2を超える
とファブリックの風合を著しく劣化させる。好ましくは
50g/m2〜400g/m2.更に好ましくは80g
/m2〜300g/m2である。
連続層を形成させる為の塗工法はドクターナイフ、ロー
ル、リバースロール等の任意の方式を採用出来る。ナイ
フの角度、バックアップロールのプレス圧等の調整によ
り塗液の染み込みを防止する事が好ましい。
本発明で述べる合成樹脂ラテックスとは、熱可塑性の合
成樹脂ラテックスを示し、例えばアクリル酸エステル系
スチレン−ブタジェン系、エチレン−酢酸ビニル系、塩
化ビニル系、塩化ビニリデン系等のラテックスがあげら
れる。高周波接着性の点で塩化ビニル系、塩化ビニリデ
ン系が誘電体損失が大きくて好ましく、種々の物性劣化
を招く可塑剤を含まない事から塩化ビニル−エチレン系
共重合テラックスと塩化ビニリデン−アクリル酸(メタ
クリル酸)エステル系共重合ラテックスが更に好ましい
。風合等の諸物性の改良のために、各種の熱可塑性合成
樹脂ラテックスをブレンドして使用出来る事は言うまで
もない。
上記の合成樹脂ラテックスに必要に応じて、酸化アンチ
モン、リン酸エステル、水酸化アルミニウム等の難燃剤
や、充填剤、分散剤等を配合してコンパウンドとしても
使用出来る。
以下に実施例により本発明を更に詳細に説明する。なお
、実施例中のラテックスおよびコンパウンドの増粘方法
、粘度測定方法、ファブリックへの塗工方法、高周波接
着性評価方法、非通気性評価方法は以下に記載する方法
によった。
(イ)増粘方法 市販のアルカリ増粘型増粘剤「プライマー)しASE−
EfO」(日本アクリル化学製)を添加し、アンモニア
水にてPHを7.0〜7.5に調整して増粘した。
(ロ)粘度測定法 りオン(株)製[ビスコテスターVT−04型」を用い
てラテックスおよびコンパウンドの粘度を測定した。2
号ロータを用い液温を25℃とした。
(ハ)塗工方法 各素材のファブリックの裏面に上記(イ)により増粘し
たラテックスまたはコンパウンドをワー、ナーマチス社
「コーティング装置LTF/SV型」(ドクターナイフ
方式)を用いて塗布し、120″Cで4分間乾燥した。
(ニ)高周波接着性評価方法 パール工業(株)r高周波ウエルダーR−203Il型
J (3KW、 40.48MHz)を使用シテ溶着し
、東洋ボールドウィン(株)「テンシロン引張試験機υ
TM−4L型」にて接着強度を測定した。
ウェルダー条件: 同調ダイアル 80 上部電極(金型)形状 4mm厚X 300m+a巾電
 極 温 度 30℃ (室温) 引張条件: サンプル有効長 40II1m×巾25mm引 張 測
 度 50mm/ 分 /180度剥離 評価サンプルの構成と評価基準を以下に記す。
扛處」 第1図に示すごとく、表層から順次、裏面にラテックス
またはコンパウンドが塗布されたファブリツタ、 10
m/m厚ウレタンフオーム(フオーム密度: 1B、g
/i) 、ウレタンフオームと接する側に塩化ビニリデ
ン系樹脂テラックスが塗布されたナイロン不織布(脂化
成製アイエル81040)を重ね合わせて、高周波溶着
する。
allj価基準: tl :ファブリックとウレタンフオームとの接着強度
が1.8Kg/25mm巾を超えた時点(表溶着)t2
 :’A溶着、型押再現性が共に良好となり、完全な高
周波溶着が達成された時点 tsニスパークが発生した時点 の各々の通電時間(秒)をもって評価基準とした。上記
上〇、t2は早く発生するほうが、tsは遅く発生する
方が優れている事を示す。t2からtsまでの時間が実
質的な溶着可能時間であり、この時間が長い一程巾広い
加工条件で作業出来るため優れていると言える。
4底層 第2図に示すごとく、表層から順次、裏面にラテックス
またはコンパウンドが塗布されたファブリック、3m/
m厚の塩化ビニリデン系樹脂ラテックス含浸ウレタンフ
オーム(フオーム密度16g/又)、ウレタンフオーム
と接する側に塩化ビニリデン系樹脂ラテックスが塗布さ
れた2、5m/m厚ハードボードを重ね合わせて、高周
波溶着する。
評′価基準: ファブリックと/\−ドボード間の接着強度を測定し、
3Kg/25mm巾以上のものを合格と判定した。
(ホ)非通気性評価方法 第3図に示す通気度測定装置を用いて評価した。内径L
oomm 、深さ1001III11の円柱型容器の開
口部にファブリックAを装着して内径100+am 、
深さ20mmの円柱容器の開口部を重ね、フランジで接
続した。深さ100mmの容器側を減圧弁Bを経路して
高圧空気配管に継ぎ、深さ20mmの容器側を流量計C
を経路して大気に通じた。
空気入口のバルブEを開は減圧弁Bを調整して深さ10
0mmの容器内圧を常にIKg/am2Gとした。
この時のファブリックAを通して大気に放出される空気
の流量(文/ff1in)を流量計Cで測定し、ファブ
リックの有効面積で補正して通気度(cc/cm2m 
sec )をめた。通気度が5cc/cm2a sec
を超えるものは実用に供し得ないと判定した。
実施例1 ポリエステル平織(目付量380g/m2)のファブリ
ツタ(a)裏面に、30,000cpsに増粘した塩化
ビニリデン系樹脂ラテックス(脂化成製X−103)を
乾燥重量にてIBOg/m2塗布し、第1図に示す構成
■および第2図に示す構成■にて高周波接着性を評価し
た。構成■では電気絶縁下敷としてワニスクロス(通称
エンパイヤクロス)2枚を用い、電極のプレス圧を20
Kg/cm2Gとした。構成■ではプレス圧を 55K
g/Cm2Gとし、20秒間通電した。
高周波接着性、非通気性についての評価結果を第1表に
示す。
比較例1 実施例1の塩化ビニリデン系樹脂ラテックスの粘度を4
,000cpsに変更して構成■および構成■にて実施
例1と同様の評価をした。評価結果を第1表に示す。
比較例2 比較例1のファブリツタに更に100川厚の塩化ビニル
フィルムをラミネーションし、構成■にて実施例1と同
様の評価をした。評価結果を第1表に示す 第 1 表 81表に示すごとく、本発明のファブリックは優れた高
周波接着性を発揮した。比較例1のファブリツタは実用
的な高周波接着性を有していなかった。
実施例1、比較例1.比較例2のファブリツタの断面写
真(日本電子製走査型電子顕微鏡JSM−720型)を
各々第4図、第5図、第6図に示す。本発明のファブリ
ックは塗布ラテックスにより形成された連続層を有し、
適度な風合と腰を兼ね備えて通気性は全くなかった。比
較例1のアアプリツタでは、塗布ラテックスがパイルに
染み込んでおり連続層は形成されていなかった。このた
めに風合をそこね実用的な非通気性を有していなかった
。比較例2のファブリックではラミネーションした塩化
ビニルフィルム層のパイルへの食い込みがなく、本発明
のファブリックとは明らかに異なる様相を呈していた。
このために塩化ビニルフィルムのラミネーションだけで
はパイルの目ずれ防止効果を期待出来ず、ラテックス塗
布と塩化ビニルフィルムラミネーションの両方が必要で
あった。
実施例2 ナイロンモケット(目付量500g/m2)のファブリ
ック(b)の裏面に20.000cpsに増粘した塩化
ビニル−エチレン系樹脂ラテックス(住友化学製スミエ
リ−) 1000)を乾燥重量にて100g/m2塗布
し、第1図に示す構成■および第2図に示す構成■にて
高周波接着性を評価した。構成■では電気絶縁下敷とし
て500JL厚のポリエステルフィルム(東し酸ルミラ
ー)1枚を用い、電極のプレス圧を 10Kg/am2
Gとした。構成■ではプレス圧を55 Kg/cm2G
とし、25秒間通電した。評価結果を第2表に示す。
比較例3 実施例2の塩化ビニル−エチレン系樹脂ラテックスの粘
度を5,000cpsに変更して、構成■および構成■
にて実施例2と同様の評価を実施した。結果を第2表に
示す。
第2表 7iIJz表に示すごとく本発明のファブリックは優れ
た高周波接着性を有する結果となった。
実施例3 ポリエステルトリコット(目付量300g/m2)のフ
ァブリック(C)の裏面に50,0OOcpsに増粘し
た塩化ビニル樹脂ラテックス(日本ゼオン製576)を
乾燥重量にて80g/m2塗布した。第1図に示す構成
■のウレタンフオームに塩化ビニリデン系樹脂ラテック
ス(脂化成製X−105)を5g/u含浸したものを用
い、高周波接着性を評価した。電気絶縁下敷としてワニ
スクロス1枚を用い、電極のプレス圧を 20Kg/a
m2Gとした。また第2図に示す構成■にて、プレス圧
55Kg/cm2G、通電時間30秒で評価した。
第3表に示すごとく本発明のファブリックは、優れた高
周波接着性を示し、また十分なる非通気性を有していた
第3表 実施例4 固形分48%の塩化ビニリデン系樹脂ラテックス(脂化
成製X−108)100重量部に対し、三酸化アンチモ
ン(和光紬薬製) 15重量部、水酸化アルミニウム(
和光紬薬製) 10重量部を添加混合し、粘度20.0
00cpsのコンパウンドを調製した。ポリエステル/
ナイロン交織(目付量370g/l112)の織構造が
荒いファブリック(d)の裏面に該コンパウンドを乾燥
重量にて230g/112塗布し、第1図に示す構成■
にて高周波接着性を評価した。電気絶縁下敷として50
0p厚のポリエステルフィ′ルム(東し製ルミラー)1
枚を用い、電極のプレス圧を10Kg/crs 2Gと
した。また第2図に示す構成■においてウレタンフオー
ムをプレーンのウレタンフオームに替え、プレス圧 8
5Kg/ca+2G、通電時間30秒にて評価した。
比較例4 実施例4のコンパウンドの粘度を6,000cpsに変
更して、構成■、構成■にて実施例4と同様の評価をし
た。結果を第4表に示す。
S4表 第4表に示すごとく本発明のファブリックは優れた高周
波接着性を発現した。更に構成■においては、プレーン
のウレタンフオームを用いても強力な接着強度を現わし
、コストダウンの可能性を示した。
本発明の効果をまとめると以下の如くである。
[11スパークを生じない高周波接着性に優れたファブ
リックである。
[2]風合、作業性(腰)、非通気性に優れたファブリ
ックである。
[3]座席シート、ドアトリム等幅広い用途にそのまま
応用出来るファブリックであり、コストダウンを達成出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明に係る高周波接着性の評価方法
を説明するための概略断面図、第3図は通気度測定装置
を説明するための概略説明図、第4図〜第6図はファブ
リックの断面を示すための電子顕微鏡写真で、第4図は
本発明(実施例1)に係る高周波接着性、風合、非通気
性の優れたファブリック、第5図は比較例1の低粘度ラ
テックスが塗布されたファブリック、第6図は比較例2
の塩化ビニル樹脂フィルムがラミネーションされたファ
ブリツタを示す。 l:表装材ファブリック 2:ファブリツタに塗布された合成樹脂3:ウレタンフ
オーム 4:ナイロン不織布 5ニハードボード 6:電気絶縁下敷 7:」二部電極(金型) 8:下部電極(定磐) 9:高周波発振器 10:ファブリ、ツク 11ニラテツクスから形成された連続層12ニラテツク
スから形成された染み込みを呈している不連続層 13:ラミネーション用接着剤層 14:塩化ビニルフィルム A:ファブリック B:減圧弁 C:流量計 D=圧力計 E:バルブ 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 手 続 補 正 書 昭和58年11月17日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 特願昭58−178311号 2、発明の名称 高周波接着性ファブリック 3、補正をする者 事件との関係・特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号(003)旭化
成工業株式会社 代表取締役社長 宮 崎 輝 4、代 理 人 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 三信ビル204号室 電話501−21385、補正の
対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 明細書節7頁8行目の 「以上、400g/m2以下」を「以上500g/m2
以下」と訂正する。 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 特願昭58−178311号 2、発明の名称 高周波接着性ファブリ1.り 3、補正をする渚 事件との関係・特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号(003)旭化
成工業株式会社 代表取締役社長 宮 崎 師 4、代 理 人 東京都千代OJ区有楽町1丁目4番1号三信ビル204
号室 電話501−21385、補正命令の日付 昭和59年1月31日(発送日) 6、補正の対象 明細書の「図面の簡単な説明」の欄 7、補正の内容 7−1 明細書の「図面の簡単な説明」の欄につき以下
のように補正する。 :l)明細書節22頁13行目〜20行目の「第4図〜
第6図はファブリックの断面を示すたわの電子顕微鏡写
真で、第4図は本発明(実施例1)に係る高周波接着性
、風合、非通気性の優れ辷ファブリック、第5図は比較
例1の低粘度う天ツクスが塗布されたファブリツタ、第
6図は比較例2の塩化ビニル樹脂フィルムがラミネーシ
ョンされたファブリックを示す。」を 「第4図〜第6図はファブリックの断面を示す電子顕微
鏡写真で、第4図は繊維の集合体としてのポリエステル
平織のファプリツタの裏面に合成樹脂からなるラテック
スの塗膜の連続層を形成させtこ高周波接着性に優れた
ファブリック(本発明実施例1)を示し、第5図は繊維
の集合体としてのファブリツタに低粘度ラテックスが塗
布されたものを示し、第6図は繊維の集合体としてのフ
ァブリックに塩化ビニル樹脂フィルムがラミネーション
されたものを示す。」と訂正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ファブリツタの裏面に乾燥重量で40g/m2以
    1500g/m2以下の合成樹脂ラテックスまたは該ラ
    テックスから成るコンパウンドの塗膜から形成されてな
    る連続層を有する車を特徴とする高周波接着性に優れた
    ファプリツタ。
  2. (2)合成樹脂ラテックスまたは該ラテックスから成る
    コンパウンドがビスコテスターで8.0[10cps以
    上200,0OOcps以下に増粘されてなる事を特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の高周波接着性に優れ
    たファブリック。
JP58178311A 1983-09-28 1983-09-28 高周波接着性ファブリック Pending JPS6071245A (ja)

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