JPS606826B2 - 移動農機等の操向装置 - Google Patents

移動農機等の操向装置

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JPS606826B2
JPS606826B2 JP15706276A JP15706276A JPS606826B2 JP S606826 B2 JPS606826 B2 JP S606826B2 JP 15706276 A JP15706276 A JP 15706276A JP 15706276 A JP15706276 A JP 15706276A JP S606826 B2 JPS606826 B2 JP S606826B2
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JP
Japan
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fuselage
rotation
machine
relative rotation
wheel axles
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JP15706276A
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English (en)
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JPS5380636A (en
Inventor
富雄 美濃
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、農用トラクター、乗用田植機等の移動農機
、或はホイールローダー等の走行土建機などにおける操
向装置、より詳しくは、前後に2分割された機体の前後
部間を鉛直軸線まわりで相対回動自在に連結し、操向操
作装置により機体前後部間の相対回動を得て機体操向を
行なうように構成された移動農機等の操向装置に関する
ものである。
すなわち、上記のように構成された移動農機等は、一般
に8同折れ型トラクター等と称されており、大型のトラ
クター等として既に実用化されているが、この発明の目
的とするところは、このような胴折れ型移動農機等の操
向性能を、極く簡単な構造で格段に高める新規な操向装
置を提供することにある。
図示の実施例について、この発明に係る移動農機等の操
向装置の構成を説明すると、第1,2図に示すように、
機体を機体前部1と機体後部2とに前後に2分割し、機
体前部1と機体後部2間を鉛直軸3により、該軸3の鞄
線のまわりで相対回動自在に連結し、機体前部1には左
右の前輪4A,4Bを、また機体後部2には左右の後輪
5A,5Bを、それぞれ設け、機体前部IAに搭載せる
エンジン6により前輪4と後輪5とを同調して回転駆動
するようになされ、上記鉛直軸3位置には機体前後部1
,2間の相対回動を許容しつつ機体前部1内から機体後
部2内への伝動を保証するフレキシブルな伝動軸部7を
配設してある胴折れ型トラクターであって、機体後部2
に設置された座席8に座乗せる操縦者が機体前部1に設
置された操向ハンドル9を操作して、機体前後部1,2
間を相対回動を得、機体の操向を行なうように構成され
たトラクターにおいて、この発明は、次のように実施さ
れている。
すなわち、図示のトラクターにおいては、第3図に示す
ように、前記操向ハンドル9のハンドル軸9aに隊着し
て設けた傘歯車10と、機体前部1に支持させた鉛直回
転軸11に鉄着して設けた傘歯車12とを、互に噛合せ
ると共に、上記回転軸11に隊着して設けたスプロケッ
トホィール13と、機体後部2に固定せる鉛直固定軸1
4に鉄着して設けたスプロケットホィール15との間に
、チェーン16を捲回して設け、もって操向ハンドル9
操作による鉛直軸3まわりの機体前〜後部1,2間の相
対回動が得られるように、具体的な操向操作機構が構成
されているのであるが、この操向操作機構により得られ
る機体前、後部竃,2間の相対回動量以上に前輪4A,
4Bを同方向に余分に回動させて、トラクター操向回動
量を高める次のような機構が、設けられているのである
すなわち、第2図に示すように、左右前輪4A,4B用
の差動装置】7に回動自在に支持された関係とされてい
る左右前輪アクスル18A及び18Bには、ナックルア
ーム19A? 翼9Bを取付けてあり、このうち一側(
左側)のナックルアーム19Aは特に、図示のようにベ
ルクランク状のものとされ、このベルクランク状ナック
ルアーム19Aの一端と他側のナックルアーム19Bの
自由端とに両端を枢支ごせて設けたタイロッド201こ
より、両ナックルアーム19A,19B間を運動連結す
ると共に、ベルクランク状ナックルアーム19Aの他端
に先端を枢支した運動杵21を設け、この連動杵21の
後端を、機体前、後部1,2間の回動支点を構成する前
記鉛直軸3を外れた位置において機体後部2に枢支Pし
ているのである。
そして上記の枢支点Pの位置及び上記のようなリンク機
構のリンク比は、ハンドル9操作で機体前、後部1,
2間を鉛直軸3軸線まわりで相対回動させるときに、機
体前部亀ないし機体後部2の変位(図示の場合は機体後
部2)に運動して連動杵21が、機体左回行時には前方
へ相対的に押され機体右回行時には後方へ相対的に引か
れて、ベルクランク状ナックルアーム19Aを回動させ
、これにより前輪アクスル18Aが機体前部1に対し機
体回行方向に余分に水平回動せしめられると共に、ナッ
クルアーム19Aの回動でタィロッド20を介し他方の
ナックルアーム19Bも回動せしめられて、他方の前輪
アクスル18Bも機体前部1に対し機体回行方向に余分
に水平回動せしめられるように、設定されているのであ
る。換言すると、トラクター左回行時について回行操作
前の状態を鉄線で、回行操作後の状態を実線で、それぞ
れ示してある第4図に示すように、操向ハンドル9操作
で機体前後部1,2間を角度aだけ相対回動させた場合
、鉛直軸3軸線位置にある機体回動支点○を外れた位置
にある連動杵2竃の後端支点Pまわりで議運動粁21に
与えられる回動量がa十△8(△8>○)となって、余
分の回動量△8分だけベルクランク状ナックルアーム1
9Aに附加回動が与えられて、左右前輪4A,4Bが機
体前部1に対し機体回行方向に水平回動せしめられるよ
うに図ってあるのである。また第2,4図に示すように
ト左右後輪5A,5B用の差動装置22に回動自在に支
持された関係とされている左右後輪アクスル23A?
23Bも「上記と同様なナックルアーム24A,24B
とタィロッド25と連動杵26とを備えたりンク機構に
より、機体前部81こ運動連結され、機体回行時に後輪
アクスル23A,23Bも機体後部2に対し機体回行方
向に相対的に水平回動せしめられるように図ってある。
上記した各連動村21,26は第2図に明瞭に示すよう
に、前記鉛直軸3が機体の前後軸線上に配して設けられ
ているのに対し、機体の前後軸線からそれぞれ側方に片
寄せて配置されている。
以上のようなリンク機構で前輪4A,4Bと後輪5A,
5Bの機体回行方向への附加回動を得ようとする場合、
連動村21後端の機体後部2に対する枢支点P位置と連
動村26前端の機体前部1に対する枢支点P′位置とが
重要であるので、この枢支点P,P′位置の選択を図式
的に説明しておくと、第5図a,bは図示の如きリンク
比において枢支点P,P′位置を変更し、直進状態(実
線図示)からの左回行時(破線図示)と右回行時(鎖線
図示)とについて、機体前後部1,2間の相対回動角度
を15度とした場合の左右前輪4A,4Bの機体前部1
に対する相対回動量と左右後輪5A,5Bの機体後部2
に対する相対回動量とをみたものであり、図示の場合は
点07P間の距離及び点○,P′間の距離を共に一定r
にとり点○を中心とする半径rの円上で点P位置と点P
′位置を変更して、解析している。トラクター前後軸線
の点○より前方の軸線部分と線分XOPのなす角度Qを
時計まわり方向を正とし、また点○より後方の軸線部分
と線分OP′のなす角度Q′を時計まわり方向を正とし
、第5図aではQ=Q:−45o、第5図bではQ=Q
:−1500の位置に点P,P′を位置せしめており、
15度の機体前後部1,2間相対回動時に得られる左右
前輪4A,4Bの機体前後方向に沿う姿勢からの回動角
度8と左右後輪5A,5Bの機体前後方向に沿う姿勢か
らの回動角度B′が、回行時の車輪4A,4B及び5A
,5B位置に記入されている。角度8,8′が15度よ
り大であれば車輪4A,4Bと5A,5Bとに余分の附
加回動が与えられたことになるが、第5図a,bの場合
とも左右回行時共に6>150、8′>15oであって
左右の何れの方向への回行時にも附加回動が与えられて
いる。このようにして図式的に解析した結果をグラフ的
に、角度ひ(Q′)と角度6(8′)(左右車輪につい
ての回行角度B(B′)の平均値)間関係として示すと
、左右回行時のそれぞれについて第6図に示すようなグ
ラフが得られ、この場合には、枢支点P,P′位置を角
度Q,Q′で約一30度と約一1650 の間、より好
ましくは約一45度と約一180o の間、さらに好ま
しくは左右の回行時の附加回動量がほぼ等しくなる約一
120度と約一180oとの間、に選択するのが適当で
あることが、判る。以上のようにこの発明の操向装置は
、左右の前輪アクスル18A,18Bを機体後部2に、
また左右の後輪アクスル23A,23Bを機体前部1に
、該左右前輪アクスル18A,188と該左右後輪アク
スル23A,23Bとがそれぞれ機体前後部1,2間の
相対回動により該回動万向に水平回動せしめられるよう
に、機体の前後軸線から側方に片寄せて機体の前後部間
に配置した運動村21,26を含むリンク機構を介して
、それぞれ連動連結して、構成されるのであるが、この
運動連結の態様は、前記のようにする他、例えば第7図
に示すように、前記タイロツド20,25による左右ナ
ックルアーム19A,19B間及び24A,24B間の
接続を無くし、左右の各ナックルアーム19A,19B
と24A,24Bとをそれぞれ各別の連動村21A,2
1Bと26A,26Bにて機体後部2なし、し機体前部
1に接続し、回行時に一側の連動村21A,26Aが押
されるときは他側の運動村21B,26Bが引かれるよ
うに、枢支点P1,P2及びP1′,P2′位置等を選
択するようにも、なし得るものであり、第7図に図示の
各連動村21A,21B,26A,268もそれぞれ、
機体の前後軸線から側方に片寄せて配置されている。
以上のようであって、この発明の移動農機等の操向装置
は、胴折れ型のトラクター等において回行時の機体眼折
れを利用し、左右前車輪と左右後車輪とに余分の附加回
動を与えるように構成されたものであり、これよりして
大型の胴折れ型トラクターの操向性能が格段に高められ
るといった顕著な効果を奏している。
またこの発明の操向装置は、胴折れ操向型の車鋼におい
て、車轍操向時に前後の各機体部の車輪に対し附加回転
を与えることを、該一方の機体部に対する他方の機体部
の相対回動をそれぞれ利用し該相対回動を運動杵により
前者の機体部の車輪アクスルへと伝達して、行なうもの
とされていることから、簡単で短長なりンク機構によっ
て上記附加回転を与えるものとなっており、前記のよう
な長所を極〈簡単な構造で得させる効果も、併せ秦する
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を装備したトラクターの模
式的縦断側面図、第2図は同トラクターの平面模式図、
第3図は同トラクターの操向操作機構の模式的側面図、
第4図は作用説明図、第5図a,bは機構解析図、第6
図は機構解析の結果を示すグラフ、第7図は他の実施例
の平面模式図である。 1…・・・機体前部、2……機体後部、3・・・・・・
鉛直軸、4A,48…・・・前輪、5A,5B・…−・
後輪、18A,188・…・・前輪アクスル、19A,
19B……ナックルアームt20……タイロツド、21
・・・…連動杵、23A,23B・・…・後輪アクスル
、24A,24B……ナックルアーム、25・・・・・
・タィロッド、26・・・・・・運動村、21A,21
B・・・・・・連動杵、26A,26B…・・・連動杵
。 弟ー図第2図 第3図 第4図 第5図の 第5図b) 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 前後に2分割された機体の前後部間を鉛直軸線まわ
    りで相対回動自在に連結し、操向操作装置により機体前
    後部間の相対回動を得て機体操向を行なうように構成さ
    れた移動農機等において、左右の前輪アクスルを機体後
    部に、また左右の後輪アクスルを機体前部に、該左右前
    輪アクスルと該左右後輪アクスルとがそれぞれ機体前後
    部間の相対回動により該回動方向に水平回動せしめられ
    るように、機体の前後軸線から側方に片寄せて機体の前
    後部間に配置した連動杆を含むリンク機構を介して、そ
    れぞれ連動連結してあることを特徴とする操向装置。
JP15706276A 1976-12-24 1976-12-24 移動農機等の操向装置 Expired JPS606826B2 (ja)

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JPS5380636A JPS5380636A (en) 1978-07-17
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JPH01105725U (ja) * 1987-12-30 1989-07-17

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JPS6144072A (ja) * 1984-08-09 1986-03-03 Honda Motor Co Ltd 車両の四輪操舵装置
ITMI20031562A1 (it) * 2003-07-30 2005-01-31 Bcs Spa Trattore articolato ad elevata sterzata.

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