JPS6067496A - フルオシノロン16,17−アセトニド21−ブチレ−トおよびその製造法 - Google Patents

フルオシノロン16,17−アセトニド21−ブチレ−トおよびその製造法

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JPS6067496A
JPS6067496A JP17648583A JP17648583A JPS6067496A JP S6067496 A JPS6067496 A JP S6067496A JP 17648583 A JP17648583 A JP 17648583A JP 17648583 A JP17648583 A JP 17648583A JP S6067496 A JPS6067496 A JP S6067496A
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acetonide
fluocinolone
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chloroform
butyrate
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Noriaki Kamano
釜野 徳明
Machiko Tozawa
戸沢 満智子
Seiichiro Yoshida
誠一郎 吉田
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OTA SEIYAKU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、抗炎症作用を有する新規なコルチコステロイ
ド化合物、すなわちフルオシノロン16 、17−アセ
トニド21−酪酸エステル(月βII6α。
17α、2]−テトラヒドロキシ−6α、9α−ジフル
オロ−プレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン1
6 、17−アセトニド21−ブチレート)およびその
製造法に関するものである。
最近、数多くの抗炎症作用を有するコルチコステロイド
が、内用又は外用の医薬品として臨床に用いられている
。特に皮フ科領域では、各種の疾患に、各種のコルチコ
ステロイドがクリーム・軟膏・ローションなどの剤形と
して、用いられている。しかしながら、これらの薬物に
は、それぞれ欠点があり、かならずしも満足すべき薬剤
とは云えない。本発明者らid、この点を考慮し、より
有用な化合物を開発すべく (iJ)究した結果、本発
明により次式(I)で表わされるフルオシ70ン16 
、17−アセトニド21−酪酸エステルを提供すること
に成功した。
CH20CO,C3H。
占−6 すなわち、本発明に係る化合物(I)は、上記の薬理作
用において著しく速効性を有し、しかも、lIn ’J
な持続性をもがねそなえている有用な物質である。
従来、臨床薬として使用されている対ツメクソン17−
ハvv −) (吉草酸ベータメタシン)とフルオシノ
ロン1.6 、1.7−アセトニドは、前者が比較的速
効性であるのに比し、後者は遅効性である。特に、後者
は遅効性である上に作用が持続するので、外用といえど
も大量使用あるいは繰り返えし使用により、コルチコス
テロイドの副作用としての全身作用が現われてくるきら
いがある。この点について、数多くの結果が臨床医によ
り報告されているが、効力が持続するという点において
、やはり特徴を有するので使用されている現状にある。
本発明者らはこの両者の欠点を除き、しかもそれらの利
点をあわせ有する薬物を発見するだめ、各種の21−エ
ステルを製造し、その作用を検討したところ、之ツメタ
ゾン17−バレレートの21−エステル類は、才7タメ
クゾン]7−7’レレートよりもさらに吸収が早く、す
ぐ効力が失われてしまうという傾向にあるらし2いこと
、そして、結果的に血管収縮作用が低く、目的の薬物と
して不適当であることがわかった(例えば、効力試験の
対照化合物−と2タノタゾン17−パレレート21−ブ
チレートなど)。
一方、フルオシノロン16 、17−アセトニドの21
−エステル類は、かなり有効であり、その幾つかは速効
性且つ持続性であることがわかった。しかし、多くは持
続性という点でややフルオシノロン16 、17−アセ
トニドに劣る。しかるに、本発明に係る化合物(I)は
、その中でも持続性に優れておす、フルオシノロン16
 、17−7セ[・ニドよりその値が高い傾向にあるこ
とがわかった。本発明に係る化合物(I)が、いかに優
れた速効性と持続性を有しているかは、後述の試験例(
パッチテスト)によって明らかである。
本発明に係る化合物(■)は、フルオシノoy16,1
7−アセトニドのエステル化反応により容易に製造する
ことができる。エステル化の方法としては、エステル化
の常法により、ピリジンのような第三級アミンの存在下
、無水酪酸捷だは酪酸ハライドを用いる。酪酸ハライド
を用いる場合は、低温、短時間で反応が終了し、無水酪
酸を用いる場合は、室温、数時間で反応が完結する。
具体的方法は、種々の条件により適宜任意の方法を用い
ることができる。反応終了后、目的とする化合物は、通
常の操作方法により単離され、再結晶等により精製する
ことができる。
本発明に係る化合物(I)は、安定な結晶体として得ら
れ、夕1用剤として目的に応じて軟膏・クリーム・ロー
ションなどの剤形に調製され、臨床に提供することがで
きる。
以下に、本発明に係る化合物(ト習効性を証明するもの
として、ヒトの皮膚による血管収縮作用を検討した結果
(Mckenzie−6toughton法)を参考的
に記載する。
効力試験 本発明に係る化合物(I)ならびに対照試験化合物3種
をそれぞれ、白色ワセリンをベース(基剤)とした0、
1係と0.01係濃度(W/W)の軟・1′fに調製し
た。これらの試験用軟膏を、無作為に割り付け、パッチ
テスト用絆創膏〔フィンチャンバーニエピテスト社製造
(フィンランド)〕とし、判定に関与しない第三者によ
り、一定量(約20my)を塗布したものを、健常な成
人男子10名の両前腕屈側部に貼り付け、16時間後に
絆創膏を除去する。皮膚に残存する薬剤をぬぐい去り、
石ケンにて軽く洗い流したのち、2時間後および24時
間後の蒼白度を2名の判定者によって判定した。判定は
、蒼白度を顕著(+→−」−)、中等程度(++)、軽
度(+)および無効(−)の4段階に分け、それぞれ3
点、2点、1点および0点の得点を与え、被験者10名
の結果を集言1し、2名の判定者の平均値として算出し
た。
な2、本効力試験において比較のために用いた対照化合
物としては、本発明に係る化合物(■)の基本体である
フルオシノロノ16 、17−アセトニドおよび臨床」
二有用なそしてスクリーニングの基準薬之フメタゾン1
7−・2レレートに新りに合成したこの−?つ′メタシ
ン17−バレレートの21−ブチレートの3種を使用し
た。
効力試験結果から明らかなように、本発明に係る化合物
(I)は、判定2時間後も24時間後もいずれもすべて
の対照薬より強い活性を示し、有用さが証明された。す
なわち、0.1%の場合、本発明化合物(1)は、フル
オシノロン16 、17−アセトニドよりも速効性があ
り、持続性は同等であった。寸だ、0.01%では、速
効性が優れている」二に、24時間後の値がフルオシノ
ロン16 、17−アセトニドのそれよりも犬きく、持
続性においても優れていることがわかった。この結果か
ら、(マノ 本発明の化合物(i)は、ベタツタシン17−バレレー
トよりも速効性に優れ、フルオシノロン16 、1.7
−アセトニドと同等もしくはそれ以上の持続性を有する
と云える。0.01%以下の濃度でもイー1効であるこ
と、が予測され、臨床上値かな使用狙ですみ、従って副
作用(全身作用)の点からも准益な薬物であると云える
次に、本発明に係る化合物の製造の実施例を掲げ説明す
る。
実施例1 フルオシノロン16 、17−アセトニド1.00 m
y * eリジン4ゴに溶解し、これに無水酪酸0.2
m6を加え、室温にて4時間反応させた。次いで、反応
液を氷水中へ注入し、クロロホルムを用いて抽出した。
クロロホルム抽出層を、希塩酸、希重炭酸ソーダ液で洗
浄し、最后に水で充分洗べ芒硝にて乾燥し、減圧下に溶
媒を留去して、結晶性粗生成物1ioyi+yを得だ。
これをアセトン−n−ヘキサノにて再結晶すると、融点
272−274°Cのフルオシノロン16 、17〜ア
セトニド21−ブチレート97 rnlFが得られた。
このものは、次に示すようなス波りトルータと元素分析
値を有する。
NMR ( CDCl2)δ: 0.87 ( 3 H
, 8, C10 −CH3 )、 0.90〜1,1
2,( 3H, m,−CH2CH2CH3)、 1.
14 ( 3H, 8。
5.05 (2H,B、 C21CH2)+ 5.12
 (I H,b。
Cix OH)、6.39(IH,ad、J=6Hzと
211z。
C2”)+ 6.48 (IH+ J C4”)+ 7
.35 (IJ d+J二611z 、 CI H)。
工Rv 盆’zc1n−’ : 3420.1740.
1718.1665.1615゜1605.1,380
,1280,1250,1220,1170,1060
゜900.858,700 。
MS: m/e 522 (M+) −元素分析値 (
C2aHa6F20yとして):理論値 C,64,3
5i H,6,94。
実験値: C,64,77i H,6,86。
実施例2 フルオシノロン16 、17−アセトニド100渭酪酸
クロリド0.3−を含むクロロホルム4 mA’の溶液
を加え、10分間軽く攪拌した。次いで、反応液を氷水
にあけ、以下、実施例1と同様に処理すると、融点27
2 − 274°Cのフルオシノロン16 、 17−
アセトニド21−ゾチレ−) 97.5mグが得られた
。この化合物は1,ヨ記実施例1で得られたものと混融
して融点降下を示さず、スペクトルも一致し方。
特許出願人太田製薬株式会社 代理人弁理士南 孝 夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 %式% で示されるフルオシノロン16 、17−アセドニドー
    21−ブチレート化合物。 2、フルオシノロン16 、17−アセトニドを第三級
    アミンの存在下に無水酪酸あるいは酪酸クロリドと反応
    さぜることを特徴とするフルオシノロ716 、17−
    アセトニド21−ブチレートの製造法。
JP17648583A 1983-09-26 1983-09-26 フルオシノロン16,17−アセトニド21−ブチレ−トおよびその製造法 Granted JPS6067496A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992013873A1 (en) * 1991-02-04 1992-08-20 Aktiebolaget Astra Novel steroid esters

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1992013873A1 (en) * 1991-02-04 1992-08-20 Aktiebolaget Astra Novel steroid esters

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