JP2000509072A - 抗炎症剤として有用な新規ステロイド亜硝酸エステルおよび硝酸エステル誘導体 - Google Patents

抗炎症剤として有用な新規ステロイド亜硝酸エステルおよび硝酸エステル誘導体

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式 A−B−C(式中、Aは、ヒドロキシル含有ステロイドホルモンであり;Cは、亜硝酸または硝酸を含有する化合物であり;そしてBは、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニルである)を有する化合物、およびその薬剤組成物に関する。これらの化合物は、抗炎症性および血管拡張物質である。

Description

【発明の詳細な説明】 抗炎症剤として有用な新規ステロイド亜硝酸エステルおよび硝酸エステル誘導体発明の背景 発明の分野 本発明は、新規ステロイド亜硝酸エステルおよび硝酸エステル誘導体、および 炎症性疾患を治療するためのこれらの使用に関する。関連技術 ステロイド、特に糖質コルチコイドクラスの分子は、抗炎症活性および免疫調 節活性を有することが知られており、多くの自己免疫疾患および炎症疾患の治療 に使用されている。しかし、その有用な作用の発現は遅く、投与に影響を与える 多くの副作用を伴うことが多い。酸化窒素供与体(例えば、ニトログリセリン) もまた、心血管系に及ぼす顕著な有用な作用を有する薬剤として使用されている 。酸化窒素の生物学的作用の多くは、糖質コルチコイドの副作用に対抗する可能 性があり、その治療作用を増強することがある。本発明は、単一の分子内に糖質 コルチコイドと酸化窒素供与体の生物学的性質が組合わさって有する新規のステ ロイド亜硝酸/硝酸エステル誘導体に関する。これらの分子は、酸化窒素の放出 を介して有効な薬理学的作用(例えば、気管支弛緩)を迅速に誘発するという点 で、現在使用されている糖質コルチコイドに対して利点を有する。これらの新規 分子は、リウマチ性疾患、免疫学的疾患、皮膚疾患、炎症、移植拒絶、癌、骨粗 鬆症、鼻炎、および喘息の治療のための、副作用の少ない抗炎症剤および免疫抑 制剤として、使用することを企図する。 糖質コルチコイドは一般に、炎症および好ましくない免疫系反応の薬剤治療の ために使用される。これらのステロイドは、感染性、免疫学的、化学的、機械的 および放射能を含む、種々の有害な多くの物質に起因する炎症の発症を防止また は抑制する能力を有する。糖質コルチコイドはまた、リウマチ様関節炎やループ スなどの自己免疫疾患、および移植拒絶を含む免疫系の疾患の治療にも有効であ る。しかし、これらのステロイドの治療的応用は、その毒性と副作用のためにい くぶん限定される。糖質コルチコイドの主要な副作用は、高血圧、胃潰瘍、感染 に対する感受性の上昇、骨粗鬆症、高血糖症、および血管閉塞である。 アセチルコリンが引き起こす血管弛緩が、内皮の存在に依存し、この活性は、 血管内皮由来拡張因子(EDRF)と呼ばれる不安定な体液性因子が原因である ことは、1980年代の初期から知られている。血管拡張剤としての酸化窒素( NO)の活性は、100年以上も前から知られており、NOは、亜硝酸アミルエ ステル、三硝酸グリセリンおよび他のニトロ血管拡張剤の活性成分である。NO としてのEDRFの最近の同定は、NOは酵素酸化窒素シンターゼによりアミノ 酸L−アルギニンから合成されるという生化学的経路の発見と偶然一致する。構 成性酵素により放出されるNOは、いくつかの生理学的応答の基礎となる変換機 構として作用する。誘導性酵素により産生されるNOは、腫瘍細胞および侵入微 生物の細胞毒性分子である。 NOは、可溶性グアニル酸シクラーゼの内因性刺激物質であり、内皮細胞依存 性弛緩以外に、食細胞の細胞毒性や中枢神経系における細胞対細胞コミュニケー ションを含む多くの生理学的作用に関与する(モンカダ(Moncada)ら、Bio chemical Pharmacology,38,1709−1715(1 989)、およびモンカダ(Moncada)ら、Pharmacological Reviews,43,109−142(1991)を参照)。さらにNOは、 動物モデルにおいて、抗血栓性作用(モンカダ(Moncada)ら、Journal of Cardiovascular Pharmacology 17,S 25(1991)、ビルネ(Byrne)ら、国際特許出願WO9403421−A 2号、およびショナフィンガー(Shonafinger)ら、ドイツ特許出願DE422 3800−A1号を参照)、気管支弛緩作用(パーソン(Persson)ら、Eur opean Journal of Pharmacology,249,R7 −R8(1993))、抗炎症、微生物死滅作用(アルスポーとグランガー(Al spaugh and Granger)、Infection and Immunity 59 ,2291−2296(1991))、および胃保護作用(ワラス(Wallace) ら、European Journal of Pharmacology, 57 ,249−255(1994)を参照)を示すことが証明されている。さら に、酸化窒素は、骨粗鬆症のインビトロモデルにおける骨の喪失(マクイントブ レ(MacIntvre )ら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 88,2936−29 40(1991))およびインビボ動物モデルにおける血管形成、腫瘍増殖およ び転移の阻害(ピピリ−シネトス(Pipili-Synetos)ら、British Jo urnal of Pharmacology,116,1829−1834( 1995))に対して有効であることが示唆されている。米国特許第3,930 ,970号、3,298,941号、および3,215,713号では、亜硝酸 アルコールからのモノ硝酸ジオールの製造のための新規光化学プロセスが開示さ れている。米国特許第3,639,434号、3,743,741号、および3 ,839,369号では、ステロイド硝酸エステルの製造および中間体としての その使用が開示されている。ドイツ特許第1643034号では、ステロイド硝 酸エステルの製造方法が開示されている。カナダ特許第975755号および9 69927号では、それぞれプレグナンシリーズの21−アルコールの硝酸エス テルの製造と酸性分解が開示されている。英国特許第1,082,573号およ び1,082,574号では、ステロイド−11−硝酸エステルの製造方法と中 間体としてのその使用が開示されている。 すなわち、これらの性質のために酸化窒素は、生物学的作用を上昇させ、副作 用を低下させることにより、前述の種々の疾患の治療におけるコルチコステロイ ドの作用を増強するための理想的な物質である。本発明は、ステロイドの新規亜 硝酸/硝酸エステル、これらの製造方法、これらを含有する薬剤組成物、および これらの使用方法に関する。発明の要約 本発明は、同時に、逐次的にまたは別々に投与することができる、ヒドロキシ ル含有ステロイドホルモン、および有機亜硝酸塩/硝酸塩または他の酸化窒素供 与物質を含む、薬剤組成物または調製物に関する。当該分野で公知のヒドロキシ ル含有ステロイドホルモンの代表的な例には、以下のようなメルクインデックス (Merck Index)第11版(1989)に記載のものがある(各々について化合 物番号を示す): 21−アセトキシプレグネノロン、70 アルクロメタゾン(Alclometasone)、213 アルゲストン(Algestone)、229 アムシノニド(Amcinonide)、398 ベクロメタゾン(Beclomethasone)、1029 ベタメタゾン(Betamethasone)、1202 ブデソニド(Budesonide)、1455 クロロプレドニソン(Chloroprednisone)、2157 クロベタソル(Clobetasol)、2361 クロコルトロン(Clocortolone)、2368 クロプレドノール(Cloprednol)、2396 コルチコステロン、2532 コルチゾン、2533 コルチカゾル(Corticazol)、2536 デフラザコルト(Deflazacort)、2852 デソニド(Desonide)、2908 デキサメタゾン、2922 ジフロラソン(Diflorasone)、3126 ジフルコルトロン(Diflucortolone)、3129 ジフルプレドネート(Difluprednate)、3134 エノキソロン(Enoxolone)、3543 フルアザコルト(Fluazacort)、4048 フルクロロニド(Flucloronide)、4053 フルメタゾン(Flumethasone)、4066 フルニソリド(Flunisolide)、4071 フルシノロンアセトニド(Flucinolone Acetonide)、4076 フルオシノニド(Fluocinonide)、4077 フルオコルチンブチル(Fluocortin Butyl)、4078 フルオコルトロン(Fluocortolone)、4079 フルオロメトロン(Fluorometholone)、4104 フルペロロンアセテート(Fluperolone,Acetate)、4118 フルプレドニデンアセテート(Fluprednidene Acetate)、4115 フルプレドニソロン(Fluprednisolone)、4119 フルランドレノリド(Flurandrenolide)、4112 ホルモコルタル(Formocortal)、4156 ハルシノニド(Halcinonide)、4504 ハロメタゾン(Halometasone)、4510 ハロプレドノンアセテート(Haloprednone Acetate)、4512 ヒドロコルタメート(Hydrocortamate)、4709 ヒドロコルチゾン、4710 ヒドロコルチゾンホスフェート、4712 ヒドロコルチゾン21−ナトリウムスクシネート、4713 ヒドロコルチゾンテルブテート(Hydrocortisone terbutate)、4714 マジイプレドン(Maziipredone)、5644 メドリゾン(Medrysone)、5679 メプレドニソン(Meprednisone)、5750 メチルプレドニソロン、6028 モメタゾンフロエート(Mometasone Furoate)、6151 パラメタゾン(Paramethasone)、6977 プレドニカルベート(Prednicarbate)、7177 プレドニソロン21−ジエチルアミノアセテート、7720 プレドノソロンナトリウムスクシネート(Prednisolone Sodium Succinate)、 7722 プレドノソロンナトリウムホスフェート(Prednisolone Sodium Phosphate)、 7721 プレドノソロンナトリウム21−m−スルホベンゾエート(Prednisolone Sodiu m 21-m-Sulfo-benzoate)、7723 プレドニソロン21−ステアロイルグリコレート、7724 プレドニソロンテルブテート(Prednisolone Terbutate)、7725 プレドノソロン21−トリメチルアセテート、7726 プレドニソン(Prednisone)、7727 プレドニバル(Predniva)、7728 プレドニリデン(Prednylidene)、7729 プレドニリデン21−ジエチルアミノアセテート、7729 チキソコルトール(Tixocortol)、9408 トリアムシノロン(Triamcinolone)、9511 トリアムシノロンアセトニド(Triamcinolone Acetonide)、9512 トリアムシノロンベネトニド(Triamcinolone Benetonide)、9513 トリアムシノロンヘキサセトニド(Triamcinolone Hexacetonide)、9514メルクインデックス(Merck Index)にのっていないもの フルチカゾン(Fluticasone) 好適な例は、糖質コルチコイドと、糖質コルチコイド活性を有する合成ステロ イド化合物である。有機亜硝酸および硝酸の代表的な例、または他の酸化窒素供 与化合物(例えば、硝酸グリセリル、硝酸アミル、モノ硝酸イソソルビド、二硝 酸イソソルビド、硝酸マニトール、硝酸ペンタエリトリトール、硝酸プロパチル およびフロキサン誘導体); 本発明は、さらに式1の好適な化合物およびその薬剤学的に許容されるエステ ルおよびプロドラッグを開示する: A−B−C 1 (式中、Aは、ヒドロキシル含有ステロイドホルモンの残基である)。当該分野 で公知のヒドロキシル含有ステロイドホルモンの代表的な例には、前記のメルク インデックス(Merck Index)第11版(1989)に記載のものがある。好適 な例は、糖質コルチコイドおよび糖質コルチコイド活性を有する合成ステロイド 化合物である。 Bは、好ましくは、アミド、エステル、カルバミン酸または炭酸結合を介して 、Aにヒドロキシル残基から、およびCにアミノまたはヒドロキシル基から連結 する、最大12個の炭素原子を含有するスペーサーである。 Cは、有機亜硝酸または硝酸化合物、または他の酸化窒素供与化合物(例えば 、フロキサン誘導体)である。有機亜硝酸または硝酸の代表的な例は、硝酸グリ セリル、硝酸アミル、モノ硝酸イソソルビド、二硝酸イソソルビド、硝酸マンニ トール、硝酸ペンタエリトリトール、硝酸プロパチルである。 本発明の化合物の範囲は、前記式A−B−C(1)により定義され、好ましく は、構造式IIとIIIを特徴とするもの、およびその薬剤学的に許容されるエステ ルおよびプロドラッグを含む: (式中、式IIの点線は、1重結合または2重結合であり; R1は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル(O NO2)、ハロゲン、チオール、アルキルメルカプト、複素環、低級アルコキシ 、アルキルシリルオキシ、低級アルキルよりなる群から選択され、ここで、上記 のすべての基は、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル 、低級アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリル、カルボキシル、およびハロアル キル基で随時置換されてよく; または R1は、式OCO−R6(式中、R6は、アルカン酸、低級アルキル、低級アル ケニル、低級アルキニル、または低級アルコキシ基である)の基であり; R2とR3は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル (ONO2)、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコ キシよりなる群から独立に選択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ 、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、 ニトロ、ニトリル、カルボキシル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく ;または R2とR3は、式OCO−R7(式中、R7は、2−フラニル、低級アルキルまた は低級アルコキシ基である)の基から独立に選択され; R2とR3は、式: (式中、KとLは、水素と低級アルキルよりなる群から選択されるか、またはK とLは、脂環式炭化水素もしくは複素環を随時形成してもよい)の環状構造を随 時形成してもよく; R4は、水素またはハロゲンであり; R5は、水素、ヒドロキシルまたは酸素であり; PとQは、水素、クロロ、フルオロおよび低級アルキル基よりなる群から独立 に選択され; Xは、酸素またはイオウであり; Yは、メチレン、酸素またはアミノであり; Zは、酸素またはアミノ基であり;そして nは約1〜4である)。 前記化合物の好適な実施態様において、以下が好ましい: R1は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル(O NO2)、ハロゲン、チオール、1〜約6個の炭素原子を有するアルキルメルカ プト基、2〜5個の炭素原子および1〜2個のヘテロ原子を有する複素環、1〜 約6個の炭素原子を有する低級アルコキシ基、3〜約8個の炭素原子を有するア ルキルシリルオキシ基、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基よりなる 群から選択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、低級アルキル、低 級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリル、 カルボキシル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく;または R1は、式OCO−R6(式中、R6は、2〜約6個の炭素原子を有するアルカ ン酸基、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基、2〜約6個の炭素原子 を有する低級アルケニル基、2〜約6個の炭素原子を有する低級アルキニル基、 または1〜約6個の炭素原子を有する低級アルコキシ基である)の基であり; R2とR3は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル (ONO2)、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基、2〜約6個の炭 素原子を有する低級アルケニル基、2〜約6個の炭素原子を有する低級アルキニ ル基、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルコキシ基よりなる群から独立に選 択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルケ ニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリル、カルボキ シル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく;または R2とR3は、式OCO−R7(式中、R7は、2−フラニル、1〜約6個の炭素 原子を有する低級アルキル基または1〜約6個の炭素原子を有する低級アルコキ シ基である)の基であり; R2とR3は、式: (式中、KとLは、水素と、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基より なる群から選択され;KとLは、好ましくは最大8個の炭素原子を有する脂環式 炭化水素環、または好ましくは最大6個の炭素原子と窒素、酸素またはイオウか ら選択される2つのヘテロ原子を有する複素環を、随時形成してもよい)の環状 構造を随時形成してもよく; PとQは、水素、クロロ、フルオロおよび1〜約6個の炭素原子を有する低級 アルキル基よりなる群から独立に選択される。 残りは、前記で定義した通りである。 別の実施態様は、 であり、ここで 式IIIの点線は、1重結合または2重結合を示し; R1は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル(O NO2)、酸素(ケトン)、低級アルコキシ、アルキルシリルオキシ、低級アル キルよりなる群から選択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、低級 アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、ニトロ 、およびハロアルキル基で随時置換されてよく;または R1は、式OCO−R6(式中、R6は、アルカン酸、低級アルキル、低級アル ケニル、低級アルキニル、または低級アルコキシ基である)の基から選択され; R2とR3は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル (ONO2)、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコ キシよりなる群から独立に選択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ 、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、 ニトロ、ニトリル、カルボキシル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく ;または R2とR3は、式OCO−R7(式中、R7は、2−フラニル、低級アルキル、低 級アルケニル、低級アルキニルまたは低級アルコキシ基である)の基から独立に 選択され;または R2とR3は、式: (式中、KとLは、水素と低級アルキルよりなる群から選択されるか、またはK とLは、脂環式炭化水素もしくは複素環を随時形成してもよい)の環状構造を随 時形成してもよく; R4は、水素またはハロゲンであり; R5は、水素、ヒドロキシルまたは酸素であり; PとQは、水素、クロロ、フルオロおよび低級アルキルよりなる群から独立に 選択され; Xは、酸素またはイオウであり; Yは、メチレン、酸素またはアミノであり; Zは、酸素またはアミノであり;そして nは約1〜4である。 前記化合物の好適な実施態様において、以下が好ましい: R1は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル(O NO2)、ハロゲン、チオール、1〜約6個の炭素原子を有するアルキルメルカ プト基、2〜5個の炭素原子および1〜2個のヘテロ原子を有する複素環、1〜 約6個の炭素原子を有する低級アルコキシ基、3〜約8個の炭素原子を有するア ルキルシリルオキシ基、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基よりなる 群から選択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、低級アルキル、低 級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリル、 カルボキシル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく:または R1は、式OCO−R6(式中、R6は、2〜約6個の炭素原子を有するアルカ ン酸基、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基、2〜約6個の炭素原子 を有する低級アルケニル基、2〜約6個の炭素原子を有する低級アルキニル基、 または1〜約6個の炭素原子を有する低級アルコキシ基である)の基であり; R2とR3は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル (ONO2)、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基、2〜約6個の炭 素原子を有する低級アルケニル基、2〜約6個の炭素原子を有する低級アルキニ ル基、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルコキシ基よりなる群から独立に選 択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルケ ニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリル、カルボキ シル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく;または R2とR3は、式OCO−R7(式中、R7は、2−フラニル、1〜約6個の炭素 原子を有する低級アルキル基、または1〜約6個の炭素原子を有する低級アルコ キシ基である)の基であり; R2とR3は、式: (式中、KとLは、水素と、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基より なる群から選択され;KとLは、好ましくは最大8個の炭素原子を有する脂環式 炭化水素環、または好ましくは最大6個の炭素原子と窒素、酸素またはイオウか ら選択される2つのヘテロ原子を有する複素環を、随時形成してもよい)の環状 構造を随時形成してもよく; PとQは、水素、クロロ、フルオロおよび1〜約6個の炭素原子を有する低級 アルキル基よりなる群から独立に選択される。 残りは、前記で定義した通りである。 前記で定義した調製物または化合物は、そのままの化学物質として投与しても よいが、薬剤として提供することが好ましい。さらなる面において本発明は、前 記で定義した調製物もしくは化合物、またはその薬剤学的に許容される塩もしく は溶媒和物を、1つまたはそれ以上のその薬剤学的に許容される担体、および随 時1つまたはそれ以上の他の治療成分とともに、含む薬剤を提供する。担体は、 製剤の他の成分と適合性があり、その受容者に対して有害ではないという意味に おいて、「許容できる」ものでなければならない。 製剤の投与経路は、例えば受容者の状態と疾患に依存して異なるが、製剤は、 経口投与、非経口投与(皮下、皮内、筋肉内、静脈内および関節内を含む)、直 腸、および局所(皮膚、頬内、舌下および眼内を含む)投与に適したものを含む 。製剤は、単位投与型で提供することが便利であり、薬剤学の分野で公知の任意 の方法により製造される。すべての方法は、前記で定義した調製物または化合物 、またはその薬剤学的に許容される塩もしくは溶媒和物(「活性成分」)を、1 つまたはそれ以上の副成分である担体と、一緒にする工程を含む。一般に、製剤 は、上記成分を液体担体または微細固体担体またはその両方と均一かつ密接に一 緒にして、次に必要であれば、生成物を所望の製剤に成形することにより、製造 される。 経口投与に適した本発明の製剤は、分離された単位(例えば、各々があらかじ め決められた量の活性成分を含有するカプセル剤、カシェ剤、または錠剤)とし て;粉末または顆粒として;水溶液剤中または非水溶液剤中の溶液または懸濁物 として;または水中油または油中水液体乳剤として、提供してもよい。活性成分 はまた、ボーラス、舐剤、またはペースト剤として提供してもよい。 錠剤は、圧縮または成形により、随時1つまたはそれ以上の副成分とともに作 成される。圧縮錠剤は、自由に動く型(例えば、粉末または顆粒)の活性成分を 、随時結合剤、潤滑剤、不活性化希釈剤、潤滑性界面活性剤または分散剤ととも に、適当な機械の中で圧縮することにより製造される。粉末化された化合物を不 活性液体希釈剤で湿らせた混合物を、適当な機械中で成形することにより、成形 錠剤が作成される。錠剤は、随時コーティングまたはスコアリングされ、その中 に含まれる活性成分の徐放または制御放出が提供されるように、製剤化される。 非経口投与用製剤は、抗酸化剤、緩衝剤、静菌剤、および溶質(これは、製剤 を目的の受容者の血液と等張にする)を含有してもよい水性および非水性の無菌 注射液;および懸濁剤および増粘剤を含有してもよい水性および非水性の無菌懸 濁物を含有する。製剤は、単回投与または複数回投与用の容器(例えば、密封ア ンプルおよびバイアル)中で提供され、使用直前に無菌の液性担体(例えば、生 理食塩水、注射水)の添加のみを必要とする凍結乾燥状態で保存される。即時調 合注射溶液および懸濁液は、既に記載した種類の無菌の粉末、顆粒および錠剤か ら調製される。 直腸投与用製剤は、通常の担体(例えば、カカオ油脂またはポリエチレングリ コール)と一緒の坐剤として提供される。 口への局所投与(例えば、頬または舌下)のための製剤は、香味ベース(例え ば、ショ糖およびアラビアゴムまたはトラガカント)中に活性成分を含むトロー チ剤、およびゼラチンやグリセリンまたはショ糖やアラビアゴムのベースに活性 成分を含む香錠がある。 吸入による投与のための製剤は、例えば米国特許第5,458,135号およ び米国特許第5,447,150号に記載のように、エアゾル化薬剤としての使 用のために、調製される。 好適な単位投与製剤は、活性成分の有効量(後述)またはその適当な画分を含 有するものである。 特に前記した成分以外に、本発明の製剤は、問題の製剤のタイプに関係する当 該分野で公知の他の薬剤を含有してもよく、例えば経口投与に適したものは香味 剤を含有してもよい。 本発明の化合物は、0.01〜500mg/kg/日の投与量で経口投与または注射 により投与される。成人の投与範囲は、一般に0.1mg〜1g/日である。不連 続な単位で提供される錠剤または他の型は、そのような投与量で有効な本発明の 化合物の量、または0.05mg〜250mg、通常約0.1mg〜100mgを含有す るそのような量の倍数として含有することが便利である。 式(I)の化合物は、好ましくは吸入、経口または注射(静脈内または皮下) により投与される。患者に投与される化合物の正確な量は、担当医師の責任であ ろう。しかし、使用される投与量は、種々の因子(患者の年齢および性別、治療 される正確な疾患、およびその重症度)に依存する。また、投与経路は、症状や その重症度に依存して変化してもよい。 本明細書において「低級アルキル」という用語は、単独または組合せて、1〜 約10個、好ましくは1〜約8個の炭素原子、より好ましくは1〜約6個の炭素 原子を有する非環状アルキル基を意味する。このような基の例は、メチル、エチ ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、 tert−ブチル、ペンチル、イソ−アミル、ヘキシル、オクチルなどを含む。 「低級アルケニル」という用語は、これが少なくとも1つの2重結合を含有す る限り、不飽和の非環状炭化水素基を意味する。このような基は、約2〜約10 個の炭素原子、好ましくは約2〜約8個の炭素原子、より好ましくは2〜約6個 の炭素原子を含有する。適当なアルケニル墓の例は、プロピレニル、ブテン−1 −イル、イソブテニル、ペンテン−1−イル、2−2−メチルブテン−1−イル 、3−メチルブテン−1−イル、ヘキセン−1−イル、ヘプテン−1−イル、お よびオクテン−1−イルなどを含む。 「低級アルキニル」という用語は、これが1つまたはそれ以上の3重結合を含 有する限り、不飽和の非環状炭化水素基を意味し、このような基は、約2〜約1 0個の炭素原子、好ましくは約2〜約8個の炭素原子、より好ましくは約2〜約 6個の炭素原子を含有する。適当なアルキニル基の例は、エチニル、プロピニル 、ブチン−1−イル、ブチン−2−イル、ペンチン−1−イル、ペンチン−2− イル、3−メチルブチン−1−イル、ヘキシン−1−イル、ヘキシン−2−イル 、ヘキシン−3−イル、3,3−ジメチルーブチン−1−イル基などを含む。 「低級アルコキシ」という用語は、単独または組合せで、アルキルエーテル基 を意味し、ここでアルキルという用語は前記で定義したものであり、最も好まし くは1〜約4個の炭素原子を有する。適当なアルキルエーテル基の例は、メトキ シ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソ−ブトキ シ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなどを含む。 「脂環式炭化水素」という用語は、3〜約10個の炭素原子、好ましくは3〜 約6個の炭素原子を有する環の脂肪族基を意味する。適当な脂環式基の例は、シ クロプロピル、シクロプロピレニル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ キシル、2−シクロヘキセン−1−イレニル、シクロヘキセニルなどを含む。 「複素環基」という用語は、4〜約10個の炭素原子、好ましくは5〜約6個 の炭素原子を有する飽和または不飽和環状炭化水素基を意味し、1〜約3個の炭 素原子は窒素、酸素またはイオウで置換される。「複素環基」という用語は、芳 香族炭化水素基と解釈してもよい。適当な例は、ピロリル、ピリジニル、ピラゾ リル、トリアゾリル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、チアゾリル 、イミダゾリル、インドリル、チオフェニル、フラニル、テトラゾリル、2−ピ ロリニル、3−ピロリニル、ピロールインジニル、1,3−ジオキソラニル、2 −イミダゾリニル、イミダゾリジニル、2−ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イ ソキサゾリル、イソチアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,3, −トリアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、2H−ピラニル、4H−ピラニ ル、ピペリジニル、1,4−ジオキサニル、モルホリニル、1,4−ジチアニル 、チオモルホリニル、ピラジニル、ピペラジニル、1,3,5−トリアジニル、 1,3,5−トリチアニル、ベンゾ(b)チオフェニル、ベンズイミダゾリル、 コノリニル、などを含む。 「ハロゲン」という用語は、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を意味する。 「プロドラッグ」という用語は、インビボでより活性になる化合物を意味する 。 本明細書において、患者の「治療」とは、予防を含む。 本明細書中で引用されるすべての参考文献、特許または特許出願(米国または 外国のものもを含む)は、参考のため本明細書に組み込まれる。 本発明を作成するために使用される出発物質は、例えばシグマ(Sigma)から 市販されている。 本発明の化合物について、4つの合成反応工程図を以下に概説する。 反応工程図I 反応工程図II反応工程図III 反応工程図IV 本発明に開示のすべての化合物を作成するために、出発物質や工程の条件の選 択において修飾が可能であることは、当業者には明らかであろう。 以下の例により本発明を例示する。 例1 ジクロロメタン(25ml)中の無水コハク酸の懸濁液(0.22g;2.2ミ リモル)に、攪拌しながらイソソルビド−5−硝酸塩(0.39g;2ミリモル )と4−ジメチルアミノ−ピリジン(0.1g)を加えた。次に、清澄な反応混 合物を室温で一晩攪拌した。ジクロロメタン(100ml)中の9α−クロロ− 16β−メチルプレドニソロン−17,21−ジプロピオン酸塩(1g;1.9 ミリモル)、ジクロロヘキシルカルボジイミド(0.45g;2.2ミリモル) および4−ジメチルアミノピリジン(0.1g)を加え、混合物をさらに1日攪 拌した。固体をろ過し、ろ液を取って乾燥させた。残渣を、ウォーターズ(Wate rs)マイクロボンダパック(μBondapak)カラム(30cm×5cm)で、25−7 5%アセトニトリル/水/トリフルオロ酢酸の線形勾配を使用して精製した。所 望の画分を集め、凍結乾燥して400mgの白色の物質を得た。FAB−MS:( M+Li)+=800;1H−NMR(CDCl3) δ 0.88(s,3H ,CH3(C−18))、1.1−1.2(m,6H,2CH 3−CH2)、1. 35(d,3H,CH−CH 3)、1.55(s,3H,CH3(C−19))、 2.35−2.5(m,4H,2CH3CH 2)、2.51−2.7(m,4H ,CO−(CH22−CO)、3.85−4.05(m,4H,イソソルビド) 、4.25と4.7(2d,2H,CO−CH2−O)、4.5(m,1H,イ ソソルビド)、4.98(m,1H,イソソルビド)、5.38(d,1H,C H(C−11))、5.62(m,1H,イソソルビド)、(6.1(s,1H ,CH(C−4))、6.35(d,1H,CH(C−2))、6.85(d, 1H, CH(C−1))。 例2 標題の化合物は、例1と同じ方法でブデソニド−21−硝酸塩から調製される 。 例3 標題の化合物は、例1と同じ方法でブデソニド−21−酢酸塩から調製される 。 例4 標題の化合物は、例1と同じ方法でブデソニド−21−亜硝酸塩から調製され る。 例5 標題の化合物は、例1と同じ方法でトリアムシノロン−21−硝酸塩から調製 される。 例6 標題の化合物は、例1と同じ方法でトリアムシノロン−21−亜硝酸塩から調 製される。 例7 標題の化合物は、例1と同じ方法でトリアムシノロン−21−酢酸塩から調製 される。 例8 標題の化合物は、例1と同じ方法でデキサメタゾン−21−酢酸塩から調製さ れる。 例9 標題の化合物は、例1と同じ方法でデキサメタゾン−21−硝酸塩から調製さ れる。 例10 標題の化合物は、例1と同じ方法でデキサメタゾン−21−亜硝酸塩から調製 される。 例11 標題の化合物は、例1と同じ方法でベタメタゾン−21−酢酸塩から調製され る。 例12 標題の化合物は、例1と同じ方法でベタメタゾン−21−硝酸塩から調製され る。 例13 標題の化合物は、例1と同じ方法でベタメタゾン−21−亜硝酸塩から調製さ れる。 例14 標題の化合物は、例1と同じ方法でモメタゾンフロエート(mometasone furoa te)から調製される。 例15 標題の化合物は、例1と同じ方法でフルニソリド−21−酢酸塩から調製され る。 例16 標題の化合物は、例1と同じ方法でフルニソリド−21−硝酸塩から調製され る。 例17 標題の化合物は、例1と同じ方法でフルニソリド−21−亜硝酸塩から調製さ れる。 例18 標題の化合物は、例1と同じ方法でトリアムシノロン−21−酢酸塩アセトニ ドから調製される。 例19 標題の化合物は、例1と同じ方法でトリアムシノロン−21−硝酸塩アセトニ ドから調製される。 例20 標題の化合物は、例1と同じ方法でトリアムシノロン−21−亜硝酸塩アセト ニドから調製される。 例21 プレドニソロン−21−ヘミコハク酸(0.47g;1ミリモル)、イソソル ビド−5−モノ亜硝酸塩(0.9g;5ミリモル)およびDMAP(100mg) を、クロロホルム(20ml)とジメチルホルムアミド(2ml)に溶解した。この 溶液に、クロロホルム(5ml)中のジシクロヘキシルカルボジイミド(0.26 g;1.3ミリモル)を攪拌しながら加えた。反応混合物を一晩攪拌し、ろ過し た。ろ液を取って乾燥し、残渣をウォーターズ(Waters)マイクロボンダパック (μBondapak)カラム(30cm×5cm)で、25−75%アセトニトリル/水/ トリフルオロ酢酸の線形勾配を使用して精製した。所望の画分を集め、凍結乾燥 して mgの白色の物質を得た。FAB−MS:(M+Li)+=640;1H −NMR(CDCl3) δ 0.97(s,3H,CH3(C−18))、1 .47(s,3H,CH3(C−19))、2.6−2.85(m,4H,CO −(CH22−CO)、3.85−4.1(m,4H,イソソルビド)、4.5 と5.0(m,2H,イソソルビド)、4.5(d,1H,CH(C−11)) 、6.06(s,1H,CH(C−4))、6.35(d,1H,CH(C−2 ))、7.37(d,1H,CH(C−1))。 例22 発煙硝酸(1ml;d=1.49)と無水酢酸(2.5ml)を−10℃で一緒に した。この溶液に、クロロホルム(20ml)中のあらかじめ冷却した例21の懸 濁液(1ミリモル)を、攪拌しながら滴下して加えた。混合物を0℃で4時間攪 拌して、氷水(50ml)中に注いだ。有機相を分離し、水、飽和重炭酸ナトリウ ム、および水で洗浄した。硫酸ナトリウムで一晩乾燥後、固体をろ過し、ろ液を 取って乾固させた。残渣をウォーターズ(Waters)マイクロボンダパック(μBo ndapak)カラム(30cm×5cm)で、25−75%アセトニトリル/水/トリフ ルオロ酢酸の線形勾配を使用して精製した。 例23 酢酸(1ml)中の例21の溶液(0.02ミリモル)を55℃に加熱し、固体 亜硝酸ナトリウム(0.007g;0.1ミリモル)で30秒間処理した。氷水 (5ml)を加えて生成物を沈殿させ、ろ過した。固体を水で洗浄し、真空下でP25で乾燥して、白色の固体物質を得た。 例24 トリアムシノロン−21−ヘミコハク酸アセトニド(1ミリモル)、イソソル ビド−5−モノ硝酸塩(5ミリモル)およびDMAP(100mg)を、クロロホ ルム(20ml)とジメチルホルムアミド(2ml)に溶解した。この溶液に、クロ ロホルム(5ml)中のジシクロヘキシルカルボジイミド(1.3ミリモル)を攪 拌しながら加えた。反応混合物を一晩攪拌し、例21に記載のように処理して、 標題の化合物を得た。 例25 例22の調製方法に記載の方法により、例24から標題の化合物を調製した。 例26 例23の調製方法に記載の方法により、例24から標題の化合物を調製した。生物学的データ 主題化合物は、ステロイド活性を保持する酸化窒素供与体であり、例1と例2 1で証明されるように、インビトロ平滑筋弛緩活性測定で有用な薬理学的性質を 有することがわかった。試験化合物と親ステロイドを、平滑筋弛緩活性について 調べた。弛緩活性を測定するためのバイオアッセイとして、ラットの大動脈環測 定法を使用した。環をフェニルエフリン(phenylephrine)(0.3μM)であ らかじめ収縮させ、次にシステイン(Cys)とNG−L−ニトロアルギニンメ チルエステル(L−NAME)の存在下で、組織浴に化合物を加えた: A.CysとL−NAMEの存在下でのインビトロ平滑筋弛緩活性測定: これらのデータは、これらの化合物は平滑筋弛緩活性を有し、対照化合物ベク ロメタゾン−ジプロピオン酸塩は、何の作用も示さなかったことを示す。 B.プロスタグランジンE2(PGE2)合成のインビトロ阻害測定:ヒトの胎 児繊維芽細胞をIL−1で16時間処理し、プロスタグランジンE2をELIS Aで測定した。化合物は、IL−1の添加の時に加えた。この測定法は、前炎症 性物質であるプロスタグランジンE2(PGE2)の湯度を組織する化合物のイン ビトロ評価を与える: これらのデータは、酸化窒素の作成のための修飾を受けたステロイドは、PG E2の増加を阻害するのに有効であり、プロスタグランジン生成の防止の糖質コ ルチコイド作用を保持していることを示す。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年7月7日(1998.7.7) 【補正内容】 請求の範囲 1.式: A−B−C 1 (式中、 Aは、ヒドロキシル含有ステロイド残基であり; Cは、亜硝酸または硝酸化合物または他の酸化窒素供与化合物であり;そして Bは、C1−C10−アルキレン、C2−C10−アルケニレンまたはC2−C10− アルキニレンを含む結合基であり、アミド、エステル、カルバメート、またはカ ルボネート結合を介して、ヒドロキシル残基からAを結合し、アミノまたはヒド ロキシル基からCを結合し、ここで結合基Bは11−または21−位でAのヒド ロキシルに結合される) を有する化合物。 2.Aは以下よりなる群から選択される請求の範囲第1項に記載の化合物: 21−アセトキシプレグネノロン、 アルクロメタゾン(Alclometasone)、 アルゲストン(Algestone)、 アムシノニド(Amcinonide)、 ベクロメタゾン(Beclomethasone)、 ベタメタゾン(Betamethasone)、 ブデソニド(Budesonide)、 クロロプレドニソン(Chloroprednisone)、 クロベタソル(Clobetasol)、 クロコルトロン(Clocortolone)、 クロプレドノール(Cloprednol)、 コルチコステロン、 コルチゾン、 コルチカゾル(Corticazol)、 デフラザコルト(Deflazacort)、 デソニド(Desonide)、 デキサメタゾン、 ジフロラソン(Diflorasone)、 ジフルコルトロン(Diflucortolone)、 ジフルプレドネート(Difluprednate)、 エノキソロン(Enoxolone)、 フルアザコルト(Fluazacort)、 フルクロロニド(Flucloronide)、 フルメタゾン(Flumethasone)、 フルニソリド(Flunisolide)、 フルシノロンアセトニド(Flucinolone Acetonide)、 フルオシノニド(Fluocinonide)、 フルオコルチンブチル(Fluocortin Butyl)、 フルオコルトロン(Fluocortolone)、 フルオロメトロン(Fluorometholone)、 フルペロロンアセテート(Fluperolone,Acetate)、 フルプレドニデンアセテート(Fluprednidene Acetate)、 フルプレドニソロン(Fluprednisolone)、 フルランドレノリド(Flurandrenolide)、 ホルモコルタル(Formocortal)、 ハルシノニド(Halcinonide)、 ハロメタゾン(Halometasone)、 ハロプレドノンアセテート(Haloprednone Acetate)、 ヒドロコルタメート(Hydrocortamate)、 ヒドロコルチゾン、 ヒドロコルチゾンホスフェート、 ヒドロコルチゾン21−ナトリウムスクシネート、 ヒドロコルチゾンテルブテート(Hydrocortisone terbutate)、 マジイプレドン(Maziipredone)、 メドリゾン(Medrysone)、 メプレドニソン(Meprednisone)、 メチルプレドニソロン、 モメタゾンフロエート(Mometasone Furoate)、 パラメタゾン(Paramethasone)、 プレドニカルベート(Prednicarbate)、 プレドニソロン21−ジエチルアミノアセテート、 プレドノソロンナトリウムホスフェート(Prednisolone Sodium Phosphate)、 プレドノソロンナトリウムスクシネート(Prednisolone Sodium Succinate)、 プレドノソロンナトリウム21−m−スルホベンゾエート(Prednisolone Sodiu m 21-m-Sulfo-benzoate)、 プレドニソロン21−ステアロイルグリコレート(Prednisolone 21-Stearoylgl ycolate)、 プレドニソロンテルブテート(Prednisolone Terbutate)、 プレドノソロン21−トリメチルアセテート、 プレドニソン(Prednisone)、 プレドニバル(Prednival)、 プレドニリデン(Prednylidene)、 プレドニリデン21−ジエチルアミノアセテート、 チキソコルトール(Tixocortol)、 トリアムシノロン(Triamcinolone)、 トリアムシノロンアセトニド(Triamcinolone Acetonide)、 トリアムシノロンベネトニド(Triamcinolone Benetonide)、 トリアムシノロンヘキサセトニド(Triamcinolone Hexacetonide)、 および フルチカゾン(Fluticasone)。 3.Cは、硝酸グリセリル、硝酸アミル、モノ硝酸イソソルビド、二硝酸イソソ ルビド、硝酸マニトール、硝酸ペンタエリトリトール、または硝酸プロパチルで ある、請求の範囲第1項に記載の化合物。 4.Bは、アミド、エステル、カルバミン酸または炭酸結合を介して、Aのヒド ロキシル残基からAに、およびアミノまたはヒドロキシル基からCに結合してい る、請求の範囲第1項に記載の化合物。 5.式: (式中、式IIの点線は、1重結合または2重結合であり; R1は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル(O NO2)、ハロゲン、チオール、アルキルメルカプト、C4−C10−複素環(ここ で、1〜3個の炭素原子は、酸素、イオウ、窒素で置換されてよい)、C1−C1 0 −アルコキシ、アルキルシリルオキシ、C1−C10−アルキルよりなる群から選 択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、C1−C10−アルキル、C2 −C10−アルケニル、C2−C10−アルキニル、C1−C10−アルコキシ、アミノ 、ニトロ、ニトリル、カルボキシル、およびハロアルキル基で随時置換されてよ く; または R1は、式OCO−R6(式中、R6は、アルカン酸、C1−C10−アルキル、C2 −C10−アルケニル、C2−C10−アルキニル、またはC1−C10−アルコキシ 基である)の基であり; R2とR3は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステ ル(ONO2)、C1−C10−アルキル、C2−C10−アルケニル、C2−C10−ア ルキニル、C1−C10−アルコキシよりなる群、および式OCO−R7(式中、R7 は、2−フラニル、C1−C10−アルキル基またはC1−C10−アルコキシ基で ある)の基よりなる群から独立に選択され、ここで、上記のすべての基は、ヒド ロキシ、C1−C10−アルキル、C2−C10−アルケニル、C2−C10−アルキニ ル、C1−C10−アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリル、カルボキシル、およ びハロアルキル基で随時置換されてよく;または R2とR3は、式: (式中、KとLは、水素とC1−C10−アルキルよりなる群から選択されるか、 またはKとLは、C3−C10−脂環式炭化水素もしくはC4−C10−複素環を随時 形成してもよい;ここで1〜3個の炭素原子は、酸素、イオウ、窒素により置換 されてよい)の環状構造を随時形成してもよく; R4は、水素またはハロゲンであり; R5は、水素、ヒドロキシルまたは酸素であり; PとQは、水素、クロロ、フルオロおよびC1−C10−アルキル基よりなる群 から独立に選択され; Xは、酸素またはイオウであり; Yは、メチレン、酸素またはアミノであり; Zは、酸素またはアミノ基であり;そして nは約1〜4である)を有する化合物。 6.請求の範囲第5項に記載の化合物であって、 R1は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル(O NO2)、ハロゲン、チオール、1〜約6個の炭素原子を有するアルキルメルカ プト基、2〜5個の炭素原子および1〜2個のヘテロ原子を有する複素環基、1 〜約6個の炭素原子を有するアルコキシ基、3〜約8個の炭素原子を有するアル キルシリルオキシ基、1〜約6個の炭素原子を有するアルキル基よりなる群から 選択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、C1−C10−アルキル、 C2−C10−アルケニル、C2−C10−アルキニル、C1−C10−アルコキシ、ア ミノ、ニトロ、ニトリル、カルボキシル、およびハロアルキル基で随時置換され てよく;または R1は、式OCO−R6(式中、R6は、2〜約6個の炭素原子を有するアルカ ン酸基、1〜約6個の炭素原子を有するアルキル基、2〜約6個の炭素原子を有 するアルケニル基、2〜約6個の炭素原子を有するアルキニル基、または1〜約 6個の炭素原子を有するアルコキシ基である)の基であり; R2とR3は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル (ONO2)、1〜約6個の炭素原子を有するアルキル基、2〜約6個の炭素原 子を有するアルケニル基、2〜約6個の炭素原子を有するアルキニル基、1〜約 6個の炭素原子を有するアルコキシ基よりなる群から独立に選択され、ここで、 上記のすべての基は、ヒドロキシ、C1−C10−アルキル、C2−C10−アルケニ ル、C2−C10−アルキニル、C1−C10−アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリ ル、カルボキシル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく;または R2とR3は、式OCO−R7(式中、R7は、2−フラニル、1〜約6個の炭素 原子を有するアルキル基、または1〜約6個の炭素原子を有するアルコキシ基で ある)の基であり; R2とR3は、式: の環状構造を随時形成してもよく; R2とR3は、式: (式中、KとLは、水素と、1〜約6個の炭素原子を有するアルキル基よりなる 群から選択され;KとLは、好ましくは最大8個の炭素原子を有する脂環式炭化 水素環、または好ましくは最大6個の炭素原子と、窒素、酸素またはイオウから 選択される2つのヘテロ原子を有する複素環を、賄時形成してもよい)の環状構 造を随時形成してもよく; PとQは、水素、クロロ、フルオロおよび1〜約6個の炭素原子を有するアル キル基よりなる群から独立に選択される、上記化合物。 7.式: (式中、 式IIIの点線は、1重結合または2重結合を示し; R1は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル(O NO2)、酸素(ケトン)、C1−C10−アルコキシ、アルキルシリルオキシ、C1 −C10−アルキルよりなる群から選択され、ここで、上記のすべての基は、ヒ ドロキシ、C1−C10−アルキル、C2−C10−アルケニル、C2−C10−アルキ ニル、C1−C10−アルコキシ、アミノ、ニトロ、およびハロアルキル基で置換 されていてもよく;式)O−CO−R6(式中、R6は、アルカン酸、C1−C10 −アルキル、C2−C10−ア ルケニル、C2−C10−アルキニル、またはC1−C10−アルコキシ基である)の 基よりなる群から選択され; R2とR3は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル (ONO2)、C1−C10−アルキル、C2−C10−アルケニル、C2−C10−アル キニル、C1−C10−アルコキシ、および式OCO−R7(式中、R7は、2−フ ラニル、C1−C10−アルキル、C2−C10−アルケニル、C2−C10−アルキニ ルまたはC1−C10−アルコキシ基である)の基よりなる群から独立に選択され 、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、C1−C10−アルキル、C2−C10 −アルケニル、C2−C10−アルキニル、C1−C10−アルコキシ、アミノ、ニト ロ、ニトリル、カルボキシル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく;ま たは R2とR3は、式: (式中、KとLは、水素とC1−C10−アルキルよりなる群から選択されるか、 またはKとLは、C3−C10−脂環式炭化水素もしくはC4−C10−複素環を随時 形成してもよい)の環状構造を随時形成してもよく; R4は、水素またはハロゲンであり; R5は、水素、ヒドロキシルまたは酸素であり; PとQは、水素、クロロ、フルオロおよびC1−C10−アルキルよりなる群か ら独立に選択され; Xは、酸素またはイオウであり; Yは、メチレン、酸素またはアミノであり; Zは、酸素またはアミノであり;そして nは約1〜4である)を有する化合物。 8.式IIIを有する化合物であって、 R1は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル(O NO2)、ハロゲン、チオール、1〜約6個の炭素原子を有するアルキルメルカ プト基、2〜5個の炭素原子および1〜2個のヘテロ原子を有する複素環、1〜 約6個の炭素原子を有するアルコキシ基、3〜約8個の炭素原子を有するアルキ ルシリルオキシ基、1〜約6個の炭素原子を有するアルキル基よりなる群から選 択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、C1−C10−アルキル、C2 −C10−アルケニル、C2−C10−アルキニル、C1−C10−アルコキシ、アミノ 、ニトロ、ニトリル、カルボキシル、およびハロアルキル基で随時置換されてよ く;または R1は、式OCO−R6(式中、R6は、2〜約6個の炭素原子を有するアルカ ン酸基、1〜約6個の炭素原子を有するアルキル基、2〜約6個の炭素原子を有 するアルケニル基、2〜約6個の炭素原子を有するアルキニル基、または1〜約 6個の炭素原子を有するアルコキシ基である)の基であり; R2とR3は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル (ONO2)、1〜約6個の炭素原子を有するアルキル基、2〜約6個の炭素原 子を有するアルケニル基、2〜約6個の炭素原子を有するアルキニル基、1〜約 6個の炭素原子を有するアルコキシ基よりなる群から独立に選択され、ここで、 上記のすべての基は、ヒドロキシ、C1−C10−アルキル、C2−C10−アルケニ ル、C2−C10−アルキニル、C1−C10−アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリ ル、カルボキシル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく;または R2とR3は、式OCO−R7(式中、R7は、2−フラニル、1〜約6個の炭素 原子を有するアルキル基、または1〜約6個の炭素原子を有するアルコキシ基で ある)の基であり; R2とR3は、式:(式中、KとLは、水素と、1〜約6個の炭素原子を有するアルキル基よりなる 群から選択され;KとLは、好ましくは最大8個の炭素原子を有する脂環式炭化 水素環、または好ましくは最大6個の炭素原子と、窒素、酸素またはイオウから 選択される2つのヘテロ原子を有する複素環を、随時形成してもよい)の環状構 造を随時形成してもよく; PとQは、水素、クロロ、フルオロおよび1〜約6個の炭素原子を有するアル キル基よりなる群から独立に選択される、上記化合物。 9.請求の範囲第1、2、3、4、5、または6項に記載の化合物を、薬剤学的 に許容される担体と一緒に含む、薬剤組成物。 10.炎症の患者を治療するための薬剤を製造するための、請求の範囲第1、2 、3、4、5、または6項に記載の化合物の使用。 11.患者は、好ましくない平滑筋収縮も有する、請求の範囲第8項に記載の使 用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 キュリー,マーク,ジー. アメリカ合衆国63304 ミズーリ州セント チャールズ,メイソン リッジ ドライ ブ 404 (72)発明者 ザペック,マーク,イー. アメリカ合衆国62269 イリノイ州オファ ロン,グレン ホロウ ドライブ 914

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式: A−B−C 1 (式中、 Aは、ヒドロキシル含有ステロイドホルモンであり; Cは、亜硝酸または硝酸を含有する化合物であり:そして Bは、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニルである) を有する化合物。 2.Aは以下よりなる群から選択される請求の範囲第1項に記載の化合物: 21−アセトキシプレグネノロン、70 アルクロメタゾン(Alclometasone)、213 アルゲストン(Algestone)、229 アムシノニド(Amcinonide)、398 ベクロメタゾン(Beclomethasone)、1029 ベタメタゾン(Betamethasone)、1202 ブデソニド(Budesonide)、1455 クロロプレドニソン(Chloroprednisone)、2157 クロベタソル(Clobetasol)、2361 クロコルトロン(Clocortolone)、2368 クロプレドノール(Cloprednol)、2396 コルチコステロン、2532 コルチゾン、2533 コルチカゾル(Corticazol)、2536 デフラザコルト(Deflazacort)、2852 デソニド(Desonide)、2908 デキサメタゾン、2922 ジフロラソン(Diflorasone)、3126 ジフルコルトロン(Diflucortolone)、3129 ジフルプレドネート(Difluprednate)、3134 エノキソロン(Enoxolone)、3543 フルアザコルト(Fluazacort)、4048 フルクロロニド(Flucloronide)、4053 フルメタゾン(Flumethasone)、4066 フルニソリド(Flunisolide)、4071 フルシノロンアセトニド(Flucinolone Acetonide)、4076 フルオシノニド(Fluocinonide)、4077 フルオコルチンブチル(Fluocortin Butyl)、4078 フルオコルトロン(Fluocortolone)、4079 フルオロメトロン(Fluorometholone)、4104 フルペロロンアセテート(Fluperolone,Acetate)、4118 フルプレドニデンアセテート(Fluprednidene Acetate)、4115 フルプレドニソロン(Fluprednisolone)、4119 フルランドレノリド(Flurandrenolide)、4112 ホルモコルタル(Formocortal)、4156 ハルシノニド(Halcinonide)、4504 ハロメタゾン(Halometasone)、4510 ハロプレドノンアセテート(Haloprednone Acetate)、4512 ヒドロコルタメート(Hydrocortamate)、4709 ヒドロコルチゾン、4710 ヒドロコルチゾンホスフェート、4712 ヒドロコルチゾン21−ナトリウムスクシネート、4713 ヒドロコルチゾンテルブテート(Hydrocortisone terbutate)、4714 マジイプレドン(Maziipredone)、5644 メドリゾン(Medrysone)、5679 メプレドニソン(Meprednisone)、5750 メチルプレドニソロン、6028 モメタゾンフロエート(Mometasone Furoate)、6151 パラメタゾン(Paramethasone)、6977 プレドニカルベート(Prednicarbate)、7177 プレドニソロン21−ジエチルアミノアセテート、7720 プレドノソロンナトリウムホスフェート(Prednisolone Sodium Phosphate)、 7721 プレドノソロンナトリウムスクシネート(Prednisolone Sodium Succinate)、 7722 プレドノソロンナトリウム21−m−スルホベンゾエート(Prednisolone Sodiu m 21-m-Sulfo-benzoate)、7723 プレドニソロン21−ステアロイルグリコレート、7724 プレドニソロンテルブテート(Prednisolone Terbutate)、7725 プレドノソロン21−トリメチルアセテート、7726 プレドノソン(Prednisone)、7727 プレドニバル(Prednival)、7728 プレドニリデン(Prednylidene)、7729 プレドニリデン21−ジエチルアミノアセテート、7729 チキソコルトール(Tixocortol)、9408 トリアムシノロン(Triamcinolone)、9511 トリアムシノロンアセトニド(Triamcinolone Acetonide)、9512 トリアムシノロンベネトニド(Triamcinolone Benetonide)、9513 トリアムシノロンヘキサセトニド(Triamcinolone Hexacetonide)、9514 および フルチカゾン(Fluticasone)。 3.Cは、硝酸グリセリル、硝酸アミル、モノ硝酸イソソルビド、二硝酸イソソ ルビド、硝酸マニトール、硝酸ペンタエリトリトール、または硝酸プロパチルで ある、請求の範囲第1項に記載の化合物。 4.Bは、アミド、エステル、カルバミン酸または炭酸結合を介して、Aのヒド ロキシル残基からAに、およびアミノまたはヒドロキシル基からCに結合してい る、請求の範囲第1項に記載の化合物。 5.式:(式中、式II線は、1重結合または2重結合であり; R1は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル(O NO2)、ハロゲン、チオール、アルキルメルカプト、複素環、低級アルコキシ 、アルキルシリルオキシ、低級アルキルよりなる群から選択され、ここで、上記 のすべての基は、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル 、低級アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリル、カルボキシル、およびハロアル キル基で随時置換されてよく; または R1は、式OCO−R6(式中、R6は、アルカン酸、低級アルキル、低級アル ケニル、低級アルキニル、または低級アルコキシ基である)の基であり; R2とR3は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル (ONO2)、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキ シよりなる群から独立に選択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、 低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、ニ トロ、ニトリル、カルボキシル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく; または R2とR3は、式: (式中、KとLは、水素と低級アルキルよりなる群から選択されるか、またはK とLは、脂環式炭化水素もしくは複素環を随時形成してもよい)の環状構造を随 時形成してもよく; R4は、水素またはハロゲンであり; R5は、水素、ヒドロキシルまたは酸素であり; PとQは、水素、クロロ、フルオロおよび低級アルキル基よりなる群から独立 に選択され; Xは、酸素またはイオウであり; Yは、メチレン、酸素またはアミノであり; Zは、酸素またはアミノ基であり;そして nは約1〜4である)を有する化合物。 6.請求の範囲第5項に記載の化合物であって、 R1は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル(O NO2)、ハロゲン、チオール、1〜約6個の炭素原子を有するアルキルメルカ プト基、2〜5個の炭素原子および1〜2個のヘテロ原子を有する複素環、1〜 約6個の炭素原子を有する低級アルコキシ基、3〜約8個の炭素原子を有するア ルキルシリルオキシ基、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基よりなる 群から選択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、低級アルキル、低 級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリル、 カルボキシル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく;または R1は、式OCO−R6(式中、R6は、2〜約6個の炭素原子を有するアルカ ン酸基、約6個までの炭素原子を有する低級アルキル基、約6個までの炭素原子 を有する低級アルケニル基、2〜約6個の炭素原子を有する低級アルキニル基、 または1〜約6個の炭素原子を有する低級アルコキシ基である)の基であり; R2とR3は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル (ONO2)、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基、2〜約6個の炭 素原子を有する低級アルケニル基、2〜約6個の炭素原子を有する低級アルキニ ル基、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルコキシ基よりなる群から独立に選 択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アル ケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリル、カルボ キシル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく;または R2とR3は、式OCO−R7(式中、R7は、2−フラニル、1〜約6個の炭素 原子を有する低級アルキル基または1〜約6個の炭素原子を有する低級アルコキ シ基である)の基であり; R2とR3は、式: (式中、KとLは、水素と、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基より なる群から選択され;KとLは、好ましくは最大8個の炭素原子を有する脂環式 炭化水素環、または好ましくは最大6個の炭素原子と窒素、酸素またはイオウか ら選択される2つのヘテロ原子を有する複素環を、随時形成してもよい)の環状 構造を随時形成してもよく; PとQは、水素、クロロ、フルオロおよび1〜約6個の炭素原子を有する低級 アルキル基よりなる群から独立に選択される、上記化合物。 7.式: (式中、 式IIIの点線は、1重結合または2重結合を示し; R1は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル(O NO2)、酸素(ケトン)、低級アルコキシ、アルキルシリルオキシ、低級アル キル(ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルケニ ル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、ニトロ、およびハロアルキル基 で随時置換されてよい);式OCO−R6(式中、R6は、アルカン酸、低級アル キル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、または低級アルコキシ基である )の基、よりなる群から選択され; R2とR3は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル (ONO2)、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキ シよりなる群、および式OCO−R7(式中、R7は、2−フラニル、低級アルキ ル、低級アルケニル、低級アルキニルまたは低級アルコキシ基である)の基から 独立に選択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、低級アルキル、低 級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリル、 カルボキシル、およびハロアルキル基で賄時置換されてよく;または R2とR3は、式: (式中、KとLは、水素と低級アルキルよりなる群から選択されるか、またはK とLは、脂環式炭化水素もしくは複素環を随時形成してもよい)の環状構造を随 時形成してもよく; R4は、水素またはハロゲンであり; R5は、水素、ヒドロキシルまたは酸素であり; PとQは、水素、クロロ、フルオロおよび低級アルキルよりなる群から独立に 選択され; Xは、酸素またはイオウであり; Yは、メチレン、酸素またはアミノであり; Zは、酸素またはアミノであり;そして nは約1〜4である)を有する化合物。 8.請求の範囲第7項に記載の化合物であって、 R1は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル(O NO2)、ハロゲン、チオール、1〜約6個の炭素原子を有するアルキルメルカ プト基、2〜5個の炭素原子および1〜2個のヘテロ原子を有する複素環、1〜 約6個の炭素原子を有する低級アルコキシ基、3〜約8個の炭素原子を有するア ルキルシリルオキシ基、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基よりなる 群から選択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、低級アルキル、低 級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリル、 カルボキシル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく;または R1は、式OCO−R6(式中、R6は、2〜約6個の炭素原子を有するアルカ ン酸基、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基、2〜約6個の炭素原子 を有する低級アルケニル基、2〜約6個の炭素原子を有する低級アルキニル基、 または1〜約6個の炭素原子を有する低級アルコキシ基である)の基であり; R2とR3は、水素、ヒドロキシル、亜硝酸エステル(ONO)、硝酸エステル (ONO2)、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基、2〜約6個の炭 素原子を有する低級アルケニル基、2〜約6個の炭素原子を有する低級アルキニ ル基、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルコキシ基よりなる群から独立に選 択され、ここで、上記のすべての基は、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルケ ニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、アミノ、ニトロ、ニトリル、カルボキ シル、およびハロアルキル基で随時置換されてよく;または R2とR3は、式OCO−R7(式中、R7は、2−フラニル、1〜約6個の炭素 原子を有する低級アルキル基、または1〜約6個の炭素原子を有する低級アルコ キシ基である)の基であり; R2とR3は、式:(式中、KとLは、水素と、1〜約6個の炭素原子を有する低級アルキル基より なる群から選択され;KとLは、好ましくは最大8個の炭素原子を有する脂環式 炭化水素環、または好ましくは最大6個の炭素原子と窒素、酸素またはイオウか ら選択される2つのヘテロ原子を有する複素環を、随時形成してもよい)の環状 構造を随時形成してもよく; PとQは、水素、クロロ、フルオロおよび1〜約6個の炭素原子を有する低級 アルキル基よりなる群から独立に選択される、上記化合物。 9.請求の範囲第1、2、3、4、5、または6項に記載の化合物を、薬剤学的 に許容される担体と一緒に含む、薬剤組成物。 10.治療上有効量の請求の範囲第1、2、3、4、5、または6項に記載の化 合物を投与することによる、炎症の患者の治療方法。 11.患者は、好ましくない平滑筋収縮も有する、請求の範囲第8項に記載の方 法。
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