JPS606668Y2 - 自動車の変速機用クラツチハブ - Google Patents
自動車の変速機用クラツチハブInfo
- Publication number
- JPS606668Y2 JPS606668Y2 JP2958979U JP2958979U JPS606668Y2 JP S606668 Y2 JPS606668 Y2 JP S606668Y2 JP 2958979 U JP2958979 U JP 2958979U JP 2958979 U JP2958979 U JP 2958979U JP S606668 Y2 JPS606668 Y2 JP S606668Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch hub
- synchronizer
- key
- synchronizer key
- keyway
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、自動車の変速機用クラッチハブの改良に関
するものである。
するものである。
従来、第1図に示す如く、クラッチハブ1のキー溝2に
収容したシンクロナイザ−キー3を、ハブスリーブ4に
係合させ、該ハブスリーブ4の変速操作でキー3をスラ
イドさせてシンクロナイザ−リング5をシンクロナイザ
−ギヤ6に押し当て、ついで、キー3との係合が外れた
ハブスリーブ4をギヤー6に噛合させて変速を完了する
ようにした自動車の変速機は種々実用化されている(例
えば実開昭54−1762−1公報参照)。
収容したシンクロナイザ−キー3を、ハブスリーブ4に
係合させ、該ハブスリーブ4の変速操作でキー3をスラ
イドさせてシンクロナイザ−リング5をシンクロナイザ
−ギヤ6に押し当て、ついで、キー3との係合が外れた
ハブスリーブ4をギヤー6に噛合させて変速を完了する
ようにした自動車の変速機は種々実用化されている(例
えば実開昭54−1762−1公報参照)。
ところで、5速ギヤ又はリバースギヤに用いられる同期
装置、つまり、クラッチハブ1の片側にのみシンクロナ
イザ−リング5、シンクロナイザ−ギヤ6を配し、この
方向にクラッチハブスリーブ4がスライドして同期作用
を行なって変速し、他方向へはスライドしないタイプの
同期装置に用いられるクラッチハブ1は、同期のために
他方向へはスライドしないが、5速段又はリバース段を
解除するとき、クラッチハブスリーブ4の復帰がオーバ
ーストロークとなることがあり、その時の落ち込みを防
止するためにシンクロナイザ−キー3の他方向へのスラ
イドを阻止する必要があり、このため、クラッチハブ1
に設けたリング収納溝7にリテーニングリング8を嵌装
するようにしていたから、リング収納溝7の機械加工や
りテーニングリング8の組付けが煩わしく、製造コスト
アップにつながっていた。
装置、つまり、クラッチハブ1の片側にのみシンクロナ
イザ−リング5、シンクロナイザ−ギヤ6を配し、この
方向にクラッチハブスリーブ4がスライドして同期作用
を行なって変速し、他方向へはスライドしないタイプの
同期装置に用いられるクラッチハブ1は、同期のために
他方向へはスライドしないが、5速段又はリバース段を
解除するとき、クラッチハブスリーブ4の復帰がオーバ
ーストロークとなることがあり、その時の落ち込みを防
止するためにシンクロナイザ−キー3の他方向へのスラ
イドを阻止する必要があり、このため、クラッチハブ1
に設けたリング収納溝7にリテーニングリング8を嵌装
するようにしていたから、リング収納溝7の機械加工や
りテーニングリング8の組付けが煩わしく、製造コスト
アップにつながっていた。
この考案は、上記従来の欠点を解消するため、リング収
納溝7の機械加工やりテーニングリング8の組付けを不
要にしたもので、それを添附図面に示す実施例について
詳細に説明すると、第2図、第3図及び第4図に示すよ
うに、クラッチハブ11の円周上3等分(120度)の
位置に夫々設けた軸方向のキー溝12,12.12のシ
ンクロナイザ−リング5が配されていない側の端部に、
該キー溝12.・・・、12の円周方向の幅を狭める方
向にキー溝内壁から突出し、45度の斜面を有する突起
12a、・・・12aを、焼結合金製の該クラッチハブ
11の成型加工時に一体的に形成する。
納溝7の機械加工やりテーニングリング8の組付けを不
要にしたもので、それを添附図面に示す実施例について
詳細に説明すると、第2図、第3図及び第4図に示すよ
うに、クラッチハブ11の円周上3等分(120度)の
位置に夫々設けた軸方向のキー溝12,12.12のシ
ンクロナイザ−リング5が配されていない側の端部に、
該キー溝12.・・・、12の円周方向の幅を狭める方
向にキー溝内壁から突出し、45度の斜面を有する突起
12a、・・・12aを、焼結合金製の該クラッチハブ
11の成型加工時に一体的に形成する。
該突起12a、・・・12aは、従来のリング収納溝7
に嵌装したりテーニングリング8に代って、シンクロナ
イザ−キー3の軸方向のスライドを規制する役目を果す
ものである。
に嵌装したりテーニングリング8に代って、シンクロナ
イザ−キー3の軸方向のスライドを規制する役目を果す
ものである。
該突起12a、・・・12aをクラッチハブ11の成型
加工時に一体戊型するに際しては、既存の金型に僅かの
改良を加えるのみでよく、金型やクラッチハブ11のコ
ストアップがほとんどない。
加工時に一体戊型するに際しては、既存の金型に僅かの
改良を加えるのみでよく、金型やクラッチハブ11のコ
ストアップがほとんどない。
以上のように、この考案は、キー溝にシンクロナイザ−
キーの軸方向のスライドを規制する突起を一体的に形成
したクラッチハブであるから、従来のりテーニングリン
グを廃止でき、また、リテーニングリングを嵌装するリ
ング収納溝の機械加工の手間や、それを組付ける時間が
不要となる。
キーの軸方向のスライドを規制する突起を一体的に形成
したクラッチハブであるから、従来のりテーニングリン
グを廃止でき、また、リテーニングリングを嵌装するリ
ング収納溝の機械加工の手間や、それを組付ける時間が
不要となる。
さらに、クラッチハブ及び突起の信頼性も向上する。
第1図は従来のクラッチハブの縦断面図、第2図はこの
考案に係るクラッチハブの正面図、第3図は第2図の縦
断面図、第4図はキー溝の拡大平面図である。 3・・・・・・シンクロナイザ−キー 11・・・・・
・クラッチハブ、12・・・・・・キー溝、12a・・
・・・・突起。
考案に係るクラッチハブの正面図、第3図は第2図の縦
断面図、第4図はキー溝の拡大平面図である。 3・・・・・・シンクロナイザ−キー 11・・・・・
・クラッチハブ、12・・・・・・キー溝、12a・・
・・・・突起。
Claims (1)
- クラッチハブ上で摺動するシンクロナイザ−キーとクラ
ッチハブスリーブとを有し、−側にのみシンクロナイザ
−リングを配して同期作用を行なう回期噛合装置の焼結
合金製のクラッチハブであって、該クラッチハブの円周
上には軸方向にシンクロナイザ−キーを摺動自在に収容
するキー溝が形成されており、シンクロナイザ−リング
が配されていない側のキー溝の端部に、該キー溝の円周
方向の幅を狭める方向にキー溝内壁から突出し、シンク
ロナイザ−キーの軸方向のスライドを規制する突起がク
ラッチハブと一体に形成されていることを特徴とする自
動車の変速機用クラッチハブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2958979U JPS606668Y2 (ja) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | 自動車の変速機用クラツチハブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2958979U JPS606668Y2 (ja) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | 自動車の変速機用クラツチハブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55130932U JPS55130932U (ja) | 1980-09-16 |
JPS606668Y2 true JPS606668Y2 (ja) | 1985-03-04 |
Family
ID=28877650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2958979U Expired JPS606668Y2 (ja) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | 自動車の変速機用クラツチハブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606668Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-03-07 JP JP2958979U patent/JPS606668Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55130932U (ja) | 1980-09-16 |
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