JPS6065993A

JPS6065993A - 大容量用トラップ

Info

Publication number: JPS6065993A
Application number: JP17400283A
Authority: JP
Inventors: 理宮田; 正小池
Original assignee: TLV Co Ltd
Current assignee: TLV Co Ltd
Priority date: 1983-09-19
Filing date: 1983-09-19
Publication date: 1985-04-15
Also published as: JPS6257872B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（目的）本発明は蒸気、圧縮空気配管系に発生する復水を自動的
に排出するトラップに関し、特に、弁室と出口を連通ず
る排出通路に弁を配し、弁室内に配したフロートで弁を
駆動操作して排出通路を開閉する大容量用トラップに関
する。

弁室と出口を連通ずる排出通路に弁を配置し、弁室内に
配置したフロートで弁を駆動操作する大容量用トラップ
に於いては、復水の排出容量に対して、充分な弁口通過
面積が得られるように大口径の弁口を必要とする。大口
径の弁口を開弁させるためには、弁口面積に作用する流
体圧力に打ち勝つだけの非常に大きな開弁力、すなわち
、大きなフロートを必要とする。

この不便に対する従来の最良の解決策の一つが、特開昭
５５−１２３０９６号公報に示されている。

ここでは、弁ケーシングで作った弁室に、互に向かい合
って位置して開口する二つの弁口が形成されている。二
つの弁口を回転軸の回りに軸対称に閉塞するシリンダ状
の弁体が配置されている。

弁室内に弁体を回転操作するフロートが配置されている
。弁体には弁口とほぼ同じ大きさの二つの通孔が開けら
れている。

フロートは弁室内に溜る復水から浮力を受け、弁室内液
位と共に浮上降下する。フロートの浮上降下と共に弁体
が回転軸の回りに回転する。フロートの浮上最高位で通
孔が弁口と整列し、降下最低位で弁口が弁体の外表面で
閉塞される。

そして、弁体は二つの弁口を軸対称に開閉するので、弁
口部で弁体に作用する流体圧力は軸対称に反対向きに作
用して互に相殺され、弁体を操作するフロートの駆動力
は小さくて済み、フロートは小さなもので開閉弁するこ
とができる。

しかし、上記のトラップでは、トラップ自体が大形にな
る問題がある。

これは、弁体が全開位置から全開位置まで回転するため
には、フロートは約９０度の回転角を必要とし、フロー
トの移動範囲を収容するだけの大きな弁室を必要とする
ためである。

本発明の技術的課題は、フロートの回転角の変化に対し
て、弁口の開度の変化を太き（することである。

く構成）上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術
的手段は、（イ）弁室内に向かい合って開口する流入口
を形成し、（ロ）流入口と直角に向かい合って開口する
弁口を形成し、（ハ）流入口と弁口の交わる開口端に、
流入口と弁口をそれぞれ回転軸の回りに軸対称に開閉す
る十字状に形成した四枚羽根の弁体を配置し、（ニ）弁
室内に配置したフロートで弁体を回転操作する、もので
ある。

上記の技術的手段の作用は下記の通りである。

十字状に交わりかつ流入口と弁口がそれぞれ向い合う流
入口と弁口を、十字状に形成した四枚羽根の弁体で開閉
弁するので、いかなる開閉弁位置に於いても弁体に作用
する流入口側圧力は軸対称に反対向きに作用し互いに相
殺される。同様に、弁口側圧力も軸対称に反対向きに作
用し互に相殺される。従って、弁体を操作する駆動力は
小さくてすみ、フロートを小さくできる。

また、十字状に交わる流入口と弁口を十字状の四枚羽根
で開閉するので、フロートは４５度回転することにより
、弁体を全開位置から全開位置まで回転させることがで
きる。従って、フロートの回転角の変化に対して、流入
口及び弁口の開度の変化の割合は大きくなり、フロート
の移動範囲が小さくなるので、トラップ自体を小さくす
ることができる。

（特有の効果）本考案は下記の特有の効果を奏する。

開弁時に於いて、対向する流入口から流入した流体同士
が開口部で衝突し、直角方向の弁口へ流れるものでは、
流体が乱流して流量係数が小さくなるが、本発明では、
流入口から弁口に流れる流体は弁体の羽根に当って直角
方向に方向転換した後、排出流体が合流するので、流量
係数が大きい。

（実施例１）本発明の具体的な一実施例（第１図と第２図参照）を説
明する。

５− 椀状部材１にフランジ２を溶接して（参照番号３．４の
個所）本体５を形成し、本体５と蓋６をナツト７で結合
して内部に弁室８を形成する弁ケーシングを構成する。

蓋６には蓋６を貫通して弁室８内に伸びる入口側配管部
材９が溶接されている（番号１０．１１の個所）。入口
配管部材９は復水発生源（図示せず）に接続される。蓋
６内壁には排出部材１２をボルト１５で取り付けている
。

排出部材１２には弁室８に連通ずる流入口１３と、流入
通路１４から流入口１３に向い合って開口する流入口１
６が設けられている。また、流入口１３．１６に対して
直角方向に開口する弁口１７．１８が設けられている。

弁口１７．１８は流出通路１９．２０を通して蓋６に開
けた出口２１に連通し、出口２１には出口側配管部材２
２が溶接されている（番＠２３．２４の個所）。流入口
１３．１６と弁口１７．１８の開口部に弁体２５が配置
されている。弁体２５は回転軸２６と回転軸２６の両端
に形成された円盤部２７と回転軸２６の半６一径方向に伸びた十字状の四枚の羽根部２８からなり、回
転軸２６の両端の円盤部２７は軸受は台２９．３０に支
持された軸受け３１．３２に軸受けされている。軸受は
台２９．３０はボルト３３．３４で排出部材１２に取り
付けられている。排出部材１２と弁体２５の円盤部２７
の間にシールリング３５．３６を介在させる。流入口１
３．１６と弁口１７．１８の開目端内周縁に弁座面３７
を形成している。弁室８内に球形中空の金属製フロート
３８を収容している。７日−ト３８はレバー３９を介し
て、流入口１３に面する弁体２５の羽根部２８にボルト
４０で結合したプレート４１に嵌め合され、弁体２５に
連結している。。

作動は次の通りである。すなわち、入口側配管部材９を
通って蒸気、圧縮空気及び復水が弁室８内に流入する。

フロート３８は弁室８内に溜る復水から浮力を受け、液
位と共に浮上降下する。フロート３８の浮上降下と共に
弁体２５が回転軸２６の回りに回転する。フロート３８
は降下最低位（第１図面の状態）で弁体２５の羽根が弁
座面３７に首座して流入口１３．１６及び弁口１７．１
８を塞いでいる。弁至８内の復水量が多くなるとフロー
ト３８が上昇し、弁体２５は回転軸２６の回り（第１図
に於いて時計回り方向）に回転し、流入口１３．１６及
び弁口１７．１８を開く。そして、フロート３８の浮上
最高位で、すなわち、フロートが約４５度回転し、弁体
２５の羽根２８が流入口１３．１６と弁口１７．１８の
中央に位置した状態で全開状態になる。弁室８内の復水
量が少なくなるとフロート３８は降下し、弁体２５が時
計回りと反対方向に回転する。この様な作動を繰り返す
。

本実施例に於いては、弁体２５の羽根部２８が回転軸２
６の回りに回転して、弁座面３７に離着座して開閉弁す
るので弁体と弁座の間にゴミがかみ込んで作動不能にな
ることがない。

（第２実施例）弁体２５は第３図に示す様に、排出部材１２の流入口１
３．１６と弁口１７．１Ｂの開口先端面に形成した弁座
面５１に弁体２５の四枚羽根２８の先端外周面が摺接す
るように形成してもよい。

この場合は流入口１３．１６及び弁口１７．１８の開口
部を円形状に切削するだけでに弁座面５１を形成でき加
工が容易で精度が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のトラップの断面図、第２図
は第１図の■−■線断面図、第３図は別の実施例の弁体
部分のみの第１図と同様な断面図である。８・・・弁室、　１３・１６・・・流入口、　弁口・・
・１７・１８、２５・・・弁体、　２６・・・回転軸、
　２８・・・羽根部、　３８・・・フロート特許出願人９−

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　弁室内に向い合って開口する流入口を形成し、
流入口と直角に向かい合って開口する弁口を形成し、流
入口と弁口の交わる開口端に、流入口と弁口をそれぞれ
回転軸の回りに軸対称に開閉する十字状に形成した四枚
羽根の弁体を配置し、弁室内に配置したフロートで弁体
を回転操作する大容量用トラップ。