JPS606579Y2 - 内燃機関の給油装置 - Google Patents
内燃機関の給油装置Info
- Publication number
- JPS606579Y2 JPS606579Y2 JP11477980U JP11477980U JPS606579Y2 JP S606579 Y2 JPS606579 Y2 JP S606579Y2 JP 11477980 U JP11477980 U JP 11477980U JP 11477980 U JP11477980 U JP 11477980U JP S606579 Y2 JPS606579 Y2 JP S606579Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- valve
- pump
- pressure
- lubrication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関における給油装置に関し、停止中の定
期給油等に際して弁腕部に対する給油を省くようにした
ものである。
期給油等に際して弁腕部に対する給油を省くようにした
ものである。
ところで、非常発電用の内燃機関のように、何時でも起
動可能な状態に保持するため停止中に定期給油が行われ
る機関にあっては、停止期間が長くなり、その間におけ
る給油の回数が多くなった場合に、シリンダヘッド上部
の弁腕部に供給された潤滑油の一部が吸排気弁の案内部
や弁座の隙間から燃焼室に侵入して該室内に多量の潤滑
油が溜ることになるのであり、そのため起動させようと
した場合に燃焼が開始されず、起動しないといった問題
を生じるのである。
動可能な状態に保持するため停止中に定期給油が行われ
る機関にあっては、停止期間が長くなり、その間におけ
る給油の回数が多くなった場合に、シリンダヘッド上部
の弁腕部に供給された潤滑油の一部が吸排気弁の案内部
や弁座の隙間から燃焼室に侵入して該室内に多量の潤滑
油が溜ることになるのであり、そのため起動させようと
した場合に燃焼が開始されず、起動しないといった問題
を生じるのである。
これに対しては、弁腕部に対する給油系統をクランク軸
主軸受等に対する機関本体の給油系統から独立させ、停
止中の給油に際しては本体に対する給油のみを行うよう
にする場合があるが、このようにすると給油系統が二系
統必要なためコストが著し高く付くのである。
主軸受等に対する機関本体の給油系統から独立させ、停
止中の給油に際しては本体に対する給油のみを行うよう
にする場合があるが、このようにすると給油系統が二系
統必要なためコストが著し高く付くのである。
本考案はこのような実情に鑑みてなされたもので、機関
駆動の潤滑ポンプと停止時用の外部駆動の潤滑ポンプを
有し、且つクランク軸主軸受等の機関本体への給油路か
ら弁腕部への給油路が分岐された潤滑系統において、上
記両ポンプの吐出側に夫々調圧弁を設置して、外部駆動
ポンプの吐出圧を機関駆動ポンプの吐出圧より低く設定
すると共に、弁腕部への給油路に前者の油圧では該路を
閉じ、後者の油圧が作用した場合に該路を開く油圧開閉
弁を設置することにより、通常の運転時には機関本体及
び弁腕部の両者に給油すると共に、停止中の定期給油等
に際しては弁腕部に給油しないようになし、これにより
上記の弊害を防止するようにしたものである。
駆動の潤滑ポンプと停止時用の外部駆動の潤滑ポンプを
有し、且つクランク軸主軸受等の機関本体への給油路か
ら弁腕部への給油路が分岐された潤滑系統において、上
記両ポンプの吐出側に夫々調圧弁を設置して、外部駆動
ポンプの吐出圧を機関駆動ポンプの吐出圧より低く設定
すると共に、弁腕部への給油路に前者の油圧では該路を
閉じ、後者の油圧が作用した場合に該路を開く油圧開閉
弁を設置することにより、通常の運転時には機関本体及
び弁腕部の両者に給油すると共に、停止中の定期給油等
に際しては弁腕部に給油しないようになし、これにより
上記の弊害を防止するようにしたものである。
以下これを図に示す実施例により説明すると、１は機関
、２は該機関の潤滑系統で、該系統には機関自身に駆動
される潤滑ポンプ３、及び機関の停止時に手動或はモー
ター等により駆動される外部駆動の潤滑ポンプ４が平列
に配置されていると共に、該系統の下流側は上記機関１
におけるクランク軸主軸受等の本体１ａに至る給油路２
ａとシリンダヘッド上部の弁腕部１ｂに至る給油路２ｂ
に分岐されている。
、２は該機関の潤滑系統で、該系統には機関自身に駆動
される潤滑ポンプ３、及び機関の停止時に手動或はモー
ター等により駆動される外部駆動の潤滑ポンプ４が平列
に配置されていると共に、該系統の下流側は上記機関１
におけるクランク軸主軸受等の本体１ａに至る給油路２
ａとシリンダヘッド上部の弁腕部１ｂに至る給油路２ｂ
に分岐されている。
５は上記機関駆動ポンプ３の吐出側に設置された調圧弁
、６は外部駆動ポンプ４の吐出側に設置された調圧弁で
、これらにより両ポンプの吐出圧が夫々一定圧に調節さ
れるのであるが、外部駆動ポンプの吐出圧は機関駆動ポ
ンプの吐出圧より低く設定されている。
、６は外部駆動ポンプ４の吐出側に設置された調圧弁で
、これらにより両ポンプの吐出圧が夫々一定圧に調節さ
れるのであるが、外部駆動ポンプの吐出圧は機関駆動ポ
ンプの吐出圧より低く設定されている。
７は上記弁腕部給油路２ｂ上に設置された油圧開閉弁で
、上流側から一定以上の油圧が作用した場合に開いて該
給油路２ｂを連通させるのであるが、その開弁圧力は上
記両ポンプの吐出圧の中間の値とされている。
、上流側から一定以上の油圧が作用した場合に開いて該
給油路２ｂを連通させるのであるが、その開弁圧力は上
記両ポンプの吐出圧の中間の値とされている。
尚、図中８は機関駆動ポンプ３の作動時にその吐出油が
外部駆動ポンプ４側に流れることを防止する逆止弁であ
る。
外部駆動ポンプ４側に流れることを防止する逆止弁であ
る。
上記の構成によれば、機関の運転時は該機関に駆動され
るポンプ３が作動し、その吐出油は調圧弁５により一定
圧に調整された上で機関側に供給されるのであるが、そ
の圧力は弁腕部１ｂへの給油路２ｂ上に設置された開閉
弁７の開弁圧より大きいから、潤滑油は機関本体１ａ及
び弁腕部１ｂの両方に供給されるのである。
るポンプ３が作動し、その吐出油は調圧弁５により一定
圧に調整された上で機関側に供給されるのであるが、そ
の圧力は弁腕部１ｂへの給油路２ｂ上に設置された開閉
弁７の開弁圧より大きいから、潤滑油は機関本体１ａ及
び弁腕部１ｂの両方に供給されるのである。
然るに機関停止中における定期給油等に際して外部駆動
ポンプ４を作動させた場合は、調圧弁６により調整され
る油圧が上記開閉弁７の開弁圧より低いため該弁は開か
ないのであり、そのためポンプ４の吐出油は機関本体１
ａにだけ供給され、弁腕部１ｂには供給されないことに
なるのであり、これにより停止中の給油により燃焼室に
潤滑油が溜ることが防止されるのである。
ポンプ４を作動させた場合は、調圧弁６により調整され
る油圧が上記開閉弁７の開弁圧より低いため該弁は開か
ないのであり、そのためポンプ４の吐出油は機関本体１
ａにだけ供給され、弁腕部１ｂには供給されないことに
なるのであり、これにより停止中の給油により燃焼室に
潤滑油が溜ることが防止されるのである。
以上のように本考案は、機関駆動の潤滑ポンプ及び外部
駆動の潤滑ポンプを有する潤滑系統におて、調圧弁によ
り後者ポンプの吐出圧を前者ポンプの吐出圧より低く設
定すると共に、該系統から分岐された弁腕部給油路上に
上記両ポンプの吐出圧の中間の油圧で開弁する開閉弁を
設置する構成としたから、通常の機関運転時は従来同様
に機関本体のクランク軸主軸受等及び弁腕部の両者に潤
滑油が供給されると共に、機関停止中における定期給油
等に際しては本体にのみ給油されて弁腕部に対する給油
が省れることになり、これにより停止期間が長期間にわ
たり、その間における定期給油の回数が多くなった場合
にも燃焼室内に潤滑油が溜ることが防止され、非常発電
用の機関において起動不能となる等の弊害が防止される
効果を奏するのである。
駆動の潤滑ポンプを有する潤滑系統におて、調圧弁によ
り後者ポンプの吐出圧を前者ポンプの吐出圧より低く設
定すると共に、該系統から分岐された弁腕部給油路上に
上記両ポンプの吐出圧の中間の油圧で開弁する開閉弁を
設置する構成としたから、通常の機関運転時は従来同様
に機関本体のクランク軸主軸受等及び弁腕部の両者に潤
滑油が供給されると共に、機関停止中における定期給油
等に際しては本体にのみ給油されて弁腕部に対する給油
が省れることになり、これにより停止期間が長期間にわ
たり、その間における定期給油の回数が多くなった場合
にも燃焼室内に潤滑油が溜ることが防止され、非常発電
用の機関において起動不能となる等の弊害が防止される
効果を奏するのである。
図は本考案給油装置の油圧回路図である。
１は機関、１ｂは弁腕部、２は潤滑系統、２ｂは弁腕部
給油路、３は機関駆動の潤滑ポンプ、４は外部駆動の潤
滑ポンプ、５，６は調圧弁、７は油圧開閉弁。
給油路、３は機関駆動の潤滑ポンプ、４は外部駆動の潤
滑ポンプ、５，６は調圧弁、７は油圧開閉弁。
Claims (1)
- 機関駆動の潤滑ポンプと外部駆動の潤滑ポンプを有する
潤滑系統において、調圧弁により後者ポンプの吐出圧を
前者ポンプの吐出圧より低く設定すると共に、両油圧の
中間の油圧で開弁する油圧開閉弁を上記系統における弁
腕部給油路に設置したことを特徴とする内燃機関の給油
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11477980U JPS606579Y2 (ja) | 1980-08-12 | 1980-08-12 | 内燃機関の給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11477980U JPS606579Y2 (ja) | 1980-08-12 | 1980-08-12 | 内燃機関の給油装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5742105U JPS5742105U (ja) | 1982-03-08 |
| JPS606579Y2 true JPS606579Y2 (ja) | 1985-03-02 |
Family
ID=29475747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11477980U Expired JPS606579Y2 (ja) | 1980-08-12 | 1980-08-12 | 内燃機関の給油装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS606579Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60110612U (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | スズキ株式会社 | 内燃機関の潤滑装置 |
-
1980
- 1980-08-12 JP JP11477980U patent/JPS606579Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5742105U (ja) | 1982-03-08 |
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