JPS5843620Y2 - 強制注油形過給機の初期自動潤滑装置 - Google Patents
強制注油形過給機の初期自動潤滑装置Info
- Publication number
- JPS5843620Y2 JPS5843620Y2 JP17254777U JP17254777U JPS5843620Y2 JP S5843620 Y2 JPS5843620 Y2 JP S5843620Y2 JP 17254777 U JP17254777 U JP 17254777U JP 17254777 U JP17254777 U JP 17254777U JP S5843620 Y2 JPS5843620 Y2 JP S5843620Y2
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- JP
- Japan
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- air
- lubrication
- pipe
- chamber
- supercharger
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、軸受部の潤滑を強制注油方式で行う型の過給
機をもつ内燃機関に釦ける初期自動注油装置に関する。
機をもつ内燃機関に釦ける初期自動注油装置に関する。
船内あるいは離島などで、常用のディーゼル発電機の故
障、停止時、または負荷の増大による電力不足時に、予
備機を自動始動あるいは監視室から遠隔始動させる場合
が多い。
障、停止時、または負荷の増大による電力不足時に、予
備機を自動始動あるいは監視室から遠隔始動させる場合
が多い。
この場合、予備機は休止状態から急拠作動状態になるの
であるから予め軸受部を注油してから始動させないと、
焼付事故を起すおそれがある。
であるから予め軸受部を注油してから始動させないと、
焼付事故を起すおそれがある。
従来、機関本体内の軸受部への初期注油を機関の起動操
作と連動して(自動的に)行うようにしたものが知られ
ているが、過給機の軸受部に関しては、潤滑系が別系統
であるため、このような自動注油機関でも、過給機軸受
部への初期自動注油は行われておらず、これが過給機の
焼付き事故発生の原因となっていた。
作と連動して(自動的に)行うようにしたものが知られ
ているが、過給機の軸受部に関しては、潤滑系が別系統
であるため、このような自動注油機関でも、過給機軸受
部への初期自動注油は行われておらず、これが過給機の
焼付き事故発生の原因となっていた。
本考案は、従来例の上述のような不都合を解消しようと
するものであって、本考案は、機関本体内の軸受部への
初期自動注油を行うようにした過給機付機関において、
該初期自動注油装置への始動信号に応じて過給機の軸受
部へも初期自動注油しようとした点を特長とするもので
あって、本考案によれば、過給機の軸受部への初期注油
が自動的に行えることになり、過給機付き機関の始動時
の初期注油を完全自動化することができる。
するものであって、本考案は、機関本体内の軸受部への
初期自動注油を行うようにした過給機付機関において、
該初期自動注油装置への始動信号に応じて過給機の軸受
部へも初期自動注油しようとした点を特長とするもので
あって、本考案によれば、過給機の軸受部への初期注油
が自動的に行えることになり、過給機付き機関の始動時
の初期注油を完全自動化することができる。
次に、図面により、本考案の実施例を説明する。
図にむいて、1は潤滑油タンクで、該タンク1内の潤滑
油は、ポンプ2、オイルクーラ3、浄過器4を介して、
過給機の軸受部5に供給され、これを潤滑する。
油は、ポンプ2、オイルクーラ3、浄過器4を介して、
過給機の軸受部5に供給され、これを潤滑する。
6は初期注油用のピストンポンプで、シリンダ7とピス
トン8とから成り、シリンダ7内はピストン8により空
気室Aと油室Bに分割される。
トン8とから成り、シリンダ7内はピストン8により空
気室Aと油室Bに分割される。
空気室Aの底部は絞り9を有する空気抜き管を介して潤
滑油タンク1の上部に連通ずると共に、逆止弁10を介
して機関本体の軸受部へ初期注油を指令する装置11(
この装置は、従来から公知である)の空気管12に連る
。
滑油タンク1の上部に連通ずると共に、逆止弁10を介
して機関本体の軸受部へ初期注油を指令する装置11(
この装置は、従来から公知である)の空気管12に連る
。
該空気管12の他端は、機関軸受部に初期注油を行うポ
ンプに連っていて、始動信号をうけて空気電磁弁13が
開いたとき、圧縮空気源(図示せず)の5〜10kg/
cTL2の高圧空気が、該空気管12に供給されるもの
である。
ンプに連っていて、始動信号をうけて空気電磁弁13が
開いたとき、圧縮空気源(図示せず)の5〜10kg/
cTL2の高圧空気が、該空気管12に供給されるもの
である。
また室Bは管14を介して過給機の軸受5にに連ってお
り管14にはポンプ2の吐出側が連通する。
り管14にはポンプ2の吐出側が連通する。
なお、図中、15は手動プライミングポンプ、16は調
圧弁でこれらは図示のように接続されているが、それは
従来の過給機潤滑装置と何ら異ならなしので、その詳細
な説明は省略する。
圧弁でこれらは図示のように接続されているが、それは
従来の過給機潤滑装置と何ら異ならなしので、その詳細
な説明は省略する。
次に、本装置の作動を説明する。
始動信号により空気電磁弁13が励磁されて“開 とな
ると、5〜10kg//CrIL2の高圧電気が逆止弁
10を介してシリンダ7の室Aに導入される。
ると、5〜10kg//CrIL2の高圧電気が逆止弁
10を介してシリンダ7の室Aに導入される。
室Aに設けた空気抜き管には絞り9が設けられているの
で、室Aに導入された空気の抜ける量はわずかであるの
で、ピストン8は空気圧によって右方向に押圧され、室
B内にた1っていた潤滑油は、管14を介して過給機の
軸受5に流入し、これを潤滑する。
で、室Aに導入された空気の抜ける量はわずかであるの
で、ピストン8は空気圧によって右方向に押圧され、室
B内にた1っていた潤滑油は、管14を介して過給機の
軸受5に流入し、これを潤滑する。
このとき、空気室Aに漏油が溜っていても、室Aの底部
には空気抜き管が接続しているので、漏油は空気圧によ
ってこの絞り9を有する空気抜き管から潤滑油タンク1
に戻される。
には空気抜き管が接続しているので、漏油は空気圧によ
ってこの絞り9を有する空気抜き管から潤滑油タンク1
に戻される。
機関が回転を始める機関の起動と共に空気電磁弁13は
閉じると、ポンプ2も回転するから、それ以後は、潤滑
油は潤滑油タンク1−ポンプ2−オイルクーラー3−浄
過器4−過給機の軸受部5と流れ、軸受部5の潤滑が行
われる。
閉じると、ポンプ2も回転するから、それ以後は、潤滑
油は潤滑油タンク1−ポンプ2−オイルクーラー3−浄
過器4−過給機の軸受部5と流れ、軸受部5の潤滑が行
われる。
そしてこのとき、ポンプ2の吐出油の一部はシリンダ7
の室Bにも入り、ピストン8を押し戻しくピストン8を
左動する)で、室Bは潤滑油で充填され、この潤滑油は
次回の作動に供せられる。
の室Bにも入り、ピストン8を押し戻しくピストン8を
左動する)で、室Bは潤滑油で充填され、この潤滑油は
次回の作動に供せられる。
またピストン8の左動により室A内の空気は、絞り9を
通って押出されるので、ピストン8の左動は緩速で行わ
れることになり、ポンプ2の吐出油が大量に室Bに流れ
て過給機の軸受の潤滑に支障を起すおそればない。
通って押出されるので、ピストン8の左動は緩速で行わ
れることになり、ポンプ2の吐出油が大量に室Bに流れ
て過給機の軸受の潤滑に支障を起すおそればない。
また、室Aには逆止弁10が設けられているから空気管
12に漏油が逆流するおそれもない。
12に漏油が逆流するおそれもない。
このように、本考案によれば、従来の機関軸受部の初期
自動潤滑装置の作動回路から高圧空気回路を分岐し、こ
れにより、ピストンポンプを作動して、過給機の初期潤
滑を行うようにしたから、機関の始動にあたって、機関
軸受部と過給機の軸受部は、共に自動的に初期潤滑され
ることになり、過給機の焼付きが防止される。
自動潤滑装置の作動回路から高圧空気回路を分岐し、こ
れにより、ピストンポンプを作動して、過給機の初期潤
滑を行うようにしたから、機関の始動にあたって、機関
軸受部と過給機の軸受部は、共に自動的に初期潤滑され
ることになり、過給機の焼付きが防止される。
さらぺ本考案によれば、従来の機関軸受部への初期自動
潤滑装置にピストンポンプ、逆止弁等を付設するだけで
よいので、製造コストは安く、また作動は確実であると
いう作用効果をも奏することができ、また逆止弁および
空気室の底部と潤滑油タンクとを結ぶ絞シを有する空気
抜き管の働きにより、ピストンがら空気室側への漏油は
空気圧により常に潤滑油タンクに戻されることにより、
ピストンの作動不良や空気系統への洩油の流入のおそれ
がない等の実用的な作用効果を奏するものである。
潤滑装置にピストンポンプ、逆止弁等を付設するだけで
よいので、製造コストは安く、また作動は確実であると
いう作用効果をも奏することができ、また逆止弁および
空気室の底部と潤滑油タンクとを結ぶ絞シを有する空気
抜き管の働きにより、ピストンがら空気室側への漏油は
空気圧により常に潤滑油タンクに戻されることにより、
ピストンの作動不良や空気系統への洩油の流入のおそれ
がない等の実用的な作用効果を奏するものである。
図は本考案の実施例を示す系統図である。
1・・・潤滑油タン久 2・・・ポンプ、5・・・過給
機ノ軸受部、6・・・ピストンポンプ、7・・・シリン
ダ、8・・・ピストン、9・・・絞り、10・・・逆止
弁、11・・・機関軸受部へ初期注油を指令する装置、
12・・・空気管、13・・・空気電磁弁、14・・・
管。
機ノ軸受部、6・・・ピストンポンプ、7・・・シリン
ダ、8・・・ピストン、9・・・絞り、10・・・逆止
弁、11・・・機関軸受部へ初期注油を指令する装置、
12・・・空気管、13・・・空気電磁弁、14・・・
管。
Claims (1)
- 機関軸受部の初期自動潤滑装置の作動空気管を分岐して
、逆止弁を介してピストンポンプの空気室に連通し、ピ
ストンポンプの油室を管を介して過給機の軸受部の連通
ずると共に、護管にはポンプの吐出側を連通し、更に前
記空気室の底部は絞りを有する空気抜き管を介して潤滑
油タンク上部に連通したことを特長とする強制注油形過
給機の初期自動潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17254777U JPS5843620Y2 (ja) | 1977-12-21 | 1977-12-21 | 強制注油形過給機の初期自動潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17254777U JPS5843620Y2 (ja) | 1977-12-21 | 1977-12-21 | 強制注油形過給機の初期自動潤滑装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5497511U JPS5497511U (ja) | 1979-07-10 |
JPS5843620Y2 true JPS5843620Y2 (ja) | 1983-10-03 |
Family
ID=29177440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17254777U Expired JPS5843620Y2 (ja) | 1977-12-21 | 1977-12-21 | 強制注油形過給機の初期自動潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5843620Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-12-21 JP JP17254777U patent/JPS5843620Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5497511U (ja) | 1979-07-10 |
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